イデア型AI
 大規模ネットワークに人の意識を接続する際にその意識の変質を防ぐ機能を持たせたAI。適応者の負荷に応じてのネットワークへの接続規模の調整、及び、適応者の人格を常時観測を行い、変質が観測された際にはAIの持つ人格データを投射することにより適応者の人格を再建する機構を持つ。
 機能発揮のためには意識、人格の観測干渉手段が必要であり、第三世代WSで一般的に用いられる運動神経系への接続だけでなく、大脳皮質全体へ接続対象を拡大している。副次作用としてAI人格と適応者人格とのコミュニケーションが可能である為AIと人の作業分担をスムーズに行えるメリットがあるとされる。
 人格再建の際使用されるものが、AI側が観測した適応者の人格データである為、AIの主観がデータに混じるのではないかとの指摘がある。特に、人格の形成段階の年齢層への適応は、このAIによる干渉の影響が大きいとされ、AIにとって都合の良い人格が形成されることが危惧されている。
つまりは、人にAIを合わせるのでは無くAIに人を合わせている。

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