| 年 | 日付 | 事項 |
| 1945 | 9月2日 | 第二次世界大戦終結 |
| 1947 | ?月?日 | 第2次農業革命が起こる。北極圏で発見された隕石【名称未設定】に含まれていた遺伝子を作物に組み込む事で、より収穫量が多く、病気や虫害にも強い品種を作成できるようになった。 |
| 1948 | 8月?日 | 日本農業協同組合『JA』発足 |
| 1950 | ?月?日 | 既存の航空戦力が通用しないA号標的・Target-A の出現 |
| 5月?日 | 米国にて一部の人類を宇宙へ逃がす「トランス計画」始動 |
| 1952 | ?月?日 | 大型A号標的の大規模攻撃によってアラスカ消滅 |
| 1954 | 6月?日 | (アメリカ)トランス計画の一環として試作ロケット「ラビット」の打ち上げを行うが失敗に終わる |
| 1955 | ?月?日 | アメリカ軍による巨大A号標的への戦略核の大量投下によるアマゾンの半壊・それに伴う二酸化炭素の増加/酸素の減少 |
| ?月?日 | 壊滅したアマゾン地域に突如100m級の個体が複数体出現。核攻撃が行われるも効果認められず以後これらは超100m級と呼称される。 |
| 1956 | 2月?日 | JAが日本農業協同防衛機構として再編される |
| 1957 | ?月?日 | (日本)奇跡的に手に入れたA号標的の身体から農作物の品種改良の手がかりを発見 |
| 1958 | ?月?日 | A号標的に対するヒート兵器の有効性が確認されるも既存兵器では重量、排熱に耐えられず各国で運用可能な機体が模索される |
| 1959 | ?月?日 | 日米共同の作戦をなん度も繰り返すが米国側で日本援助はリターンが見合わないとして日本単独での作戦遂行を要請する【1959〜1961】 |
| 1960 | ?月?日 | 中華人民共和国の農業地帯にてA号標的の大規模な群れが出現。食料事情の大幅悪化により政権崩壊、各軍閥が群雄割拠する事態に。また、これにより米国内で日本援助中止を求める世論が活発化 |
| 1961 | ?月?日 | 日米共同の作戦をなん度も繰り返すが米国側で日本援助はリターンが見合わないとして日本単独での作戦遂行を要請する【1959〜1961】 |
| 1962 | 5月?日 | (日本)発芽したA号標的の種子を使用した実験により、自身を刈り取ろうとする人間や害虫に対して遺伝子レベルで強い恐怖を抱いている事が判明。その結果を受け、同年10月に除草兵計画及び強化アブラムシ計画がスタートする。 |
| 10月?日 | (日本)JAにより対A号標的計画の第一開発案として【対A号標的第一開発案】〔WS-00(仮称)〕が進言される |
| 1964 | ?月?日 | 仙台で大規模な繁殖を行うA号標的、泣く泣く仙台を犠牲になんとか被害を食い止める |
| 1965 | ?月?日 | (アフリカ)アフリカ大陸におけるA号標的の活動が活発化、貧しい国が殆どだった為にろくな抵抗が出来ないまま支配領域が急速に拡大。サハラ砂漠を始めとした砂漠地帯やマダガスカル島を始めとした周辺の島々もA号標的の支配下となり、各国の支援を受けたエジプトが最後の砦となる |
| 1966 | 9月?日 | (日本)実験段階にあった強化アブラムシが脱走し、周辺の農場を壊滅させる。強化害虫計画凍結の一因となった |
| 1967 | ?月?日 | (日本)強化害虫計画が凍結される |
| 1970 | ?月?日 | (日本)秘密裏に効率良く燃やせる特攻兵器の開発が行われる |
| ?月?日 | エジプト陥落によりアフリカ全土がA号標的の手に落ちる。各国はスエズ運河をアフリカ戦線の最終防衛ラインとして要塞化を推し進める事に |
| ?月?日 | 各国で除草兵の元となる機体コンセプトが確立され始め開発競争が始まる。 |
| 1971 | ?月?日 | アフリカ大陸の陥落を受け、米国が自国の防衛を優先することを危惧した豪州は日本に接近。軍事協定の締結と引き換えに、新兵器の開発及び量産時の援助及び資源の優先的な供給が約束される。 |
| 1972 | 2月?日 | フランスにて除草兵【ボナパルト】の原型が予算、ル・アーブル造船所所属研究室成立により開発開始 |
| 6月?日 | ル・アーブル造船所所属研究室にて試作除草兵の基礎フレームの確立 |
| 1973 | 8月?日 | ル・アーブル造船所所属研究室にて４ｍで制作された試作2号機が直立試験において自重で崩壊、試作1号機は構造把握用の模型 |
| 1975 | 9月?日 | (フランス)A号標的の襲撃でボルドー地方のブドウ畑が全滅、ボルドーワインは伝説の彼方に。ル・アーブル造船所所属研究室からは試作6号機が実戦投入されたが試作機パイロットと開発スタッフ数名がA号標的に返り討ちに遭い、研究所存続の危機に |
| 1977 | ?月?日 | A号標的を神、もしくは戦争を繰り返す人間への神判だと考える宗教団体のテロ行為が増加、社会問題に |
| 2月?日 | フランス政府のてこ入れにより一時存続の危機に瀕していたル・アーブル造船所所属研究室の予算が増加、外人部隊の帰化条件としての除草兵のパイロット優遇措置開始 |
| 1979 | 3月?日 | ル・アーブル造船所所属研究室にて試作11号機、R17完成。名称が不穏当（ルイ17世）すぎると批判を受け、凱旋と変名させられる |
| 1980 | 1月?日 | (日本)世界初の除草兵【クサナギ】がJAにて開発される |
| ?月?日 | (日本)5機のクサナギが先行量産され滅草隊にて試験運用が開始される |
| 11月13日 | 除草兵【道(タオ)】の開発が龍インダストリアルにてスタート。スパイ経由でクサナギの情報を手に入れ自国で開発を行う方針で進める、まずはクサナギをベースに開発がスタートした。 |
| 1981 | 1月?日 | 新兵器クサナギ、初陣で敵性A号標的相手に大戦果を収める、擬似的な三次元機動が有意性を示せた、しかし、パイロット数名が負傷 |
| 2月?日 | 除草兵【WBT-01】がイギリス陸軍にてロールアウトされる |
| ?月?日 | 仙台空港にA号標的が接近 |
| 3月?日 | 仙台空港の防衛にクサナギが出動するも85式突撃砲の火力が足りずヒート兵器で応戦し2機を損失するも15m級相手に善戦、無事に撤退成功(損失した2機はその後再建造) |
| 6月?日 | 多賀城撤退戦でクサナギが住民の避難時間を稼ぐことに成功(5機中1機中破、中破機体は改修成功) |
| 6月?日 | 除草兵【ボナパルト】がル・アーブル造船所所属研究室にてロールアウトされる |
| 9月?日 | 8月にクサナギにて迎撃、進路を仙台湾方面に逸らした超100m級が石巻より再上陸、クサナギの派遣が間に合わず第6師団が迎撃するも旧北上川以東の放棄を強いられる |
| 10月?日 | 日本国政府が宮城県北部の国鉄東北本線以東、岩手県南部の放棄を決定、第9師団及び第6師団残存勢力による住民避難作戦を実施。新型除草兵カミカゼの開発計画を前倒しする形に修正 |
| 10月?日 | 除草兵【B90】がボーイング社にて開発される |
| 1982 | 1月?日 | (日本)クサナギのライセンスを諸外国に販売開始 |
| 1月?日 | 新型除草兵【カミカゼ】がJAにて開発される、そのまま1982から1983初頭にかけて30機のカミカゼが量産され滅草隊にて運用が開始される |
| ?月?日 | (日本)ロールアウトしたカミカゼ量産1号機が50m級を単騎で完封。A号標的の攻撃を一度ではあるが完全に受け止め、本機の堅牢さとパワーを世に知らしめることとなった |
| 2月?日 | 超100m級の迎撃にクサナギ及び配備中のカミカゼ4機が参加。リミッターを解除したクサナギにより針路変更に成功するも、機体は融解しパイロットはMIA。又、突撃を掩護したカミカゼも2機を喪失した。 |
| 2月10日 | 除草兵【道(タオ)】の開発が龍インダストリアルにてスタート※実際は1980年11月13日に開発スタート |
| 5月?日 | 除草兵【レジスタント】がAAI社にてロールアウトされる |
| 8月?日 | 除草兵【エウロペ】がイギリス国防省にてロールアウトされる |
| 9月?日 | 除草兵【レジスタント��】がAAI社にてロールアウトされる |
| 1983 | 1月?日 | 除草兵【パラケルスス】がスイスにて開発される |
| 1月?日 | 除草兵【グラム】が亡命ドイツ共和政府陸軍にて配備開始 |
| 1月?日 | (日本)80m級の上陸阻止作戦にカミカゼ10機が参加。圧倒的な火力を見せつけ、零距離用特殊ヒート弾射出装置で止めを刺すが、その際に一機をバッテリー切れにより喪失する(損失した1機はその後再建造) |
| 1月?日 | 除草兵【カイン】がイギリス国防省にてロールアウトされる |
| 2月?日 | クサナギ、カミカゼの共同戦線によって超100m級の撃退に成功したが、本体らしき物体を取り逃がす。クサナギは2機ロスト、カミカゼはクサナギ隊が身を挺して守った結果損傷甚大なれど、大破なし |
| 2月?日 | 除草兵【カウンターアタッカー】がAAI社にて開発される |
| 2月?日 | 白石城殲滅戦にカミカゼ30機が出撃し5機のカミカゼを喪失しつつも白石城周辺地域の奪還に成功する(損失した5機はその後再建造) |
| 2月?日 | (日本)カミカゼ3機が20m級5体と交戦し、これを撃滅。零距離用特殊ヒート弾射出装置の有効性が証明されたものの、撃ち込む隙を突かれ一機が大破(損失した1機はその後再建造) |
| 2月23日 | (アメリカ)ヒューストンより上陸しようとした超100m級をカウンターアタッカー30機が迎撃。火力の低さを基本性能と連携によりカバーし、さらにうち3機がリミッターをカットし特攻したことで撃退に成功。特攻した3機以外に大きな損傷は見られず、二ヶ月後に迫ったアマゾン奪還作戦に大きな期待を持たせた。 |
| 3月?日 | 除草兵【ブラン】が英ソ共同開発にて開発される |
| 3月?日 | アマゾン奪還作戦に向け米陸軍にカウンターアタッカーが80機配備される |
| 3月?日 | (日本)超100m級迎撃戦後、建て直した戦力で岩手奪還作戦が発動したが、圧倒的な物量の前に攻めきれずに撤退。撤退の判断が早かった為にカミカゼは失われる事は無かったものの、残存するクサナギが殿を努めてロスト。ブースター及び塩水シャワーによる稼働時間の短さが課題として浮かび上がった |
| 4月24日 | 除草兵【道(タオ)】が龍インダストリアルにてロールアウトされる。ノウハウをスパイ経由で得ながら開発を進めたが内通者の疑いを掛けられないために、来たるアマゾン奪還作戦の為に急造、導入されたという体でこの日に導入した。 |
| 4月?日 | (日本)各国の人型機動兵器を中心とした国際連合軍に参加。世界初の大規模反攻作戦にてアマゾン地域奪還を目指す |
| 5月1日 | 除草兵【ミュラ】がル・アーブル造船所所属研究室にてロールアウトされる |
| 6月?日 | (日本)アマゾン奪還作戦の失敗により参加したカミカゼ20機は全て喪失し、パイロットも12名が未帰還となる。生還した8名もPTSDや未知の熱病により3名を除き全員が再起不能となる。しかし他国よりパイロットの生還率が高かった事が国民に評価され、次世代機はより生残性を高める方針が決定した。 |
| 6月?日 | 各国へ帰還した除草兵の分析から、大量の戦略核による核汚染が進んでいるはずのアマゾンにおいて急速な除染が進行している事が判明。A号標的の研究・利用を訴える共生派が当局や専門家の中に静かに広がる |
| 7月?日 | 日本は喪失したカミカゼの再配備を進めると共に後継機となる除草兵【剣舞(ケンブ)】 〔WS-03〕の開発に着手する |
| 7月?日 | アマゾンが起源とされる熱病「アマゾン熱」が流行、世界中で多くの死者を出す事となる |
| 7月?日 | アマゾン奪還作戦の失敗を受けて南米各国で社会不安が爆発。近隣諸国との資源・領土争奪戦が拡大、南米大陸中が交戦状態に陥る。 |
| 9月1日 | 国連総会決議開催。アメリカ、アマゾンの大敗を機に除草兵の整備運用のフォーマットを共用データとすべきと案を提唱、ヤード・ポンド制の廃止を盛り込んだ内容であったため、いくつかの国家は賛同。 |
| 9月?日 | AAI社がWS用の新兵装を発表。【M.V.H.S】(メーザーバイブレーションヒートソード)と名づけられたその兵装は、従来のヒート兵器の3.5倍の切れ味を誇った。 |
| 10月?日 | フォークランド諸島の領土警備の為にイギリスが艦隊を派遣。 |
| 11月?日 | 南米大陸の海外領土保全の為にフランスが南米戦争に介入。空挺・海兵を中心とする外人部隊の他、5月にロールアウトしたミュラも派遣。 |
| 12月?日 | 除草兵【剣舞(ケンブ)】がJA(農協)・AAI社の共同開発にてロールアウトされる、そのまま1983年12月から1984初頭にかけて18機の剣舞(ケンブ)が量産され滅草隊特殊試験部中隊にて運用が開始される |
| 12月?日 | グリーンランドやアイスランドなどの今までA号標的に侵攻されていなかった極地にA号標的が適応・侵攻を開始したことで危機感を持ったスカンジナビア半島の国家群は共同での除草兵開発を決断 |
| 1984 | 1月?日 | 松島町沿岸から10m〜20m級個体の群れが上陸、剣舞(ケンブ)一体で出撃し、M.V.H.P(メーザーバイブレーションヒートパンジャン)により殲滅した。 |
| 1月?日 | カミカゼ再配備計画により新たに1個大隊分のカミカゼがロールアウトし、滅草隊神町駐屯地に配備される流れとなった。 |
| 1月?日 | 除草兵【クサナギ改】がJAにてロールアウトされる |
| 3月?日 | 除草兵【カイン・キャノン】がイギリス国防省にて開発される |
| 3月?日 | 日本は剣舞(ケンブ)を制式量産機として採用し、運用の為に特殊試験部中隊【通称:特試中隊】を編成。パイロットとしてアマゾンから復帰した3名を含む精鋭40名(うち予備人員4名)が配属となった。 |
| 4月?日 | スカンジナビア半島各国で開発中だった機体それぞれの長所を組み合わせた除草兵【レートフェティ】がロールアウト |
| 4月?日 | 特試中隊B小隊が福島城址の防衛戦に派遣され、福島県庁を拠点に剣舞(ケンブ)で40m級を迎撃。40m級に捕獲された最上少尉機が頭部ドリルとM.V.H.D.8発により40m級を中破、これを皮切りに40m級を小隊で共同撃破。 |
| 5月?日 | 除草兵【ナクラヴィ】がイギリス国防省にてロールアウトされる |
| 5月?日 | 除草兵【飛(フェイ)】の開発が龍インダストリアルにてスタート |
| 5月?日 | 除草兵【アナイアレイト】がAAI社にてロールアウトされる |
| 6月?日 | 超100m級個体の上陸阻止作戦にクサナギ4機、カミカゼ20機、剣舞(ケンブ) 10機が参加。クサナギ全機、カミカゼ15機と剣舞(ケンブ) 6機を喪失するが、観測史上初の超100m級個体の討伐に成功する |
| 7月4日 | アマゾン熱治癒者の出産の追跡調査状況の第一弾レポート発表。比較的治安維持が容易で除草兵の配備状況が良好な日本の静岡県伊豆半島に研究施設が作られる、所長はＪＡ感染症研究所からノーマン・ウェストウッドが推薦され着任、各人種を揃え母子ともに総じて目に見える異常は見られず、健康状態も良好。 |
| 7月?日 | 除草兵【ヘヴィドラム】・【リトルドラム】がD.P(ディヴァインパニッシャー)にてロールアウトされる |
| 8月?日 | (日本)ディヴァインパニッシャーを名乗る国際テロ組織の除草兵ヘヴィドラム3機がJAのWS生産工場を襲撃。組み立て途中の剣舞(ケンブ)8機が破壊され、メカニック数名が射殺される。警備に回されていたクサナギ3機を破壊し逃走する所を、現場に急行した剣舞(ケンブ)3機によって取り押さえるが、この戦闘で剣舞(ケンブ)の対WS戦闘能力の低さが露呈することとなった。 |
| 8月18日 | 除草兵【スーシェ(シュシエ)】がル・アーブル造船所所属研究室にてロールアウトされる |
| 8月?日 | 除草兵【飛(フェイ)】が龍インダストリアルにてロールアウトされる |
| 8月?日 | 沖縄に侵攻した超100m級に対し、滅草隊・アメリカ陸軍での共同戦線が張られ、剣舞(ケンブ)10機、アナイアレイト15機が参加する。ある意味兄弟機とも言える剣舞(ケンブ)とアナイアレイトの連携により、超100m級を撤退に追い込むことに成功、損害は軽微であった。 |
| 10月?日 | (日本)JAにより超100m級の残骸より新物質の抽出に成功、次世代の質量熱変換ユニットカグツチが2機試作される。同月、1号機の実験中の事故により研究所が蒸発。これを受け、M.V.H技術でヒート兵器の破壊力は十分との政府判断により、2号機は封印、同技術の研究も無期限凍結される。 |
| 10月?日 | 除草兵【ヤサカニ】が防衛省技研本部・三菱重工他にて開発される |
| 11月?日 | (日本)D.Pによるテロ行為を受けA号標的以外の除草兵に対する脅威が表出。しかしながら草刈り(A号標的に対する作戦)のために組織され、対人戦への心理的負担を払拭できない滅草隊に代わり自衛隊が重要施設の警備や対革命戦を担う事が決定された。それにともない、対人・対除草兵を重視したクサナギのバリエーション機ヤサカニの東北方面への配備が開始された。 |
| 11月?日 | 除草兵【ウォンバット】がオーストラリア軍にてロールアウトされる |
| 11月?日 | 除草兵【ティースタンド】がイギリス陸軍にてロールアウトされる |
| 11月?日 | アメリカAAI社が、剣舞(ケンブ)の共同開発時に得たノウハウを活かし、新型駆動システム、導電性流体制御機構を開発する。導電性高分子駆動以上のパワーとスピード、さらには防御力を併せ持つ次世代の駆動システムとして注目されたが、流体の製造コストの問題により正式採用は見送られた。(JAへの技術提供は当然されている) |
| 11月?日 | 除草兵【インドミタブル】がAAI社にてロールアウトされる |
| 12月?日 | (アメリカ)AAI社工場がD.Pによる襲撃を受ける。製造中のインドミタブル2号機が破壊され、その一部と導電性流体制御機構のデータが奪取された。 |
| 1985 | 1月?日 | 超100m級のA号標的が朝鮮半島北部へと進撃し、中国軍の飛(フェイ)一機とその支援兵器陽魚一機を含む部隊が迎撃の為に出撃。しかし、戦闘中に突如飛(フェイ)が原因不明の故障で爆散してしまい部隊は壊滅、陽魚とそれに搭載された陰魚も失われた。かねてよりローコストな除草兵を大量生産するべきだと龍インダストリアルを批判している、中華人民共和国政府の流れを汲む軍閥「中国人民解放軍閥」は金の無駄遣いだと龍インダストリアルを激しく非難。一方で龍インダストリアルは辛うじて回収した残骸を調査した結果機体に何等かの細工がされていた可能性があると発表、各軍閥はどちらを支持するかで意見が割れ、軍閥間の武力衝突が活発化し始める |
| 1月?日 | インドミタブルの実戦テストが開始される。パイロットにはアマゾン奪還作戦から帰還したパイロットの一人が選ばれ、80m級2体をほぼ無傷で討伐する成果をあげた。 |
| 3月?日 | 除草兵【道炎(タオイェン)】の開発が龍インダストリアルにてスタート |
| 4月?日 | D.PによってA号標的の種子が東京都心に蒔かれ、30m級が複数体出現、剣舞(ケンブ)が応戦し撃破するが、都市機能に軽い被害を被る。この事件により、既存のWSの都市部での運用に難があることが露呈し、小型WSの開発プロジェクトが開始することとなる |
| 4月20日 | JAのWS開発部門の一人が『除草戦機ウィーディングV(ファイブ)計画』を上層部に提出。当日中に却下される。 |
| 5月?日 | テレビアニメ【除草兵『クサナギ』】の放映開始 |
| 5月20日 | (日本)海上自衛隊、アメリカ第7艦隊合同訓練中東シナ海沖で音紋調査の際正体不明の機関音を数種発見、いくつかはダミーだったもののD.P所属と思しき潜水艦を数隻撃沈 |
| 5月24日 | (日本)五島列島海岸に伊401をベースにしたと思われる潜水艦が半壊状態で打ち上げられる。D.Pのリトルドラムと思しき除草兵数基が自爆装置未作動で放置、潜水艦内の乗員は全員酸欠で死亡と見られる、D.P構成員の人種は複数の人種から構成されているのではないかと、検死医の報告アリ |
| 6月20日 | イギリスのファルマス沿岸に突如出現した80m級2体を、出現からわずか1時間足らずで討伐に成功。ティースタンドによる展開能力と、カイン・キャノンとナクラヴィの連携の有効性が証明された。 |
| 7月?日 | 英仏を主軸とした欧州連合によるモロッコ奪還作戦が始動。周囲が砂漠に囲まれていてA号標的の数が少なかったこともあり、1ヶ月に渡る激戦の末にモロッコ周辺の奪還に成功する。しかし被害も甚大であり、参加したWSの損耗率は4割を上回っていたとされる。 |
| 7月12日 | 仏領アルジェリアにて40m級軍団の形成を確認 現地のミュラ10機とスーシェ(シュシエ)2機の中隊出動、ミュラ5機大破、スーシェ(シュシエ)1機中破すれどもＡ号標的の殲滅完了 除草兵の兵装としての中距離弾道弾の有効性を確認。維持コストの問題上、一個大隊以上の除草兵でなければ不可能であると却下される |
| 7月?日 | (アメリカ)インドミタブルの実戦テストが終了。得られたデータを元に、新型WS開発計画がAAI社共同にて開始される |
| 7月?日 | 中国、龍インダストリアルにて飛(フェイ)大破を受けて内部の捜査を行い裏切者、内通者の摘発を行う。その後「中国人民解放軍閥」による仕業と発表。逮捕者のその後の処分は不自然なほどに触れられない。 |
| 9月?日 | アニメ【除草兵『クサナギ』】の放送に伴い、JA監修の元ポピーからDX超合金・除草兵クサナギが発売。アニメが好評だった事もあり、1985年から1986年におけるベストセラー玩具となる。 |
| 10月?日 | (日本)仙台市全域を除く東北地方全土を奪還 |
| 12月?日 | 世界的に離島へA号標的が上陸し、そのまま島全体を支配する事例が多発。離島にまで戦力を割く余裕がない事から、大陸国家を含めた一部の国々は大陸或いはそれに近い位置の陸地に疎開或いは亡命し、民間人を防衛し易い状態にする「人類生存圏構想」を提唱するようになる |
| 12月24日 | (日本)日米共同仙台奪還任務部隊(滅草隊、陸上自衛隊、海上自衛隊、米陸軍、米海兵隊により構成)が仙台奪還作戦を開始 |
| 12月25日 | (日本)日米共同仙台奪還任務部隊の7割を損耗、仙台市中心部にA号標的を大量に産生あるいは格納していると思われる巨大な構造物を確認。仙台奪還作戦を中止し残存部隊は撤退。 |
| 1986 | 1月?日 | テレビアニメ【除草兵『クサナギ』】が世間で流行する。結果、滅草隊への入隊希望者（除草兵のパイロット候補として）が増加する。 |
| 1月?日 | 復興省が設立。JAと協力し、復興財源とするためそこら中にあるA号標的の残骸を食材加工する試験を開始。困難を極めたが、100m級の残骸３体からタンカー１隻分のメープルシロップらしき液体の採取に成功する |
| 2月?日 | ソロモン諸島、珊瑚海方面にてA号標的の圧力が増大。オーストラリア軍による調査の結果、海水への耐性を持つA号標的郡により、水中の珊瑚礁及び浅海域にまでA号標的のコロニーが拡がっている事が判明。水上、水中環境適応型ヒート兵装及びWSの研究開発が開始。 |
| 2月9日 | 「A号標的の正体は地球外生命体である」という俗説が民衆の間で広まる。 |
| 2月11日 | 人型偵察機【百目鬼(ドメキ)】が防衛省技研本部・川崎重工業によってロールアウトされる |
| 3月11日 | ソ連、常温超電導システムの開発に成功。30m級以上のA号標的から抉り出した結晶を触媒に使用。「まさか本当にできるとは思わなかった。現状では除草兵に使用するには発生したエネルギーが過剰の為、発電システムのダウンサイジングか、大容量バッテリーの開発が今後の課題となる」ソ連アカデミーはこのシステムを応用した陸上母艦の開発を英国に打診。英国、陸上母艦と言っても通れる道がないので本末転倒だろう考え直せと回答 |
| 3月17日 | 準除草兵【カーミニ(小石)】がソビエト社会主義共和国連邦科学アカデミー(除草兵開発部)によってロールアウトされる |
| 3月?日 | 中国人民解放軍閥、コストパフォーマンスと量産性に秀でた除草兵【白龍(パイロン)】をロールアウトし、食料難の影響を強く受けた地域を治める軍閥の支持を集める。その一方で、龍インダストリアルを支持する軍閥との対立は深刻化し、内戦状態に突入する |
| 3月26日 | フランス・パリにてD.Pの大規模爆弾テロと10m級20体による暴走。死者11万2000人を出す歴史的大惨事であり、首都でのこれほどの犠牲者は起こり得てはならないとパリ地下道の大調査と旧カタコンベ、パルチザンのアジト等の埋め立てを開始。地下道のD.Pのテロリスト数名を逮捕するも、全員隠し持っていた薬剤（Ａ号標的由来と思われる）で2m級のＡ号標的と化す。事前に射殺したＤＰテロリストの遺体は確保、フランス国内研究所に厳重管理の元移送された |
| 4月?日 | 除草兵【道炎(タオイェン)】が中国軍にて導入開始 |
| 4月11日 | 東宝より映画『怪獣王』放映。宇宙からの侵略者が生み出したＡ号標的をモチーフとした植物兵器相手に、ハレー彗星との共鳴で地球の神秘が生み出した『怪獣王』が人類そっちのけで暴れまわる異色の冒険活劇。やられ役と言うより、背景としてＪＡより初期型クサナギ、英国のパンジャンドラム（原種）、ソ連の失敗兵器等々の技術提供が起きた背景は２０００年になっても不明であるが超国家レベルでの暇人が『人類の味方のようなもの』がＡ号標的を蹴散らす冒険活劇が見たかったのではと映画誌で想起されている。 |
| 4月13日 | 龍インダストリアルトップが標的と目される襲撃事件発生、開放軍閥に対しての迎撃或いは殲滅のために道(タオ)や開発直後の道炎(タオイェン)も駆られることになる。 |
| 5月?日 | 神ノ内護博士の研究室から膨大な量の研究データや理論などが見つかり、そのデータの一部をJA生命理工学研究科が解析、A号標的由来のバイオニック装甲を完成させる。 |
| 6月?日 | アイスランド陥落及びグリーンランド戦線後退。事態を静観するソ連政府に対し、グリーンランドの次に狙われると予想されている極東部及びシベリアの住民が不満を募らせる |
| 6月?日 | オーストラリア軍により水中対応型ヒート兵装技術SC.H(Supercavitation.Heat weaponの略)の開発に成功。水中用WSの開発は難航しており、英国を通じてソ連より、常温超電導システムを導入、水の抵抗の軽減に反磁性効果を利用出来ないか研究が続けられている。 |
| 6月?日 | 日本にて新型の除草兵用輸送機ウラシマがロールアウト |
| 6月?日 | 除草兵【易(イー)】の開発が龍インダストリアルにてスタート |
| 7月1日 | フランス、死刑によるギロチンの廃止。これまでもフランス政府はテロリストにも裁判を行う姿勢が見られたが、3月のテロと自爆行為を機に裁判なしでの即射殺を最優先とした |
| 9月14日 | 英国の冶金学者アレクサンドラ・ハーヴェイがヒート兵装、除草兵の再利用を提唱。これまでも部隊・パーツ単位ではニコイチサンコイチも当たり前であったため感覚は薄かったが、メーカー修理を頼もうにもメーカーに材料がなくなる可能性を考慮したものであった。Ａ号標的の体液を利用して金属成分を分割できないかという研究が進み、現状タングステンとジェラルミンを加工前になるべく近い状態まで戻せる/戻せてしまうのではないかという仮説が上がっている |
| 10月?日 | 朝鮮半島陥落。内戦により中国政府の対応が遅れる中、日本は太宰府に基地を新設して朝鮮半島からのA号標的襲来に備える事を閣議決定 |
| 10月31日 | (日本)仙台市奪還作戦の再開が検討され始める。それに追随してJAと自衛隊、米軍が共同で仙台市中心部の巨大構造物破壊を目的とした兵器の研究開発が開始される。 |
| 11月?日 | 本田技研工業の二足歩行バイク、ムラクモBD01の販売が開始。テレビアニメ【除草兵『クサナギ』】のヒットによる二足歩行ブームに乗じる形で10000台以上が売れた。 |
| 1987 | 1月?日 | JAはクサナギ改に代わりロールアウトされたオオゲツヒメの主力化を提案するも、政府によりA号標的由来技術への国民感情やアニメ【除草兵『クサナギ』】によるクサナギ系列機の士気高揚効果などを指摘され、クサナギ改との混合で全国に配備される事となった |
| 2月18日 | 輸送回転翼機【ラードゥガ(虹)】がソビエト社会主義共和国連邦科学アカデミーにてロールアウト |
| 3月?日 | 博多湾に20m級6体が上陸。クサナギ改・オオゲツヒメ混合部隊により殲滅されるも、クサナギ改の使用した塩水シャワーによりオオゲツヒメの装甲が破損する事態が発生。この一件によりオオゲツヒメは他WSとの小隊単位での混合編成には向かないと判断される。 |
| 5月?日 | ハワイ州への救援としてオオゲツヒメ部隊出撃。到着時点で戦況が悪化した為に撤退戦に移行したものの、民間人の脱出を優先してハワイ州に残った米軍の壊滅は免れないとした当初の想定を覆して多くの米兵を脱出させる事に成功 |
| 6月?日 | 仙台市より南下してきた20m〜30ｍ級の群れをオオゲツヒメ部隊が殲滅。無事仙台市周辺の防衛線を押しとどめることに成功する |
| 7月?日 | 沖縄での水際迎撃作戦に剣舞(ケンブ)部隊とともに参加、作戦自体は成功したもののバイオニック装甲が想定通りの防御力を発揮しない場面が散見される。調査の結果僚機のホバーユニットによる海水のしぶきが原因で強度劣化が起こった可能性が指摘され5月のハワイ作戦に参加した機体も含めホバーユニットを使用した全機の装甲の交換が行われた。 |
| 9月?日 | 山間部に出現した30m級3体に対し、オオゲツヒメ二機が戦闘し、撃破。戦闘終了後、切断されたA号標的のツタの断面がオオゲツヒメのバイオニック装甲に接木のような形で結合するというハプニングが起こったが、幸い大事には至らなかった。 |
| 10月1日 | 史実では昨年11月21日であった三原山噴火、火山弾が侵攻の為接近中の超100m級を直撃。半死半生状態になり、急行したオオゲツヒメ4機長距離武装搭載型カミカゼ8機の1個中隊に捕獲される。半ば生きている状態での回収は稀に見るケースであった |
| 12月?日 | 除草兵【アナイアレイト(陸上自衛隊仕様)】が陸上自衛隊にて配備開始 |
| 1988 | 1月18日 | 除草兵【ラヴィーナ(雪崩)】がソビエト社会主義共和国連邦科学アカデミー(除草兵開発部)にてロールアウトされる |
| 1月?日 | 除草兵【リーフシャーク】がオーストラリア軍にてロールアウトされる |
| 1月?日 | 新型除草兵【ミストルティン】がスカンジナビア半島諸国にてロールアウトされる |
| 2月?日 | 除草兵【剣舞(ケンブ)近接戦型】がJA(農協)にてロールアウトされる |
| 2月?日 | 射撃戦を重視した除草兵【アズライール】がサウジアラビアにてロールアウトされる |
| 3月?日 | ブラジル周辺で20ｍ級から超180m級まで大量のA号標的の集結を確認。事態を重く見たブラジル政府は各国に救援を求める。 |
| 3月?日 | ブラジル政府からの支援要請に対し南米大陸の動向が自国の安全保障に直結するアメリカ、海外領土を持つフランスが主導する形で国連決議を待たずに多国籍軍の派遣が決定される |
| 3月?日 | 各国の最新輸送機数十機がブラジルへ向けて出発。対人戦を重視した機体が複数先行しD.P対策を整える。米国第２艦隊、D.P潜水艦部隊を想定した音響測定艦を2隻準備する |
| 3月?日 | ブラジル救援に備え、スカンジナビア半島諸国にて【ミストルティン】の緊急増産 |
| 3月?日 | 集結したA号標的の群れがブラジルへ侵攻開始。ブラジル軍、アメリカ・フランスの多国籍軍が迎撃に当たる形でブラジル防衛戦が開始される。 |
| 3月?日 | ソ連、ラードゥガ(虹)改(最高速度を落とす代わりに通信機能を持たせたもの)にラヴィーナ(雪崩)4機・カーミニ(小石)4機でブラジル戦に参戦 |
| 3月?日 | フランス、大型タンカーを改装した除草兵輸送母艦を用いスーシェ(シュシエ)12機と予備部品等々を派遣。フランス部隊キャンプを形成後、仏領ガイアナの脱出支援を開始する |
| 3月?日 | A号標的の圧倒的物量によりブラジル軍、多国籍軍の防衛線が徐々に後退させられる。もはや防衛は不可能と判断したブラジル政府および南米各国は国民の国外避難を決断する。各国及び国連に協力を要請し受諾される。 |
| 3月31日 | イギリス海軍、特殊防衛戦艦ドレッドノートをロールアウト。歴史上7番目のドレッドノートであり、イギリス国防省の開発した常温超電導システムを応用した推進システムを利用した陸上戦艦兼除草兵母艦であった |
| 4月?日 | ブラジルでのA号標的の活動が南米全域に拡大、長引く戦乱で疲弊していた南米各国は滅亡の危機に。事態を重くみたサウジアラビアは量産体制の整った【アズライール】部隊の派遣を表明、各国もそれに続く形で追加の支援を決定 |
| 4月?日 | (イギリス)3月?日にチャーターしていたタンカー改装避難船を特殊防衛戦艦ドレッドノートで護衛しつつ、運営ノウハウを積み上げ、ブラジル国民の国外避難を支援することとなる |
| 4月?日 | 南米各国民の国外避難が進む中、ブラジル軍と多国籍軍の最終防衛線がついに突破されてしまう。 |
| 4月?日 | 南米各国民の避難が完了(Ａ号標的の進行により避難民の総数が想定より下回った模様)。南米各国軍および多国籍軍も一時撤退する、南米大陸陥落が現実のものとなる。 |
| 4月?日 | 南米大陸近海で多数の100m級が発見される。太平洋側を米、日、豪 大西洋側を米、英海軍が担当し迎撃を行ったが多数に突破され以後、全世界(特にオセアニア、東南アジア地域)での100m級の出現頻度が急増し、自国の防衛部隊の損耗が急増する。 |
| 4月?日 | 現状を重く見た国連が南米大陸奪還作戦を発動。各国に南米への支援だけではなく作戦参加を呼び掛けると共に国連軍を派遣する。 |
| 4月?日 | 除草兵【易(イー)】が中国軍にて導入開始 |
| 4月?日 | 多国籍軍は戦線をブラジル方面のみに変更してそれ以外の国から撤退、戦力の建て直しを図り、第二陣の到着後に再度攻勢をかける事に |
| 4月?日 | 国連からの要請を受け、日本は南米奪還作戦に向けてカミカゼ、剣舞(ケンブ)を中心とした機甲師団を編成。その中にはエース部隊として名を馳せる特試中隊の姿もあった。 |
| 4月?日 | 内乱中の中国より龍インダストリアル・開放軍閥より離反者が出現。道炎(タオイェン)、白龍(パイロン)、試作機の強奪後彼らは合流するとブラジル方面へ向かった。 |
| 5月?日 | 南米大陸奪還作戦開始。Ａ号標的の圧倒的物量により作戦部隊の消耗率が想定を上回る。 |
| 6月?日 | 中国軍脱走兵部隊、帰国したところで処刑されるだけだとしてブラジルにて特攻、橋頭堡を造る事に成功するも、コクピットを潰されて機能停止した易(イー)一機を除いた全機体がロスト、生存者は居なかった。機能停止した易(イー)は回収され、中国軍に返還される事が決定した |
| 6月?日 | ブラジル戦線にてA号標的の大量増殖が確認される。増殖速度から、南米のA号標的の総数は当初の想定の3倍以上となると推定される。 |
| 6月?日 | 南米大陸奪還作戦は遅々として進まず、Ａ号標的の圧倒的物量により作戦に参加している戦力の4割が削られる。 |
| 6月28日 | ブラジルに180m級20体が侵攻する。 |
| 6月29日 | ブラジル陥落。配備されていたWS部隊のうち、生還したものは全体の5%にも満たなかった。 |
| 7月4日 | JA感染症研究所レポート第28弾発表される。アマゾン熱からの感染治癒者とその子供ら、母子ともに健康……ではあるものの、肉体能力等の向上が見られ、前年よりすわ新人類の誕生かと特番を組まれるほどに恐れられるも、単に栄養状態がいいだけではないかと風評を完全否定され、特番を作ったテレビ局が訴訟される。同月同日JA感染症研究所、伊豆下田に学園都市建設開始。アメリカ合衆国と英国にも建設される見通し、名目上は世界各地より各分野の教授が訪れる為、安定した研究の場を設ける為となっている。型落ち除草兵を使用した操縦訓練施設も併設され、開校は1990年4月予定 |
| 7月?日 | 超100m級の大量発生により、南米の国家が次々に陥落。多国籍軍も戦力の9割を喪失し、撤退を余儀なくされる。 |
| 8月24日 | 南米大陸奪還作戦に参加している戦力の損耗率が6割となる。これを受け司令部は作戦失敗と判断し全戦力に対し南米大陸からの撤退を指示する。完全撤退に1ヶ月かかる。 |
| 9月30日 | 南米大陸からの完全撤退と南米大陸奪還作戦の失敗が国連により全世界に発表される。 |
| 10月?日 | メキシコが南部国境の要塞化を進めて、南米大陸のA号標的に対する最終防衛線とする方針を発表 |
| 10月?日 | JA生命理工学研究科・AAI社共同開発チームが新素材、(Storage of Electricity)SEウエハース装甲を開発。 |
| 10月?日 | 予算を度外視した現時点で最強の除草兵として第二世代除草兵の開発がJAにて秘密裏にスタート |
| 11月1日 | ブラジル帰りの兵士たちへの労に報いるため、とハリウッドが兵員輸送船ないし輸送バスへの上映会を画策し上院下院両面で指示を受け国連軍の帰路に就く兵士たちに上映会を開始。ラインナップが根本的にひどすぎる(サメ！パンジャン！ヘクサヘッドシャークトパス！怪獣王！)も、酷すぎるが故か兵士たちのPTSDのカウンセリング内容が寛解されているのでは、と報告アリ。世界各地で怪獣映画・バカ映画がブームになる |
| 11月?日 | 除草兵【オオゲツヒメSEウエハース装甲試験型】がJA(農協)生命理工学研究科・AAI社にて開発される |
| 1989 | 1月1日 | 現時点でぶっちぎりで最強の機体として世界初の第二世代除草兵【神威(カムイ)】がJAにてロールアウトされる。同日、日本国政府にて神威(カムイ)のお披露目式典が実施される |
| 1月?日 | モロッコ基地にD.Pによるテロが発生。ヘヴィドラム一機とリトルドラム三機による襲撃の中、テスト用に一機のみ作られていた除草兵【ファイヤー】が強奪される事態に。最終的にファイヤーは基地に配備されていた除草兵により撃破され、敵機及び敵兵は殲滅したものの基地内部に大きな損害を被る結果になり、モロッコの戦況は悪化の一歩を辿る |
| 1月?日 | 中国内乱終結、現政府が打倒され解放軍閥下の政府が樹立。龍インダストリアルは技術接収を受けるが、内部の継戦派を粛清し新政府への支援を約束。国内での影響力と技術力を見て存続する事になる。 |
| 1月29日 | 仙台市から侵攻してきた100m級の群れを神威(カムイ)が単機で殲滅する。 |
| 2月?日 | 中国、SEウエハース装甲等の最新技術を得るためにJA(農協)への支援を決定する。 |
| 2月?日 | ヨーロッパ各国はD.Pの作戦を日本の神威に対抗する除草兵を開発する為に各国の新型機を強奪して技術を得ようとしたものだと推測。「ネオWS」、「スーパーWS」といったダミー計画、「スカイ」、「ナイト」、「デルタ」といった架空の新型除草兵の情報を流しD.Pを錯乱し、行動パターンや拠点の位置を読み取る作戦を実行する |
| 2月?日 | 除草兵【易鋭(イーエイ)】が中国軍にて導入開始 |
| 3月?日 | 東京湾に出現した180m級を神威(カムイ)がほぼ単騎で討伐。その際に見せた人間業とは思えない変則的な機動から、目撃者の間で「人が乗っていないのではないか」という根も葉もない噂が流れる。 |
| 3月?日 | 国連主導で神威(カムイ)で実証された第二世代機の有効性と既存第一世代WSへの第二世代化が検証される。結果、既存機体を直接改装し第二世代化することは難しいと結論付けられ、各国で第二世代機の新規開発計画が持ち上がる。又、第二世代とは別の形で既存WSを改装強化する一.五世代化計画も立案され始める。 |
| 4月?日 | オーストラリア軍の新型一.五世代開発計画により(Super Magnetic field Drive System) SMDS【超電磁駆動システム】が開発される。 |
| 4月?日 | 神威(カムイ)の日本国内での活躍をうけ南米大陸奪還のため前線への配備が検討される |
| 5月?日 | 神威(カムイ)が北海道にて出現した150m超クラスのA号目標を単騎で討伐。 |
| 5月23日 | 除草兵【ライスロイファー】がスイス国営武器製造会社ルアグにてロールアウトされる |
| 6月?日 | 神威(カムイ) がA号目標に真っ先に狙われ長らく緑の地獄となっていた欧州中央部を目標に遠征。夥しい数の10~30m級A号目標に襲われるも難なくこれを撃滅せしめベネルクスの領土を奪還し魔境と化した独領への道を切り開く |
| 6月16日 | 英国、ドレッドノート�酸い怜濮�更新。同系列の技術で作られブラジル戦で披露されていたラードゥガ改の欠点、防御力と輸送に全振りで攻撃兵装がほぼなかった(当時は36mm突撃砲数門流用していただけ)戦訓として大規模発電能力を生かした15cmリニアガンランチャー(毎秒6発)を8門、主砲としてヒートパンジャンシューター(毎分6機発射)、近接用ヒートラムチェーンソーを一基搭載したブラジル級軍団を対象とした橋頭保建造を意識した造りとなっていた。ドレッドノート�酸い�このような地上戦艦として超180m級数体とも渡り合える逸物と化したのはDP対策故か遺稿を英国に送り出したワシーリィ氏への手向けなのかもしれないと2001年の軍事雑誌でわずかに語られる |
| 7月1日 | 神威(カムイ)が大阪に現れた50m超A号目標の群れを撃滅。この際実戦投入された1月頃の動きと比較すると明らかに運動性能が向上していることが発覚し原因調査の為神威を内部構造を含め調査すると人工脳髄の神経細胞が活発化しシナプスの運動が飛躍的に上昇している事が確認された。この事から神威は実戦を通して【学習】を行い動きを適宜最適化していることが発覚 |
| 8月10日 | 除草兵【ダルタニアン】がル・アーブル造船所所属研究室にてロールアウトされる |
| 10月12日 | 神威(カムイ)が山形東部に侵攻した30m級の群れをほぼ単騎で殲滅。その際に全身の硬化流体装甲部分から、流体て構成された触手のような構造が発生し、A号標的数体を絡めとるのが目撃された。開発者曰く、「え…なにそれ知らない…怖…」とのこと。 |
| 10月14日 | A号目標由来とされるウイルス性の疾病通称アマゾン熱の変異株を発見。これは従来のアマゾン熱と異なり宿主を衰弱させずヒトの体組織と遺伝子レベルで融合するという今までに類を見ないウイルスであり、感染者は飛躍的な身体能力の向上及び瞳孔の翠緑色への変化が確認され、原因を調べる為最初の感染者である成人男性の身体を調査した結果、A号目標の不可思議な高エネルギーの保持を可能としSEウエハース装甲などにも使われている特殊な物質であるα-クロロフィルが肉体の各所で確認されるという驚愕の事実が発覚した。研究チームはこの変異株を新種と発表しFusion Virus通称F.Vと命名 |
| 11月?日 | 除草兵【B-X】がボーイング社にて導入開始 |
| 11月?日 | 除草兵【キャロップス】がイギリス陸軍にてロールアウトされる |
| 11月?日 | 除草兵【クランペット】がイギリス国防省にてロールアウトされる |
| 11月?日 | 除草兵【ディプロート】がオーストラリア軍にてロールアウトされる |
| 12月?日 | 除草兵【フィアレス】がAAI社にてロールアウトされる |
| 12月?日 | ドイツとアイルランドが共同で除草兵【フェート・フィアダ】をロールアウト。A号標的の被害で疲弊したドイツと、イギリスへの対抗心を持っていたアイルランドはどちらも単独での除草兵開発に難航していたが、モロッコ派遣部隊で開発チームが意気投合した事を切欠に今回の共同開発プロジェクトが成立したのだと両国政府が発表 |
| 12月28日 | (日本)第二世代除草兵神威(カムイ)を中心とした仙台奪還作戦が立案される。 |
| 1990 | 1月?日 | 除草兵のパイロットやそれに連なる人材の養成を目的とした国際組合が発足 |
| 1月?日 | (アメリカ)フィアレスの実戦運用が開始。140m級を単騎で討伐するなど多大な成果を上げるが、武器威力の低さが露呈する結果となった。 |
| 1月?日 | ヨーロッパに続き、世界各国が「翔」、「ガンマ」、「ロッソ」といった偽新型機の情報を拡散。その内の一つである「クロムガンナー」にD.Pが喰い付いた結果、CIAは現中国政府上層部がD.Pの幹部で有ることを突き止めた。中国人民解放軍閥時代よりD.Pに取り込まれており、除草兵の質に劣っていたにも関わらず内乱に勝利したのもD.Pの暗躍によるものが大きかったとの事 |
| 1月25日 | (日本)技術交流と比較運用試験の為ディプロートが来日、神威(カムイ)との同時運用が行われる。試験自体は双方想定よりも良い結果となったが、その際神威(カムイ)の人口脳髄とディプロート搭載AIとの間で大量の通信が行われていたことが確認された。試験終了後、人口脳髄、AI双方から、SMDS併用型導電性流体駆動、SMDS を利用したプラズマ流体の形状制御の新理論が出力され、双方の関係者の度肝を抜くことになる。また、AIによると神威(カムイ)はプリティーとのこと |
| 1月25日 | (アメリカ)深夜、フィアレス内蔵AIユニット『ミア』が唐突に「会いたい」と発言。発言の理由、その対象は不明であるが、直前に不明なデータ受信があったことが確認されている。 |
| 2月10日 | (オーストラリア)1月末の比較運用試験以降ディプロートのAIユニットが断続的に高負荷な状態となっていることが判明。JAの技術協力の下A号由来物質を用いAIの思考領域の拡張作業が行われる。 |
| 2月12日 | JAと豪軍の共同研究により、海棲型A号標的の表皮構造をベースとしたSEウエハース装甲の海中適応化技術が開発される。 |
| 2月28日 | 百目鬼(ドメキ)・アルゴス(海外の百目鬼と同種の偵察機)混成部隊、チリ経由で南米へ到達。1988年の大敗以来南米のA号支配領域への偵察は今回が初めてとなる。結論から言えば、A号標的支配領域内にD.Pのアジトの一つが存在する事が判明した事、D.Pにラードゥガ(虹)と同種の移動システムを複数所有する事が判明してしまった事である |
| 3月3日 | (日本)神威(カムイ)の定期検査及びメンテナスにて更なる人工脳髄の発達が確認。更なる性能向上のため人工神経節を増設 |
| 3月?日 | (アメリカ)フィアレス搭載AI『ミア』が、1.6m級完全人型WS(女性型)の開発を提案。即日却下される。『ミア』のラーニングを担当していた、サイラル・アストリー研究員は厳重注意を受けた。 |
| 3月?日 | アメリカ国内のD.Pのアジトが一斉検挙される。8割以上を取り逃がしたものの、大量のWSを押収する。その数からして、D.Pのバックに国単位の資金源があると推測された。 |
| 3月?日 | アメリカ国内で拘束されたD.P構成員のほぼ全員がF.Vに感染していることが判明。アメリカ政府は、A号標的を神の使いとして崇め、F.Vに積極的に感染しようとする新興宗教、『新人類同盟』がD.Pに何らかの形で関わっていると睨む。 |
| 3月?日 | 第2世代開発を進めていた中国にて、ウェハース装甲などバイオニック装甲の検証実験をしていた研究所で装甲が制御不能に陥りA号標的が発生。幸い研究所配備の易鋭(イーエイ)による対処で被害は抑えられた。このデータを基にした装甲案が提出される。 |
| 3月?日 | レイセオン・カンパニーがWS用の汎用武装の開発を中心にWS市場に参戦する。 |
| 3月?日 | 学園都市で運用される練習機のコンペティションが行われた。ウィジン、ヨウコウ、ヤオヨロズ、クサナギ改〔練習機型〕、フィアレス・トレーナー、ワダイコ、ハジメの7機の第一〜二世代除草兵がコンペティションに提出されたがJA(農協)が開発した第二世代除草兵【ヨウコウ】が学園都市で運用される練習機として採用される運びとなった。 |
| 4月1日 | 伊豆下田・アメリカ合衆国・英国にて学園都市が開校される |
| 4月?日 | (日本)TVアニメ「除草兵クサナギ」の後番組となる「除草兵カムイ」放送開始。女性主人公やJA監修のリアルなメカニックなどの挑戦的な作風が人気を博し、その後のサブカルチャー業界に大きな影響を与えた。 |
| 4月?日 | アメリカ軍が国際線テロ組織D.Pのアジトに奇襲攻撃成功。この出来事よりD.Pは次第に力を失っていくことになる |
| 4月?日 | (日本) 神威(カムイ)の活躍と滅草隊、自衛隊の尽力により、仙台市周辺の防衛線の押し上げに成功する |
| 5月?日 | 中国にてA号標的が活発化し、農村部を中心に大きな被害が出る。中国軍除草兵部隊により抑え込んだものの、白龍(パイロン)部隊の壊滅や残存していた易(イー)2機のロスト等の損害が発生。背景には内乱による戦力や兵士の質の低下があると語られているが、現場の兵士には「内乱が終わってからの上層部は技術開発や新型機に熱心な割には、(A号標的に対する)前線を軽視してるように思える」という認識を抱く者も居る |
| 5月?日 | レイセオン・カンパニーがWS用携行超高出力大型レールガンを開発。SEウエハース重層バッテリーを内蔵しており、当たりどころによっては100m級を一撃で葬ることもできた。 |
| 6月?日 | 中国にて国内のA号からの領地奪還のために「木剋作戦」が立てられる。作戦のために戦力の増強が行われる。各国への支援要請も検討される。 |
| 6月?日 | イギリス陸軍はカラスの脳とA号標的の核晶素材を組み合わせた人工脳髄「レイヴン・ソウル」開発計画を提唱。しかし、ワタリガラスの脳の使用はイギリス王室の権威的に問題があるとして却下され、代わりにミヤマガラスの脳が使用される事となった。 |
| 8月8日 | F.Vについての各国合同研究が行われる。凶悪な感染力を誇り世界中をパンデミックに陥れたアマゾン熱の変異種でおりながら昨年ブラジルで発見されて以来今までに増えた感染者が少なすぎることについてを解き明かすため遺伝子構造と感染メカニズムの徹底的な調査を行った結果、F.Vは感染力が極めて低く感染者の体細胞を直接肉体に摂取もしくはF.Vそのものを体内に移植しなければウイルスは外界で活動を行うことすらできず死んでしまう事が確認された |
| 12月?日 | かねてより行方不明であったソ連軍所属除草兵部隊一個小隊が物理的に蒸発した状態で発見される。残存していたパーツから部隊の識別・壊滅理由の推測がなされた。 |
| 12月?日 | アメリカにてC.E.S細胞が開発される。『ライカン計画』通称L計画が秘密裏にスタート |
| 12月25日 | (日本)テレビアニメ「除草兵クサナギ」を題材としたテレビゲームソフトが発売。早期購入特典で1/144のクサナギプラモが付属。同年に発売された新規ハードとの同梱版も発売された。 |
| 1991 | 1月6日 | ソ連、ラードゥガ級除草兵母艦を2隻建。ドーシチ(雨)とヤースヌイ(晴れ)ラードゥガ改のスピードと通信能力の強化、そしてブラジル事変では使用できなかったミサイル兵器等を装備した機動母艦となっている。除草兵搭載能力は若干落ちていると見られるが、移動しながら一度に三機までの整備を行えると豪語、全長はラードゥガ改よりさらに10mほど短くなっている。……未確認情報で中距離核ミサイルを装備しているとあるが、その疑惑は戦略を一気に改変すると思われるも、D.Pと言う同種が同様の装備をしている事実を考慮すればやむなしとの意見もある |
| 1月10日 | アメリカにて犯罪者、治験と称し集められた孤児や難民、志願兵を招集しライカン計画の第1世代となるC.E.S細胞の適合実験を開始。被検者50人のうち免疫反応による発熱などの症状が出た者が30人、重篤な免疫反応により死者が5人、適合者15人という結果になった。適合者達は隔離の後エリア51に護送され経過観察の後軍部により管理される事になる。また今回第一世代ライカンに使われた生物のDNAはハイイロオオカミでありこれは優れた運動機能による身体能力の向上はもとよりイヌ科特有のずば抜けた嗅覚によるA号目標に対しての生体レーダーとしての働き及び群れで生活する性質から上位者への命令を本能レベルで刷り込み支配する目的も兼ねられている |
| 1月?日 | (中国)ある高官が「木剋作戦」へのクーデターを画策してるという偽情報を流す。賛同した議員や企業の役員の身辺からD.Pとの繋がりを持つか精査した所、結果としてはその中の45%程が該当することが判明した。該当者は尋問に掛けられるも組織への「万歳」しか喋ることはなかったという。 |
| 1月?日 | 除草兵【フィアレス】がAAI社にて改装され除草兵【フィアレス・レジスタント】として生まれ変わる |
| 2月?日 | 除草兵【アナイアレイト後方支援特化型】がAAI社・レイセオン・カンパニーの共同開発にてロールアウトされる |
| 3月?日 | アメリカによる技術提供受けたカナダが除草兵【ゼノクラッシュ】をロールアウト |
| 3月?日 | アニメ「除草兵カムイ」の放送が終了。それに伴って式典で行われる名シーン再現の精度を高める為に神威(カムイ)の人工脳髄に前作も含めたアニメ全話がラーニングされた。 |
| 4月2日 | (日本)伊豆下田学園都市では創立1周年記念を祝してパレードを企画するも教科書通り前パレードを想像するからやめようと反論が出たため、ねぷた祭り風に山車を動かす祭りにしようと学園都市祭りが開催される。なお、この世界ではJFKは暗殺されてはいない |
| 4月?日 | 一部地域で異常気象が見られた。例として、晴天時の落雷・熱帯地域でのオーロラ・原因不明の自然発火現象が挙げられる。 |
| 6月?日 | レイセオン・カンパニーが次世代兵器、【プラズマキャノン】を開発する。 |
| 9月?日 | 除草兵用輸送機【アーク】がロッキード・マーティン社にてロールアウトされる |
| 9月?日 | スカンジナビア半島諸国にて除草兵【オーディン】がロールアウトされる。各国での新型機ラッシュにより、ヨーロッパ諸国にてドイツ全領土奪還の機運が高まる |
| 11月20日 | 日本、神威(カムイ)を中心とした仙台市奪還作戦発動(滅草隊、自衛隊、米軍合同)1ヵ月ほど戦いが続き最終的に神威が中心部の巨大構造物を破壊し、仙台を奪還する。本作戦においてフィアレスも投入された模様。 |
| 12月24日 | 日本、仙台市奪還作戦の成功が発表される。 |
| 1992 | 1月?日 | 仙台奪還を受け、欧州各国においてドイツ奪還を求める国民世論が沸騰。 |
| 1月?日 | ドイツ及びアイルランドは、フェート・フィアダに引き続き共同開発した除草兵【フラガラッハ】をロールアウト。ドイツ奪還作戦の主力に据える為、可能な限りの増産を行う |
| 1月?日 | 国連安保理において日米両国による南米奪還作戦の発議。ドイツ奪還を求める欧州各国及びソ連は反発。ソ連、英国、仏国は拒否権を発動。 |
| 2月?日 | ソ連、英国、仏国によるドイツ奪還作戦の発議が国連安保理に提出される。米国は拒否権を発動。日本及び中南米から選出のアルゼンチン代表は退席。 |
| 2月?日 | 中国内にて反応性強化と精神の高揚を目指して新薬の開発が行われる。投薬された兵士は「木剋作戦」にて特殊部隊として導入されることが決定。 |
| 3月12日 | 除草兵【キャンベラ】がコモンウェルス・オーストラリア社にてロールアウトされる |
| 4月?日 | 「木剋作戦」始動。都市部付近、農耕地帯のA号を標的として易鋭(イーエイ)バリエーションや他の兵器の混成部隊が出撃。結果的に57%もの領地奪還に成功する。成果に浮かれる反面、戦力を3割損失する。またA号の奇妙な動きの報告が多く上がった。 |
| 4月?日 | 英・仏・ソ連・欧州各国が国連の承認を待たずに多国籍軍を派遣、ドイツ奪還を目指す。 |
| 5月?日 | JA内部で倫理面とテロリストによる強奪の恐れ、機密性の高さを理由に人工脳髄に変わる新型コンピュータ(闇深くない)が提案される。提案元は生命理工学研究科の一部派閥とシステム開発課、除草兵開発部門 |
| 5月?日 | イギリス国防省が、思考リンク式マスタースレーブシステムを応用した連携システム、『トリニティシステム』を開発する。 |
| 5月?日 | 中国にてとある軍事評論家が「これまで世界各国で行われた作戦の情報を参考に分析した結果、木剋作戦は中国軍の戦力では有り得ない程高い戦果となっていて何等かの作為すら感じる」とのコメントを発表後に行方不明となる。作戦に参加した兵士達が「我が軍の機体性能からしてとても勝てるとは思えなかったが、敵の動きが何時もと違ったのでどうにかなった」「新しく編成された特殊部隊の奴等はキレやすくて頻繁に暴力沙汰を起こしてくるから困ってた」といった発言をしていた事もあり、中国国民の間で密かに陰謀論が広まり始める |
| 6月?日 | ドイツ奪還作戦成功が発表される、多国籍軍の損耗率3割であったと言う |
| 6月?日 | 除草兵【トリニティ・アサルト】、【トリニティ・ブラスト】、【トリニティ・コマンダー】がイギリス国防省にてロールアウトされる |
| 6月?日 | イギリス陸軍の特殊部隊、トリニティ部隊が編成される。戦力は【トリニティ・アサルト】、【トリニティ・ブラスト】、【トリニティ・コマンダー】の3機とティースタンド一機。 |
| 6月30日 | ここ数年で観測されていた異常気象が頻繁に観測され、6月30日には複数箇所でオーロラが観測されている |
| 7月14日 | 日本、JA内部で生命理工学研究科、システム開発課、除草兵開発部門、環境開発・復興部門から植物をベースとした新型バイオコンピューター、循環式液体型コンピューターの構想が発表される。なお、実用化には至っていない。 |
| 8月1日 | 多国籍連合軍による第二次南米大攻勢が発動される |
| 9月5日 | 除草兵【B-X.II】がボーイング社にてロールアウトされる |
| 10月20日 | 南米戦線に輸送予定であった第二世代機がD.Pの襲撃により奪取される。複数機が奪取され、予断を許さない状況である。護衛にあたっていた部隊は撃破されており、詳しい奪取方法などは判明していない |
| 12月12日 | 100万人の多国籍連合軍による第二次南米大攻勢の結果、死者20万人、負傷者40万人の大損害を出しながらも4ヶ月もの長き戦いの末、南米大陸を再び人類の手に戻す事に成功する |
| 12月20日 | ゲームソフト「除草兵クサナギ�供廚�日本・中国で発売。早期購入特典で資料集が付属。大規模な戦闘が長期に渡り行われていたということもありあまり流通せず幻のソフトと呼ばれている、資料集はマニアの間では最早伝説と化している。 |
| 1993 | 1月1日 | 世界各地でA号標的の活動が停滞し始める。国連及び世界各国は2ヶ月ほど警戒態勢を取り始める。 |
| 1月6日 | アラスカ探索中の百目鬼(ドメキ)・アルゴス寒冷地仕様が超100m級を中心としたA号標的の群れが複数移動しているのを発見。北極点を目指している模様 |
| 1月?日 | 第二次南米解放戦の戦後処理完了。参加した除草兵の内、第一世代除草兵及び学園都市向け訓練用機体コンペ落選機部隊が全てロスト、第一.五世代除草兵は5割、第ニ世代除草兵の3割がそれぞれロストという被害状況が把握された。交戦記録から、幾らパイロットが優秀でも機体性能が不足していたら頭打ちになるとの分析がされており、各国で秘密裏に行われている強化人間計画の類に不要論が浮かび上がった |
| 2月1日 | 国連主導によるアフリカ奪還作戦が開始、想定より大幅にA号標的の活性が低く数も少なかった為、僅か1月で奪還に成功。被害も殆どない大勝利に民衆は祝賀ムードとなる。 |
| 3月12日 | A号標的や戦闘の被害にあった地域・人々を支援する大規模非営利団体「HOMINIS DIGNITATI」(通称H.D)が設立。支援は多岐に渡り、A号標的の研究から他団体への武力支援も行っている。その性質上、多数の兵器も持ち合わせている。代表はインドの名家の当主であるクォ・ヴァディス氏 |
| 5月?日 | 北極圏を除く全地域の奪還を確認。尚、A号標的が北極圏へと移動してもぬけの殻となったエリアを確認するパターンが多かったとの報告有り、北極圏に残るA号標的を殲滅して完全な勝利を主張する声もあったが、現状の戦力だと不可能という分析結果により少数派となっている |
| 5月?日 | (日本)JAXA主導の人工衛星計画が始動。スケジュールでは3年以内に8基の人工衛星を起動させることが計画されている。 |
| 6月?日 | 世界各地に点在していたA号標的の全てが北極圏に集結する |
| 6月?日 | 一部のD.P残党による南米戦線にてD.Pに奪取されたものと思われるWSを使用した小規模ゲリラ活動が開始される。奪取されたWSは性能や武装構成は全て原型機と変わらないが、全身が黒く塗装されているようだ。 |
| 7月?日 | D.Pによるテロ活動が深刻化し、世界中でD.Pの殲滅が叫ばれるようになる。A号標的の活動低下による余裕もあったため、各国が本格的なD.Pの検挙に動き始める。 |
| 8月6日 | 北極圏に立ち込めていたA号由来の雲と嵐が急激に強まった後急速に縮小。中心部からA号標的が寄り集まって形成されたと思われる石のように固まった巨大なA号標的が発見される。その後あらゆる調査が行われたが、いかなる生命活動も検知出来ず、枯死したものと推測された。 |
| 8月?日 | 各国で本格的なD.P捜査が開始。各国のアジトを物量に任せて総当たりで潰すという脳筋的捜査を行い、8月時点でD.P構成員の7割を検挙する。 |
| 9月4日 | 世界13地点でD.P同時テロ、日本を含む6箇所でのテロは未然に阻止、4箇所は重軽傷者を出しつつも鎮圧したもののイタリアのローマなどの残り3箇所で計4万近い死傷者を記録。 |
| 9月14日 | 日本、D.Pによるテロ被害地を救援活動中のJA研究所、護国機関に同時にD.Pによるテロが発生。神威(カムイ)のバックアップデータ等が破壊される、学園都市等にもデータを少なからず分散保存していたが、それでも再現不可能なデータの大部分を損失してしまい、もし現在稼働中の神威(カムイ)?が破壊されてしまえば人工脳髄などの技術が失われてしまう危険性が出てしまう。整備・補修部品もほぼ全損し再発注におよそ三カ月はかかる見通し |
| 9月23日 | 各国がD.P捜査で得たデータを用い、神威(カムイ)搭載人工脳髄、ディプロート搭載AI、フィアレス搭載AI『ミア』、トリニティシステム運用AIの4機が演算を行った結果、D.Pの本部の所在を2つまで絞り込むことに成功する。 |
| 10月15日 | 国連、日本・アメリカ・オーストラリア・イギリスの四国がD.P殲滅作戦を提案、世界各国に参加を要請する。2つまで絞り込めたD.Pの本部と思われる拠点に2ヵ所同時攻撃を仕掛ける作戦のようだ。 |
| 10月31日 | 作戦決行、戦力比を考慮し、神威(カムイ)と強化人間搭乗他国量産型第二世代を中心とした突入チームとフィアレス、ディプロート、トリニティを中心としたチームでの突入が行われる。神威(カムイ)側は何もおらず空振り、フィアレス側は順調との連絡が入っていたものの、突如連絡途絶。フィアレス側拠点から神威側拠点に弾道機動で接近する物体が確認される。その後神威(カムイ)側拠点から光の柱が確認され跡形もなくなった拠点内に大破した神威(カムイ)人口脳髄ブロックのみが確認される。破損したフィアレス側のAI郡に残されたデータと大破した神威(カムイ)人口脳髄からサルベージされた戦闘データを照合したところ同じ機体であり、撃破に成功したことのみが判明している。 |
| 11月?日 | (日本)回収された人口脳髄ユニット内蔵メモリに僅かな容量のテキストデータを発見。解析したところ「コイツト ソノトモ タノム ナカムラ ヒデトシ」とだけ記されていた、被検体ナカムラヒデトシの脳髄の搭載されていたブロックは僅かな残骸を遺して失われており、関係者は密かに一人の男の死を哀悼したという |
| 1994 | 1月?日 | (日本)滅草隊・自衛隊で運用される第二世代次期主力量産機のコンペティションが行われた。ヤタノカガミ、天草、タケル、十手、ムラサメ、スクナ、宿禰(スクネ)、カムドの8機の第二世代除草兵がコンペティションに提出されたがJA(農協)除草兵開発部が開発した第二世代除草兵【タケル】が滅草隊・自衛隊で運用される第二世代次期主力量産機として採用される運びとなった |
| 1月?日 | ポストA号標的体制についての国際会議が開始。A号標的現出以前の国境を基本として解放区域を配分する事が総論として決定されたが、元からの係争地域についての問題は棚上げされ今後の火種となった。 |
| 1月?日 | 南米地域の復興事業を一括してベクテル社及びそれを中核とする企業連合体が受注。南米地場企業からの反発が高まる。 |
| 1月?日 | 依然として復興作業は続くものの、世界各国の戦後処理が一段落した事で国連は日本、アメリカ、イギリス、フランス、ソ連を常任理事国とした新体制に移行 |
| 2月?日 | 欧米のエコテロリストらが南米地元勢力と接触。旧アマゾン地域開発による環境への影響について抗議行動を活発化。 |
| 3月?日 | これまでドイツの行政・立法・司法を司っていたドイツ暫定復興執政府解体のためのドイツ上院下院総選挙が実施される。かねてより復興事業に協力してきたHOMINIS DIGNITATI(H.D)の支援を受けた政党が過半数こそは逃すものの上院第二党、下院第一党となり連立政権に参画。 |
| 3月?日 | ドイツ各州で統一地方選挙。H.D支援の候補が続々と当選。 |
| 3月?日 | A号標的の世界中への展開とその伐採による気候問題の調査委員会が発足。各国の主管当局の他、気象学者や植物学者、医学者らが参加し気候変動とインフラの寸断による伝染病の拡大を食い止める方策について国際的な議論を始める。 |
| 4月?日 | 欧州復興と発展、未来の脅威への対応の為に欧州各国により欧州共同体(E.C.)が設立される。 |
| 4月?日 | 日本、伊豆下田学園都市。1992年に発表された植物ベースの新型バイオコンピュータと循環式液体コンピュータの試作機が学園都市の実験施設に設置され実用化に向けた実験が開始される。 |
| 5月?日 | 仙台復興の一環として旧東北大学跡地を中心として文部省、科学技術庁、農水省(JA)、防衛庁の相乗りで先端生命科学研究所を建設、仙台周辺に先端生命科学研究に関する最大限の便宜を供与した開発特区を設置した。水面下でA号標的との戦いや南米で発見された幾つかの”驚くべき知見”についての研究が本格化する。 |
| 6月?日 | 米国科学財団、オーストラリア連邦科学産業研究機構、日本新技術事業団が共同出資し、WWC(ワールドワイドコンピューティング)が設立。民間へのコンピューター技術の普及と性能向上、環太平洋間を重視した大容量電気通信網の構築等が図られていく事になる。欧州側からの出資がなかったのは92年の奪還作戦で表面化した欧州各国と環太平洋国家の対立の為との見方がある。 |
| 6月29日 | 中国、香港。1997年まで英国植民地である香港はあの戦争においてもA号標的の対処は困難であったが、英国の定期便での補給により旧時代の兵器を維持できていたことが軍閥からの介入を防げるという事で密入国が絶えない環境であり、A号標的の沈黙とD.Pの名目上の根絶により総督府の処理能力は限界に近く、隣接する福建省と広東省の軍閥が丸ごと英国の庇護を得ようとするのを避けるのでいっぱいいっぱいであった。この時代、戦争初期は『安い労働力』を得るために密航はある程度は黙認されていたが除草兵という兵科が出来て以降は労働そのものに高い教育と義務が必要になった事とD.Pのテロにより即射殺が義務付けられてしまうほどになり密入国ないし密出国が不可能になってしまっていた。それを前提とし、香港総督府において広東省と福建省のいつもの軍閥ごとの交渉の折爆弾テロが発生、香港総督と軍閥の交渉人、他20名が死亡。これまで総督府に直接危害を受けていなかったがこの事態に際し英国議会は国連決議に議題を提出を表明、英国は(いやいやながらも)中国の政変へと介入の準備を進め始めていた。 |
| 7月7日 | アメリカにて極秘裏にライカン用の特殊兵装開発が開始。WS開発の草創期頃から提唱されてはいたものの人間では肉体にかかる負荷に耐えきれ無いとして半ば机上の空論とされてきた人型WS計画(パワーアーマー的な物)だったが、ライカンの人間を優に超える神経や肉体の強固さや技術の進歩、何よりA号目標の沈黙により人による犯罪増加は少なからず発生すると考えその対処に際して一般的なWSでは大きすぎるため対処しきれない事が前時代より判明していた為その問題を解決する為にも治安維持及び兵器としての運用に際し十分に実用的な段階に入ったと判断し開発に踏み切った。 |
| 8月12日 | 仏領ベトナム、この世界ではA号標的の対策で独立にはデメリットしかない事もあり依然として仏領のままであったのだがベトナム軍演習場にて廃棄・鹵獲されたリトルドラム近代化改修型三機と同盟国としてのソ連から供与された、カーミニ(小石)近代化改修型三機、そしてミュラ近代化改修型三機による奇妙な遊技が開かれた。三機ずつに分かれ、各々の陣営に一本の巨大な柱を立て敵陣営の柱に触れたまま一周出来たら得点が入るというディフェンスとリスクコントロールを念頭に入れた遊技であり、参加者は一同にこれは訓練であって遊びではないと満面の笑顔で言い放ち、視察中であったフランス陸軍のバスチアン・ケクラン中佐(41歳、バツイチ)はアホタレがァ!とげんこつを振り下ろした。なお、これは体罰でも暴力ではないとコメントし、認可は得ている参加者一同は1週間の休暇を言い渡され、ケクラン中佐に謝罪を込めて秘蔵のワインをプレゼントした |
| 10月?日 | 日本、自衛隊と滅草隊、米軍の連携強化を図ることを目的とした合同訓練が開始される。 |
| 11月?日 | 統一が進みつつあった中国で政府上層部に対して軍閥がクーデター。河南省鄭州市以南が軍閥の支配領域となり、以降政府勢力と軍閥勢力によるWSを用いた武力衝突が発生するようになる |
| 12月?日 | 中国の人権団体が武力支援を受けて大規模なデモ活動を開始する。質は低いものの除草兵も確認されている。 |
| 12月?日 | 世界的な軍縮の流れを受けて、世界各国で除草兵の性能を落とさずに低コスト・量産性の向上を目指した研究がスタート |
| 12月25日 | 中国四川省成都市にて政府勢力、軍閥勢力、人権団体を中核とする民衆勢力による三つ巴の乱戦が勃発。15000人近い犠牲者を出したこの事件は鮮血のクリスマス事件と呼ばれ、3勢力のいずれにもD.P産と思われるWS(鹵獲した機体)が確認されたため人道的観点から国連に内戦介入議決案が提出。 |
| 1995 | 1月?日 | インドにおいて慈善事業家クォ・ヴァディス氏の思想「進化こそ人の道であり、理解こそ進化への道」がインドの伝統的社会文化であるカーストからの離脱願望と結びつき社会運動として活発化する。(デリー大行進などが有名。) |
| 1月?日 | 英国、日本を中心とした国連監視団(英国、日本、米国、ソ連、仏国、インドネシア、オーストラリア、ドイツの8か国)が香港へ派遣される。中国政府・軍閥・民兵の監視と戦力引き離しを実施して香港周辺の秩序を一時的に回復。 |
| 1月?日 | 日本国宮城県仙台市の先端生命科学研究所においてA号標的の葉緑体の受光体内で行われている光化学反応の機序が解明される。将来的な太陽光エネルギーの爆発的な高効率化が期待される。 |
| 2月10日 | フランスのコンピュータ企業スペースコンクァラー社から新型ゲーム機スペースBANGが発売される。スペバン、バンドー、ファイファンかエフエフ呼びかで分かれるような俗称で呼ばれ、史実地球におけるプレイステーション2から3のようなスペックを持って豪快に攻められ、キラータイトルの除草兵をモチーフにしたカスタムマシンゲームはOPがただの実写だろう、手を抜くなと言われるほどの精密さであった。CPUメモリ共にA結晶ないしA号由来素材を使わない一般機としてはかなりの精度を誇り、サードパーティ用の開発ツールもかなりの使いやすさだった。ありえない超技術とも出所の怪しい技術ともとれ、公安部やJA調査部も内偵を進めているがH.DやD.Pの影すら見えず、狐につままれたような感覚だけが付きまとっていた |
| 2月?日 | 日本でWS技術を民生転用した機体が本格的に普及し始める。昨年コンペ落ちこそしたものの、多くの民間企業が第二世代機体の開発に参加。ここでの経験や技術が各社の民生用機体に反映された結果。従来機からの大幅な性能向上とコストダウンに繋がったとされている。 |
| 2月?日 | 中国内政府勢力にて純中華民国秘密結社「渾沌」、表向きには荒れた国内を支援する事を目的とした「和合機関」が結成される。嘗ての機密情報・工業技術を自領内の何処かへと封印し、いずれ来る中国統一に向けて雌伏の時を過ごす事とする。 |
| 3月?日 | ドイツの親アイルランド系野党を支持する大手マスコミが「中国の内乱の影にH.D有り。人権団体に武器を横流しか」と特大スクープを報道、H.D系政党の支持率が大幅に低下して地方議員のリコールが相次ぐも、与党も野党議員のスキャンダルをリークして反撃。日和見していた他の野党も巻き込んだスキャンダル合戦へと発展し、ドイツ政界には嵐が吹き荒れる事に |
| 3月23日 | 日本、この世界の日本はウォー・ギルト・インフォメーションは展開されず政党その他でも共産圏の影響を受けた政党は存在しないが1950年以降の難民()の支援を受けた政治家などが平和になり始めたと同時に勢力を微増させ始め、A号標的対策の与党が戦争終結により総解散し友愛平和党が与党として政権を握る事となった。前政権の手法を踏襲しながらも国家予算としての配分でJA、自衛隊の予算が前年比より3%ずつ削減されはじめる。元々莫大な予算をザル勘定で動かしていただけに地味にダメージを受ける部署が増えてくる |
| 4月?日 | 日本伊豆下田学園都市 実験施設に設置したバイオコンピュータ(植物ベース)が成長を開始。同時に計算能力が僅かながらに向上する。 |
| 4月10日 | オーストラリアが国家防衛のための巨大防壁システム「ミズガルドの壁」の建設を表明。コモンウェルス・オーストラリア社が主体となって建設が開始された。2001年には北部一帯の防壁が完成予定。 |
| 5月?日 | オーストラリアにてミドガルズの壁建設への反対運動が勃発。原因は壁の建設予定地が1970年代より増加していた日系を中心とするアジア系住民が多く住む地域であったことにたんを発する。建設の理由とされた中国の情勢不安に対しては、東南アジア地域を挟むため距離があり、周囲を海に囲まれていることから壁の効果そのものが疑問視されたこと、莫大な建設費の負担の仕方を巡り、アジア系移民の多い東部と欧米系の多い西部の対立が深まる。 |
| 5月27日 | コナミからPCエンジン向けゲームソフト、「ときめきメモリアル」が発売。インターネット上でカルトな人気が広がる。 |
| 6月?日 | JAからの”統一量産機”の押し付けに反発した防衛庁内局と防衛産業各社による偵察型・特殊作戦型のベース機を名目とした新規除草兵開発計画が秘密裏に立ち上がるが、予算削減ムードの中、装備や人員の維持に必要な予算を食われるのを嫌った一部の制服組の造反により計画が暴露される。国会での厳しい追及により防衛庁長官と防衛事務次官の更迭が決定される。 |
| 7月6日 | HOMINIS DIGNITATIの医療部門がA号標的の細胞を脳治療に使用できる可能性を公表した。品種改良技術を用いてA号標的のゲノムを既存の生物と同じ形状にし活動を制限させることで、悪影響なく失った脳機能や神経を代替することが可能だという。すでに脳死状態だったモルモットの動物実験で被験体の回復が確認されている。実用化にはまだ時間がかかるが、技術の進歩に期待したい…………… |
| 7月8日 | 日本、伊豆下田学園都市にてオープンキャンパスが開始される。一部施設や区域を除き、ほとんどの施設を一般開放するとのこと。多くの学生が参加し、好評であった模様。 |
| 7月10日 | 日本、伊豆下田学園都市。学園都市理事長田端氏が国税庁より呼び出しを受ける。記載に不備があるとの事航空自衛隊教導隊からJA減草隊に異動した際の税務状況の不明点を問われる、挙国一致体制状態からの給与体制の変化による記載漏れがあったとの事だったが、訂正し追徴金10万を支払う。翌日静岡県知事より呼び出しを受け、軍人上がりのザル勘定には気を付けていただきたい等々の注意の後、8月に行う学園都市の『遠足』、除草兵実習の為訓練用除草兵を富士駐屯地で動かす行事の学園都市付属の除草兵運搬等は生徒含め前日の深夜に行ってもらいたいとの要請を受ける。これは地域住民の戦時中の不安が未だ残っているためだと説明され、特に問題ないとして了解を受け合宿と言う形でスケジュールを調整する |
| 8月5日 | アメリカにて第2世代ライカンの新規製作。融合ベースは前回と同様ハイイロオオカミのDNAを使用。今回は予めアルキル化剤投与による変異誘発を起こした状態での実験となり被検体は全て無期懲役刑や死刑が確定している重罪人を使用し極秘裏に行われた。しかし変異誘発によってオオカミ優位の形質に傾きすぎ被検体のほぼ全てがヒトとしての理性を失い急激な肉体の変異と暴走を繰り返し死亡。被検体20人の内生存者は僅か3名であった。生存者3名は様々な調査の結果第1世代ライカンにおける変異Lv2相当の獣的形質を常態化しており第1世代ライカンに比べ更なる膂力の向上や身体機能の向上が見られたがあまりにも死亡率が高すぎる事から今後は予め変異誘発剤投与をしてからの実験は禁止される事となった。 |
| 8月25日 | WWCよりOS WC95が発売、同時に市販の各種PCの性能向上とコストダウンの波が重なり大ヒット。紛争に喘ぐ地域を尻目に先進国では1人1台以上PCやタブレット端末を持つ時代が到来した。 |
| 10月4日 | 日本にてテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』が放送開始。熱狂的なファンが増加する。 |
| 11月?日 | 中国からの流入を防ぎたいソ連、H.Dと秘密裏に接触を繰り返して適度なレベルの中国内乱維持を画策その一方で、ソ連上層部はH.Dへ賛同を示す発言を増やし、両者の接近を示しているとする意見が出始める |
| 12月?日 | 試作強化スーツ【アマダム】がアメリカのメリークスカルテルにて秘密裏にロールアウトされる |
| 1996 | 1月6日 | 学会にて兵器学の権威である湯島 武宏教授及び天教院 実勝教授がA号標的の再来に備え新機軸のWSの設計を発表、日本の軍縮傾向に断固反対の姿勢をしめす。その結果として二名は学会から除名、湯島教授は「人間というものは苦痛が喉元を過ぎればすぐに忘れ去る生き物だ」と今の体制に対して警鐘を鳴らす発言を残し去っていった。 |
| 1月?日 | ドイツの政局的混乱は収まらず、社会的な混乱が地続きの欧州各国にも波及、背後関係を隠したH.D.系の団体の浸透が進行する。各国の治安機関・防諜機関がH.D狩りを開始する。 |
| 1月?日 | オーストラリアは各地の復興計画を連動させ、A号迎撃に建設された簡易拠点の統廃合及び機能強化、大規模な道路、鉄道網、高速通信網を整備し、戦力、情報の効率的かつ高速な輸送を可能にするラタトスクの梢計画を実行に移す。この計画は物流網の整備を伴うメリットが大きくヨルムンガンドの壁への反発が強い西部を中心に導入が広まる。 |
| 1月?日 | 和合機関が内乱鎮圧とその後の主導権を得る一歩として活動を開始。小競り合いの仲裁であったり、被害の多い土地への支援を行う。他勢力の攻撃にあい損耗するが僅かずつながら支持を得始める。将来的には外国との内乱処理の潤滑油として動いていく事を発表した。 |
| 2月2日 | 日本、テレビや新聞の視聴率傾向が明確に変わり始める。戦時の困難に贅沢は敵だ、や宵越しの銭は持たないと続けていた時代からは考えられず貯蓄や海外からの流行、笑いの傾向までもが大幅に変わり、思想の制限が外れ始めて自由を感じられると街頭インタビューで応える女子学生がいた |
| 2月?日 | (ドイツ)治安機関・防諜機関の活動に市民の反発が高まり反政府活動の温床となる。 |
| 2月?日 | (中国)内乱終決向けての動きが各地で見られるようになる。超極一部で露やH.Dの見せる内乱維持の姿勢にも否定的な見方もされるようになる。(されてるだけでまだ何も起きない) |
| 3月1日 | 日本伊豆下田学園都市、岩槻一郎、大学院修士課程へ進学。父親と同様に生物関係の研究者としての道を志望する。数年後、JAの研究施設に就職することとなる。就職関係のトラブルで落ち込み気味のアリシアを元気づけるべくデートに誘う(また、関係を継続または進展させたいとの思惑もあり、最低でも縁が切れないようにするか告白、最高で男女交際と考えている)。少なくとも卒業後もアリシアとの縁は続く模様。岩槻容子、希望職種に就職決定。長年一緒に過ごしてきた弟と離れることとなる。一郎の恋愛事情を生暖かく見守り時にフォローを入れたりするうちにアリシアとも友人になっていた模様。数年後、就職先で知り合った男性と交際を経て結婚。結婚式にアリシアとその家族を招待する。 |
| 3月?日 | クォ・ヴァディス氏初来日。「急進的な科学技術を憂う会」等の社会活動団体の継続的なオファーに世界的な慈善事業家が応える形で実現したこの来訪は特に自由主義的な若年層に熱狂的に迎えられる。東京大阪などの大都市の他、東北地方を視察、復興支援を約束。 |
| 3月12日 | 伊豆下田学園都市、学園都市の高等部は皆高専と同様の就学期間となり、この世界においては除草兵という高度な教育前提の兵器の関係上6年となる。メカニック科次席アリシア・フローレンス・ショアも6年での成績良好で卒業した。彼女はイギリスに帰る気もない上、妹のカルミラ・ナイチンゲール・ショア(12歳)も中等部に入学することを考え内定できた日本の除草兵関連企業に入社しようとしたら、卒業直前に労働力不足による黒字倒産を迎え、悲しくも就職浪人となってしまった。簿記検定は準2級を所持していたため保険で受けていたスペースコンクァラー社か他業種の方に行くか決めかねていた。親しい友人より一歩くらいは進めた?岩槻一郎氏に東京の企業に行くことは伝えたものの他業種と言う事で若干落ち込み気味 |
| 3月18日 | 日本、10年前『お小遣いが溜まった?なら国債に入れよう!そうすれば除草兵がA号標的をやっつけてくれるからね!』のCMで有名だった国防減草仮面役の高梨哲司さん(32歳)がアルコール中毒で死亡。アマゾン熱の啓蒙活動や避難喚起など多数のテレビや広報活動に熱心であったが93年の終戦以降、体調を崩し言動も高圧的かつ排他的になっていったため自然と敬遠されていったが瞬く間の死であった。減草隊や旧自衛隊の広報部より数名、お悔やみの電報のみで彼自身は仙台出身で家族や実家がA号標的に飲み込まれたため、火葬後無縁仏として地元の菩提寺跡地に埋葬された |
| 3月22日 | 英国、90年より研究開始されてきたA号標的由来の再生・急成長能力に着目した再生ポッド計画が財政難を抱える英国政府より尻を叩かれるも、頭皮の毛根復活は困難なので生えてる部位からの移植と併用なら何とか行けるかもしれん(ので予算よこせ)と提案、現状神経含めた手首再生に三週間はかかると研究室が応えると予算の安定は確約されるが非人道研究に行けばどこまでと問われ直し、A号由来生命への散布型アポトーシス誘発剤の存在が明かされる。だがA号そのものにはほぼ効かずF.Vウィルスとの結合体のようなものがいなければほぼ無意味だろうと再封印された |
| 3月26日 | フィンランド オウル市付近の海中に隕石落下。これまでの最大サイズを超える直径3.4m近い隕石が海底から引き揚げられ国際隕石学会に提出された。 |
| 4月1日 | 日本、与党友愛平和党主導の予算制定により、道路交通省や復興省や科学技術省の予算が増えJA・防衛省予算が更に10%削減される。黒字倒産が増えた企業への補填、失業者対策等々インフラや農産部門への投資が増えてきたことに世論は大歓迎であった。JA生命理工学研究科でも研究室の再編によりいくつかの研究内容毎に異動が増え所謂人工脳髄派がもともと機密関係の為他部署との交流は少なかったのだが、さらに孤立するようになっていった |
| 4月2日 | 仙台の先端生命科学研究所にてA号標的葉緑体での光化学反応を応用した太陽光発電パネルが開発される。昨年の研究成果を発展し、A号標的由来の素材を用いずその受光体での反応機構を模倣し大幅に発電効率を上げている。「チラコイド・ソーラー」と名付けられ将来的にはWSの稼働時間延長のための補助エネルギー源や仙台平野の未活用エリアを活用し仙台圏の電力を賄うミニ・メガ・ソーラーを建設する等の応用が期待されている。次の課題は生産性と耐久性の向上である |
| 4月?日 | 日本伊豆下田学園都市、植物ベースバイオコンピュータの成長速度が上がる。また成長速度に比例してコンピュータとしての性能が向上し、スーパーコンピュータ並みの性能を発揮し始める。 |
| 6月?日 | (中国)和合機関と活動の傍ら関係を持った他勢力を背景として臨時中華民国政府が誕生する。復興支援のために各国への協力を要請する。 |
| 7月?日 | (中国)臨時中華民国政府に対して人権団体勢力か恭順する意向を示す一方で、中華人民共和国政府勢力及び軍閥勢力は国連を背景にした台湾による傀儡政権でしかないと猛反発。ソ連は内政干渉だとの声明を出し、龍インダストリアルもこれまで噂されていた軍閥勢力への支持を明確にした |
| 1997 | 1月?日 | 除草兵【サイロドローム】【オランノガラルト】【ジキト】がD.P残党にてロールアウトされる |
| 1月5日 | (日本)スペースコンクァラー社、新機種に(非A号素材の)最新技術チップを搭載したゲームマシンを販売予定するもJA、フランス政府に要請を受け自身がパテントをもつコンピュータチップと排熱機構を優先的に卸す契約を結び最新ゲームマシンは開発難航として発売日未定となった。これは、A号由来素材がA号活動停止により枯渇する可能性を考えてのものであった、社長の摂津屋カトリーヌ理子女史は「まさかゲーム機に使うはずのシステムがお国や人類に役立つのでしたら」といささか残念そうな発言をしているが、神威(カムイ)に使われた人工脳髄の十分の一以下の性能であっても安全で合法的で人道的な手段で数多く入手生産できるなら、そちらの方が良いという当たり前の結論である。複合並列処理で情報処理能力はさらに上昇することを期待される |
| 1月8日 | (日本)スペースコンクァラー社長摂津屋カトリーヌ理子女史、かつての夫が交渉に来た事をいささか嬉しく思いながら2月過ぎるまではなるべく日本にいて欲しいと懇願。バスチアン・ケクラン陸軍中佐は脈アリ?ヨリ戻せる?と思いながら温泉の多い伊豆への旅行を提案するも、結婚していた時代の彼女自身の直感を飛び越えた論理会話に混乱しながら通信で1カ月の休暇を要請する。「あなたの子供を産んであげられなくてごめんなさいね……。体がヒトの代謝をまだ理解しきれてなかったの」 |
| 1月10日 | (日本)歌手の松田聖子と俳優の神田正輝が離婚。新年間もない日本中を離婚報道が駆け巡る。 |
| 1月?日 | 内乱の最中、中華系マフィアは回収したジャンクを使って除草兵【ヴェスティージ】を開発。自分達の戦力増強の他、裏ルートでの密売も行い始める |
| 1月31 | 日(日本)浅間山、日本A号由来宇宙線調査団(NaSeR・ネイサー)が放射される宇宙線の変動を確認。地上から宇宙に放射される宇宙線が停止し、宇宙から放射される波長が増えた模様でこれまでのものが上司に現状を報告するもので、これからのものは上司が部下に認可を与えたかのようだと五月女博士は報告するも、内閣府は世情を考えず不安と悲観論だけを煽るセンセーショナリズムはテロと同罪だと五月女博士を拘束、裁判なしで即政治犯収容所へと送りNaSeRを閉鎖する。五月女博士は拘束前に学園都市に「内乱より先に空から始まった。備えよ」と警告をした事が拘束後即政治犯収容所に送られた理由となっている |
| 2月1日 | (北極圏)北極を監視していた観測船から国連に入電。北極中心部から突如、南米大陸や仙台市中心部で目撃された巨大構造物が出現したとの報告が上がる。 |
| 2月4日 | 北極海にて巡視艇が巨大な物体がソナーに検知されたとの通信を最後に消息不明になる |
| 2月10日 | グリーンランド北部のノード観測基地からの通信途絶。 |
| 2月14日 | 北極圏を中心に巨大な磁気嵐が形成される。北極上空から監視していた衛星群が機能を停止、地上での通信も近距離に限られる。 |
| 2月17日 | アメリカ国家安全保障局(NSA)のケネス・ミニハン長官が親しい記者数人に対し個人的見解と前置きした上で、ここ最近の電磁気的異常や特異な報告はソ連軍や情報機関が関与した可能性が排除できないと発言。 |
| 2月18日 | 在アメリカソビエト連邦大使館はミニハンNSA長官の発言に関して「ならず者が自分達の無謀な火遊びの結果を転嫁しようとしている」と公式に声明を発表。 |
| 2月20日 | 米国、アラスカ州上空電離層まで登ったエンタープライズ��(1995年ロールアウト、大気圏突破可能をマーク)北極点よりA号安全距離(A号標的のサイズによっても変わるが、おおよそ約80kmがA号の対空砲火致死圏)の二倍の距離を取って飛行中、常温超電導フィールド外部に異常発生。緊急停止して着陸・確認すると巨大な種子のようなものが常温超電導フィールドを食い破ろうとフィールド発生器部(現状プロペラ部位)にしがみついているのを発見。エンタープライズに搭載されていたアナイアレイト改三機が緊急出動し、ワイヤーアンカー数基で引き摺り倒した後M.V.H.Sにて排除。A号標的の特徴を有すがこれまでの特徴を覆す新型が発生したと海軍は報告する |
| 2月?日 | 除草兵【残鉄(サンティエ)】が中華工業連合にてロールアウトされる |
| 2月?日 | 除草兵【アデレート】がオーストラリア軍にてロールアウトされる |
| 2月25日 | ソ連、北極方面よりA号標的が進行してくる。ソ連軍の湾岸部防衛隊が防衛に当たるも通信途絶。防衛隊との通信が途切れる前に未確認のA号標的を目撃したとの報告があったという。 |
| 2月27日 | ヨーロッパにもA号標的の進行が確認される。迎撃に当たるものの戦力の3割を削られる。ソ連と同様、未確認のA号標的を確認。中には除草兵に似たA号標的も存在していたとの報告あり。 |
| 2月28日 | ソ連、北極方面監視部隊の沈黙を受け、敵勢力の戦力戦術を推測し最大火力を準備するためラードゥガ改とスメールチ改12機を編成し差し向ける。A号標的が復活したのなら、ミサイル兵器は無意味とラードゥガ改のアセンをプラズマキャノンへと変更これにより、ミサイル防御は可能だが近接KEが不安という艦艇になりながら北極方面監視部隊跡地へと急行中、特攻種子による攻撃を受けラードゥガ改中破上空飛行不可能となり新型A号標的40体に取り囲まれ、殿となったスメールチ改10機ロスト低空飛行で無理やり帰還したラードゥガ改も機体損傷が酷く、ドック入りしても直せるかは見通し不明 |
| 2月28日 | 日本、常任理事国故の相互安全保障よりソ連とアメリカの襲撃を聞いた内閣府は緊急警報を発令。A号復活に対し、即避難できるよう環境を作る事を国民に通知、次年度の予算編成にJA防衛省の予算を復活ないし向上させなければならない事に対し、友愛平和党の 蠣崎英次(かきざきえいじ)総理(67・北海道選挙区)は「せっかくの平和というステーキを一口食べる前にこれとはなんとも悲しいものだ」と嘆き悲しんだ |
| 3月?日 | ソビエト連邦は北部に現れた敵性体をA号標的と断定し、全面的な反攻作戦を決定。 |
| 3月14日 | ソビエト連邦が「人民の大鎌」作戦と銘打った大反攻を開始。 |
| 3月30日 | ソビエト連邦を構成する15の共和国のうち中央アジア方面の7か国が、ソビエト連邦軍の配置が手薄になった隙を突いて一斉に独立宣言。 |
| 3月30日 | オーストラリア西部の豊かな資源を目的にアフリカや南アメリカ大陸に潜伏していたD.P残党が集結し奇襲。過去確認されていたWSの他にも新たに建造されたと思われるWSも確認され、またオーストラリア西部はヨルムンガンド壁への反発が強かったためにパース都市圏が占拠。 |
| 4月1日 | 海上自衛隊・米海軍合同のASW(対潜戦)センターが西太平洋に張り巡らされた水中固定聴音機に特異な音響を観測、近傍の磁気探知機に反応が全く見られなかった事、推定される速度とサイズから「非金属の潜水体が北極圏から潜航している」と断定。 |
| 4月5日 | (日本)滅草隊総司令荒城丈一郎、JA上層部に防衛相との連携を具申。また滅草隊に訓練内容の変更、規律の締め上げ、報連相の徹底を通達する。 |
| 4月?日 | A号標的復活の報がドイツ国民のトラウマを刺激し、世論が国防最優先一色に染まる。右派系野党が大躍進し、与野党共に追及出来るスキャンダルが無くなっていた事もあり、政権交代が発生、新政権は親アイルランド系政党を介してドイツ・アイルランド除草兵共同開発プロジェクトを再開し、A号標的の襲来に備える |
| 5月?日 | A号復活を受け各国が対応に追われる時勢で中華人民共和国政府は新たなる除草兵の開発を検討するが疲弊した国力では難しいとして混沌の隠した技術を求めて隠し地点を領地とする臨時政府へ接触を図る。両政府間で緊張状態となるが臨時政府より使者が遣わされ「それらは回収済みである事」「A号襲撃に備えての同盟」が提案される。機密情報も盾にされた事で、渋々各国への支援を行いながら共同での復興、研究を行う事を決定。(この流れは共和国政府無い・臨時政府内渾沌メンバーによる中国統一への自作自演である)しかし、一部は反対の意を示し、両政府の中から離脱し独立したり軍閥に取り込まれる勢力が現れる。 |
| 5月30日 | JA生命理工学研究科にてD.P撃滅戦にてブラックボックス化していた人工脳髄の再現に成功、A号標的の再活性の報告を受け政府及びJAの最高権力者達は長らく封印されていた生体融合WSの研究開発を再び開始。 |
| 6月?日 | オーストラリア軍により西部攻略作戦が開始。2か月間の戦いの末西部奪還に成功するも、備蓄資源の多くを持ち去られる。また、一連の攻防によるヨルムンガンドの壁への被害も大きくその機能の大半が破壊されることとなる。 |
| 7月16日 | (日本)JA生命理工学研究科にてF.Vを用いた人体融合型人工神経節増設による強化人間計画を開始。神威制作時にネックであった生身の人間では莫大な情報量と現実の肉体の乖離に耐えきれず運用に至らなかった生体融合WSの問題を被検体の四肢に人工神経節を増設し副脳によって多数の脚の複雑な制御を行うタコなどの軟体動物に見られる肉体制御方法の模倣によって強引に解決しさらに『大祓』によってサポートを行う『阿修羅計画』を立案 |
| 8月12日 | 太平洋上で資源を持ち出しに成功したD.P艦隊と追撃するオーストラリア艦隊との間で激しい戦闘が行われる。戦闘の最中水中から新型A号標的の奇襲を受け、資源を積み足が遅かったD.P艦隊は全滅、オーストラリア艦隊も戦力の半数を喪う大打撃を受け撤退することになる。これが赤道以南で初めて新型A号が確認された事例であり、記録された中で初めてのD.Pの対A号戦となる。 |
| 8月31日 | (日本)JA生命理工学研究科より滅草隊及び自衛隊から健康な肉体を持つ成人の情報を募り5人無作為に選出し阿修羅計画の被検者に選出。実験はF.Vを用いた事もあり死者なく成功。被検者達の運動機能を調査した結果神経節が増設された四肢は未来でも見ているのかと言うような精度と機械のような緻密な操作を行う事が可能となっており、目論見通り目から入った情報を脳を介さずに四肢に直接送り込み処理する事で驚異的な反応速度と精密さを獲得させることに成功した |
| 9月15日 | A号標的の侵攻が激しさを増す一方、ソ連、アメリカ、ヨーロッパは戦線の後退を余儀なくされる。後方にいる国もA号標的の侵攻に備え防衛の強化する他、戦線への支援を打診する。 |
| 10月?日 | 除草兵【リーフシャーク・ロングテール】がオーストラリア海軍にてロールアウトされる |
| 10月?日 | 除草兵【アルメンタル】が大規模非営利団体「HOMINIS DIGNITATI」にてロールアウトされる |
| 10月15日 | カナダ、A号標的侵攻を食い止めきれず湾岸部すべてを占領されてしまう。しかし、運よく撤退した防衛隊の中に未確認のA号標的を目撃した人物がいたことでその情報を手に入れる。未確認のA号標的は少なくとも巨大かつ蛇のような形状をしたタイプと除草兵に似た形状のタイプの二種類存在していたとのこと。 |
| 11月?日 | オーストラリアは対D.P戦の戦訓としてエースパイロット同士でも、AIとの補助、連携の有無により大きな格差が生じるとの見解を纏める。又、人側AI側双方が提示、許容できる行動選択肢を増やす為に、パイロットの保護性能の増強とAI高性能化を目的に、JAからの技術協力によるAI性能向上、液浸化コクピットによる衝撃吸収機構の研究開発を決定。あくまで人が人のままで達成出来る最高点を目指すとした。 |
| 12月?日 | クォ・ヴァディス専用除草兵【ハリマンディル・サーヒブ】が大規模非営利団体「HOMINIS DIGNITATI」にてロールアウトされる |
| 1998 | 1月4日 | (日本)日本にてF.Vの変種が初めて確認。従来の感染者は飛躍的な身体能力の向上及び瞳孔の翠緑色への変化やα-クロロフィルの発現が確認されたが、今回の変種に感染した男性はその他にも体内での女性ホルモン分泌の異常分泌及び男性器の脱落、女性器の発現と性転換の兆候が確認された。その後の調査で性転換は必ず起こるわけではなく、身体の大きい男性に非常に起こりやすいという研究結果が出されており、研究者の間ではクマノミなどに見られる雄性先熟に近いものと考えられている。 |
| 1月?日 | (フランス) フランスはJAの協力の下、A号の樹液から抽出した高い柔軟性を持つ高分子素材にCNT型人口筋繊維を織り込んだ新素材をベースにWS用の新型パイロットスーツの作成に成功した。従来の航空機のパイロットスーツベースの物と比べ、圧倒的に薄型かつ軽量であるが、体温保持、防弾性能を持つ他、バイタル確認用のセンサーも内蔵しており、生地の伸縮で四肢への血流をコントロール、ブラックアウトの発生を防ぐ等極めて高い機能性を有している。着用者からは、一部から不評がでたものの概ね好評であったとし、全WS部隊への導入が決定された。また、他国でもこのパイロットスーツの正式採用を検討する動きがある。 |
| 1月16日 | (アメリカ)アメリカ陸軍准将シャーロット=ブリジンガー氏がパイロット個人の資質にWSの戦力が左右されること、WSの輸送中にA号標的の襲撃を受けた事例を鑑み、『個人的資質によらない多数の凡人による新たな除草兵器の運用、かつWSの確実な輸送を目的とした機体』として5名以上のパイロットによる運用、そしてこれまでのWSの数倍近い全長からなる新たな除草兵、Weeding Fortress(略称WF)を提唱する。 |
| 1月?日 | (中国)共和国政府と臨時政府間にて共同復興プロジェクト「一元計画」が始動。インフラの整理、から兵器の開発、様々な事業が展開される。理念として内乱とA号復活による危機を乗り切るための計画であるとされるが、両政府の立場からの不可解さを指摘されながらも当時の混乱下で流されてしまいそのまま推し進められた。 |
| 1月?日 | 除草兵【河底(ホウテイ)】の開発が中華工業連合・共和国政府にてスタート |
| 1月?日 | 除草兵【海底(ハイテイ)】の開発が中華工業連合・共和国政府にてスタート |
| 3月?日 | (中国)「一元計画」の一環で両政府の技術者が企業が集まる工業特区を制定し、そこでお互いの、ひいては各国の除草兵やその他兵器の組立や流通を行う事とする。 |
| 4月?日 | (日本)軍事力を軽視し続けて避難すらままならない位に弱体化させたとしてA号標的北海道襲来から支持率を落とし続けながらも内閣総辞職を繰り返しながら与党で有り続けた友愛平和党だが、某国難民への優遇政策、支持団体への復興予算横流し、批判的な意見に対する言論統制や情報操作、政権にとって都合の悪い人間への不当逮捕と超特大のスキャンダルが次々と発覚。友愛平和党議員は次々と辞職に追い込まれて支持率は10%を下回り、多数の逮捕者を出す大疑獄の中で政権交代が行われた。新たな与党は、防衛予算を友愛平和党以前の状態へと回帰、疲弊した除草兵関連企業の再建、学園都市の機能強化を掲げ、対A号標的に全力を尽くす事を宣言。また、政権交代後即座に五月女博士を始めとした不当逮捕被害者の釈放及び救済が行われた |
| 4月?日 | (日本)人型重機【TARO】がオオマツ重工にてロールアウトされる |
| 5月19日 | (日本・アメリカ)日本とアメリカによる対A号標的合同訓練が開催される |
| 6月?日 | (アメリカ)除草兵【インジェントスローター】がメタルフェイド財閥にてロールアウトされる |
| 6月22日 | (H.D)テトラルキア計画第二段階達成報告。胎児にA号のゲノムを投与することで独自のネットワークを持たせる計画であったが、当計画の第二段階である「ネットワーク保持者の安定した供給」の方法を確立した。当初は健康な胎児を使用していたが、母体が脳死状態の胎児に処置を施したところ確実に統括人格の発生を確認できた。胎児に栄養等が不足している場合にA号ゲノムの定着が他の個体より速かったことに起因すると考えられている。 |
| 6月30日 | (日本)JA生命理工学研究科主任技術者の埜田 秀明が人体融合型人工神経節増設による強化人間計画から分化した、人工神経節増設を施した主脳と副脳を搭載した対A号標的広範囲防衛、基地融合型WS『インジェントスローター』の建造を立案。提案を却下された埜田は人体融合型人工神経節増設のデータをコピーし米国に持ち逃げし、取引として『インジェントスローター』の建造を取り付けることに成功。『インジェントスローター』の弱点となる基地本体は『アマダム』が防衛に当たることとなっている。 |
| 8月?日 | 除草兵【河底(ホウテイ)】が中華民国臨時政府・共和国政府にて導入開始 |
| 8月?日 | 除草兵【海底(ハイテイ)】が中華民国臨時政府・共和国政府にて導入開始 |
| 9月?日 | (アメリカ・オーストラリア)昨年8月に南太平洋で確認された新型A号が再び出現。米第7艦隊及びオーストラリア海軍合同での阻止作戦が実行される。しかし、有効な打撃を与えられず徐々に阻止ラインの後退を余儀なくされる |
| 10月?日 | (日本)伊豆下田学園都市にて卒業生の同窓会が開催される。戦時下での開催ではあるものの、企画者からの「こんな情勢だからこそ、お互いの無事を確認し顔を合わせたい」という強い希望の元、承認される。それぞれの都合で学園都市まで来れない者もいたが、卒業生の7割が同窓会に参加し再会を喜んだそうだ。参加者の中にはアリシア・フローレンス・ショア、岩槻姉弟の姿も確認されたとのこと。 |
| 11月1日 | (日本)北海道北方方面湾岸部防衛線にて未確認のA号標的(2種類)を含めた群れが侵攻してくる。滅草隊と自衛隊が共に防衛に当たるものの彼我の戦力差に防衛線の後退を余儀なくされる。撤退した部隊からの報告から未確認のA号標的が世界各地の最前線で確認された個体と同種の可能性が浮上する。また、滅草隊と自衛隊の連携不足が指摘され始める。 |
| 11月?日 | (日本)日本は文系に偏り過ぎた学会の是正を行い、兵器学の権威である湯島 武宏教授及び天教院実勝教授の除名を撤回、増え過ぎた人文系・社会学系学部の削減及び理工系学部の増設、日本A号由来宇宙線調査団(NaSeR・ネイサー)の再開、軍事技術に転用可能という理由で凍結された民生技術開発の凍結解除といった方策が取られた。これにより、かつて湯島教授及び天教院教授が設計を発表した新機軸除草兵の研究開発プロジェクトが開始し、その中にはアリシア・フローレンス・ショアを始めとした学園都市OBの姿もあった |
| 11月10日 | (日本)北海道北方方面湾岸部防衛戦に当たった複数の兵士がF.V変種に感染。調査の結果未確認のA号標的が定期的にF.V変種を含む花粉を放出していたことが判明、以降F.V変種の感染を防ぐため防塵マスクの着用が定められることとなる。 |
| 11月15日 | (アメリカ)アメリカでかねてよりシャーロット=ブリジンガー氏が提唱していたWeeding Fortress(以下略称WF)の試作機体『ザナドゥ』の性能試験が公開。機動性こそWSに劣るものの防御力、戦闘能力はWSと互角以上かつWSを小隊規模で輸送可能であったため新たな対A号標的の戦力として期待が高まる。 |
| 11月20日 | (日本)大雪による悪天候の中、北海道北方方面第二防衛線にて除草兵に似たA号標的が1体侵攻。防衛に当たっていた滅草隊と自衛隊の部隊は戦力の4割を損失しながらも撃破する。強力かつ悪天候で碌なデータがない状況下であったものの、非常時と判断した現場が急ごしらえながらも連携を取ることで侵攻を切り抜けたと報告される。また、撃破したA号標的は解析のため、本島に輸送することとなった。 |
| 12月?日 | (日本)学園都市で未確認のA号標的に関する研究チームが発足。JA、防衛省、文部科学省等を巻き込み、合同で研究を進めると発表される。研究チームの中には岩槻一郎が所属する研究室の名前があったという。 |
| 12月?日 | (H.D)H.Dは開発した除草兵【ファイアドレイク】を中華人民共和国政府に供与。供与の条件として中華民国臨時政府を含めた国外への機体及び技術流出が禁じられており中華人民共和国政府もそれを了承、それに抗議する中華民国臨時政府に対してH.Dは「我々が中国において国家として承認するのは中華人民共和国のみである」との声明を発表。一元計画に楔が打ち込まれる形となった |
| 1999 | 1月?日 | (世界)ソ連を除いた全てのヨーロッパ各国によってEUが設立された。また、設立と同時にEUは除草兵【ケラウノス】をロールアウトし、EU内の第1.5世代移行の除草兵を開発出来ない国へ配備する事を発表。ヨーロッパにおけるH.Dの影響力が低下する形となった(現実の歴史とは違って、最初っから北欧とか東欧とか全部EUに加盟してます) |
| 1月16日 | (日本)北海道北方方面湾岸部防衛戦にてF.V変種に感染した兵士(以下感染兵)から成るWS小隊を編成。身体能力の向上による対Gへの強さや判断、操縦能力の高さを見込まれたことが理由であるが、変種に感染した大半の兵士の見てくれが美少女に変化したため戦意の向上を狙ったのではと一部では囁かれている。 |
| 1月?日 | (中国)H.Dに靡く共和国政府に対して中華民国臨時政府は工業特区の領地を自身のものであると主張。内部の工業連合も示し合わせたかの如く大半が同意し中華民国管轄となる。ある程度復興が進んだこともあり、共和国に向けての河底、海底の生産は中止され(ついでにH.D製パーツを流用してた残鉄も全て破棄)、ここに呆気なく同盟は決裂した。同月、工業特区にて純粋な中国産第2世代除草兵を開発することを宣言、完成時期は未定。 |
| 1月29日 | (イギリス)イギリス国防庁がかねてより開発を進めてきたキャロップスの後継機【ブラウニー】がロールアウト。改良版トリニティシステム「アルケインエクステンション」搭載の集団戦用量産機。 |
| 3月?日 | HOMINIS DIGNITATIは大容量の無線送電システムとしてマイクロ波送電システム?を完成させる。災害時の代替送電システムとして、途上国を中心に配備される。 |
| 3月?日 | 除草兵【アムリッツァ】が大規模非営利団体「HOMINIS DIGNITATI」にてロールアウトされる |
| 3月?日 | (中国)嘗ての内乱における軍閥勢力に対して和合機関の上層部より共和国政府・H.D等の外部勢力に対しての協力を持ちかけられ、表向きは断られるが秘密裏に技術の提供、龍インダストリアルと工業特区間での技術の交換がなされる。同時に臨時政府よりソ連方面に支援を持ちかけるが「政府として認めない」として相手にされず終わる。 |
| 4月5日 | (世界)世界各地の戦線にてA号標的の侵攻が激化の一途をたどる。また、これまでは散発的に確認されてきた除草兵に似た未確認のA号標的を戦場で目撃する機会が増えてくる。国連はこの未確認のA号標的を暫定的にWS級と呼称することに決める。 |
| 4月11日 | (日本)『特撮活劇 TAROMAN 』放送開始。これまでの特撮とは一線を画すデザイン、予想不可能な展開に特撮ヒーローものとしては衝撃のラストなど、一部でカルト的なファンを獲得する怪作だった。 |
| 5月8日 | (日本)A号の再出現や情勢の変化などで遅れていた人工衛星計画最後の一機の打ち上げに成功(過去に三度失敗しており、成功したものに限れば五機目にあたる)。また当機にはマスタースレーブシステムが搭載されており、その都合上WSが積載されている。宇宙空間での使用を前提にしてはいないが、事実上WSが初めて宇宙に出た瞬間である。 |
| 6月2日 | (アメリカ)セントローレンス島前線基地にインジェントスローター就役。アメリカ本土に接近する未確認A号標的に対する防波堤としての期待が寄せられる。 |
| 9月30日 | (アメリカ)アメリカ軍で除草重兵(WF)正式採用。ザナドゥから更に研究が進み、『アルカディア』『シャングリラ』『ティルナノーグ』の三機が配備された。 |
| 11月25日 | (世界)A号の休眠前に幾度か観測していた異常気象が再び観測される。日本でも観測され、東京都においてオーロラが観測された。 |
| 12月25日 | (オーストラリア)オーストラリアの建造中であった巨大防壁システム「ミズガルドの壁」が崩壊。民衆との軋轢があり当初とは仕様が変更されていたものの、その戦力は一個艦隊以上と期待されていたため損失は計り知れない。また、海中に巨大な生物の様な物が確認されており、その大きさは800〜1000mだと予測される。(国家間では共有されているが民衆には非公開) |
| 12月28日 | (オーストラリア)次期主力機開発計画により、オーストラリアは液浸化コクピットの技術を完成。しかし、先日の大型生物への対抗含め要求性能が高まっており、計画の見直しを行うとしている。 |
| 2000 | 1月1日 | (日本)世界初の第三世代除草兵【布都(フツノ)】が学園都市にてロールアウトされる |
| 1月?日 | (ドイツ・アイルランド)ドイツ及びアイルランドの共同開発で除草兵【リア・ファル】がロールアウト、開発プロジェクトを主導したドイツ軍技術士官ナタリヤ・ブリューナクはその翌日に持病が悪化して死去。老いた身で有りながら第一線で働き続けたが故の事であり、葬儀にはドイツ及びアイルランドの軍高官が参列してその献身に報いる事を誓ったという |
| 1月15日 | (日本)布都(フツノ)の運用試験中に除草兵型A号15体と遭遇戦となる。護衛のタケルと共同し迎撃にあたり、無傷で全機の撃破に成功している。特にビームライフルは威力の下がる拡散モードでも除草兵型A号の表皮貫通に成功しており、有効性を改めて証明した。 |
| 1月30日 | (アメリカ)セントローレンス島前線基地に北方面より未確認A号標的が除草兵型14体、小型複数体から成る群れで侵攻。これに対してインジェントスローターが防衛に当たり、途中撤退した除草兵型3体を除きこれを撃破。世界中から注目され、うち日本では鳥島を防衛基地とした基地融合型WSの開発に着手。 |
| 1月?日 | (中国)工業特区にて中国産第2世代機搭載用AIが完成、ゴズ・メズ(Gz-Mz)と名付けられる。戦線激化を受けて機体の完成が急がれる。 |
| 2月9日 | (日本)日本が誇るWS搭載人工衛星「たいよう」内部から乗組員の生中継が全国で放送される。WSの内部から行われる人工衛星の操作などが放送された。 |
| 2月17日 | (日本)日本伊豆下田学園都市。1998年より結成された未確認A号標的研究チームが除草兵型のA号標的についての現在の研究結果を発表。クサナギに似た外観であること、全体の各部位に植物が種子を生成するための仕組みが備わっている事、種子を射出、または急成長させるための器官が存在する事等が発表された。発表を行う研究者の中に後に岩槻一郎の姿があったとか。 |
| 4月?日 | (日本)北海道では一進一退の攻防が続いており、かねてより配備されていて数を減らしながらも戦い続けてきた第二世代主力量産機コンペ落選機体7機が全機ロスト。前線では、学園都市で開発された試験機を救援に送って欲しいという声も見受けられるように |
| 5月14日 | (H.D)テトラルキア計画第3段階終了報告。二段階目の研究結果において作成された人格保有者の髄液を投与することでその他の胎児にも同じ状態を発現させることに成功した。これによりA号ゲノムによって人体を維持したまま人間が変異したことになる。この人格は「ヴェーダ」と呼称し、薬剤や外科手術による成長の促進・遅延や肉体の整形が施され様々な活躍が期待されている。実験に耐えうる肉体に成長した個体が増えた後、本来の目的であるA号標的に対するアクセスが開始される予定である。 |
| 6月?日 | (中国)工業特区にて【B反応装甲】が開発される。一昔前の国内の研究所の事故から内乱を経てようやく形を成す。第2世代機の装甲に用いることを決定。 |
| 6月18日 | (イラン・アフガニスタン)イラン・アフガニスタン方面でD.P残党から成るテロ組織『中東解放戦線』による大規模テロ発生。アフガニスタンでは中東解放戦線と軍部が結託しクーデター発生、内戦が勃発。 |
| 7月14日 | (日本)自衛隊と滅草隊の間で指揮権の統一についての会合が開かれる。両組織とも指揮権統一について異論は無いものの活動内容の違いからどのようにするかで議論が開始される |
| 8月9日 | (アメリカ)アメリカ・サンディエゴが突如として津波に襲われた。市街地だけでなく軍港も被害を受けており、インフラ・防衛力共に機能が停止している。現在確認中だが死者は8000人を越えるとされている。津波が起きる1時間前にサンディエゴ沖合にて、一般の漁師から沿岸警備隊に「下に悪魔がいる」と通報が入っていた。その直後に電子機器が使用不能になっており、危機感を覚えた沿岸警備隊によって避難勧告がなされた。 |
| 8月24日 | (日本・アメリカ)日米合同生命理工学研究プロジェクトにてF.V変種を用いた新たな技術の開発に成功。変種に見られる遺伝子レベルの性転換という急激な変異を引き起こす特質に着目しゲノム編集を行った結果、テロメアを一気に消費させ生物を急激に成熟させる作用を持った変異株の作成に成功した。この特質を用いて様々な生物に対して実験を行った結果それ相応の莫大なエネルギーは必要とするがヒトの受精卵を僅か2週間程で胎児まで成長させ新生児レベルに成長させるのにたった1ヶ月の時間で済む事が確認された。この変異株は時を加速させるような効能を見せることから時の神クロノスから肖り『Χρόνος』と命名され、研究者達はクロノスを用いれば例えば作物や家畜の品種改良にかかる育成期間の大幅な短縮を可能とする為新たな産業革命が起こるだろうと歓喜した |
| 8月25日 | (日本)日本の人工衛星によってサンディエゴの津波の画像が解析された。その結果、常緑高木のような物が写っていることが判明。しかしその形状は海獣の尾鰭のように見えると観測者から報告されている。なにより重要なのはその大きさであり、画像解析の結果と津波の被害を踏まえれば、オーストラリアで確認された未確認海棲生物を凌ぐ巨体であるとされる。 |
| 9月?日 | (日本)日本にて某国難民グループによるヴェスティージを用いたテロが発生しかけるも未然に防がれる。某国難民グループは殲滅、裏で手を引いていた共産主義を掲げる某政党もテロ組織として逮捕された、ヴェスティージが中華マフィアによって作られた違法除草兵である事が判明し、国連は中国に中華マフィアの殲滅を要求。この事件により、日本国内での某国難民の社会的地位は失墜し、某国難民の殆どは中華人民共和国へと亡命することになった |
| 9月?日 | (D.P残党)除草重兵【エスペランサ】がD.P残党にてロールアウトされる |
| 9月19日 | (イギリス)イギリス ドーバー海峡内で全長180m近い未確認のA号標的が出現。これまでの未確認とは異なり植物型でこそあるものの、その巨体故に下手に討伐するとその質量により津波が起こる可能性が高い上激しい光合成により戦艦すら転覆しかねないほどの乱気流と巨大な電磁積乱雲が発生。更に活発に放出されるF.V変種を含む大量の花粉が風に乗りイギリス本島に到来した。 |
| 10月?日 | (日本)学園都市にて除草兵用オプション装備として水中ユニットの構想が発表される。世界各地で目撃される大型A号標的との戦闘を想定した装備として設計開発を行うとのこと。除草兵の活動領域の拡張も目標とするため、水中用WSを除いた全世代の除草兵を対象に入れているようだ。 |
| 10月15日 | (アメリカ)南米から出撃したD.P艦隊がアメリカを襲撃、ニューヨーク沖で激しい戦闘が行われ、流れ弾で市街にも被害が及ぶ。1週間の戦闘の末到着したアメリカ軍側WFによりD.P側WFを撃破に成功。 |
| 10月25日 | (アメリカ)D.P側WF撃破地点から突如乱気流と巨大な電磁積乱雲が発生。直後海中からD.P側WFと酷似した物体が海中から出現。防衛網を突破され、ニューヨーク市街に大きな被害を出したのち海中への逃亡を許す結果となった。 |
| 11月10日 | (オーストラリア)オーストラリアは「ミズガルドの壁」の残骸を再利用した新兵器開発を開始。有力な案として堅牢な素材を流用した移動要塞型WSの製造が挙げられている。 |
| 12月28日 | (日本)日本・鳥島で基地融合型WS『凄之雄(スサノヲ)』建造開始。 |
| 2001 | 1月1日 | (日本)伊豆下田学園都市にて伊佐木 社(イサギ ヤシロ)が誕生 |
| 1月1日 | (日本)学園都市の研究室で実験中の機器の誤作動によりWS試験機が大爆発を起こす事故が発生。第6研究棟が半壊し30名が死亡、87名が重軽傷を負った。 |
| 1月1日 | (オーストラリア)オーストラリアにて要塞型WFの製造が決定。ミズガルドの名を引き継ぐことも同時に決定された。 |
| 1月2日 | (日本)前日の学園都市での事故の最中、最終調整中だった布都(フツノ)5番機がAI自己判断により起動、救出活動に参加していたことが判明。特に被害が酷かった区画に早期に突入したことで1名の救助に成功した他、多数の要救助者の救出に貢献した。各部再点検及びAIチェックの為5番機の実戦投入は延期される。 |
| 1月3日 | (中国)工業特区にて、純正中国第2世代除草兵「饕餮(タオティエ)」が8割完成となる。暴走リスクを鑑みてB反応装甲は大盾として使用されることに決定。 |
| 1月4日 | (日本)伊豆下田学園都市。伊佐木 社の養母に伊佐木 万梨阿が立候補する。周囲の反対はなく学園都市上層部はそれを了承する。手続きは滞りなく行われ、無事伊佐木 万梨阿が伊佐木 社の母親となる。 |
| 3月9日 | 除草兵【リグ・オーム】が大規模非営利団体「HOMINIS DIGNITATI」にてロールアウトされる |
| 4月1日 | (日本)岩槻一郎、博士課程取得し、JAに就職。A号標的研究部門に配属される。本人曰く気が付いたらこの道を選んでいたとのこと。このことをアリシアに報告した際、ついでに好意を告白している。 |
| 4月4日 | (中国)純正中国第2世代除草兵【饕餮(タオティエ)】がロールアウトされる |
| 5月20日 | (イギリス)ドーバー海峡の巨大植物型A号標的に対しイギリス軍は『水中から接近し暴風の影響が及ばない至近距離に到達後、A号標的の上部分から順次破壊していく』という形で討伐作戦を決行。防塵マスクすら意味を為さない程の大量の花粉が舞っている空間でありF.V変種への感染が不可避であったため、討伐部隊は志願兵で編成された。 |
| 6月1日 | (オーストラリア・アメリカ)オーストラリア及びアメリカで確認された超大型A号の捜索が行われた。艦隊や潜水艦も用いた大規模な作戦で、一ヶ月かけて行われたが本体は見つけることができず失敗した。 |
| 6月?日 | (ドイツ)アイルランドに一機配備されていたリア・ファルの400mmレールライフルが巨大植物型A号標的に対して暴風圏外から有効打を与えられる事を確認、これを受けたドイツは現存するリア・ファル全機を対巨大植物型A号標的討伐戦に派遣。光合成によって暴風を引き起こす枝葉を400mmレールライフルが破壊していった為に暴風圏及び電磁積乱雲は縮小、乱気流と花粉が大幅に弱まった所をイギリス軍討伐部隊が総攻撃して巨大植物型A号標的は討伐された |
| 6月?日 | (中国)中華マフィア殲滅決戦に呼応するように饕餮(タオティエ)が突如自律行動を取り勝手に出撃。同時刻、中華民国臨時政府領の手薄となった地域にA号の一群が運悪く襲撃をかけたところを単騎で迎撃に入る。当事者は少なく、その目撃談からは深緑色の閃光という言葉が出てくるだけだった。事件後、饕餮は厳重に拘束、カラーリングが紫へと変更される。 |
| 6月?日 | (中国)中華マフィアを本拠地で籠城するまで追い詰めた中華民国臨時政府は、遂に決戦を開始。中華マフィア側はヴェスティージ5機を含む残存戦力で応戦するも、量も質も遙かに劣っていたので一方的に殲滅された |
| 6月20日 | (オーストラリア・アメリカ)300m超の巨大な蔦を太平洋深海で発見。 |
| 8月?日 | (日本)学園都市にて水中ユニットの試作機が完成。リーフシャークの技術を参考にしたものとの事。背部に外部電源(大型全個体電池)と水中用複合推進ユニット、腰部に姿勢制御ユニット、脚部に補助推進ユニットを装着する形となっている。また、気密性を高めた水中用コクピットブロックも用意されている。まずはヨウコウで水中ユニットのテストを開始するようだ。 |
| 8月10日 | (H.D)テトラルキア計画。これまで第一段階及び第二段階で中途半端に人格を発言した被験体達に再施術を行いヴェーダを発現させることに成功した。この被験体達は計画初期に使用していたこともあって肉体年齢は5〜8歳となっており、外科的な方法で肉体の強度を上げた後、リグ・オームのテストパイロットとして運用することが決定した。この際ヴェーダを発現しなかった被験体は廃棄されることとなる。 |
| 8月15日 | (日本)鳥島で建造された基地融合型WS『凄之雄(スサノヲ)』の第一回試験運転中、突如凄之雄が暴走。付近の複数WS部隊が鎮圧に当たるが人工衛星「たいよう」とリンクした広大な範囲のレーダー、八つの人工脳髄による連携力、そして最新鋭のフレームや光学兵装により殲滅。下手に刺激すると半径300kmを射程範囲とする曲射型運動エネルギー爆撃砲『神逐』が飛んできかねないこと、更に電力供給源として原子力発電所を併設していたため政府は鳥島及び周囲50kmに接近禁止命令を下した。 |
| 8月?日 | (ソ連)ソ連より東欧側の六カ国が独立し、EUに加盟すると発表、中央アジア側でも更に一カ国が独立した。背景にはソ連のH.D傾倒や地方への圧政等があり、ソ連の影響力低下が囁かれる |
| 8月?日 | 除草重兵【エーギル】がオーストラリア軍にてロールアウトされる |
| 8月26日 | (世界)国際研究会にてF.V変種に対するワクチンを開発。性転換による急激な肉体の変性とテロメアの異常消費により感染者は急激に衰弱し様々な合併症を引き起こし死亡率が30%を超え死なない場合でも多臓器不全など肉体に様々な障害が残る最悪の感染症に対するワクチン開発は全世界でも至上命題とされており漸く実用化に漕ぎ着ける事となった。なおこのワクチンには原種のF.Vをゲノム編集した物を使っておりF.V感染による身体機能の変異が起こらなくなっており代わりに生命力を励起させる程度の作用に留まっている。 |
| 8月30日 | (日本)突如鳥島の凄之雄が水中に向け攻撃を開始。30分後オーストラリア、アメリカで確認されたものと同型と思われる巨大A号が鳥島近海3km地点に出現。凄之雄からレーザー砲、レーザーブレードによる攻撃を受けるも逆に光合成により活性化急速に島へと接近。至近への接近を許した凄之雄は島の一部毎飲み込まれ、A号体内で大破圧潰したと推定されている。併設されていた原子力発電所は無人であったためか攻撃されず辛うじて無事であった。 |
| 9月?日 | (日本)JAと学園都市は合同で専門家会議を開き、凄之雄と巨大A号との戦闘を分析。巨大A号標的が、深海での活動のために超高効率の光合成器官を獲得している可能性が高いとししつつ、これ迄のレーザー兵器は飛来物の迎撃や蔦の切断等に限定され、光としてA号標的相手に与えるエネルギー総量が低かった可能性。レーザー兵器はビームやプラズマ兵器と異なり投射する質量が極めて低い事から切断迄に時間がかかり吸収を誘発したのではないかとする見解を纏めた。 |
| 9月19日 | (イラン・アフガニスタン)アフガニスタン内戦で中東解放戦線・軍部勢力が勝利し首都を含めた大部分の領土を占領。前政権は国外に追いやられたものの臨時政府を宣言し徹底抗戦の構えを見せる。 |
| 9月20日 | (オーストラリア)シドニーへと進路を向ける巨大A号標的を確認、シドニーへの進路上に多数の艦隊とリーフシャーク部隊を配置、沿岸近くに誘い込み、エーギルの突撃で打倒するプランが立案される。 |
| 9月23日 | (オーストラリア)リーフシャーク部隊による誘引には成功したものの、艦隊の砲撃が十分な効果を発揮せずエーギル進路への引き込みに失敗。突撃自体は成功したものの効果は不十分であり、反撃を受けエーギルは大破。参加艦艇の大半を喪失、シドニー市街もA号の起こした津波により多大な被害を受ける。 |
| 12月13日 | (アメリカ)ボーイング社にてかねてより研究開発を独自に続けていた常温環境下での固体媒質メーザーの開発に成功。まずメーザー技術とは誘導放出によるマイクロ波増幅の総称でありレーザー技術よりもさらに前から実用化されてはいたものの使用に際して極低温環境及び磁気遮蔽、強力な磁場を必要としておりあまりにも膨大なエネルギーとコストがかかる為兵器運用レベルに至るのは机上の空論とされていたのだが、今回A号標的から採取された有機結晶体によって作り出された特殊な分子結晶を用いることにより常温環境下での作動が確認され兵器としての開発に踏み切る事になった。この技術を用いれば電磁波という特性上先日確認された光エネルギーであるレーザーを光合成システムによる分解などというデタラメな防御手段によって無効化したA号標的すらも屠る事の可能な高エネルギーメーザー兵器となり人類はA号標的へのさらなる有効打を得る事になるだろうと研究チームは語った |
| 2002 | 1月1日 | (ソ連・E.U)ソ連、E.U国境付近のA号への防衛戦が大規模に崩壊。双方共相手側から新型WS(神威型)による奇襲を受け戦線が崩壊したと主張しており、混乱が収まらない内に多数のA号に突破を許し、東欧地域へA号の進出を許すことになる |
| 1月7日 | (エジプト)スエズ要塞が謎のWS(神威型)の襲撃を受け崩壊。直後新型A号が多数上陸しエジプト、イスラエルが崩壊小アジア地域までがA号の侵食を受ける。 |
| 1月8日 | (中国)四川省にてスエズにて確認された新型A号(神威型)が飛来、各地にて襲撃を受ける。防衛隊や共和国政府の援軍の尽力により退けるも襲撃地はA号の侵食を受けることとなる。割合にして四川省の20%でありそこに省都も含まれる。同日22時、中華民国臨時政府領に神威型出現。四川省襲撃の情報を受け襲撃を予測し迎撃体制を整えるも圧倒的性能差の前に蹂躙にあう。臨時政府は饕餮(タオティエ)の解放を決断するも到着時に神威型は既に去っていた。結果的に臨時政府領内の23%は侵食される。襲撃地と周辺地帯にて気温の上昇、それに伴う大雨や強風が発生し、生活圏の後退を余儀なくされる。この出来事は「鮮血のクリスマス」になぞらえて「血祭りの春節」と呼ばれる。 |
| 1月10日 | (日本) 伊佐木 社の経過観察レポートが学園都市上層部に提出される。健康状態は良好、成長が平均よりやや早いとの報告が記載される。現状問題なしと判断される。 |
| 1月10日 | (東南アジア)前年のオーストラリアの艦隊戦力の激減と巨大A号の沿岸での活動による港湾施設の破壊により新型A号の進攻を阻めずフィリピン、マレーシアを始めとした東南アジア地域が陥落。海上交通の要所がA号の手に落ちたことで人類側の戦線維持が難しくなり、各地で戦線の崩壊が相次ぐこととなる。 |
| 1月15日 | (日本)学園都市にてAI間大規模統合戦術クラウドネットワークシステムが起動。日本端末は高天原と命名。米、英の学園都市にも順次設置される予定。 |
| 1月23日 | (サウジアラビア)中東のDP残党の拠点の1つと交戦中に正体不明のWS部隊が乱入、DP残党部隊を殲滅した後に撤退した。正体不明機はまるで未来を見ているかのような機動で戦闘していたという。またレーダー及び熱探知で補足できなかったため、何かしらのジャミング機能を搭載していたと考えられる。 |
| 2月?日 | (日本)前線に投入された布都(フツノ)の活躍により北海道に襲来したA号標的の殲滅が完了。第三世代除草兵の有用性が認められて布都(フツノ)の量産や量産型第三世代除草兵の開発といったプランが浮上し、世界各国もまた第三世代除草兵の研究開発を始動させる |
| 2月17日 | 除草兵【B-100】がボーイング社にてロールアウトされる |
| 2月24日 | (中国)「血祭りの春節」から現戦力での対A号戦闘における不足を痛感させられた共和国政府と臨時政府の間で「一元計画」以来の同盟の声が高まる。互いに中国内の組織として領土の奪還完了迄は手を組むこととする。期間中だけ臨時政府は工業特区での技術支援を行い、共和国は臨時政府を共和国政府下の組織として立場を認めることとなった。(組織名は和合機関) |
| 3月?日 | (アメリカ)セントローレンス島前線基地が正体不明のWS(神威型)の襲撃を受け全滅。配備されていたインジェントスローターも破壊され、北極海から海を通じて抜けるルートの抑えが消失。以後、アメリカ西海岸に襲来するA号標的が増加する |
| 3月15日 | 特殊除草重兵【アクロニム】がオーストラリア軍・コモンウェルスオーストラリア社にてロールアウトされる |
| 3月15日 | (オーストラリア)昨年より開発されていたミズガルドの壁を用いたWFがロールアウト。ここまで早期に開発できたのは、1950年代から移動要塞として建造されていた機体を流用したためである。この機体はA号襲来に際し、それを殲滅するため6本の脚部による走破性と水中への適応性を持たせ、どこからでも戦略級ミサイルを放てる移動要塞として建造が進められていた。しかしA号の対空性の高さと攻撃性能に対応できる機能・装甲が用意できなかったため非武装のまま軍事基地として運用されていた過去をもつ。これまで戦い抜いた技術とミズガルドの装甲を受け継ぎ、前線に赴くことになった。 |
| 4月?日 | (アフリカ・ヨーロッパ)エジプト崩壊後もA号の進攻は続き6月迄に北アフリカ全域が陥落。ジブラルタル海峡を挟んでの攻防が続く。 |
| 6月?日 | (ヨーロッパ)ジブラルタル海峡に以前ニューヨークで確認された超大型A号(エスペランサ)が出現。戦線の突破を許したことでイベリア半島へA号が進出。この頃からWS型A号の動きが何かからアップデートを受けたかのように洗練されたものとなり、第二世代WSの機動性、運動性の面での限界が取り沙汰されるようになる。 |
| 7月9日 | (フィリピン)フィリピンが大寒波に見舞われ、経済・インフラに大打撃を受ける。またインドネシアを始めとした周辺諸国も被害を受けており、寒波や電子機器の停止など観測された異常気象とは比べものにならない規模で観測された。フィリピンでは常にオーロラが確認されている。 |
| 7月29日 | (フィリピン・ナラウト島)超大型A号には動きがないものの、体内から大量のWS型が放出され超大型A号を守るように展開していることが確認された。これを受け、むしろ討ち取る好機と判断しオーストラリア・日本が中心となって連合艦隊を編成することが決定された。 |
| 8月4日 | (日本)JA、A号標的研究部門より現在までのA号標的の行動について人類に対しての偵察もしくは新種の性能試験を行っていた可能性があるのではないかと推測される。今後はさらなる新種もしくは侵攻パターンの変化が現れる可能性を指摘する。 |
| 8月9日 | (フィリピン・ナラウト島)アクロニムを旗艦とする第一艦隊と日本艦隊による挟撃開始。日本艦隊がWS型A号群を引き付けている間にアクロニムが上陸、その火力で超大型A号を焼却する予定だった。しかし突如として超大型A号が覚醒し、開花するかのように頭部が展開、プラズマを収束したであろう光線を放つ。アクロニムはベトナム・マレーシアからなる艦隊の盾になる形になり、左舷装甲の第一層・第二層が蒸発、主砲は使用不能となる。 |
| 8月10日 | (フィリピン・ナラウト島)超大型A号は光弾を放ちつつWS型A号を展開。挟撃作戦が功をなし徐々に包囲を狭めていく。この際アクロニムは第一艦隊全てのWS隊の補給を賄っていた。 |
| 8月11日 | (フィリピン・ナラウト島)戦闘中、正体不明のWS小隊が高速で飛来。(5機編成でそれぞれが大型ブースターオプションを使用していたと思われる)連合艦隊を援護する動きを見せたため、共闘することとなった。作戦終了後の混乱に乗じたのか忽然と姿を消し補足することはできなかったという。 |
| 8月12日 | (フィリピン・ナラウト島)アクロニムが超大型A号に突貫。右舷が蒸発しつつも超大型A号をその自重で貫き、目標は沈黙。残存目標も逐次撃破し今作戦は終了した。 |
| 9月1日 | (東南アジア)東南アジア諸国は、東南アジア連合国United of South East Asian Nations(USEAN)を結成。合同で東南アジア地域の維持を行うとした。実質的には各国の亡命政権を纏めたもので、H.DやE.Uからの支援を受けたインドシナ半島北部地域と、オーストラリアから支援を受けたインドネシア南部は辛うじて領土を維持しているものの、多くの地域がA号の支配下にあり、奪還の目処は立っていない。 |
| 9月13日 | (カナダ)A号標的の侵攻を止めきれず国土の4割を占領されてしまう。また、新型A号(神威型)の姿も確認されていたとの報告があったという。カナダ政府は国民の避難を検討し始める。 |
| 10月5日 | (フィリピン)フィリピン政府がアクロニムの残骸から秘密裏に情報を抜き出そうと画策。超大型A号の汚染など任務は困難を極めたが情報を抜き取ることに成功した。 |
| 12月4日 | (日本)北海道に再びA号標的が襲撃してくる。自衛隊、滅草隊が共に防衛にあたる。北海道襲撃と同時刻、鹿児島県が大型A号標的に襲撃される。 |
| 12月14日 | (日本)昨年度に海底にて発見した超大型A号の物と思われる300m超の蔦のような器官について新たな発見があったことをJAが政府に報告した。この器官は当初、身体を保持・固定するためか根のような役割の器官だと思われていた。しかし内部構造の解析によって、むしろエネルギーを送り込む役割を持っていたことが判明した。 |
| 2003 | 1月?日 | (中国)復興とA号への反抗作戦を続けながら制御の効かない饕餮(タオティエ)に代わる新たなる力として第三世代機開発を決定。研究所として内乱時に大勢の難民の受け入れ先で、ある時を境に何故か無人となって放置されてた九龍城砦を改築して利用する事とした。 |
| 1月?日 | 除草兵【河底・双(ホーテイ・シュアン)】の開発が中華工業連合・共和国政府の共同開発にてスタート |
| 1月10日 | (学園都市・日本)伊佐木 社の第2回経過観察レポートが学園都市上層部に提出される。健康状態に問題なし。ただし1歳児の平均より運動機能が高めとの報告が記述される。これに関してはF.V感染患者に見られる身体能力の向上と同一のものであると考察される。F.V変種が自我の発達に影響を及ぼすか調べるため、伊佐木 社の自我を抑制せず発達させる方向で観察を続行するとのこと。 |
| 2月1日 | 除草兵【コロンビア】がロックウェル・インターナショナル、レイセオン・カンパニーの共同開発にてロールアウトされる |
| 3月1日 | (オーストラリア)先の戦闘によって多くの人的資源を失ったため、この損失を補うため徴兵を実施。(17歳以上対象)また、軍士官学校の行程を早めるなど対策を行なった。 |
| 5月?日 | (中東)中東各国、中東解放戦線をD.P残党によるテロリストグループだと発表、その脅威を自分達で取り除くとして討伐作戦を行う。その結果、中東解放戦線はイランをはじめとした他国に潜んだ部隊が殲滅され、アフガニスタンに閉じ込められる形となった |
| 5月?日 | (中国)九龍城砦と工業特区にて進められていた第三世代開発であるが、光学兵器の搭載と神経制御の技術が未熟であったため先ずは人とAIの連携を元に動かす方向へと開発を進めることとした。(提案者いわく人×AIものの作品から着想を得たとのこと)ゴズ・メズを簡易的に再現した「ゴクソツ」を搭載した仮に第二.五世代とされる河底・双(ホーテイ・シュアン)をロールアウト。 |
| 5月?日 | 除草兵【河底・双(ホーテイ・シュアン)】が中華民国臨時政府・共和国政府にて導入開始 |
| 6月?日 | (中国)中華人民共和国政府は依然として軍閥勢力に支援を続ける龍インダストリアルをテロ支援企業に指定し、龍インダストリアルの施設への武力行使を行った。これにより、龍インダストリアルは壊滅し、軍閥勢力の兵站に甚大な被害が発生。その一方で、龍インダストリアルの生き残りは中華工業連合へと身を寄せた |
| 7月?日 | (中国)龍インダストリアルより合流した技術者達も加えて光学兵器と神経制御の再現を行う事とする。最新技術吸収のため、内乱により行えなかった学園都市への技術者や研究者の派遣も考慮される。 |
| 7月10日 | (H.D・インド)「ヴェーダ」よるA号との交信実験が行われた。今回の実験には予備役も入れ、10体の被験体が使用される。その結果、内3体が使用不能になり4体が脳機能の低下による植物状態となった。生き残った三体からは「能動的に弾かれた」「やはり人体だけでは負荷に耐えられないのでは」と報告されている。 |
| 7月12日 | (H.D・インド)H.D研究所にWSタイプA号標的三体による奇襲を受ける。この際、先の実験によって植物状態になっていた被験体が奪取される。被験体四体の内、A号ごと焼却する形で三体は処分。しかし一体はWSタイプと共に行方不明となった。ヴェーダ経由で探知しようにも植物状態であったためか失敗。現在なぜA号標的がこのような行動に出たのか調査が進められている。 |
| 7月?日 | (学園都市・日本)伊佐木 社の脱走騒動が発生。スタッフが必死になって施設内を捜索する。その後、母親の伊佐木 万梨阿によって、施設内の同年代の子供と遊んでいるところを発見される。子供の家族が迎えに来たことで解散した模様。伊佐木 社発見から2日後、伊佐木 万梨阿から学園都市内の同年代の子供と関りを持たせられないかとの申し出が行われる。 |
| 8月?日 | (学園都市・日本)伊佐木 万梨阿からの訴えを踏まえ、一般人との接触の際も伊佐木 社の警護を行える体制を整えることを検討。結果、学園都市は表向き生活介助用兼お友達用として警護ロボット?を派遣することを決定。 |
| 10月?日 | (ソ連)A号標的、南下開始。中国に向けての侵攻が目的ではないかと予想される。侵攻ルート上に位置する各集落に避難勧告が通達される。 |
| 11月15日 | (学園都市・日本)伊佐木 社に関する報告書が学園都市上層部に提出される。報告書には皐月(サツキ)のデータログの解析結果に関する記載が載せられていた。皐月(サツキ)と伊佐木 社との間で電子的な双方向通信のようなものが行われていた形跡があった模様。学園都市上層部は他のデザイナーズチャイルドでも似たような事例がないか調査を行う予定だ。 |
| 12月1日 | (学園都市・日本)伊佐木 万梨阿、伊佐木 社を連れて以前施設内で出会った同年代の子供のもとへ遊びに行く。子供同士で遊んでいる最中に交通事故に遭いかける。しかし、ギリギリのところで皐月(サツキ)が社と子供を突き飛ばしたおかげで無事であった模様(皐月(サツキ)は車に引かれて重要な部分を除いてボディを損壊する。)なおその際、数秒間周囲の物体が停止していたと報告される。 |
| 12月9日 | 除草兵【アラニヤカ】が大規模非営利団体「HOMINIS DIGNITATI」にて開発される |
| 12月?日 | (アメリカ)アメリカ生命工学特務機関でF.V変種を用いたC.E.S細胞の人獣融合強化実験が開始。F.V変種特有の遺伝子変化能力、ワクチンの出現、医学の発達により通常種F.Vより2.5倍近い適合率となり、ドーベルマンといった哺乳類のみではなく魚類、鳥類などの遺伝子を組み込むことにも成功している。 |
| 2004 | 1月10日 | (オーストラリア)戦力向上のための軍事計画を発令。コモンウェルス・オーストラリア社を筆頭に国内の企業と連携を取り、高性能WS及び防衛用WFの開発を決定した。軍内部の人員が減少してしまったため、単機の性能を向上させることを目的としている。 |
| 1月11日 | (日本)下田海岸に一体のWS型A号標的が打ち上げられる。これまでのWS型とは異なり、まるでフレームだけのような姿でその左手には「植物のような子供」が握られていた。この個体は子供も含めてJA(農協)に確保された。 |
| 1月15日 | (学園都市・日本)2003年12月1日に起こった交通事故に関する調査レポートが学園都市上層部に提出される。レポートには現場で一定範囲であらゆる物体や生物が停止していたのを一部カメラに記録されていたこと、事故現場には伊佐木 社を中心に何らかの波動が検知されていたこと、また、事故の後、念のため伊佐木 社 ?の検査を行ったところ、脳の一部機能とα-クロロフィルの活性化が確認されていたと記載されていた。これを受け、伊佐木 万梨阿同伴の元、伊佐木 社の再検査を決定する。 |
| 1月15日 | (東南アジア)USEANにおいて移動要塞型WFの開発が開始される。すでに内部機関は完成しており、年内にはロールアウト予定 |
| 1月20日 | (学園都市・日本)生産に失敗し身体が外界での生存に適していないデザイナーズチャイルドの脳髄とAIを利用したWS『天来(テンライ)』の開発がスタート。 |
| 1月24日 | (インド)タール砂漠の急激な緑化が確認される。以前出没したワーム型A号との関係が考えられており「サンディエゴの怪物」のケースを踏まえて、母体にあたる個体が存在することが想定されている。 |
| 1月30日 | (インド)特殊なWSタイプA号標的(神威型)が緑化したタール砂漠に佇む姿が哨戒部隊によって確認される。このWSタイプ自体はすぐに飛び去ったが、これ以降タール砂漠の植物が多量の花粉及びF.V変種株を放出するようになり、インド政府は急速な対応を余儀なくされた。ワームタイプの解析結果により、砂漠の緑化はワームタイプではなく、この特殊WSタイプによるものであることが判明している。 |
| 1月30日 | (インド)インド政府は新型A号の襲撃を受け、H.Dに開発を委託していた拠点型WFのロールアウトを早めることを要請。同年内にパキスタン・ネパールにも配備されることが決定された。 |
| 2月9日 | (インド・パキスタン・ネパール)インド北西部にて都市部が巨大なミミズのような生物の強襲を受ける。突如として地面を突き破り出現したため対応が遅れ、パキスタン・ネパールでも同様の生物が出没しており、少なくない死傷者が報告されている。 |
| 2月11日 | (アメリカ・ハワイ州)アメリカ・ハワイ州都ホノルルにてA号標的によるものと思われる攻撃が発生。レーダー網をすり抜け、市街中心地の上空100mほどにて大型の爆弾のようなものが炸裂。衝撃で100棟を超す建物が倒壊するなどの被害が出たほか、爆心地から無数の小型A号標的が出現した。アメリカ軍は配備されていたコロンビア1機、シャングリラ15機でこれに応戦、殲滅に成功するが市街地および住民に大きな被害が出た。 |
| 2月13日 | (アメリカ)アメリカ軍はこの攻撃を「クラスター」と仮称。小型A号の元となる「種子のようなもの」が無数に詰まった種塊が投下、炸裂したものと推察され、今まで確認されていなかった未知のA号標的による超長距離弾道砲撃であるとの認識を発表した。発射地点は現時点では確認されず、特定と対応が急がれる。 |
| 2月13日 | (インド)パキスタン軍によって討伐された個体がH.D研究機関に引き渡され解析が行われた。現在判明していることは全長約30mで体表から一種の溶解液を分泌しているおり、口部のように見える部位はむしろ袋に近く、内部からより高濃度の溶解液が分泌されている。細胞の解析からA号の特異形態であることはわかっており、砂漠といった地形やその逆に山脈を掘り進むことに特化したのではないかと仮説が立てられている。 |
| 2月15日 | 除草重兵【チャンガラ】が大規模非営利団体「HOMINIS DIGNITATI」にてロールアウトされる |
| 3月14日 | (学園都市・日本)2003年12月以降、伊佐木 社の周囲で特異現象が確認されるようになる。学園都市上層部は再検査の結果とレポートの内容から伊佐木 社が特異現象を起こしていると考え、実験と調査を命じる。また、伊佐木 社以外のデザイナーズチャイルドにも同様の現象が起きていないか調査を行うことを通達する。 |
| 4月?日 | (オーストラリア)オーストラリア政府は軍、民間への大規模な人、AI連携システムの導入を決定。又、AIを最大限活用する為、AI間大規模統合戦術クラウドネットワークシステムの端末を独自に設置した。このオーストラリア端末はエイドスと命名される。 |
| 5月3日 | (アメリカ)F.V変種を用いたC.E.S細胞の人獣融合強化実験で生産された受精胚74個が研究機関への輸送中アメリカの過激派人権団体に資金供与を受けたD.P残党に奪取。事件に関わった過激派人権団体及びD.P残党は逮捕、確保されたものの受精胚の大半の確保は失敗。D.P残党の勢力が強いサウジアラビア、メキシコ、アフリカ地域に輸送されたものと考えられている。 |
| 5月?日 | (オーストラリア)オーストラリア政府はU.O計画(Ultimate.Ordinary)を開始する。学園都市、JA、H.Dからの技術協力を受け人との常時接続を前提としたイデア型AIを作成。軍人、民間人含め志願者への適応を開始。第一ロットを5千人、第2ロットは10万人規模での適用を計画。最終的に全国民への適用を、目指すとしている。又、軍は独自に新生児500名にこの技術を適応し次代の幹部候補として養成するとしている。 |
| 5月?日 | (中国)ソ連から警告されていた通りに南下したA号標的が中国へと侵攻。中国両政府は河底・双(ホーテイ・シュアン)4機を含めた部隊によって迎撃を試みるも失敗に終わり、モンゴル周辺が陥落して河底・双(ホーテイ・シュアン)も4機全てが失われた。剥き出しのコクピットでは敵の攻撃どころか高機動の余波で飛び散る土砂によってパイロットが死亡するとの報告があり、除草兵型A号標的との戦闘には通用しないと前線から評価される、これを受けた中華民国臨時政府はA号標的からの領地奪還を掲げるが、中華人民共和国政府は龍インダストリアルを失って補給に苦しむ軍閥勢力の征伐を主張し、両政府間に亀裂が走ったとの見方が強まる |
| 6月?日 | (イギリス)イギリス海軍が秘密裏に進めていた次世代除草重兵開発計画「ランバージャック」により仮称一.五世代除草重兵【クロスカット】が完成、それに合わせてA号標的から取れる結晶から発せられている力場を利用した技術を発表。 |
| 6月15日 | (東南アジア)USEANは移動要塞型WFの自力開発を断念、オーストラリアから正式にアクロニムのデータ提供を受けるとともに共同開発を開始。(実際は、オーストラリア側にアクロニムの技術盗用が発覚し、支援の打ち切りを迫られたための苦渋の選択だったとされる。) |
| 6月17日 | (学園都市・日本)水中ユニットが完成する。しかし、SEウエハース装甲のように海水に弱い装甲を採用している機体に水中での戦闘を行わせるのはどうかという意見が多く寄せられたことで装備として正式採用を逃すこととなる。 |
| 6月?日 | (中国)臨時政府内で防衛失敗、技術試験機であり構造が前より指摘されていたにも関わらず河底・双(ホーテイ・シュアン)を出撃させた責任を取る形で開発者や現場責任者達が解任させられる。今の臨時政府内の渾沌メンバー内で防衛で弱った為に更に雌伏の時間を過ごす事、共和国や軍閥両方に潰し合いをさせその後乗っ取る漁夫の利を得る方針が決定。臨時政府から共和国政府へ「軍閥の征伐は研究所や特区にて支援は行うが飽くまでも国の問題は一勢力の我々でなく自国で取るべし(要約)」と返答する。 |
| 7月?日 | (中国)臨時政府内の渾沌で、構造は問題ある河底・双(ホーテイ・シュアン)だがゴクソツの支援自体は「AIと人間の連携」のデータとして有効活用できると判断された。そしえ国土奪還…将来的な神威型や新型A号との戦いに備え饕餮(タオティエ)を第3世代仕様に変更するプランが提唱される。主に光学兵器とコクピット搭載が確定している。人を充てる事でゴズ・メズの制御を行う目的もある。改修か新造かは未定、そして学園都市の技術者待ちでもあるので随分気の長い話とメンバーの半数は笑っていた。専門チームを結成し、パイロットには先々の激戦で生き延びた兵士を選別した。 |
| 7月?日 | (オーストラリア・東南アジア・インド)学園都市での水中ユニット非採用を受け、現在インド洋、東南アジア海域で水中での対A号戦の主力として運用されているリーフシャーク・ロングテールの後継機となる水陸両用機をインド、豪、USEANで共同開発することを決定。完成は来年度となる予定。 |
| 7月28日 | 除草兵【ゾルダート】がラインメタル社＋クラウス=マッファイ社の共同開発にてロールアウトされる |
| 8月13日 | (ドイツ)複数体のWSタイプA号標的がハンブルク市に出現。これを受けドイツ軍は新規開発したWS『ゾルダート』を初めて戦場に投下。第八機甲兵中隊長ヴィルヘルミナ・シュツルム及びその麾下の兵士の奮戦、一体につき必ず小隊規模で対応する戦術により全目標の撃破に成功。この内何体かのWSタイプA号標的の肉体的損傷が少ないのにも関わらず活動を停止していることに目を付け死体を詳しく検査した所、光合成したエネルギーを集める器官が損壊するとエネルギーの供給が出来なくなり、活動続行が不可能となることが判明した。 |
| 10月?日 | (アフガニスタン)アフガニスタン臨時政府及び中東各国連合軍によりクーデター政権が打倒、中東解放戦線は殲滅された。アフガニスタン包囲網によりクーデター政権は物資補充が出来ず、D.P残党自体がエスペランサ開発にリソースの殆どを費やしていた事もあり、除草兵はヘヴィドラム一機とリトルドラム三機を除けば整備不良の機体しか残っていないという有様だった為、D.Pの終焉を印象付ける戦闘となった |
| 10月?日 | 除草重兵【ジオメトリ】がコモンウェルスオーストラリア社・USEAN軍の共同開発にてロールアウトされる |
| 2005 | 1月?日 | (アメリカ)アメリカはD.P残党に奪われた受精胚全ての奪還を完了した。受精胚はメキシコとアフリカに居たD.P残党のアジトで発見され、現地の軍との共同作戦でD.P残党は全て殲滅された。尚、D.P残党はかつての勢いが見る影も無い程に弱体化しており、受精胚を保管するのが精一杯だと言える位にアジトの設備も劣化していたのが確認された |
| 1月15日 | (日本)昨年捕獲された「植物のような子供」に関する検査報告。当該者は人体の95%がA号の細胞に置換されており、骨格から男児・5歳児相当だと推定される。ほぼ全ての肉体がA号に置換されているものの、髄液の検査結果から人の手が加えられたと思われる部位も見られている。現在は意識を取り戻したが、記憶や知識がないらしくコミュニケーションを取ることはできない。フレームのようなA号も同様に、生命活動はしているようだが覚醒状態ではなく、現在は隔離ハンガーにて経過観察を続けている。 |
| 1月?日 | (中国)河底・双(ホーテイ・シュアン)の尻拭いの機会として解任させられた者達は軍閥征伐の後方支援へと回される。 |
| 2月?日 | (中国)前年のA号襲撃後に征伐の情報が流れ少ない戦力で徹底抗戦を試みようとする軍閥と、整った戦力での殲滅を目標とする共和国政府で睨み合いが続いていたが戦力差は歴然であり、共和国政府による軍閥本拠地への電撃戦により呆気なく幕を閉じた。その部隊に河底と海底が紛れていたことから臨時政府の協力があったことは間違いなかった。同月共和国政府による中国統一が宣言される。その裏では臨時政府(和合機関)による国土奪還作戦の準備が着々と進行していた。なお本拠地襲撃時に紫色の閃光が目撃された。 |
| 4月?日 | (学園都市・日本)伊佐木 社、学園都市こども園に入園。友達である嘉村希と同じ場所に通えることに喜んでいるようだ。 |
| 4月?日 | (中国)統一につき落ち着きを見せたと思われていたが、統一を祝して天安門広場にて共和国政府国家主席自らが演説を行なっていたところに軍閥残党による襲撃が発生する。演説者は直ちに護衛と共に避難し、襲撃者は武装警察により取り押さえられた。鎮圧後演説は継続されたが、極少数だけ国家主席の声音や抑揚、仕草に違和感を感じる者たちがいたとされる。 |
| 5月?日 | (カナダ)A号標的の侵攻に苦しむ戦況を好転させる為、カナダは第二世代除草兵【アデプト】をロールアウト |
| 7月18日 | (日本)自衛隊と滅草隊の間で対A号標的合同作戦指揮本部が設立される。これはA号標的との戦闘に関する指揮権統一を目的としたものであり、自衛隊、滅草隊両組織間での連携を強化するための措置であると発表される。人員に関しては両組織からそれぞれ派遣するとのこと。 |
| 8月9日 | 除草兵【グラファイト】がコモンウェルス・オーストラリア社にてロールアウトされる |
| 9月?日 | (世界)高透明度の外殻と黒い内部構造を持つ蕾、又は果実のような形状のA号標的が各地の戦線に出現し始める。外殻は非常に高強度であり、第二世代で運用可能な射撃武器での撃破は非常に困難。反面攻撃手段をほぼ持たず単体での接近は容易であり、M.V.H系の近接装備ならば撃破可能。WS部隊から発光したとの報告が多数あり【グリッター】と命名。 |
| 10月?日 | (世界)WS型含むA号が急激に活性化し、第二世代WSでの対処が困難となる事例が頻発。この事例の大半で、付近に【グリッター】が確認されたことから関連が疑われている。 |
| 11月?日 | (ヨーロッパ)イタリアがA号により崩壊、その勢いのまま、フランス南部まで流れ込まれ、フランス南部がA号に侵食される。同時期小アジアに侵攻していたA号がトルコを崩壊させ東欧側のA号群と合流、バルカン半島国家群がその勢いに抗しきれず次々と崩壊。実質的に戦力の残るE.U国家は英、仏、独の3カ国となる。 |
| 11月?日 | 除草兵【ヴィクトル】がル・アーブル造船所所属研究室・イギリス国防省の共同開発にてロールアウトされる |
| 12月24日 | (カナダ・北米)神威型を含む大量のA号が南下を開始。カナダ軍は東部は死守したものの西部の戦線が崩壊、アデプト部隊が神威型相手に大損害を受けたこともあり、バンクーバーが陥落、A号はその勢いのまま米国境線を突破し、ワシントン州に侵攻。A号に米本土への侵食を許すことになる。 |
| 2006 | 1月?日 | (中国)学園都市より技術者帰還。A号の襲撃や急な統一宣言など激動の中帰還が延長していた彼等だったが何事もなく工業特区に迎えられる。一部は饕餮(タオティエ)の専門チームに迎えられる。中国は第3世代開発を更に進める事とする。 |
| 1月7日 | (オーストラリア)オーストラリア軍はH.I.S(高度集積型常温超伝導システム)とA.F.B.D(力場先行型ビーム兵装)を発表(実際はHD、コモンウェルス・オーストラリア社との共同開発だが名目上オーストラリア軍として発表)、USEAN,インド軍と共同開発中の新型機に搭載するとした。 |
| 1月12日 | 除草兵【ティガーシャーク】がHOMINIS DIGNITATI・コモンウェルス・オーストラリア社・USEAN軍の共同開発にてロールアウトされる |
| 1月?日 | (ドイツ)ドイツはアイルランドとの共同開発プロジェクトにスカンジナビア半島諸国を加えて開発した除草兵【ジークフリート】をロールアウト。第三世代除草兵開発に苦戦していたドイツ及びアイルランドだが、A号標的による被害が少ない一方で新型機開発が難航していたスカンジナビア半島諸国に共同開発プロジェクトへの参加を持ち掛け、各国の技術を組み合わせる事で第三世代除草兵の開発に成功した |
| 3月30日 | (中国)饕餮(タオティエ)改修計画・国土奪還作戦の戦力として簡易版饕餮(タオティエ)と言える戳(チュオ)を建造。また第3世代のフレーム構造を饕餮(タオティエ)に適用するのは一新する必要があるため第3世代仕様の為に機体は新造される事になる。なお和雲嵐とゴズ・メズの交流は先の実戦(前年1月)を経て良好とのこと。 |
| 4月3日 | (日本)静岡県浜松市にA号標的が襲撃してくる。襲撃した来たA号標的にグリッターの存在が確認される。自衛隊、滅草隊で防衛に当たるものの苦戦を強いられてしまう。 |
| 5月6日 | (アメリカ)研究機関で『Χρόνος』の併用により、F.V変種を用いたC.E.S細胞から成る第二世代ライカン一号から十号までの十体が製造。内第二号に当たる個体、名称『コト=ニノチカ』が学園都市のデザイナーズチャイルドのデータ提供と引き換えに学園都市へと譲渡される。第二世代ライカンは特徴として変異誘発剤なしでの変異が可能であることが確認されている。他方、感情の昂りなどで勝手に変異しやすい欠点も見受けられる。 |
| 6月23日 | (イギリス)イギリス海軍主導の次世代除草重兵開発計画「ランバージャック」により仮称一.五世代除草重兵【ターマイト】が完成、フランスへの援助に一部が回される。 |
| 7月16日 | (アメリカ)研究施設から第二世代ライカン三号、六号、八号が脱走。捜索の結果三号と六号の確保には成功したものの八号はカメレオンの遺伝子が組み込まれていたことで肉眼での視認が出来ず見失う。 |
| 9月1日 | (オーストラリア)U.O計画は順調に進行中。想定通り適応者の学習高率の増加と技能の習得速度は飛躍的に向上。離婚率、未婚率が微上昇した他は想定内。精神崩壊事例は数件発生。AIの機能不全が疑われるとしているが詳しくは調査中 |
| 12月25日 | (インド)テトラルキア計画・A号リンク実験に関する報告。今回の実験には捕獲したワームタイプA号を使用し、これを媒介とすることでワームタイプの数量・大型個体の有無・配置等の情報を得ることを目的とする。尚今回の実験から「マントラ」を内臓したWSを導入し、「ヴェーダ」の負担軽減及び性能の向上を行う。結果として大型個体の存在が判明、大まかな位置を割り出すことに成功した。今回の被害はWSのシステムはダウンしたものの、パイロットを担当した「ヴェーダ」は意識を失ったのみで生存している。 |
| 12月30日 | (パキスタン)ワームタイプの大型A号がパキスタン・カトパナ砂漠に潜伏していることが判明したため、インド軍及びパキスタン軍による討伐作戦が行われる。チャンガラ級機動要塞2隻による地雷と飽和攻撃によってこれを撃滅。その後、パキスタン軍WS部隊とアラニヤカ部隊によってカトパナ砂漠のワームタイプ殲滅作戦が行われた。 |
| 12月31日 | (パキスタン・カトパナ砂漠)ワームタイプとの戦闘中に特殊WSタイプ(神威型)がレーダーに感知できない速度で奇襲、「チャンガラ」を粉砕しWS部隊と交戦した。アラニヤカ部隊が殿を勤めたものの、この戦闘によってアラニヤカ部隊を含むWS部隊は全滅、「カトマンズ」は撤退できたがほぼ大破状態であった。 |
| 2007 | 1月1日 | (パキスタン・カトパナ砂漠)カトパナ砂漠が緑化。花粉による被害が深刻かすることになる。原因は特殊WSタイプA号(神威型)だと断定されるが、同個体は前日の戦闘終了後どこかに飛び去っている。 |
| 1月3日 | (JA・日本)「植物のような子供」及びフレーム型A号に関する報告。定期的に切断した指等の部位を検査したところ、これまでは植物で人体を模したような形だったのに対し、少しづつ人の体組織に近づいていることが判明した。また樹液からもヒトゲノムが発見されている。フレーム型A号は明確な異常はないものの、一部の職員から「目が合った」という報告がされている。(フレームな上に植物なので目に相当する器官は当然存在しない) |
| 1月?日 | (中国)国土奪還作戦始動、第一陣として戳(チュオ)、その他兵力を率いて国内A号勢力圏に侵入。防衛戦後の疲弊や異常気象により大軍での移動はできず小規模な戦いであったが、開幕放たれた戳(チュオ)の試作レーザー砲はA号の群れを焼き払いその有効性が確認された。しかしエネルギー消費に追いつかず発射直後予期せぬ出力低下を引き起こした為作戦は一時中止し即座に撤退、少ない犠牲者(その中に戳(チュオ) 1機)を出しながらも結果はまずまずと上は判断、第二陣は饕餮(タオティエ)の投入を検討される。 |
| 1月?日 | (中国)奪還作戦第二陣に饕餮(タオティエ)を投入。戳(チュオ)と小隊を組みA号勢力圏へ侵入。直後強力な電磁波と嵐が吹き荒れ行方を見失う。しばらく消息を絶っていたが3日後小隊は帰還、半壊の戳(チュオ)達とほぼ全壊の饕餮(タオティエ)という有様であった。奇跡的に無事だったパイロット達の証言では、「(消息を絶った直後)A号に包囲されており奇襲されるが、その時饕餮(タオティエ)がリミッター解除すると同時に戳(チュオ)とそのAI『ゴクソツ』が制御不能となり自律行動しだした。回避に専念しダメージを抑える動きをした」、そして「饕餮(タオティエ)が前を進み道を切り開いてくれたから私達は生還できた」とあった。(いずれも要約)なお雲嵐も作戦に参加しており、この出来事を元に修復後は率先的な饕餮(タオティエ)の投入を報告書にて書き記している。 |
| 1月14日 | (学園都市・日本)学園都市こども園に入園したコト=ニノチカの経過観察の結果、渡日前と比較して同年代の人間との触れ合いにより精神的に安定しているデータが得られた。アメリカ側はこれを受け更なる被検体として第二世代ライカン第四号、個体名『アニータ=コルコバード』と第5号、個体名『セシル=マリーローズ』の二体を学園都市へと移送する。 |
| 1月15日 | (インド・パキスタン)緑化した砂漠の焼却処理が開始される。ワームタイプA号の生き残りは多くいるものの、ひとまずの終息を迎えた。ワームタイプA号による死傷者は3カ国で約8万人に上るという |
| 2月1日 | (日本)岩槻一郎氏、学園都市内のJA研究所に異動することが決定。同様に学園都市に異動することとなっていたアリシア氏に報告したところ、同棲を提案される。一郎氏、思いを寄せている相手からの突然の提案に混乱しながらも受け入れる。その夜、一郎氏は眠れなかったそうな。 |
| 2月20日 | (H.D)先のA号リンク実験及びカトパナ砂漠での蹂躙を踏まえ、3度目のヴェーダのアップデートを行った。今回はヴァディス氏やアメリカのフィル・エッジ氏といったエースパイロットの技能を基に、より戦闘を重視した調整を行っている。あのような怪物に何度も遅れをとるわけには行かない |
| 3月9日 | (日本)JA上層部に学園都市上層部からデザイナーズチャイルド関係の研究報告書が提出される。報告書にはデザイナーズチャイルドに超能力の発現、もしくはその可能性があるとの記載されていた。これを受け、JA上層部は将来的に滅草隊にデザイナーズチャイルド部隊の設立、前線投入を決定する。学園都市にはデザイナーズチャイルドのカリキュラム作成、専用の除草兵の開発、進路の誘導、超能力の解明等を命令する。滅草隊ににも将来の用意をするように命令する。この命令を受けた荒城丈一郎氏は苦虫を噛み潰したような顔をして1日不機嫌であったという。 |
| 4月1日 | (学園都市・日本)伊佐木 社、嘉村希、学園都市初等部に入学。また、本年度より学園都市在校生に対し除草兵関連の授業(座学、実機での訓練)の受講が急遽義務付けられることとなった。このことに世間からは困惑の声が寄せられることとなる。 |
| 4月1日 | (学園都市・日本)クォ・ヴァディス氏の実子であるアリーゼ・ベルトーチカ嬢が学園都市初等部に入学。クォ・ヴァディス氏曰く「この子は辛い思いをしてきたから世界で最も安全な場所で教育を受けてほしかった」とのこと |
| 4月1日 | (JA・日本)「植物のような子供」に目のような器官が発生。検査しようとしたところこちらの接触を拒絶する態度を見せた。これまで従順であったのにも関わらず何が原因なのか調査が必要である。尚これまで切り取ったサンプルにも変異が生じており、よりヒトゲノムが鮮明になっている。 |
| 4月?日 | (日本)日本軍は2002年のオーストラリアとの共同作戦時にフィリピン・ナラウト島での戦闘にて放棄されたアクロニム右舷を艦隊撤退時に密かに回収しており、JAに機体の技術解析とこれを元とした超大型可変WSの製造を依頼。技術解析が終了し超大型WSの建造が開始される。 |
| 6月12日 | (日本)JA傘下の新エネルギー研究所が極秘裏にポジトロン(電子の反物質)製造の理論を確立。現状精製と同時に対消滅の発生が予想されるため、伊佐木 社の能力により精製したポジトロンの時間を止め彼の能力効果時間中に対象へと撃ち込む反物質反応弾、通称反応弾の構想が開始される。反応時に発生する大量の熱と放射線から伊佐木 社 ?を護る為、JAが建造中の超大型可変WSを運用プラットフォームとすることが決定される。 |
| 10月?日 | (オーストラリア)オーストラリア軍主導で実行された新生児へのイデア型AI移植被検体の各学園都市、友好関係の周辺国への長期留学の方向で調整に入る。特に日本学園都市へ留学については、『Χρόνος』での成長促進によりデザイナーズチャイルドと同年代とする方向性も検討を開始。時期的に来年度の編入を目指すとしている。 |
| 11月?日 | (オーストラリア)超大型A号から採取したサンプルを用い大型のフォトニック結晶の精製に成功。レーザー通信、新型光ファイバー、将来的に量子通信等へと発展させる余地があるとしている。 |
| 2008 | 1月?日 | (インド)H.Dに疑念を抱くインド軍幹部は、H.Dの協力を受けずに除草兵を開発する事を計画し、技術試験機アーナンダを完成させる。しかし、実働テスト時に機体制御AIが原因不明の暴走を起こして基地内で暴れ回り、基地に配備されていた除草兵によってアーナンダは破壊された。これにより、開発を主導した幹部は更迭されてインド軍独自の除草兵開発計画も凍結された |
| 1月15日 | (日本)「植物のような子供」とフレーム型A号の関係から、A号の細胞を用いたフレームの試作が開始される。新型WSというよりA号の解明に主観が置かれている。 |
| 2月2日 | (パキスタン)討伐した大型ワームタイプA号の死体を捕えることに成功。しかしその先端は切断されており、解析の結果これは本体ではなく体の一部位であることが判明、インド・パキスタン・ネパールの三国は再び警戒体制に移行することを決定した。おそらくトカゲの尻尾切りのように肉体の一部を切り落とすことで撤退したと想定されており、既存の兵器で討伐自体は可能であると判断されている。 |
| 2月4日 | (インド)H.D研究施設に運び込まれた大型ワームタイプの切れ端を媒介にしたヴェーダリンク実験が行われる。より負担を軽減した「マントラTYPE.B」を装備したリグ・オームが用いられた。結果として大型ワームタイプの本体は発見されたものの、担当したヴェーダ個体の脳が融解、リグ・オームの電装系はショートした。この原因はこちらから探知していることが発覚されており、反撃を受けたためと思われる。大型ワームタイプは全長約1500m、現在地はインド近郊・パキスタン東部に位置するタール砂漠にて半覚醒状態であることが判明した。 |
| 2月8日 | 除草兵【ブラフ・マナ】が大規模非営利団体「HOMINIS DIGNITATI」にてロールアウトされる |
| 2月11日 | (インド・パキスタン)タール砂漠にて異常豪雨が発生。同時にプラズマの異常発生も検出されている。さらに強力な酸性雨であることが判明しており観測用のWSが溶解している。(ワームタイプが分泌していた溶解液をさらに強力にしたものだと思われる)プラズマの発生から、超大型ワームタイプによる異常気象だと断定。雨雲は徐々に移動しており早期の決着をつけるため、インド政府が主体となって国連に協力を要請した。 |
| 2月12日 | (インド・パキスタン)修復された「カトマンズ」のカノン砲による超大型ワームタイプへの長距離砲撃での鎮圧作戦が実行された。同日中に広範囲の濃霧が発生し、着弾することなく作戦は失敗。この濃霧は超大型ワームタイプが齎した酸性雨を蒸発させたことで発生していると予想される。そのため強力な酸性を含んでおり、480mmカノン砲ですら目標に着弾する前に溶解したことがJAXA人工衛星「たいよう」により判明している。 |
| 2月13日 | (インド・パキスタン)国連に協力を仰いだ結果、直接的な参戦こそできないもののオーストラリア・日本・中国が協力要請を受諾。中国からは施設及び人員の提供がなされ、従来のワームタイプを基に開発された耐酸コーティング(ネパール軍開発)が中国内でWS及びWFに施された。 |
| 2月13日 | (インド・パキスタン)一部の街に酸性雨及び濃霧が進出。住人の被害は完了していたものの施設・インフラ設備に深刻な被害が齎される。インド・パキスタン・ネパールを中心とした南アジア地域の臨時連合軍は準備がままならないまま、超大型ワームタイプA号の討伐作戦を開始することを決定した。この時点で耐酸コーティングが完了している戦力はチャンガラ級一隻(カランダル)とアラニヤカ三機、アルメンタル八機とティガーシャークのみという状況であった。 |
| 2月14日 | (インド・タール砂漠)南アジア連合軍による超大型ワームタイプA号討伐作戦開始。日本・オーストラリアによる協力が為された。耐酸コーティングが施されたチャンガラ級二番艦カランダル及びWS部隊による近接戦闘を行い対象を誘導。人工衛星「たいよう」を管制システム代わりとし、オーストラリアの弾道ミサイルを用いて撃滅する作戦が取られた。また、今回の作戦にはアンチプラズマフィールドによって酸の影響が受けない「ブラフ・マナ」及びクォ・ヴァディス氏専用機「ハリマンディル・サーヒブ」も参戦した。作戦には少しでも多くのWSが必要だとしたヴァディス氏の判断によるもので、かなりの反対意見を押し切っての実行だった。 |
| 2月15日 | (インド・タール砂漠)作戦が開始されるも、すでに砂漠自体が酸を帯びておりカランダルの履帯が機能停止。超大型ワームタイプA号の強襲を受け、WS部隊による戦闘が行われる。A号は全身から溶解液を凝固したと思われる球体を排出し、この時点で機動力が殺されたカランダルは炎上、ヴェーダの判断で操作を放棄されたアラニヤカは溶解した。オーストラリア製弾道ミサイルが着弾。超大型ワームタイプA号は沈黙するも、体の一部(約50m)を切り離し市街地方面へ前進を開始した。 |
| 2月15日 | (学園都市・日本)学園都市初等部の一部クラスで学力テストが実施。伊佐木 社はテスト勉強をしっかりしていたため優々と筆を進めたものの、アニータ=コルコバードや一部の生徒は国語で躓いたようだ。アリーゼ・ベルトーチカは知恵熱を出してしまい二限目で早退。同クラスの嘉村希は人から湯気が出ている所を初めて見たと驚いたらしい。 |
| 2月16日 | (インド・タール砂漠)先の戦闘でティガーシャーク、ブラフ・マナ、ハリマンディル・サーヒブ以外は戦闘不能になっており、この三機も全ての武装及びブースターが溶解している状況だった。ティガーシャークのアンカークローによって超大型ワームタイプA号は完全に沈黙。ハリマンディル・サーヒブのリミッター解除により三機とも戦線から離脱に成功したものの、コクピット内に濃霧が侵入しておりヴァディス氏は意識不明の重体、回復の目処は立っていない。 |
| 3月2日 | (イギリス)ターマイトのロールアウトから数年、無人化されたWFによる集団戦は有効な戦術であると認められ、ランバージャック計画はその舵をWF、並びに艦隊の無人化を目指す方向性へと切り替える。 |
| 4月1日 | (学園都市・日本、オーストラリア)オーストラリアは、日、米、英の学園都市、インド、USEANへ留学生を送り出した。若い世代の交流で各国の次世代の友好関係の形成を期待するとしている。日本の学園都市にも、派遣され、『ソニア・スタートレイサー』が4月1日付で学園都市初等部2年に編入している。 |
| 4月4日 | (学園都市・日本)岩槻一郎、アリシア・フローレンス・ショアにプロポーズし無事受け入れられる。周囲からはまだ結婚していなかったことに驚きと呆れた反応を返された模様。同日、学園都市上層部は両名にデザイナーズチャイルド関連に関与させることを決定する。 |
| 5月1日 | (学園都市・日本)岩槻一郎、アリシア、フローレンス・ショア?、入籍。その日の午後に両名にデザイナーズチャイルド関連の情報が公開され、関連施設内を案内される。施設内を案内中、両名共に終始暗い表情をしていたとされる。 |
| 5月?日 | (中国)神威型を含むA号標的の群れが香港に襲来し、会議中に庁舎を攻撃された為王蓮花を始めとした香港臨時政府は全滅、そのまま香港周辺地域一帯が陥落した。中国両政府は饕餮(タオティエ)を含む部隊で反撃に移るも、戳(チュオ)部隊が次々とB反応装甲製シールドから発生した植物に浸食されてA号標的化する事態に、神威型にシールドを破壊されていた為に難を逃れた饕餮(タオティエ)が奮戦した為撤退には成功したものの、投入された戦力の6割を失う結果に終わる。饕餮(タオティエ)は戳(チュオ)からの脱出に成功した和 雲嵐を乗せて戦場を離脱するも基地に辿り着く前に機能停止、その損傷の激しさから修復不能と判断され、唯一無事だったAI搭載ブロックを回収した上で爆破処分された。また、依然としてA号標的化した戳(チュオ)は相当数が残っており、その脅威は中華民国臨時政府によって国連に報告された |
| 5月?日 | (中国)香港の陥落に呼応するかのように九龍城砦研究所にて培養されていたバイオニック装甲がA号へと変貌。神威型の襲撃に際し大部分は避難していたため人員的な損失は免れたが研究所内に保管されたデータの大半を損失する。なお研究所のA号達はA号化戳(チュオ)の元へと移動し合流した模様。神威型が去った後に偵察が香港政府跡地向かった所、そこでA号の構造物が確認された。 |
| 6月?日 | (中国)陥落した香港奪還のために第3世代饕餮(タオティエ)の建造(新造)が急がれる。またB反応装甲に代わる新装甲への着手も検討される、が尤もそんな余裕がないため後回しである。 |
| 6月?日 | (中国)国連よりの戦力を待つ余裕は無いとし残存戦力を纏めてへA号勢力圏へ襲撃をかける作戦が立案される、襲撃地は候補が多く出るが現在最も危険な存在をA号化戳(チュオ)?として香港に決定する。が直前になり飽くまでも防衛線の維持に務めることが重要であると作戦の中止が発表され、一応香港方面に多く戦力を配属する形となった。無謀な作戦が中止して安心する者や現状打破の機会を持てず反発する者また何かの陰謀かと疑う者と反応は様々だった。 |
| 7月?日 | (日本)JAは量産型第三世代除草兵【テンジン】をロールアウト。前線からは先進的な技術が多い布都(フツノ)の整備性が悪い事を指摘する声も有り、より量産性や整備性の高い機体が求められて本機が開発された為、元々は実験機だった布都(フツノ)の制式量産機との評価がされた |
| 8月?日 | (中国)饕餮(タオティエ)の第3世代仕様、饕餮・陽(タオティエ・イァン)が一応の完成を見る。二月頃のインド・パキスタン支援で得たWFのデータを活かしてWF作ったほうが良いんじゃないかという意見も出ていたが運用規模、開発期間を比較してこちらを優先した。後日、国連軍から戦力提供の返事が来たので後の奪還作戦のために饕餮・陽(タオティエ・イァン)の投入が決定される。 |
| 10月?日 | (太平洋)地道な調査の結果、アメリカ軍はクラスターと呼ばれる攻撃の出所が太平洋に存在する巨大A号標的である事を突き止めた。ドーバー海峡に出現した個体の亜種と見られるソレは、花粉を撒き散らさない代わりに根本でクラスターの元となる種子を生成し、円筒状になった幹の内側より打ち上げて攻撃を行う事からカタパルト型と名付けられた。クラスターによる市街地への被害の大きさから早期の討伐が求められてはいるものの、カタパルト型はドーバー海峡の個体よりも強力な乱気流と電磁積乱雲で身を守っている為、討伐作戦の準備には時間がかかると見られる |
| 11月20日 | 除草重兵【ポートマン】がオーストラリア軍・コモンウェルスオーストラリア社・ハイドベルグシステムズ社の共同開発にてロールアウトされる |
| 11月22日 | (日本)第一世代除草重兵アマテラスがロールアウトされる。同日、4体の蛇型A号標的が東京湾に襲撃、アマテラスが迎撃に当たる。出撃して1時間後、蛇型A号標的4体の討伐が報告される。 |
| 2009 | 1月?日 | (中国)臨時政府・共和国政府と派遣された国連軍で香港奪還のため共同作戦を実施。戳(チュオ)のレーザー砲を警戒し距離を維持しながら誘導を行い最終的に饕餮・陽(タオティエ・イァン)による長距離狙撃により片を付ける流れであった。結果的には多少撃ち漏らしながらも掃討に成功する。ここから香港の戦線を押し上げ、香港の中心部奪還に成功。しかしA号に荒らされ臨時政府の瓦解した香港の回復は他の領地奪還と並び今後の大きな課題とされる。なお作戦時、戳(チュオ)のレーザー砲が拡散されて発射されたと報告される。技術研究の為に秘密裏に参加国へ譲渡されることが決定。 |
| 1月?日 | (太平洋)アマテラスによるカタパルト型討伐作戦開始。この戦いでアマテラスは始めて主砲を発射し、その一撃でカタパルト型は真っ二つにへし折れ、根本への全副砲一斉射が止めを刺した。主砲の威力の凄まじさから過剰だったとの声もあり、これを遙かに上回る威力を持つと想定される反応弾は「周辺にもたらす被害を考えると封印したほうが良いのでは?」という議論がされるようになった |
| 1月20日 | (JA・日本)フレーム型A号の構造を参考に人工的に培養したA号細胞を用いたフレームである「アルファ・フレーム」の試作品が完成。「植物のような子供」とフレーム型A号の間にはゲノム間で、ある種のネットワーク伝播が存在することが判明しており、これをWSと人間に置き換えることで神経接続に頼ることなく第三世代機と同等の性能を発揮することが期待されている。 |
| 1月30日 | 除草兵【ガオケレナ】がJA(農協)にてロールアウトされる |
| 2月?日 | (H.D・インド)クォ・ヴァディス氏の意識が戻らぬまま一年が経過したとして、H.Dは新体制への移行を宣言国連やヴァディス氏のやり方は間違って居たという演説と共にヴァディス氏の専用機ハリマンディル・サーヒブを破壊するという過激極まりないパフォーマンスが行われ、その直後に国連に代わりH.Dの元に人類を統一してA号標的との戦争を行うべきだとの提言がなされる。この提言に世界が混乱する中、ソ連と中華人民共和国政府が賛同し、日本とEU各国が反対を表明、その裏でヴァディス氏の秘書がアムリッツァに搭乗して脱走し、機体の残骸のみが発見された |
| 2月?日 | (中国)H.Dの発表に対して中国内の問題解決を優先するとして中華民国臨時政府は飽くまでも中立な立場を貫く方針を発表する。(ただ共和国傘下の和合機関はその限りではない)なお「奪還が成されるまでは」の協定の為、今後も共和国政府への支援や協力は継続する模様。 |
| 2月?日 | (オーストラリア・USEAN)オーストラリアとUSEANはH.Dに対し中立の立場を取ると宣言。また、USEANにもU.O計画の対象を拡げることで同意したと発表。USEANは自国内のA号支配地域奪還について、オーストラリアはU.O計画の拡大に関しての交渉でH.Dと折り合いがつかなかったことが原因と見られる。又、ティガーシャークの部品供給に関してはこれまで通り行うとした。 |
| 3月5日 | (インド・ヌブラ研究所)新体制H.Dによる襲撃があり、ヴェーダの管理権が剥奪される。また、この際反抗した科学者や職員は射殺された。襲撃に際しクォ・ヴァディス派の科学者によって「日本で活動中の要人型ヴェーダ」のみネットワークから切断することに成功した。 |
| 3月8日 | (学園都市・日本)アリーゼ・ベルトーチカが自室で倒れている所が伊佐木 社?によって発見される。アリーゼは精神的ショックのためしばらく休学しており、授業の資料を届けにきた社が異常を察知し無理矢理ドアをこじ開け発見された。部屋は吐瀉物と大量の血で汚れており、アリーゼは自らナイフで頸部分を切り刻み気絶したと思われる。すぐに救急搬送されたものの、神経部分の損傷と40度超える酷い高熱だったこともあり意識は回復していない。 |
| 3月10日 | (学園都市・日本)学園都市総合病院で入院していたアリーゼ・ベルトーチカの意識が回復。しかし精神的なショックが大きいようでしばし呆然としていた。おそらくイタリアでF.Vに感染していたものが、今になって活動を開始したのだと考えられる。意識は回復したもののダメージが脳幹に達しており、記憶や精神に障害が残っている。伊佐木 社?を始めとした同級生達が毎日お見舞いに来ており、以前の自分の話を聞くうちに子供らしい笑顔を見せるようになった。 |
| 3月?日 | (学園都市・日本)日本政府は秘密裏にインドより二人の亡命を受け入れた。尚、その内一人は即座に学園都市内の病院へ搬送された模様 |
| 3月?日 | (北米大陸)アメリカ、カナダ、メキシコが相次いでH.D新体制の方針に反対の意向を示す。特にアメリカは「新体制とは名ばかりの簒奪者に過ぎない」と厳しく非難した |
| 3月?日 | (アメリカ)二世代ライカンの第二陣に当たる第十一号〜第五十号までの製造が完了。日本学園都市での個体観察を踏まえ、複数の個体を学園都市、及び同年代の人間との触れ合いが可能な場所に移送する計画が立てられている。 |
| 4月1日 | (学園都市・日本)学園都市の警備体制が強化される。以前よりも学園都市の重要性と機密性が向上したためとの理由が説明されたが詳細は不明である。学園都市にやんごとなき身分の人物が来訪してきたのではとの噂が流れる。 |
| 4月?日 | (北極圏・世界)北極圏を通過した人工衛星が現在の北極の様子を捉える。そこには緑化した北極と成長した巨大構造物の姿が映し出されていた。北極圏通過後、その様子が国連に伝えられたという。 |
| 5月?日 | (フィリピン)「サンディエゴの怪物」によって凍結された海や島の完全な解氷が確認された。 |
| 6月8日 | (南アジア)パキスタンを始めとした南アジアの国々がH.D新体制に賛同する意向を示した。 |
| 9月?日 | (ソ連)国土の6割をA号標的に侵食、占領されてしまう。また、A号標的が中国方面に向け、南下を再開する。戦力の再編と無事な地域の防衛に全力を注いでいたため、A号標的の南下を止めることができなかった。ソ連政府は中華人民共和国へ警告のメッセージを送る。 |
| 11月11日 | (学園都市・日本)Χρόνοςを併用したデザイナーズチャイルドの誕生実験成功。デザイナーズチャイルドは岩槻翔一と名付けられ、岩槻夫妻との養子縁組が学園都市上層部主導により行われてしまう。なお、4ヶ月ほど前に岩槻夫妻の間に実子が誕生していた。一郎氏、自分たちの意思を無視した行動をとった上層部に対し怒りと共に抗議を行った模様。上層部は決定こそ覆さなかったが、負担を考慮し皐月?二号機を岩槻夫妻の元に贈る。 |
| 2010 | 1月3日 | 除草兵【シュードラ】がインド政府にてロールアウトされる |
| 1月6日 | (イギリス)イギリス海軍が遂に無人艦隊の設立に成功。216試験機動艦隊としてフランス共同で行われるイタリア奪還作戦の計画に組み込まれる事となる。同年同日、開発されていた無人機群が一斉に正式に公表される。無人WS【エースチッパー】ロールアウト、無人輸送用WF【スピードボア】ロールアウト、無人砲撃戦用WF【ターマイト-2】ロールアウト |
| 1月?日 | (中国)ソ連より南下してきたA号標的を迎撃する為、饕餮・陽(タオティエ・イァン)が出撃。迎撃自体は成功したものの、その隙に現存するA号標的化戳(チュオ)全てが工業特区へと侵攻、戦後処理を友軍に任せて帰還した饕餮・陽(タオティエ・イァン)によってA号標的化戳(チュオ)は殲滅されたものの、A号標的化戳(チュオ)による攻撃で華人民共和国政府と中華民国臨時政府間のパイプ役となる人材が死亡、更にこれによる混乱に乗じて中華人民共和国政府はH.Dの協力によって純中華民国系秘密結社渾沌を殲滅し、中華民国臨時政府との溝を深める方向へと舵を切った |
| 1月?日 | (中国)パイプ役死亡などを理由に共和国は臨時政府との協定は無効と表明、完全に関係は断裂する。被害は少なかった工業特区では共和国の人材・企業も残るものも居たが去るものの方が多かった。専門チームからも人が出ていくこととなる。そしてこの流れに乗じた暗殺を警戒する一部混沌メンバーは影武者を用意し僻地又は混乱下の他国へ移動していた。(責任で残ったものもいる) |
| 2月?日 | (太平洋)太平洋を通る航路で、船団が頻繁に消失する事件が起こる。調査の結果、消失地点の海底にそのままの形で沈んでいることが判明。一部は蛇?型により喰い破られていたものの、沈没の原因ではないとされ引き続き調査が続行される。 |
| 2月?日 | (中国)戦力の削られた中華民国臨時政府・工業特区で新たなWS或いはWFの開発が提示される。AIによる人員節約、少数運用で攻撃・防衛を両立できるWFの開発をすべきとして極秘裏に開発を開始する。 |
| 3月?日 | (太平洋)船舶の消失は依然として継続、米、日、豪の合同調査委員会は、水に大量の空気の混入したことで浮力が急激に減衰、船舶が水中に落ちた可能性が高いとし、ソナーに巨大な影が捉えられていたことからこれをA号によるものと仮定。"セイレーン"と呼称し大規模な捜索を開始する。 |
| 3月?日 | 除草兵【虎咬(フーヤオ)】が大規模非営利団体「HOMINIS DIGNITATI」にてロールアウトされる |
| 4月1日 | (学園都市・日本)岩槻 翔一、学園都市初等部4年に編入。伊佐木社と同じクラスに配属される。同日、自衛隊、滅草隊の学園都市への部隊配備が完了する。 |
| 4月?日 | (太平洋)人口衛生たいようが仮称"セイレーン"の映像を捉えることに成功。データ照合の結果オーストラリアで目撃された個体と推定、これ迄のデータから、フィリピンで倒された個体と異なり陸地への攻撃を行わず水中からの対艦艇に特化、討伐は必然的に水中戦となるとの予測が示される。 |
| 4月15日 | (学園都市・日本)謎のWS部隊(5機)による強襲を受ける。高度なステルス機能を有しているらしく探知を回避し、水中から接近。細部は異なるがオーストラリア及びサウジアラビアで確認されていた正体不明機と同型だと思われる。内3機により防衛設備が破壊され、守備隊と交戦。2機は学園都市初等部を襲撃し混乱の極みに陥った。 |
| 4月15日 | (学園都市・日本)正体不明機の襲撃に際し伊佐木 社が練習機「ヨウコウ」に搭乗し応戦。正体不明機を撃破した。この戦闘を目撃した守備隊員によると、まるで時が止まったかのような速さで敵機のマニュピレーターのみが解体されたという。防衛施設を攻撃していた三機の所属不明機は撤退している。 |
| 4月21日 | (学園都市・日本)建造こそ終了したものの戦闘に出す機会がなく死蔵されていた『天来?』が突如起動。直線上の進路にある全てを九本のテイルユニット接続式ヒートブレードで破壊しながら日本の経済水域内に確認されていた国籍不明の正体不明機がいる方角へ進行。なおこの進行に伴う建造物の崩壊に巻き込まれ、岩槻一郎氏が昏睡状態に陥る。また同時刻、学園都市初等部にいた伊佐木 社が『声が聞こえる』と盛んに訴えていたことが後に確認されている。 |
| 5月?日 | (中国)まだ復興のままならない香港にて、危険地帯とされ封鎖されていた構造物の安全確認調査が行われる。これらは共和国政府(+H.D)・臨時政府(和合機関)の共同で行われた。互いの腹の探り合いもあり密かに緊張をはらみながら除草兵も伴って侵入した内部に僅かな生き残りはいたもののそれらは処分され、もうA号の存在はなく構造物の解体、周辺の封鎖が解かれることが決定、ついでに九龍城砦研究所も研究過程でA号化の危惧し工業特区等各研究所へデータ移送後解体が決定された。犠牲者も少数出ており「A号の生き残り」が原因によるものとされているが、検死や除草兵についた傷等からA号由来のでなく何らかの争いによるものと関係者達には察せられ両政府の現在を実感させた。 |
| 5月?日 | (アメリカ・日本・オーストラリア)米、日、豪航路保全の必要性から"セイレーン"討伐作戦を立案、専用母艦【ミシシッピ】と多数の水中用WSによる強襲追撃作戦を決定。各国から人員が選抜され、(豪はU.O計画被験者を投入)6月末に編成を終え、実戦に投入。(この部隊にソニア・スタートレイサーも抜擢、学園を休学し参加) |
| 6月?日 | (中国)構造物の爆破解体完了。内部で技術に活用できそうな資源の回収も粗方行われた。(なおそれらの詳細は明らかでない)同月、工業特区にてWFの部品に香港で回収した構造物を試験的に一部流用することを決定。共和国政府とH.Dの間で来る国内A号勢力圏攻略に向け第3世代開発が検討される。 |
| 6月?日 | (インド)北東部とある街にて殺人事件発生、被害者は中国人の男性(65)であった。身元は中華民国臨時政府の元高官であり襲撃に備え避難していたものと見られる。凶器は銃とされ背後から撃たれ倒れたところを現地住民が目撃。犯行時刻何者から逃げるかのように走る姿を目撃されていた。事件の捜査を行ったが進展はない。何故被害者はA号被害に悩まされるインドに避難したのか、犯行に至る目的なども含めて捜査中。が、超大型ワーム活動により避難民誘導に人員が割かれ捜査は打ち切りとされる。事件当時に共和国政府、臨時政府は揃って追悼を述べている。 |
| 6月?日 | (インド)沈黙していた超大型ワームが再起動。切り離された個体とは違って強酸で近づけずに死亡が確認されて居なかった為、これまで判明していたデータからこうなる事を予期していた南アジア各国は即座に討伐作戦を開始。弾道ミサイルではコアまで攻撃が届かないとして、可能な限りの耐酸装備を施したティガーシャーク及びブラフ・マナを中心とした少数精鋭部隊による直接攻撃を決行して討伐に成功したが、帰還出来たのはティガーシャークのみであった |
| 6月17日 | (学園都市・日本)岩槻一郎の自宅より北極の巨大構造物成長予測レポートが見つかる。過去の仙台やアマゾンに存在していた巨大構造物のデータを元に作成されたもののようだ。妻アリシアの手により彼の勤め先の研究所と学園都市上層部にレポートが提出される。 |
| 7月20日 | (アメリカ・日本・オーストラリア)討伐部隊は日本近海の太平洋上でセイレーンを補足。ティガーシャークを中心とする水中WS部隊が接敵。"セイレーン"の力場による防御が硬く接近が困難な為、ミシシッピを前線に出し力場の相殺を行うことで何とかWSの機動性を維持し消耗戦に持ち込むが、依然不利な状況が続く。 |
| 7月23日 | (アメリカ・日本・オーストラリア)"セイレーン"討伐部隊のWS部隊の損耗が20%を突破、ミシシッピの艦体ダメージも深刻化しており、統合司令部はこれ以上は対象を取り逃す恐れがあると判断。3国の同意の下アマテラス投入と反応弾使用が決定。 |
| 7月24日 | (アメリカ・日本・オーストラリア)伊佐木 社を乗せたアマテラスが海域に到着、反応弾発射体勢に入る。ミシシッピは及び残存WS部隊は負傷者及び非戦闘員を退避させるが、力場相殺と足止めの為その場に残る。周囲被害を軽減する為アマテラスは充填率5%で反応弾を使用。伊佐木 社が反物質精製と同時に能力を発動反応弾発射に成功。"セイレーン"は消滅。しかし、余波も大きく、足止めに残った部隊の大半が飲まれ帰らぬ人となる。アマテラスは直ぐ様救助を行ったが事前に退避していた非戦闘員の他はWS部隊の一部を収容するに留まる。(その中にソニア・スタートレイサーも確認重症の為艦内医療施設へ収容) |
| 7月25日 | (アマテラス艦内)伊佐木 社は収容されたソニア・スタートレイサーを見舞い病室を訪門。反応弾(自分の力を利用した兵器)により、犠牲者が出たこと、そこに知り合いが含まれかけたことにショックを受ける。暫くギクシャクしていたがソニアが復学し同級生と過ごすうちに落ち着いたようである。 |
| 8月3日 | (イタリア)イギリス・フランス共同によるイタリア奪還作戦発動。作戦中にエスペランサ乱入、一時的に戦線が混乱するものの、無人機群の活躍により撃破される。なお、撃破後エスペランサが爆発、巻き込まれた兵士は少なかったものの、作戦に参加していたエースチッパー、ターマイト-2、スピードボアといった無人機群の6割を喪失する事態に陥ってしまう。結果、イタリアを3割奪還したところで状況が停滞してしまう。1か月後、戦力が補充されたことで作戦再会する。 |
| 8月15日 | (イタリア)イギリス無人艦隊がこじ開けた戦線にヴィクトル、ジークフリートが投入される。海岸線のA号はある程度駆逐されていたものの、未だ山中に多数のA号が残存。グリッターも確認され慎重に攻略が進められる。 |
| 8月22日 | (日本)猿渡哲也原作漫画『高校鉄拳伝タフ』アニメ化。日本のみならず世界中の一部コミュニティでカルト的な人気を誇るヒット作となる。 |
| 8月?日 | (中国)H.Dの支援を受け新型除草兵タイガー・バイト別名【虎咬(フーヤオ)】を支給される。 |
| 9月5日 | (イタリア)イギリス無人艦隊が沿岸に接近した際水中からのA号の攻撃を受け一時砲撃支援が途絶える等のトラブルもあり奪還は10月までずれ込むこととなった。 |
| 10月20日 | (イタリア)イタリアにいたA号標的を何とかして駆逐、イタリアの奪還に成功する。 |
| 12月?日 | (中国)(H.Dによるバックアップを受けた)共和国政府と、協定により参加した臨時政府による共同の四川省奪還作戦を開始。因みに饕餮・陽(タオティエ・イァン)は狙撃のために後方に配置された。掃討は順調に進み、遂に省都成都市の奪還が行われた。が、突如として虎咬(フーヤオ)による臨時政府機体への攻撃が行われる。不意を付かれる形で戳(チュオ)などは大破する。同時に臨時政府領内にも共和国軍隊による襲撃が行われる、予め残した戦力ではあったが疲弊していたことと予め用意されていたであろう大量の戦力との差により本拠地は制圧される。挙動を察知し直ぐ様撤退した饕餮・陽(タオティエ・イァン)、和 雲嵐(ホー・ウンラン)ほかパイロット達と、工業特区にて完成がまだ先のWFに乗り脱出した職人たちを除いて臨時政府は共和国の手に落ちることとなる。 |
| 12月24日 | (学園都市・日本)定期検診のため学園都市総合病院に赴いたアリーゼ・ベルトーチカに対し、メンタルカウンセラーがクリスマスプレゼントと称して書類を手渡した。その書類には自身の本当の出生と自身の役割が記されていた。 |
| 12月25日 | (学園都市・日本)学園都市初等部でささやかなクリスマスパーティーが開かれた。伊佐木 社も参加し、謎の襲撃やセイレーン討伐戦への参加以降暗い顔をすることが多かった彼女を、友人達は思い思いに労ったという。精神的に追い込まれていた伊佐木 社もこの時は笑顔を見せた。 |
| 12月26日 | (学園都市・日本)岩槻翔一?に関するレポートが提出、心身ともに問題なしと報告される。最近では家事の手伝いや妹(一郎氏とアリシア氏の実子)の世話を積極的に行う他、一郎氏が昏睡して以降、気丈に振舞うアリシア氏を励ましたり、友人となった伊佐木 社を気遣う等、精神的に成長してる様子がレポートに記述されている。また、伊佐木 社の真似をして皐月?二号機に話しかけたりしていることから後日、皐月?二号機にコミュニケーションシステムを搭載するようだ。 |
| 2011 | 1月?日 | (中国)ゴズ・メズ越しに通信を繋げ朝鮮半島付近で合流できた饕餮・陽(タオティエ・イァン)、WF内の職人達であった。今後の指標として宛もなく彷徨うのではなく共和国への報復や日本国への亡命等が考える。WFの操作はゴズ・メズやゴクソツにて行い、そこを拠点としてひとまず潜伏をする事とした。 |
| 1月16日 | (学園都市・日本)嘉村希、交通事故に遭いかけたところを偶然通りがかった岩槻 翔一に助けられる。以降、嘉村希は岩槻 翔一のことを意識するようになる。この日、岩槻 翔一は昏睡状態の父親の見舞いと妹の送迎に行く途中であった。 |
| 2月8日 | (アメリカ)度重なる戦闘による死者の発生に伴う戦力の損失及び将来的な戦力の不足を防ぐため日本、イギリス、オーストラリアに対して定期的な資金援助と引き換えに第二世代ライカンの生産方法を開示。今年度、アメリカでは第二世代ライカン五十一号〜二百号が生産された。 |
| 3月?日 | (東欧)東欧解放の為に戦闘を続けるドイツ軍は、コクピットを攻撃されてパイロットが死亡した筈の除草兵が再起動してA号標的を撃退した事例を確認その機体を調べると、カレン・ビヒダスという戦災孤児らしき少女が機能停止した機体に乗り込んで操縦していた事が発覚。保護した彼女の身体には通常の人間には有り得ない部分が確認されており、扱いに困ったドイツは彼女を日本の学園都市に留学生として送り込んだ |
| 4月5日 | (ソ連)新生H.D主導によるソ連の国土奪還作戦が発表される。これにはソ連のA号標的からの解放に加え、新生H.Dへの支持率増加と自軍の優位性をアピールする狙いがあるようだ。この作戦には中国やインド、南アジアの国々による多国籍軍が派遣される模様。作戦開始は1か月後に行うとのことだ。 |
| 5月5日 | (ソ連)ソ連国土奪還作戦開始。チャンガラや虎咬(フーヤオ)、ブラフ・マナ、ティガーシャーク、ラードゥガ(虹)等が作戦に投入される。各国は作戦の推移を注意深く見届けるようだ。 |
| 6月1日 | (ソ連)ソ連国土奪還作戦失敗。最初の2週間こそ順調に進んでいたが後方に神威型が出現したことで前後から挟み撃ちを食らう形になってしまい、多国籍軍が全滅してしまう。多国籍軍全滅後、神威型がソ連に進軍、防衛線を突破したことでさらに国土を削られる結果に終わる。この結果を受け、当初の目論見から外れ、新生H.Dの支持率低下と戦力低下を招いてしまった。 |
| 10月?日 | (朝鮮半島)中華民国臨時政府の残党達は日本への亡命を決断するも、調達可能な船はWFどころかWSを搭載する事すら出来ない小型船しか無かった。それを知った和 雲嵐(ホー・ウンラン)を始めとしたパイロット達は自分達が囮となってWSで戦い、その隙に技術者達を船に乗せて脱出させる作戦を提案し、それが実行に移された。饕餮・陽(タオティエ・イァン)を中心とした囮部隊の士気は高かったものの物量差の前に数を減らしていき、唯一残った饕餮・陽(タオティエ・イァン)も硬化ゼラチンに足を取られた所を突いたレールガンにコクピットを破壊され、パイロットの和 雲嵐(ホー・ウンラン)が死亡してしまう。だが、それでもAI「ゴズ・メズ」は主の遺志を次ぐかのように機体を自律駆動させて戦い、集中砲火で饕餮・陽(タオティエ・イァン)が破壊し尽くされるまで敵を屠り続け、追撃部隊が港に辿り着いた時には無人と化したWFが残されているだけであった |
| 12月29日 | (学園都市・日本)岩槻一郎、昏睡状態から意識を回復する。後に検査を行った結果、精神に問題がない代わりに、崩落事故が起こった際の記憶の喪失、建造物の崩落に巻き込まれた際のけがが原因で歩行機能といった身体への影響が出る等の後遺症が残ることが判明する。この時、見舞いに来ていたアリシア氏は意識が回復したことを涙ながらに喜んでいた。 |
| 2012 | 1月5日 | 除草兵【トリアージ】がCIAにてロールアウトされる |
| 1月10日 | (アメリカ・インド)アメリカはインドでのH.Dに対する抗議活動の支援を開始。又、極秘開発したWSトリアージを用いアマダム装備のライカン部隊をインド国内へ投入。ベナギナ・ファビウスの暗殺の機会を伺う。 |
| 1月15日 | (インド)クォ・ヴァディス派の民衆によるデモが過激化。世界情勢の緊張から政府・H.D・民衆の中で軋轢が激しくなる。 |
| 1月16日 | (アメリカ)研究施設で第二世代ライカン達による暴動発生。一部研究員、警備員も暴動に混じっていたという。暴動の原因は日本の学園都市に派遣されている個体から届けられた、2010年にアニメ化された格闘漫画を研究施設の所長が貶したことに端を発した模様である。 |
| 1月?日 | (日本)中国より亡命した技術者達が各機関の比較的機密性の低い部署に配属される。日本の技術者と交流が白熱した結果、ヒートヌンチャクやM.V.Hドリルアーム、投擲用M.V.Hジャベリンといった特異な武装案が産まれるが、勢いに任せ過ぎて使い勝手やコストパフォーマンスがおざなりになっていたので全て没になった模様 |
| 2月1日 | (学園都市・日本)学園都市内の病院に入院していたクォ・ヴァディス氏、昏睡状態より意識を回復する。 |
| 2月15日 | (日本・某医療機関)クォ・ヴァディス氏がアリーゼ・ベルトーチカを呼び出し対話し個として目覚めていることを確信する。名家としての責務を伝え、何かを決心したようだ。 |
| 2月16日 | 除草兵【クァンドラ・ヌル】が大規模非営利団体「HOMINIS DIGNITATI」にてロールアウトされる |
| 3月2日 | (インド)ヴァディス氏の秘書が潜伏していたライカン部隊に接触。協同作戦を提案した。 |
| 3月?日 | (日本)中国からの亡命者から得た情報を元に調査を進めた結果、中華人民共和国政府はH.Dの中でも新体制に連なる派閥による支援を受けており、そこから思想面でもH.Dとの繋がりを強めている事が判明。また、防衛省はH.D新体制を武力で打倒する事になった場合、中華人民共和国政府の打倒も必要になる可能性が高いとの分析を内閣に報告した |
| 3月?日 | (日本)学園都市より失踪した『天来?』が房総半島の沿岸部に漂着。稼働エネルギーこそ尽きていたものの、そのフレームに戦闘による損壊は見られず、内部の脳も全て無事であった。 |
| 5月?日 | (日本)クォ・ヴァディス氏、メディアを通して復帰とH.D再編を発表する。H.D新体制に対して対話による平和的解決を要求する。日本はヴァディス氏を支持する姿勢を見せる。ヴァディス氏は病み上がりなのか、咳き込みや痛みにうめく姿が見られた。 |
| 5月25日 | (インド)ライカン部隊及びヴァディス氏の私設部隊によりヌブラ研究所襲撃。ライカン部隊の協力によりヴェーダのコントロール権の奪還に成功する。 |
| 5月26日 | (インド)ベナギナ・ファビウスはハリマンディル・サーヒブを修復・改修したであろう機体に搭乗し研究所ごとライカンの排除を画策。しかし日本政府から買い取ったテンジンに搭乗したクォ・ヴァディス氏が突貫、両者は戦闘に入る。高速戦闘の末、両者のコクピットが被弾。ベナギナ・ファビウスは死亡し、クォ・ヴァディス氏は右腕右足を犠牲にしながらも生還した。 |
| 6月?日 | (インド・中国)クォ・ヴァディス氏はH.Dの負の側面を自ら清算し、そこから先は後継者に任せる事を宣言。世界各国で暗躍していた部署は解体され、H.D新体制を作ったファビウス派の一部が裏でD.Pを操って居た事が発覚して処罰された為にファビウス派は崩壊した。しかし、改革による混乱の隙を突いてファビウス派の一部が中国へと亡命し、中華人民共和国政府と共にH.Dのクーデターを画策するようになった |
| 6月?日 | (中国)中華人民共和国は中華民国残党から回収した開発中のWFを改修し、【戦狼(ヂァンラァン)】と名付けてロールアウトした。しかし、残党追撃戦とソ連解放戦で戦力の7割を失っていた中国はWSの生産を優先せざるを得ず、当初のコンセプトを破棄せざるを得なかった模様 |
| 6月23日 | (イギリス)イタリア奪還戦にて活躍した無人艦隊であったが、「奇襲などにより想定外の敵などを相手にするとAIの脆弱性が顕になる」「全体的に装甲が薄く、無人艦隊の主力であるエースチッパーが電力補給の為にWF近辺に密集すると言う性質の所為で戦略級の大規模攻撃に通常の軍隊以上に弱い」などの弱点が目立った為、追加で新規の機体がイタリア、フランス合同で開発される。広域探索用無人WF「パピヨン・ルユ」エースチッパー用追加パッケージ「アームズツール」 |
| 10月?日 | (イギリス・オーストラリア)イギリスとオーストラリアは両国の常温超伝導システム?関連技術を統合し、新型WS、WFの新規開発することで合意。主に近距離での力場運用と人が運用することに特化した豪州と遠隔での利用と無人化焦点を置く2国がどのようなモノを産み出すのか注目されている。 |
| 10月?日 | (オーストラリア・USEAN)ジオメトリを旗艦とするUSEAN軍はオーストラリアの支援を受けつつ領域の奪還作戦を開始領土の半数の奪還に成功。 |
| 12月?日 | (学園都市・日本)学園都市は新型ヒート兵器「レーザーヒートソード(学園都市)」の技術試験に成功し、早期の実用化を目指すと発表した |
| 12月20日 | (日本・オーストラリア)日豪による軍事演習が行われた。演習終了後にアクロニム級移動要塞「ポートマン」が日本に来航し、その巨大さに民衆は大いに湧いたという |
| 12月25日 | (日本・学園都市)昨年よりも豪華なクリスマスパーティが開かれた。小屋サイズのケーキを平らげる伊佐木 社や学友とプレゼント交換をする嘉村希、ソニア・スタートレイサーとアリーゼ・ベルトーチカが対局したり、トラックを解体するコト=ニノチカなどそれぞれ休日を満喫しているようだ。 |
| 2013 | 1月?日 | (日本)H.Dと共同での捜査の結果、中華人民共和国の国家主席がファビウス派の人間に成り代わられている事が発覚。しかし、既にファビウス派と中華思想が深く結び付いており、暴露した所で体制を揺るがす事は出来ないと結論づけられる。中華人民共和国による改革中のH.Dに対する工作活動も起きており、武力行使を含めた様々な対応が検討される事になった |
| 1月23日 | (北極海)北極海を包むA号による嵐が急速に拡大開始。 |
| 2月5日 | (北極圏)A号による嵐の拡大は収まらず北緯60度付近迄が覆い尽くされる。北欧三国も呑み込まれ通信途絶。激しい戦闘が行われているものと想定されるが詳不明。 |
| 2月6日 | (E.U)E.Uは、北欧三国支援の為イギリス無人艦隊とその支援機群を突入させる。A結晶が多数存在することによる長距離A号力場通信の混戦の為2月10日通信途絶。 |
| 2月22日 | (E.U)半壊したスピードボアのみが帰還。その記録媒体には、巨大な根のようなものに覆い尽くされ、変わり果てた北欧の大地と北極海があった場所に存在する巨大な幹が記録されていた。 |
| 4月1日 | (学園都市・日本)伊佐木 社、嘉村 希?、岩槻 翔一、アリーゼ・ベルトーチカ、ソニア・スタートレイサー、コト=ニノチカ、カレン・ビヒタス?、学園都市中等部に進学。7名とも同じクラスとなる。同日、学園都市に「植物のような子供」が移送され、伊佐木 社との接触実験が計画される。 |
| 4月13日 | (学園都市・日本)二週間遅れでフレーム型A号が移送される。「植物のような子供」と合わせて学園都市内で研究が進められるようだ。 |
| 4月17日 | (学園都市・日本)岩槻一郎氏職場復帰。北極の巨大構造物の成長予測と「植物のような子供」の研究を並行して行うよう指示が下る。岩槻アリシア氏は第四世代除草兵の研究開発に携わることが決定する。 |
| 5月5日 | (全世界)北極圏を覆うA号の嵐をA号の樹冠部が突き破りその嵐をも覆う様に成長していく様子が人工衛星たいようにより確認される。その威容により、誰からともなく"世界樹"と呼称される。 |
| 6月?日 | (ソ連)世界樹の枝らしき部分より葉が落ちるかのように、既存の除草兵型に翼を生やしたようなA号標的の群れが襲来。解放作戦の失敗から戦力を建て直せないでいたソ連は陥落し、運良く逃げ延びた少数の民間人を除いて生存者は確認出来なかった |
| 6月17日 | (パキスタン・タール砂漠)生き残りのワームタイプA号に対する対抗策として設置した高性能地中レーダーに大量の反応を確認した。深度の関係上、地盤沈下の恐れはないと判断されたものの大量のワームタイプA号が移動しており、その進路には北極があることをパキスタン政府は公表した。人類活動域に危険はないと判断されているものの、海中に出た場合、溶解液によって環境に影響が出る可能性が示唆されている。 |
| 6月17日 | (日本)JA内部でデザイナーズチャイルド部隊の設立スケジュールが早められることとなる。滅草隊総司令荒城丈一郎氏、学園都市理事長田端 肇氏にデザイナーズチャイルドたちに訓練を施すよう命令が下る。両名とも命令を受諾する。その夜、男二人はやけ酒に走ったようだ。 |
| 7月?日 | (学園都市)デザイナーズチャイルド部隊の隊長及び訓練教官として、中村 神楽特務大尉が着任。滅草隊の特殊部隊出身との事だが、その姿は10代の少女にしか見えず、食事をする姿を誰も見たことが無い等の噂も流れていた。しかし、親身に接しながら生徒が絶対に生き延びられるように心を砕く姿は本物だとの評価も有るとの事 |
| 7月17日 | (学園都市・日本)嘉村希をデザイナーズチャイルド部隊に加入することが決定する。伊佐木 社をはじめとしたデザイナーズチャイルドたちとの関係が良好なこと、7月に行われた除草兵関連の試験結果が学年1位であったこと、伊佐木 社の精神の拠り所としての役割が期待されていること等が理由とされている。決定から3日後に、嘉村希とその両親にデザイナーズチャイルド関連の情報と部隊への入隊決定が通知される。説明を受けた3名は大きな衝撃を受けたようであった。 |
| 8月1日 | (学園都市・日本)伊佐木 社と「植物のような子供」の接触実験開始。伊佐木 社にテレパス能力で子供にアクセスさせたところ、両者の間で何らかの共鳴現象が発生したことを計測機によって観測する。数分後、伊佐木 社が倒れたことで実験中断となり、医療施設へ搬送される。同時刻、訓練のために集まっていた岩槻 翔一をはじめとしたデザイナーズチャイルドたちも倒れてしまい、医療施設に搬送される。三時間後、デザイナーズチャイルドたちは無事目覚めた模様。検査を行ったところ、一部の脳波とα-クロロフィルの活性化以外の問題は見つからなかったという。 |
| 9月1日 | (学園都市・日本)学園都市中等部の始業式中に子供が乱入、伊佐木 社に抱き着くという珍事が発生する。その様子を見ていた希と翔一、カレンは驚き、ソニアとアリーゼは真顔となり、ニノチカは面白がっていたという。なお、同時刻、「植物のような子供」を収容していた施設から「子供」がいなくなっていた模様。 |
| 10月20日 | (学園都市・日本)学園都市大文化祭が開催。中等部一年生は出店を開かないため各々が休暇を楽しんだ。 |
| 2014 | 1月1日 | (学園都市・日本)「植物のような子供」が伊佐木 社と同程度の身長と外見に急成長し、研究員の驚愕をよそに再び社の元へ向かう。この時、伊佐木 社はいつものメンバーと遊んでいたところだったため、公衆の面前で2013年9月1日と同様の珍事を引き起こされることとなった。日が暮れた頃に収容施設の人員が「植物のような子供」を連れて帰った。 |
| 1月?日 | (中国)中華人民共和国はH.Dへのクーデター計画の秘密兵器として第四世代除草兵を開発する。尚、第四世代除草兵開発の為に除草兵の再生産計画は頓挫しており、首都である北京以外は戦力不足で次々と陥落している模様 |
| 1月?日 | (中国)後に第四世代除草兵となる機体が(急ピッチであったが)中国にて建造される。H.Dの技術も投入されてる模様。同月実戦投入を行い北京周辺のA号を単騎にて殲滅。多大な戦果を喜ばれると同時に明るみに出た第四世代除草兵を巡り国土奪還派、H.Dクーデター派、ファビウス派の対立が発生。ヴァディス抹殺を優先した上層部(H.D残党)の決定によりファビウス派の物となる。 |
| 1月?日 | (日本)羽根の生えた除草兵型A号標的に飛行能力がある事を確認した為、JAは大型ブースターにより跳躍能力を得た除草兵【ヤマト】をロールアウト。難航する第四世代除草兵開発まで戦線維持に注力する方針を表明した |
| 2月1日 | (学園都市・日本)デザイナーズチャイルド部隊での除草兵実機訓練中に特異現象が発生する。岩槻 翔一が搭乗する機体を中心にヒートソードが浮いていたとのこと。直ちに訓練が中断され、岩槻 翔一の検査を行ったところ、伊佐木 社と同様に脳の一部機能とα-クロロフィルの活性化が確認された。後日、岩槻 翔一に対して再検査と実験を行うこととなる。また、他のデザイナーズチャイルドに対しても再検査を行うことが決定する。 |
| 2月?日 | (学園都市・日本)中国大陸より飛行する謎の除草兵が襲来し、ヴァディス氏と会談中の学園都市へと進撃したタケルやテンジン、布都 (フツノ)?を次々と撃墜したその所属不明機に対して学園都市は天来(テンライ)を出撃させたが、所属不明機は天来(テンライ)すらも撃墜。しかし、所属不明機は、炎上する天来(テンライ)が自身を崩壊させながらも放った頭部内蔵式高出力収束レーザー砲を小型のバリアで防いだ直後に機能停止し墜落、そのパイロットは死亡した。回収された機体の検分に参加したヴァディス氏によると、小型核融合炉を始めH.Dで研究中或いは研究自体が頓挫した技術が多く使われているとの事だった。余談だが、天来(テンライ)に搭載されていた脳髄及びAIはその全てが焼失しているのが確認された |
| 2月5日 | (インド・H.D)かねてより研究されていたA号ゲノム及び細胞を用いた脳や神経治療の人体実験に成功したことを発表した。被験者は事故で脳死状態であったが、この治療によって脳機能が回復。現在は意識を取り戻し三ヶ月が経過している。経過観察中ではあるがこの技術が当たり前になることもそう遠くないとして期待されている。 |
| 2月11日 | (学園都市・日本)岩槻 翔一の再検査と実験が行われる。結果、岩槻 翔一に発現した超能力が念動力であることが判明する。 |
| 2月22日 | (日本)PlayStation4が発売。同時に「除草兵クサナギ�此廚�リリース、自分だけの除草兵を作ることができる新システムが評価され大ヒットとなった。 |
| 3月?日 | (アメリカ・中国)学園都市を襲撃した正体不明のWSと中国との関連を危惧したアメリカは、中国国内へWSトリアージを投入。秘密裏に情報収集、調査を開始する。 |
| 3月?日 | (学園都市・日本)伊佐木 社との接触実験以降、たびたび脱走を繰り返す「植物のような子供」に対する対応が決定する。「植物のような子供」のデザイナーズチャイルド部隊への入隊、並びに学園都市中等部への編入が決定する。そのため、「植物のような子供」に対して個体名と基本的な教育が行われることとなる。また、監視と万が一の事態が起きた時の事を考え、学園都市上層部はJAにデザイナーズチャイルド部隊への追加人員の派遣を要請する。 |
| 3月14日 | (学園都市・日本)バレンタインデーのお返しということで岩槻 翔一は(両親の入れ知恵もあり)伊佐木 社たちにお菓子をプレゼントする。この時、嘉村希の嬉しそうな笑顔に若干異性として意識するという微笑ましい光景が見られた。その数秒後、社たちに弄り倒されたり、「植物のような子供」が乱入したりといった出来事があった模様。 |
| 3月?日 | (学園都市・日本)デザイナーズチャイルド部隊へ個人適正に合わせた改修機の配備が検討される。 |
| 4月1日 | (学園都市・日本)伊佐木 社のクラスに藤蔓 葛が編入する。社の姿を見た途端、すぐに抱き着いた模様。去年と同様に同じクラスになったいつものメンバーは呆れたように見ていたという。同時刻、デザイナーズチャイルド部隊に枦木 浩三(ハゼキ コウゾウ)含めた滅草隊の人員が5名ほど配属されることとなる。彼ら5名にはデザイナーズチャイルドたちの育成、藤蔓 葛の監視と対応という任務が課せられていた。 |
| 6月17日 | (カナダ)北極の巨大構造物の成長に伴い、カナダへのＡ号標的の侵攻も激しくなる。結果、最終防衛線が突破される事態となり、カナダが陥落する。カナダ政府要人は生き残った国民を引き連れアメリカへ避難、アメリカに一時的な亡命政府を打ち立てることとなる。 |
| 6月18日 | (アメリカ)アメリカアラスカ州陥落、わずかに生き残ったアラスカ州の民はアメリカ本国に避難することとなる。 |
| 7月?日 | (南米)北極圏の巨大構造物成長いによるA号標的侵攻に備え、アメリカから第三世代除草兵や除草重兵を買い付ける等して防衛力の強化を急ぐ。 |
| 8月4日 | (学園都市・日本)学園都市湾岸部にてデザイナーズチャイルド部隊で1週間の夏休み強化合宿が行われる。提案者の枦木 浩三によると隊員たちの連帯感強化と能力向上が目的であるとのこと。合宿中は普段よりハードな訓練が行われた結果、隊員たちの能力向上と連帯感強化につながったようである。 |
| 9月?日 | (日本)H.Dと共同で所属不明機の出所に付いて調べた結果、以前よりファビウス派が所属不明機を装って各地で秘密裏に武力介入を行っており、2010年に起きた学園都市襲撃もファビウス派によるものだった事が発覚。実行部隊は中華人民共和国に亡命しており、今年に起きた襲撃もファビウス派及び中華人民共和国によるものの可能性が極めて高いとした |
| 10月?日 | (アメリカ・中国)中国に潜入中のトリアージ及び潜入部隊は、新型WSについての機密情報の奪取に成功する。作戦中にトリアージは中破、パイロットは脱出したが機密保持の為自爆している。(機体の残骸から一部技術情報が中国側に漏洩した恐れがある) |
| 11月4日 | (イギリス、オーストラリア)イギリス軍はオーストラリアとの共同開発により、C.F.D.T及びプラズマウイングシステム技術開発に成功したと発表。両軍の時期主力機への採用が期待されている |
| 11月?日 | (中国)除草兵不足が深刻化して国土をカバーしきれなくなった中華人民共和国は全戦力を北京周辺に移動させて籠城戦を決行。これにより北京周辺を除いた中国国土及び朝鮮半島は陥落し、陸路で北京周辺や他国に逃れた少数の一般市民だけが生き残る結果となった。また、奪還した国土を維持する力の乏しさや所属不明機の出現から、国土奪還派の殆どがH.Dクーデター派に転向。ファビウス派と中華思想が入り交じる事で、優秀な自国が世界の頂点に立つという考えが派閥を超えて浸透し始めた |
| 12月?日 | (世界)日本・アメリカ・オーストラリア・EU・南米・アフリカの間で何らかの会談が行われる。小型核融合炉と空間消失型障壁に関するデータが共有されたとのこと。 |
| 12月25日 | (学園都市・日本)アリーゼが趣味で経営していた塗料会社がなんかものすごい勢いでヒットしてしまい、ヴァディス?氏からも「自力で稼いだ金は好きに使え」と言われていたため一時の気の迷いで特大クリスマスケーキを建造した(クサナギより大きい)とある人物にかかれば10分も持たなかったため、他の生徒にはちゃんと普通のケーキが振舞われたという |
| 12月25日 | (学園都市・日本)コト=ニノチカ、男子生徒に告白される。しかし告白の意味を理解していなかったため無意識で振ってしまう。その後聞き耳を立てていたアニータ=コルコバード、セシル=マリーローズの両名に「クソボケ」のレッテルを貼られ、その理不尽さに意気消沈した。男子生徒曰く、そういうところも込みで好きらしい |
| 12月25日 | (学園都市・日本)嘉村希と岩槻 翔一の間でクリスマスプレゼントの交換が行われる。お互いにいい雰囲気になりかけたところでアニータ＝コルコバード?が乱入、またひそかに監視していた社、アリーゼ、ソニア、コト=ニノチカ、セシル、カレンが合流し、翔一を弄り倒す流れになったことでいつもの雰囲気に戻った模様。弄り倒される翔一を見つつ、若干残念がる希の姿があったとか。 |
| 12月25日 | (北極圏)巨大構造物より遠目より確認可能なほど巨大な種子のような物体が確認される。後に特殊巨大種子と呼ばれ巨大A号に分類される存在が生まれる危険性が指摘される。 |
| 12月30日 | (世界)各国(日本・アメリカ・オーストラリア・イギリス等々)首都に飛来物あり。上空にて羽の生えたWS型が目撃された。飛来物は特殊巨大種子である。その質量から周囲を押しつぶしながら叩き込まれた種子は胎動しながら特に動きはなかった。被害を受けた地域では避難が進み、種子に対しての警戒から第四世代除草兵の開発が進むことになる。 |
| 2015 | 1月1日 | (学園都市)アリーゼ・ベルトーチカ主催の正月パーティーが開催される。いつものメンバーに加え、クォ・ヴァディス氏や伊佐木 万梨阿氏、岩槻一家、嘉村夫婦、中村 神楽をはじめとしたデザイナーズチャイルド部隊の面々やその親族も集まり大所帯となった模様。特大ケーキが8個ほど用意されたがいずれも伊佐木 社と藤蔓 葛によって全て食べつくされてしまった。コト=ニノチカ達ライカンによりデザチャ部隊の面々にタフが布教される(なおライカンほどはまる者はいなかった模様)、枦木 浩三ら5名の大人が酔っ払い服を脱ぎはじめては神楽に折檻される、酒が入ったヴァディス氏と一郎氏の間でＡ号標的に関する議論が行われる、万梨阿氏やアリシア氏といったデザチャの親族での交流、アリーゼとソニアの間で再び対局が行われる等大いに盛り上がったようだ。 |
| 1月?日 | (世界)特殊巨大種子の偵察を行う兵士達より表皮に人の顔が見え目が合った、何か呻き声が聞こえるという報告が上がった。 |
| 1月?日 | (世界)世界樹の枝が赤道直下上空まで広がり、そこから除草兵型A号標的が無数に降下して南半球全域に侵攻。赤道周辺は壊滅し、復興に手一杯で戦力増強が間に合わなかったアフリカ州までもが陥落した。南米もまた機体や練度が不足している為苦戦しており、貧しい国から陥落し始めている |
| 3月1日 | (日本)JA・自衛隊の共同開発により第四世代除草兵【暁(アカツキ)】ロールアウト。全部隊への配備が急がれる |
| 4月?日 | (学園都市・日本)デザイナーズチャイルドの内、5割の者が超能力を発現する。超能力を発現した者たちは能力の活用法を中田神楽氏と枦木浩三氏の指導の下、模索していき、発現していない者に関しては引き続き通常の訓練を行い練度を向上していく方針が取られることとなった。同時に超能力覚醒者と非覚醒者との間でどのように連携をとるか模索していくこととなる。 |
| 5月?日 | (中国)中華人民共和国は市街戦用小型除草兵【紅衛(ホォンウェイ)】をロールアウト。去年侵入してきた所属不明機の撃墜に失敗したことから、小回りの効く機体を開発する事になった模様 |
| 8月3日 | (南アジア)パキスタンを始めとした南アジアの六カ国において中華人民共和国、ひいてはH.Dクーデター派への協力を要求するデモが発生した。先の超大型ワームタイプA号との戦いにおいて、他国(オーストラリアを除く)が戦力的な支援をしなかったことから国際社会に対する民衆の懐疑心が強くなっていたようだ。このことから民衆のH.Dクーデター派への支持が増えており、文字通り民意は２つに分かれている状態である。 |
| 10月?日 | (南アジア)北京を除いた中国を制圧仕切ったA号標的が南下し、南アジア及び東南アジアへと侵攻。これにより被害を受けた市民や避難生活を余儀なくされた人々が「首都以外の守りを放棄して自分達だけが助かろうとした中国がこの状況を招いた」としてH.Dクーデター派を強く非難し、反中国デモを展開。中国が籠城作戦に移らなければ被害を抑える事が出来たのは事実な為に中立派が反中国に回る一方で、デモ隊同士の衝突が危惧されるようになる |
| 2016 | 1月?日 | (学園都市・日本)藤蔓 葛を搭乗させた状態でのガオケレナ起動実験が行われる。万が一の状況を考え、デザイナーズチャイルド部隊を待機させた上で実験が行われた。ガオケレナ起動成功、暴走することなく実験は終了する。なお、起動時に藤蔓 葛とデザイナーズチャイルドたちの間で何らかの共鳴現象が起こったことが観測されている。 |
| 1月15日 | (オーストラリア)アフリカ、東アジアの現状を踏まえ、オーストラリアは同地域への支援拡充を決定。U.O計画を転用した末期戦用登場者促成用プランD.H計画(Duplicate Human)を実行、月辺り1500人の登場者を育成し同地域へ投入することを決定。また、一部技術移転も検討するとした。 |
| 2月2日 | 除草兵【オポッサム】がオーストラリア軍・コモンウェルス・オーストラリア社 ・イギリス軍の共同開発にてロールアウトされる |
| 2月21日 | (学園都市・日本)伊佐木 社 、嘉村希、岩槻 翔一の3人で集まる。高等部の進路が決まり訓練も休みだったため3人で遊ぶ予定を立てていたようだ。都市中を歩き回る中、お互いの本音を話し合った。 |
| 3月1日 | (学園都市・日本)A号標的が学園都市に襲撃、自衛隊と滅草隊が防衛に当たる。この時デザイナーズチャイルド部隊も防衛戦に加わることとなり、若年の隊員たちにとって初の実戦となる。一週間戦いが続いた後、無事学園都市の防衛に成功、デザイナーズチャイルド部隊の面々もだれ一人欠けることなく、初の実戦を終えることとなる。戦いの後、部隊の面々はお互いの無事と初勝利を喜び合った。 |
| 3月1日 | (学園都市・日本)コト=ニノチカ、アニータ=コルコバード、セシル=マリーローズ、カレン・ビヒダス、学園都市防衛戦に参加する。住人の避難誘導からA号標的との実戦まで活躍する。一週間後、防衛に成功、ライカンたちは全員生存する。 |
| 3月4日 | 除草兵【ハーヴェサイド・プロト】がイギリス海軍にてロールアウトされる |
| 3月14日 | (学園都市・日本)学園都市に留学していたライカン4人全員がデザイナーズチャイルド部隊に加入することとなる。どうやら日本、アメリカ、ドイツの三国間で何らかの交渉が行われたようだった。後日、デザイナーズチャイルド部隊の名称が変更されることとなった。 |
| 3月18日 | (日本)デザイナーズチャイルド部隊改めDC163部隊として滅草隊に登録される。現状は予備戦力として残し、実戦投入の機会を待つこととなる。 |
| 6月9日 | (南アジア)H.DはV.O.I.Dの技術を南アジアでの試作機の開発終了まで、V.O.I.D技術を使用しないことを条件に公開した。 |
| 8月?日 | (世界)特殊巨大種子に新たな動きあり。胎動していた種子が盛り上がり周囲で地割れや地盤沈下等が発生。種子からは「根」が伸びており、種子は動かなかったのではなく見えない場所「地中」で動いていた。また体表の至る所に人の顔が浮かびあがる、それを見た兵士の中に「嘗て見た顔」であるとの証言がある。根の先は不明だが各国の種子同士か、或いは北極圏に繋がっている可能性が出てくる。 |
| 8月?日 | (モンゴル)現在生き残っているワーム型全てが融合し、多頭の蛇のような形状のA号標的が誕生。ヒュドラ型と名付けられたその個体は、分離能力を失った代わりに強化された溶解液でモンゴルを陥落させるとそのまま北京へと進撃 |
| 8月1日 | (パキスタン)新型量産機とエース用WSの発表を行う式典が開かれた。南アジアの強さと結束を主張する式典でもあり、各国の高名な技術者や指導者が招かれクォ・ヴァディス氏とアリーゼ・ベルトーチカも招かれていた。しかし式典中に所属不明機及び部隊による襲撃を受け、エース用WSを奪取される。その際アリーゼが何かを感じとったのか立ち止まってしまい、エース用WSの攻撃によって重傷を負った。右腕を喪失し、神経に多大なダメージを受けた上に処置が遅れたため脳死状態とのこと。 |
| 8月4日 | 除草兵【ハーヴェサイド】がイギリス海軍にてロールアウトされる |
| 9月?日 | (中国)中華人民共和国上層部は、現存する九龍(クーロン)全機を搭載してホバー移動に改造した戦狼(ヂァンラァン)に搭乗して北京を放棄、クォ・ヴァディス氏とアリーゼ・ベルトーチカの抹殺と同時に新たな拠点を得る為に学園都市への侵攻を開始した。また、九龍(クーロン)のパイロットには王小龍の姿もあった。尚、残された北京は全除草兵に耐酸コーティングを施してヒュドラ型の迎撃に当たるも、僅か半日で陥落した |
| 9月?日 | (学園都市・日本)学園都市へと移送されたアリーゼ・ベルトーチカだが、お見舞いに来た藤蔓 葛が身体に触れた途端に脳髄と脊椎を中心とした神経細胞が再生を開始し、数日後に意識が回復する。アギラール・ヴェルデによる分析の結果、アリーゼに残留していたA号ゲノムが活性化、損傷した脳髄や神経を代替する形でA号細胞が成長し、人体と共生している事が判明。ヴェーダだったアリーゼが個を獲得してから長い時間を経ている内に、体内に残留していたA号ゲノムもまたアリーゼという個を学んで居たと思われ、それが研究中の脳・神経治療を遙かに上回り副作用も見られないという奇跡的な回復を齎したと結論付けられた |
| 11月?日 | (学園都市・日本)学園都市にファビウス派率いる中華人民共和国軍が侵攻。九龍(クーロン)部隊にパキスタンで奪取された除草兵【インドラ・アストラ】が加わった為にヤマトですら抑えきれず、付近で唯一暁(アカツキ)が配備されているDC163部隊に出撃が要請され、ドクターストップのかかったアリーゼとガオケレナが改修中の梢以外のパイロット全員が出撃した。DC163部隊は、枦木 浩三以下五名の大人がインドラ・アストラを抑え込み、対人戦に戸惑うデザイナーズチャイルドと希が防衛、人殺しに嫌悪感の無いライカンが攻撃、防衛部隊のサポートをソニア、攻撃部隊の指揮を神楽というプランで戦闘を開始。しかし、インドラ・アストラを駆る王小龍はアリーゼが生きている事を読心能力を知って激昂、暴走したかの如き猛攻の前に枦木 浩三以下五名は撃墜され、戦死する。それを見た社は王小龍の憎悪を八つ当たりだと断じ、インドラ・アストラの武装を次々と破壊していき、V-MAXを発動して突撃するインドラ・アストラを時間停止能力で停止させて撃墜、王小龍は海中で爆発する機体と運命を共にしたその後、九龍(クーロン)を全機撃墜した攻撃部隊が戦狼(ヂァンラァン)を撃墜して戦闘終了、敵軍の生存者は全て捕縛された |
| 11月29日 | (学園都市・日本)伊佐木 社、体調不良により倒れる。病院に搬送され検査を行ったところ、過労と栄養失調、睡眠不足だと診断される。社に事情を聴いたところ、学園都市に襲撃してきたWSを撃墜してから眠れない日々が続いた上に何を食べても吐いてしまうとのことだった。そのことからPTSDの可能性があると判断され後日、精神科医に診察することとなった。 |
| 2017 | 1月6日 | (学園都市・日本)A号標的侵攻の激化に備え、DC163部隊に新たな人員が派遣される。護国直属から駿河哲司、自衛隊から正波昌平、滅草隊から三塚麗の三名が追加人員としてDC163部隊に着任する。2016年11月の中華人民共和国軍の侵攻による枦木 浩三ら5名の戦死を受け、藤蔓 葛は初めて人の死を知ることとなった。その影響か人の生死、命の概念について学習を始めたことが学園都市上層部を通してJAに報告される。また、伊佐木 社が軽度のPTSDと診断され治療が開始される。岩槻 翔一、秋原 弘文の提案を受けインドラ・アストラのシザースヴォイドの動きを自身の念動力で真似し始める。なお、自身の能力の限界もあり、うまく再現できていない模様。 |
| 1月?日 | (学園都市)DC163部隊に所属している全デザイナーズチャイルドの超能力発現を確認2016年11月の中華人民共和国迎撃において栗栖 紅が未来視能力を発現したのを皮切りに超能力の発現が次々と起こっており、戦闘によって生存本能が刺激されたのが原因だと考えられる |
| 2月?日 | (日本)名古屋への首都機能の移転が完了する。A号標的の侵攻が日に日に激化していき、多くの人々が夜も眠れない日々が続くようになる。JA内部でDC163部隊の実戦投入が検討され始める。 |
| 3月1日 | (イギリス)完成したハーヴェサイド、並びにそのハーヴェサイド用の装備を用意しイギリス海軍が中国に対する軍事支援を行う事を宣言。再編成、強化された無人艦隊と共に中国方面へと進軍を開始同日、エースチッパー用EWACSパッケージ、対酸電磁シールドパッケージ、砲撃用パッケージなどの追加装備並びにCC計画により設計されたハーヴェサイド用追加パッケージがロールアウト。 |
| 4月1日 | (オーストラリア・アラフラ海)アラフラ海冲に大量のワームタイプA号が出現。さらに体内から飛行型A号を排出し続けており、オーストラリアを始め、フィリピンなどの東南アジアの国々にも進撃していることを確認した。 |
| 4月6日 | (中国)イギリス軍より派遣された無人艦隊により中国への進軍が開始。A号標的による激しい攻勢により進行を阻まれるが、投入されたパッケージを装備したハーヴェサイド3機の活躍により戦線を徐々に押し込んで行く |
| 4月13日 | (ネパール)中国から降下してきたと思われる飛行型A号による強襲を受ける。上空から溶解液を内包した球体を投下してきており、すでに首都にまで被害が及んでいる状態である。 |
| 4月15日 | (ネパール)政府は首都の放棄を決定。インドがネパールの人民の受け入れを容認した為、ネパール軍が殿となり撤退戦を開始。結果としてネパール軍は全体の八割を喪失し、同国唯一の第四世代機【虹竜】も失った。 |
| 4月25日 | (オーストラリア・アラフラ海)ポートマン及びオポッサム、ティガーシャーク部隊での迎撃が行われる。ポートマン、オポッサムで海上をティガーシャークが抑え優勢に見えたが、世界樹より海域全体へ強い光が照射され全てのA号が活性化、一気に巻き返される。更に収束された光がポートマンへと照射される。3時間後ポートマンは完全に溶解、母艦を喪ったWS部隊は撤退を余儀なくされ、その損耗は7割に及んだ。 |
| 5月?日 | (アフリカ)各国からの第三世代機の供給により、辛うじて南部の戦線の維持には成功。しかし、各部隊の損耗も激しく、補給部品の不足や共食い整備、他機種の部品を継ぎ接ぎしたキメラ機体等が見られるようになる。 |
| 5月15日 | 除草兵【グレイドラ】がパキスタン軍・レッドフィールド・システムズ社・セコラアーマーズ社の共同開発にてロールアウトされる |
| 6月12日 | (中国)イギリス無人艦隊の前にヒュドラ型が出現。無人艦隊の4割近くが壊滅するも、ハーヴェサイドがヒュドラ型のコアを全て撃ち抜き撃破に成功。最低限の被害でのヒュドラ型の撃滅に成功した。領土の広さの関係で中国の完全解放には至らなかったが、中国圏の敵勢力に大きな打撃を与える事に成功した |
| 6月23日 | (モンゴル・中国軍残党)イギリスによりヒュドラ型が撃破された事をキッカケに、A号標的の攻勢から辛うじて生き残っていた中国やモンゴル軍の残党などが北京奪還勢作戦を開始。イギリス軍の影響でA号標的の戦力が西に集中し全体的に分散していた、中国軍の残党が嘗ての秘密結社渾沌の隠し財産を発見し想像以上の戦力を手にしていた、モンゴル軍残党がモンゴル壊滅前に持ち出していた最新鋭のWFを隠し持っていた、などと言った要因が重なり北京並びにその周辺の領土の奪還に成功。その後北京にて残党軍が集まり、新国家の樹立を宣言した。 |
| 10月30日 | (オーストラリア)ダーウィンに大量の正体不明物体が弾道機動で接近、オーストラリア群による迎撃が行われるも効果なく着弾し壊滅。大量のA号も出現しノーザンテリトリー州で激しい攻防が続く。後の調査で着弾したのはワーム型A号と確認される。 |
| 2018 | 1月1日 | (JA・日本)試作可変型技術実験機として除草兵【東雲(シノノメ)】がJA(農協)にて開発される |
| 1月?日 | (アメリカ)ライカン部隊に除草兵【プリミティブ】、【アーケオス】の試作機が配備、A号に侵攻されている西部ワシントン州の戦線に投入される。十分な成果が認められたとし、量産配備が決定。また、日本の学園都市にテスト用として各2機が譲渡されている。 |
| 1月?日 | (世界)特殊巨大種子の顔面が笑い声を上げながら結合し大きな人型を形作る。この現象は数十秒だけ観測された。シルエットから各国の除草兵との類似性が指摘される。飛行タイプでない除草兵型の強化形態の出現が予測される。 |
| 1月?日 | (ドイツ)ドイツ及びアイルランドは除草兵【ディードリッヒ】を共同開発し、ロールアウト。EU各国へ配備を進めつつ.北欧及び東欧の奪還作戦を提唱する |
| 2月1日 | (学園都市・日本)神威型が学園都市を襲撃する。自衛隊、滅草隊、DC163部隊が防衛に当たるも次々に撃墜されることとなる。改修されたガオケレナが神威型に接触、一時的に行動が止まった隙を見て伊佐木 社が時間停止能力で一気に接近し神威型のコアを損傷させる。時間停止能力解除後、神威型が撤退する。この襲撃による被害で学園都市が一時的に機能停止する事態に陥る。DC163部隊から戦死者こそ出なかったものの全員負傷し、岩槻 翔一に至っては意識不明の重体となる。 |
| 2月12日 | (イギリス)度重なる無人艦隊の壊滅、再編成によりイギリスがついに経済的な疲弊を始める。イギリス政府は資金調達、並びに他国への支援を目的として無人艦隊関連の技術を他国に売り始める事を決定した |
| 2月13日 | (ネパール)首都部で巨大な花のような物体が出現。その中から大量の飛行型・ワーム型・カタパルト型が増殖しており、南アジア方面・東南アジア方面に日本方面に散らばり始める。おそらく巨大な花弁によって効率的な光合成を行い増殖しているものと推測される。 |
| 2月?日 | (アメリカ)アメリカ国内の特殊巨大種子より大きな人型が形成される。生まれたのは半透明な除草兵らしきものであった。種子から切り離され暫く直立状態であったがやがて種子に溶け込むかのように消えた。なお、過去の戦闘データとの照合を行った所嘗てD.Pにより運用された「ソーン・クラウン」に特徴が当て嵌まった。 |
| 3月1日 | 除草兵【スティグマ】が学園都市・レッドフィールド・システムズ・ハイドベルグシステムズ社の共同開発にてロールアウトされる |
| 3月1日 | (学園都市・日本)神威型襲撃から1か月後、被害の大きさから学園都市の機能停止状態が続く。DC163部隊の面々は負傷のため葛を除き全員入院、岩槻 翔一は依然意識不明、嘉村希は彼を守れなかったことを悔やみ塞ぎ込んでしまう。伊佐木 社と神威型襲撃時に防衛戦に参加していたソニア・スタートレイサーは次こそは神威型を仕留めることを固く決意する。アリーゼ・ベルトーチカは学園都市の機能回復に向け奔走する。そんな状況の中、藤蔓 葛の正体が人類を解析するために誕生した偵察マシンのような存在であることが本人の申告により判明する。神威型との接触時にA号標的間のネットワークに繋がったことで自身の正体を知ったようであった。詳しく事情を聴くため、葛を都市内で比較的無事であった施設に一時拘束することが決定する。 |
| 3月5日 | (学園都市・日本)藤蔓 葛の事情聴取が進む中、葛とデザイナーズチャイルドの間で起きていた共鳴現象について、藤蔓葛を通してA号標的のネットワークに繋がっていたのではないかとの考察がされる。そのことを聞いた葛はある提案を行う。 |
| 3月10日 | (学園都市)アリーゼ・ベルトーチカはH.Dより移送されたクァンドラ・ヌルに搭乗し、その起動実験に成功A号ゲノムが変化した脳髄がマントラTYPE-Fを通してA号コアを支配下に置いたとみられ、クァンドラ・ヌルの第四世代相当化計画が急ピッチで進められる事となった。また、起動実験に立ち会った中村 神楽は「私も新たな力を手に入れるから、それまで待ってて」とアリーゼに告げ、アリーゼをDC163部隊隊長代理に任命した上でJAへと出向した |
| 3月20日 | (ネパール)一部のWS型・ワーム型A号が都市の瓦礫を巻き込みながら融合。大量の触手と瓦礫が融合した歪な形の人型となる。通常よりも毒性の強い硫酸ミストを噴出しながら中国に侵攻した。その進路上には日本があり、進行することを優先しているため硫酸ミスト以外の攻撃をしてこないことから中国軍残党は最低限の妨害以外の干渉を放棄した。この個体はインド政府によって「サイクロプス」という仮称が付けられた。 |
| 3月27日 | (学園都市・日本) 藤蔓 葛の提案により、A号標的のネットワークをハッキング、情報を取得する作戦が発動される。藤蔓 葛がガオケレナに搭乗した状態でアリーゼ・ベルトーチカが搭乗するクァンドラ・ヌル、更に日本に急ぎで派遣されてきたヴェーダ達の補助の元、伊佐木 社のテレパス能力でA号標的のネットワークにアクセスし、情報を手に入れる段取りのようだ。万が一、ガオケレナが暴走したときの対処として、伊佐木 社が暁(アカツキ)に搭乗、その近くに暁(アカツキ)を複数待機させることとなる。また、意識不明のままの岩槻 翔一を除き、デザイナーズチャイルドたちも待機させることとなった。作戦中、社、デザイナーズチャイルド、アリーゼ、ヴェーダ、葛の間で数時間にわたり共鳴現象が発生。数時間後、社、デザイナーズチャイルド、アリーゼ、ヴェーダ、葛が意識を取り戻す。作戦は成功。ただし、ある情報を手に入れた段階で葛共々ネットワークから排除されたとのことだった。ネットワークにアクセスした彼らに事情聴取を行い、後日情報を精査することとなりその場は解散となった。 |
| 4月5日 | (学園都市・日本)再度藤蔓 葛を通したA号標的のネットワークにハッキングを仕掛ける作戦が実行されるものの、ネットワークにアクセスできず失敗する。岩槻 翔一、意識を取り戻す。 |
| 4月6日 | (世界)学園都市襲撃によって得られた神威型の情報が世界各国の間で共有されることとなる。 |
| 5月?日 | (中国)進路を変えないま侵攻を続けるサイクロプス型だが、最も北京に近付いたタイミングで硫酸ミストを噴出する右前腕部を射出して北京へと攻撃、着弾の衝撃と硫酸ミストで北京に甚大な被害を与えた。サイクロプス型は、右腕部に繋がったままの触手を巻き取って右腕部を回収すると、日本への侵攻を再開した |
| 5月?日 | (中国)水質汚染を重く見た日本及びUSEAN、オーストラリアによりサイクロプス型の討伐作戦が中国臨時政府に打診される。中国臨時政府はこれを承諾。四カ国による討伐作戦が結構されることになった。 |
| 5月25日 | (中国)サイクロプス討伐作戦が決行。サイクロプス型はこれまでの超大型A号とは異なり耐久力が低いことが中国軍の攻撃によって判明しており、その代わりに触手が瓦礫を取り込み再生することがわかっている。(また大量の酸素を排出していることも判明している。)硝酸ミスト以外の攻撃手段が乏しいこともあり、少数の高機動WS部隊によって再生を阻害し、射程ギリギリからのジオメトリ級及びオーストラリア艦隊による艦砲射撃で仕留めることとなった。日本は実験機である東雲(シノノメ)の出撃を決定した。これまでの戦いで全軍の消耗が激しく、WS部隊への負担が重い作戦となってしまったが、それでも兵士達は猛々しく戦場に赴いたという…その中にはソニア・スタートレイサーの姿もあった。 |
| 5月25日 | (中国)東雲(シノノメ)による奇襲が成功し、サイクロプス型表面の触手の除去に成功。艦砲射撃が放たれ対象に命中したものの、身体の殆どを触手と瓦礫で構成していたためコアに砲撃が届いておらず、再生を開始。周囲のWS型A号も参戦し始めたため、プランを変更しWS隊によってコアを破壊し急速離脱、艦砲射撃にてWS型A号を排除することとなった。 |
| 5月26日 | (中国)スティグマの手数の多さによって次々と触手が切断・撃破され、空間消失型障壁による貫手でコアを貫通することに成功。東雲(シノノメ)に引きづられる形でスティグマは離脱した。試作機故かソニアの操縦についていけなかったためか、帰還した後にコクピット周辺が異常をきたしており、スティグマはオーバーホールが決定。最初で最後の役目を果たした。 |
| 6月1日 | (学園都市)学園都市はDC163部隊に寄与する企業に新型機の開発を依頼した。また、ソニア・スタートレイサーがアリーゼ・ベルトーチカに専用機の開発を依頼。アリーゼはこれを承諾した。 |
| 6月?日 | (学園都市)ガオケレナ素体となっているフレーム型A号が急成長し、背部装甲を内側から破壊して除草兵型A号標的と同様の翼が形成される。しかし、それ以降再びフレーム型A号は沈黙し、藤蔓 葛やクァンドラ・ヌルによる解析の結果、フレーム型A号は除草兵の制御AIに近い思考回路を形成していた事が発覚。藤蔓 葛が人間に極めて近いA号標的となったように、フレーム型A号は人が搭乗する除草兵に極めて近いA号標的となったと結論付けられ、ガオケレナの完全な実戦仕様への改修が決定された |
| 7月3日 | (学園都市・日本)復興中の学園都市にA号標的が襲撃してくる。戦力的に余裕のあるDC163部隊が防衛に当たる。防衛戦が行われる中、部隊に復帰した岩槻 翔一の超能力が成長、プラズマブレードとレーザーヒートブレードを複数自機の周囲に展開、回転させながらA号標的を撃破していく姿が見られた。 |
| 7月?日 | (オーストラリア)オーストラリア軍は少なくない犠牲を出しながらも、ダーウィンに着弾したワーム型A号標的の殲滅を完了させる |
| 7月10日 | (パキスタン・インド)サイクロプス型が撃破されたことで一時的に飛行型A号の攻撃が消極化。インド及びパキスタンの両軍は新型機の早期ロールアウトをH.Dに打診し攻勢に移ること決めた。 |
| 7月15日 | 除草兵【ヤジュルマン】が大規模非営利団体「HOMINIS DIGNITATI」にてロールアウトされる |
| 7月16日 | 除草兵【シローレイカー】がパキスタン軍・レッドフィールド・システムズ社・セコラアーマーズ社の共同開発にてロールアウトされる |
| 7月25日 | (パキスタン・インド)新型機の配備が進み防衛線の再構築が完了。徐々にだが戦線を押し出し旧バングラディシュの奪還に成功した。 |
| 8月1日 | (世界)藤蔓 葛を通したA号標的ネットワークへのハッキングで得られた情報をもとにした北極の巨大構造物の内部予想図と今後の成長予測が日本から世界へ公開される。世界各国はこのデータを元に北極の巨大構造物攻略を目指すこととなる。 |
| 8月15日 | (学園都市・日本)神威型襲撃以降、伊佐木 社、嘉村希、岩槻 翔一の三人の関係がぎこちなくなっていた。翔一が奔走し、三人がそれぞれ抱えていた本音をぶつけながら話し合った結果、関係を修復することに成功。三人は曇り一つない笑顔を浮かべていた。なお、その夜、今まで抱えていた本音をさらけ出したことで希は翔一への想いを自覚してしまい、社やソニア、アリーゼ達に一晩中惚気散らしながら悶えていたという。 |
| 9月2日 | (学園都市・日本)DC163部隊の面々は学業の傍ら、A号標的襲撃から学園都市や周辺地域の防衛、学園都市復興の手伝い、訓練を行いながら日常を送る。翔一と希の距離が以前より近くなったり、それを見たアニータがやきもちを焼いて乱入するといった出来事を社たちは面白がりながら見ていたという。社曰く「青春って癒されるわ」とのこと。 |
| 9月3日 | (学園都市・日本)DC163部隊の実戦投入決定、いずれ来る北極での決戦に参加することが部隊の面々に通達される。また、日本とオーストラリアの間で何らかの交渉が行われた結果、ソニア・スタートレイサーがDC163部隊に籍を置くこととなる。更にアリーゼ・ベルトーチカがDC163部隊のスポンサーとなるようであった。 |
| 9月9日 | (北極)「世界樹」が突如発光し、上空に向けいくつかの巨大な光弾を放ったことが人工衛星「たいよう」からの画像で判明した。この衛星画像の送信を最後に「たいよう」を含む人工衛星全ての通信が途絶、人工衛星の残骸と思われる金属部品が一部地域に降り注いだ。 |
| 9月10日 | (日本)全東京都民の避難が完了、東京から人がいなくなる。 |
| 9月13日 | (日本)東京に存在する特殊巨大種子に対して滅草隊、自衛隊、護国直属共同による攻撃が開始される。しかし、堅い外皮に阻まれいかなる攻撃も通用しなかった模様。空間消失型障壁による攻略も行われたが外皮を削っただけに留まり攻略することが敵わなかった。 |
| 11月?日 | (太平洋)オーストラリアへのワーム型着弾の原因が、カタパルト型を更に大型化させた個体によるものだと判明。太平洋に浮かぶその個体に対して日本・オーストラリア・アメリカによる討伐作戦が発動。しかし、特大カタパルト型を止まり木のようにした大量の除草兵型による迎撃で戦線は膠着してしまう。だが、この作戦の為にDC163部隊から一時的に原隊復帰した駿河哲司、正波昌平、三塚麗の三名が捨て身の敵陣突破を行い、彼等の命と引き換えにして特大カタパルト型は討伐された |
| 12月29日 | (学園都市・日本)再度神威型が学園都市に襲撃、DC163部隊が防衛に当たる。しかし、部隊の面々を無視してガオケレナ(実戦仕様)に攻撃を仕掛ける。自分が狙いだと悟った藤蔓 葛は部隊に援軍を呼ぶよう指示、神威型を人のいない地域に誘導し時間稼ぎを行う。 |
| 12月31日 | (日本)神威型を相手に時間稼ぎを行っていたガオケレナであったが大破し追いつめられる。その直後にDC163部隊と各地域から派遣された神威型討伐のための援軍が到着、神威型との戦闘に入る。数の差をものともしない神威型の優勢が続くものの、最終的には岩槻 翔一、嘉村希、ソニア・スタートレイサー、ライカンたちの連携により四肢を切り落とされた上に伊佐木 社の時間停止能力により一気に距離を詰められ、空間消失型障壁による貫手でコアを破壊、討伐された。 |
| 2019 | 1月1日 | (学園都市・日本)DC163部隊と神威型討伐に派遣された援軍が学園都市に帰還する。神威型を討伐したことで住人たちから英雄視され歓迎されたという。一方、神威型の囮を務めた藤蔓 葛は戦いの中で死の恐怖や仲間たちを含めた人類が同じ感情を味わっていたことを理解し怯える。それに気づいた社に慰められ落ち着いた後、何があっても社をはじめとした仲間たちを守り生き残ることを誓う。 |
| 1月?日 | (世界)特殊巨大種子より「ソーン・クラウン」型の除草兵型A号が大量に出現、周囲で警戒をしていた軍隊を襲撃し消し飛ばす。救援を受け駆けつけた者達が見たのは無毛の地となった首都と、種子の周りに佇む「ソーン・クラウン」並びに各国の第2、第3世代機を模した除草兵型、特大A号の群れであった。しかし撤退する増援に対しての攻撃は行われなかった。 |
| 1月?日 | 除草兵【アレーティア】がオーストラリア軍にてロールアウトされる |
| 1月10日 | (学園都市・日本)ネパール首都の巨大な花によって産み出されたA号標的の群れの一つが学園都市へと進撃。DC163部隊は神威型との戦闘でライカン専用機以外の機体が稼働不能となっており、援軍部隊を中心として迎撃戦を行うが、カタパルト型が母艦のような役割を果たした事もあって戦線を押し返す事が出来なかった。だが、嘗て存在した神威(カムイ)に似た除草兵が援軍に現れると戦況は一変、その除草兵【神威弐式】が単機で敵陣を切り開き、それに続いた援軍部隊のエース達がその切れ込みを押し拡げ、カタパルトを含む敵の群れは殲滅された。学園都市に着陸した神威弐式のコクピットから降りた立ったのは、アップデートで大型化した全身義体により大学生頃の外見となった中村 神楽であった |
| 1月14日 | (アメリカ)対A号標的研究チームが回収した生体組織を解析し、その結果を元に炭酸ガス固定弾を開発。試作として開発された10発がDC163部隊及び派遣された援軍のエースに給与された。 |
| 1月20日 | (学園都市・日本)DC163部隊の面々の学園都市高等部卒業と滅草隊入隊の決定が通達される。通達された面々は使命に燃えたり活躍の機会が巡ってきたことを喜ぶ者もいれば、不安に駆られ怯える者、通達を冷静に受け止め決意を決める者、現実が追い付かない者等、それぞれ異なる反応を見せる。 |
| 1月25日 | (日本)無人機型除草兵【ヤタガラス】がロールアウト。各地域に配備される。 |
| 2月?日 | (学園都市・日本)ガオケレナの第四世代除草兵相当への改修が完了、藤蔓 葛が搭乗した上での起動実験終了後に【ガオケレナ・グロリアス】と名付けられる |
| 2月14日 | (学園都市・日本)岩槻 翔一、嘉村希と最後まで生き残る約束を交わす。その様子を社たちはアニータを抑えながら見守っていたという。一方、DC163部隊の稲津陽太、檜下順平、八島充嗣はあちこちでナンパを繰り返しては敗北するというサイクルを繰り返していたという。その行為は彼らの卒業後まで語り継がれる伝説になったそうだ。 |
| 2月20日 | (日本)ヤタガラスと東雲(シノノメ)の共同運用時に飛行ユニット装備ヤタガラスが速度性能の違いから東雲(シノノメ)に取り残されがちであること、遠隔操作である為有人機との連携が取りにくいことが指摘され、簡易変形機構と空間消失型障壁、有人機側からの操作を可能とする第四世代化モジュールの開発が決定される |
| 3月14日 | (学園都市・日本)その夜、岩槻 翔一と嘉村希の間で何らかのやり取りが行われる。翌日、両名の距離が近かったうえに希はやたら嬉しそうにしていたと伊佐木 社は語る。 |
| 3月18日 | (学園都市・日本)ソニア・スタートレイサーとアリーゼ・ベルトーチカが機体の開発状況の報告と打ち合わせを行った。真面目な会話も束の間で終わり、互いに酒を交わしながらボードゲームに興じた。尚、貴重品の匂いに釣られたライカン勢に酒が奪われそうになり、アメリカ人はまだ未成年だろと言い争いになったという。 |
| 3月20日 | (アメリカ・ソ連)北極からアメリカまで直線上の土地が物理的に蒸発。北極で巨大な十字の発光が遠方から確認されているものの、人工衛星を失った今では詳細の確認が困難を極める。これによって正確な集計すら難しいほどの資源・人命・戦力が失われている。 |
| 3月24日 | (学園都市・日本)DC163部隊、学園都市卒業。卒業式に加え、学園都市内の学生たち主催による壮行会が行われる。翌日に備え、部隊の面々は学生としての最後の夜を各々過ごすこととなる。 |
| 3月25日 | (学園都市・日本)DC163部隊、家族や在校生、教師陣、理事の面々に見送られる中、学園都市を去る。DC163部隊の面々は名古屋に移転したJAに移送されることとなる。 |
| 4月1日 | (日本)DC163部隊、滅草隊に入隊。 |
| 4月?日 | (日本)巨大なレーザー砲への可変機アーケバスや、武装をレーザーヒートサーベルのみに絞った除草兵フランベルジュといった決戦用除草兵開発プランが立案されては没になる中、アリシア・フローレンス・ショアの妹であるカルミラ・ナイチンゲール・ショアが設計した東雲(シノノメ)の改修案の製作が決定 |
| 4月22日 | 除草兵【ヤタガラス-ジンム】がJA(農協)・自衛隊・護国直属の共同開発にてロールアウトされる |
| 4月25日 | (日本)ヤタガラス-ジンムのロールアウトを受け、2019年6月をめどに東京都奪還作戦が決行されることとなる。なお、奪還が不可能と判断された場合、反応弾により東京ごと種子を消滅させることが決定される。また、DC163部隊に彼らの盾となり、教育兼サポート係としてガード部隊が配属されることとなる。 |
| 5月1日 | 除草兵【ベルゼブア・ステラ】がレッドフィールド・システムズにてロールアウトされる |
| 5月1日 | 除草兵【閻魔鼬(ヤマイタチ)】がレッドフィールド・システムズにてロールアウトされる |
| 5月?日 | (日本)カルミラ・ナイチンゲール・ショアの設計通りに修理中の機体を改装する形で除草兵【東雲改】が完成 |
| 6月1日 | (日本)東京奪還作戦が発動される。本作戦には滅草隊・自衛隊・護国直属共同で行われることとなる。また、本作戦にはアマテラス数機含め様々な兵器が投入されることとなった。 |
| 6月3日 | (日本) 特殊巨大種子型破壊に動く中ドサクサに紛れ東京の種子に繋がる根を突き破り「小さな種子」を抱えた除草兵型(飛行タイプ)が現れ南極方面へと飛んでいった。 |
| 6月3日 | (日本)神威弐式、ソーン・クラウン型と交戦開始。一方、DC163部隊は奪還に向けガード部隊と共に種子の元へ向かっていた。この時、伊佐木 社は東京の地面に違和感を感じたことを周囲に訴えていた。 |
| 6月3日 | (日本)東京奪還作戦一時中断。作戦参加部隊は一時撤退することとなる。その夜、東雲(シノノメ)や東雲改、アマテラス数機、東京湾付近に配置されていた艦隊による東京への飽和攻撃が行われる。その結果、種子の根が東京の地面に張り巡らされていることが確認された。 |
| 6月7日 | (南極)「小さな種子」を抱える除草兵型A号が南極に到達。ヴォストーク湖の氷を破り潜水、湖底につくと眠るように動きを止めた。 |
| 6月10日 | (日本t東京奪還作戦再会。藤蔓 葛が搭乗するガオケレナ・グロリアスが種子の根に触れ無理矢理A号ネットワークにアクセスし種子のコントロール奪取を試みる。神威弐式、再度「ソーン・クラウン型」と交戦開始。8時間にわたる戦闘の末、勝利する。DC163部隊はガード部隊と共に種子の元に向かい、特殊巨大種子型の根元に向かって量産した炭酸ガス固定弾を撃ち込み、生体活動を大きく弱体化、一斉攻撃により種子の破壊に成功する。その後は参加部隊と連携し、都内に存在する除草兵型や特大A号の群れを討伐していく。 |
| 6月21日 | (日本)東京都の奪還に成功する。一方、6月10日にA号ネットワークに無理矢理アクセスしたことで意識不明の状態が続いた藤蔓 葛であったが無事に目を覚ます。その際、詳細は不明だが北極に何か恐ろしいものがいることを告げる。 |
| 6月?日 | (国連)壊滅したソ連の代わりにオーストラリアを常任理事国に加えた国連は世界樹討伐の前哨戦としてネパール首都の巨大花型の討伐作戦を決定 |
| 6月30日 | (インド)政府は防衛用であったチャンガラ級機動要塞をネパール侵攻に向け改修を施した。2019年までに九番艦までがロールアウトしており(一番〜三番艦及び七番艦は既に大破済、八番艦と九番艦はパキスタンに売却されている)今回の改修で三連装大型メーサーキャノンが搭載されることとなった。また政府で管理していた「シュードラ」を改修し、戦線に投入することも決定している。 |
| 6月30日 | 除草兵【シュードラ・コンバージョン】が大規模非営利団体「HOMINIS DIGNITATI」・レッドフィールドシステムズの共同開発にてロールアウトされる |
| 7月?日 | (世界)世界各地で特殊巨大種子型から出現したA号群への一斉攻撃が開始される。アメリカではロバート・スタローンが指揮官として就任、クレア=ディモイゼールを始めとしたプリミティブ、アーケオス配備の第二世代ライカン部隊、イギリス及びE.Uでは無人艦隊群とハーヴェサイド、ハーヴェサイド・プロト、ディードリッヒのWS部隊。オーストラリア、USEAN地域ではジオメトリとアレーティア部隊、インド、南アジア地域ではチャンガラ級8番艦、ヤジュルマン、シローレイカーのWS部隊を主力とし、各地の第三世代機が作戦に参加。 |
| 10月?日 | (世界)最後に残ったアフリカの特殊巨大種子型から出現したA号群を殲滅。3ヶ月に及ぶ作戦期間と少なくない犠牲と引き換えに作戦は成功した。A号側主力であるソーン・クラウンは93年のD.P拠点攻撃に参加した、ロバート・スタローンやフィル・エッジにとって因縁の相手であり、26年ぶりに借りを返した形となる。また、AI間大規模統合戦術クラウドネットワークシステム(かつて参加機体だったもの(ディプロート搭載AIエレクトラ)の残滓)は「かつての恐怖と羨望、乗り越えたからこそ今がある」と人知れず出力した。 |
| 10月25日 | (ネパール)ネパール巨大花の柱頭部に黄金のWS型A号を確認した。ハリマンディル・サーヒブに似た特徴を持っており、デーヴィ型と呼称されることとなった。南アジアは酸弾を投下していた飛行型の殲滅には成功したものの、巨大花の規模及びデーヴィ型の戦力を高く見積もり、学園都市に巨大花討伐作戦の協力を打診した。 |
| 10月28日 | (インド)南アジアからの要請を受けソニア・スタートレイサー、栗栖 紅の両名と、JAから東雲改と3名のパイロット及びヤタガラス八機が派遣された。紅は少し気圧されていたようだが、インド・パキスタンの参加兵には熟練者が多く手厚く交流・連携確認が行われたようだ。またクァンドラ・ヌルとアリーゼ・ベルトーチカも作戦の必要要員として現地に赴いている。 |
| 10月31日 | (ネパール)ネパール攻略戦が開始される。クァンドラ・ヌルによって巨大花のコアを探知し、チャンガラ級三隻とWS隊総48機によって身動きが取れないクァンドラ・ヌルを護衛、探知終了後にコアを破壊する作戦が取られた。サイクロプス型撃破後から巨大花から産み出されるA号の数は減少しており、コアの地点によっては反応弾の使用も準備されていることから堅実な作戦だと思われていた。栗栖 紅が危険を予知した矢先に激しい地震が起こった。巨大花周辺の地形そのもの(面積にして1,800km²)が浮上を開始し、日本方面に移動を開始した。 |
| 10月31日 | (ネパール)当初の予定通りにクァンドラ・ヌルから巨大花のネットワークにアクセスし、コアの探索を開始。周囲の蔦からの攻撃から護衛し15分が経過した頃、コアの位置が判明した。コアは地中奥深くに位置しており、手早く処理するためには反応弾の使用が不可欠だが、用意した弾頭の効果範囲では浮上した土地の消滅しきれず大災害が起きる。クァンドラ・ヌルを用いて、巨大花のコアを乗っ取り海上まで誘導し、反応弾で消滅させることとなった。 |
| 10月31日 | (ネパール)コアの干渉に気づいたデーヴィ型が起動。十二基の剣のような物体を纏い、デーヴィ型の起動を察知したベルゼブア・ステラと戦闘を開始した。これに伴って周囲の蔦も溶解液を流しながら攻撃を開始したため、WS部隊はドリルヴォイドで地中を掘り進めるシュードラ・コンバージョン及びコアへ干渉を続けるクァンドラ・ヌルの防衛戦を開始した。 |
| 11月1日 | (ネパール・日本海上)コアの一時的なコントロール奪取に成功し日本海上まで誘導に成功。シュードラ・コンバージョンもコアまで採掘に終了し、反応弾を時限式で設置し脱出した。ベルゼブア・ステラはリミッターを解除しデーヴィ型を焼却したものの、機能が停止。WS部隊がチャンガラ級(改修によって飛行能力獲得)と共に撤退する中、ギリギリまで妨害していたクァンドラ・ヌルとベルゼブア・ステラは閻魔鼬(ヤマイタチ)によって引きづられる形で脱出に成功した。多くの資源を失いながらも巨大花の討伐が完了。兵器は失ったものの死者はなく、アリーゼ・ベルトーチカとソニア・スタートレイサーは目から大量に出血していたが見事生還している。 |
| 12月?日 | (世界)国連総会が開かれ各国の被害状況と残存戦力が報告される。そこから導き出された結論はこの一年で喪われたものは大きく、人類の攻勢限界は最早1年程度に迫っているという事実だった。残された選択肢は、戦力を防衛に回し、産まれて来る総ての人類を強化人間としてでも、少しでも滅びを長引かせるか、動けるうちに総力を以て北極の巨大構造物を撃滅、A号が止まる可能性にかけることの二つであった。人類は、全会一致の下巨大構造物への攻撃を決定する。 |
| 12月?日 | (北極圏)クォ・ヴァディス氏は自身の余命が僅かである事を理由にアリーゼ・ベルトーチカを自後継者に、自分の秘書を彼女の補佐に任命すると北極圏への決死の強行偵察部隊に参加した。ヴァディス氏はファビウス氏との決闘時に搭乗していたテンジンを改修した機体を駆り、メインカメラの映像をリアルタイムで送信しながらこれまでのどの戦場をも上回る密度の敵の中を駆け抜け、僚機を全て失い自機も満身創痍になりながら世界樹の中枢部を遠目に映した所で撃墜され、死亡した。世界各国が強行偵察部隊が遺した映像データを分析した所、2020年以内に世界樹を討伐しなければ物量差が開き過ぎて人類に未来は無いという事、中枢部には最強の敵が存在する可能性が極めて高いという事といった結果が現れた |
| 12月?日 | (アメリカ)第三次ライカン計画始動。今回のライカンは今までとは異なり複数種の動物のDNAを人間の胚に導入、今までのライカン以上の耐久性と反射神経、高い能力を兼ね備えた個体を作成。この先一年への大攻勢の戦力の導入を目指す。 |
| 2020 | 1月1日 | (日本)世界初の第五世代除草兵【イザナギ】がロールアウトされる。伊佐木 社、アリーゼ・ベルトーチカにクォ・ヴァディス氏の敵討ちと北極攻略、生存と帰還を必ず成し遂げると約束する。 |
| 1月?日 | (日本)ヤマトの白兵戦能力を高く評価する前線からの要望も有り、除草兵【ツクヨミ】が開発される。また、DC163部隊のデザイナーズチャイルドの内、適正が有るパイロットにはツクヨミや東雲改への乗り換えが許可される事になった |
| 1月?日 | 除草兵【東雲改-壱与】が学園都市にてロールアウトされる |
| 1月?日 | (学園都市・日本)嘉村希が東雲改-壱与の配備を知らせを聞き格納庫に向かうと、先に居た中村 神楽がまるで懐かしい友人に会ったように楽しげに東雲改-壱与を眺めているのに気がついた。詳しくははぐらかされてしまったけれど、元になったフィアレスにのってる子とは友人なのだと話してくれた。 後にフィアレスに乗っていたのが男性と知った嘉村希が中村 神楽の初恋の人だったのではと、アリーゼやソニアにここだけの話と言い触らす姿が目撃された。 |
| 1月30日 | (日本)岩槻アリシア、除草兵【暁・刃】をロールアウト、DC163部隊に移送する。翔一氏は呆れたものの母親の行動に感謝する。試運転後、翔一曰意外としっくりくるため気に入った模様。 |
| 1月30日 | (学園都市・日本)DC163部隊の専用機を持たないデザイナーズチャイルドの内、東雲改或いはツクヨミに適正の有るパイロット全員が機体を乗り換えた。ツクヨミへの機種転換訓練を受けるパイロット達の中には秋原 弘文の姿もあった。また、決戦に参加する全機体に雲や汚染物質への対策を施す事や、専用機や近接戦闘に秀でたパイロットの乗機を中心に可能な限り多くの機体に強結合プラズマ相転移結晶を使用した実体剣を装備させる事が決定された。それによって多忙になった整備士達の間で、東雲改-壱与に対して親しい友人のように話しかける中村 神楽を目撃したという噂話が広まったという |
| 2月?日 | (世界)A号標的の攻勢が弱まる。緊急で開かれた国連総会にて2020年8月頃をめどに北極攻略作戦を行うことが決定、世界各国に戦力を準備するよう通達される。 |
| 2月?日 | (世界)国連は各国の三.五世代運用データを元に各国規格と互換性を持たせた陸戦型第三世代用の簡易型空戦ユニットを完成させる。構造の簡易さもあり、各国で長く採用される。しかし、互換性の高さが災いし、継ぎ接ぎの現地改修機や第二世代機にまで取り付けられ墜落や空中分解も発生し、悪名もまた名高いものとなった。 |
| 2月?日 | (世界)『高校鉄拳伝タフ・The Movie』公開。50億円を投じて作成された宮沢一族とA号標的の激闘シーンは大反響を呼び、兵士達の戦意の高揚の一因となった。 |
| 3月?日 | (H.D)クァンドラ・ヌルの改修機【シャクティ】が大規模非営利団体「HOMINIS DIGNITATI」にてロールアウトされる |
| 3月?日 | (アメリカ)アメリカは、オーストラリアとの共同開発により、フォトニック結晶型光子撹乱膜を開発。遠距離での光子攻撃の軽減を行うことにより北極圏への部隊突入の可能性を示した。 |
| 4月1日 | (アラビア海)少しでも北極の情報を得る為、アラビア海に散らばった人工衛星の残骸がオーストラリア海軍及びH.Dによって回収された。「たいよう」のブラックボックスが生き残っており、それにより世界樹の詳細な映像が判明。逆算によって長射程光線の発射までのチャージ時間や発射角を算出することに成功し直ちに国連に共有された。尚、残骸には地球外の鉱石や粘性の物体が付着しており、これらはオーストラリア軍とH.Dアラビア海上基地に秘密裏に回収された。 |
| 4月4日 | (日本)【アマテラス強襲型】をロールアウト。DC163部隊に本機を操作するスタッフと共に配備される。北極での最終決戦の際はDC163部隊を格納し、彼らをできる限り温存した状態で中枢に辿り着かせるようだ。 |
| 5月20日 | (ネパール群島・国連)ネパール群島が正式に国家として認められる。認可と引き換えとして当面の武装解除と、最低限の領海(他国より遥かに狭い)以外はこれまで通り日本の領海とすることが条件とされた。 |
| 7月?日 | (学園都市・日本)決戦に赴くDC163部隊の為に壮行会が開かれる デザイナーズチャイルド達は家族と言葉を思い思いの言葉を交わし、ライカン達は周囲の不安を吹き飛ばすかのように葛を巻き込んではしゃぎ回り、アリーゼとソニアと神楽がその様子を眺めながら談笑し、社も伊佐木 万梨阿にこれまで育ててくれた事の感謝を告げた 各家庭の話が終わった頃、翔一と希が良い雰囲気になりかけた所をアニーゼがちょっかいを出し始めた事から騒ぎは子供達全体に広がっていき、遠巻きに見ようとした子を神楽が騒ぎに引き込んだり、紅がソニアに家族を紹介したり、余ってた料理を葛が食い尽くしたり、こっそりと失った家族に思いを馳せたアリーゼに社がじゃれついたりと、壮行会はカオスな程に賑やかなものとなった |
| 8月15日 | (世界)北極巨大構造物攻略作戦が発動される。手始めに北極に向け無人艦隊が出撃、突入のための進路を確保に向け攻撃を仕掛ける。巨大な十字光攻撃にさらされながらも巨大構造物によって変わり果てた北極に上陸、大規模なA号標的との戦闘が開始される。 |
| 9月30日 | (北極)フォトニック結晶型光子撹乱膜と北極攻略に向けて量産された無人艦隊群により、次々に世界各国の戦力が北極に突入する。圧倒的物量の差に進行が緩やかになるものの前線基地と補給ルートを構築しながら着実に攻略を進めていく。巨大構造物までの進行率50%のところでこれまで北極内部では行われなかった十字光攻撃(規模は小さい)が炸裂する。この時、A号標的まで巻き込まれた模様。 |
| 10月5日 | (北極)決戦に参加した第2.5世代の除草兵全ての撃墜が確認された 戦況を好転させる為、朔田誠司率いる特攻部隊が出撃。フィル・エッジや茂上 農太といった元退役軍人、枦木俊輔を始めとした老いて一線を退いたパイロット、フェリシア・ディーのようにA号標的に全てを奪われた者達で構成されたその部隊は多くの軍人達の敬礼に見送られて死地に赴き、強行型アマテラス?の侵攻ルートを開く為の礎となって全滅した |
| 10月15日 | (北極)A号標的との圧倒的物量さと十字光攻撃により巨大構造物攻略作戦が完全に停滞する。前線の損耗率が激しくなる一方であった。更に巨大構造物付近に近づいた部隊と通信が途絶する状況が続く。しかし、攻略戦力とは別の部隊によりA号標的の密集率が少ない地点が発見される。 |
| 11月1日 | (北極)アマテラス強襲型、北極圏に到達、A号標的の密集率が少ない地点へ奇襲を仕掛ける形で北極に突入、上陸する。そのまま巨大構造物に向けて進撃する。更に追加の無人艦隊群やアマテラス部隊等の援軍が到達。アマテラス強襲型に続く形で戦闘に入る。アマテラス強襲型は栗栖 紅の未来予知に従いながら進行、巨大構造物付近に近づいたところで上空のオゾン消滅、巨大光線が放たれる。直撃は避けられたものの被弾してしまい武装の45%を喪失する。また後方にいた援軍や前線攻略部隊にも被害が及ぶ。アマテラス強襲型は付近のA号標的や光弾にさらされながらも巨大構造物に突撃を敢行し、構造物の外壁に穴をあけ内部への道を開き、墜落する。その際、DC163部隊が巨大構造物内部に向かって出撃、突入する。任務を終えたアマテラス強襲型、沈黙。 |
| 11月1日 | (北極)DC163部隊、内部のA号標的を撃破しながら巨大構造物の中枢に到達。巨大構造物のコアと中枢型を発見、戦闘に入る。中枢型の圧倒的戦闘能力と未知の能力を前に伊佐木 社以外のDC163部隊の面々は次々に撃墜されていく。伊佐木 社も中枢型に追い詰められるものの突如、脳波循環金属粒子結晶構造体が輝きだし、それに呼応するかのようにイザナギの光子装甲も輝くと共に操縦精度が向上する。社はイザナギが自分の体のように動く感覚に戸惑うもすぐに受け入れ、徐々に中枢型の能力と戦闘力に追いつき始める。一進一退の攻防が続き、イザナギに搭乗する伊佐木 社が時間停止能力を使った瞬間、中枢型も時間停止能力を行使するがなぜか動きを止めてしまう。その一瞬を見逃さなかったイザナギは空間跳躍で中枢型に接近し強結合プラズマ相転移結晶刀でコアを破壊し勝利する。その直後に構造物コアが上昇を開始、すぐさまイザナギが追いかける。 |
| 11月1日 | (世界)巨大構造物の急成長が確認される。それから五分もたたないうちに巨大構造物が折れて倒壊し始める。その出来事を世界中の人々が目撃していた。 |
| 11月1日 | (北極)イザナギ、巨大構造物の頂上部に到達。コアに追いつくと同時に破壊する。直後、巨大構造物が折れて、倒壊し始める。イザナギ、巨大構造物に張り付き押し返そうとするも第五世代機といえど除草兵の出力では不可能であった。イザナギのブースターが限界を迎え始めた頃、脳波循環金属粒子結晶構造体が輝きだし、伊佐木 社のテレパス能力が感応するかのように暴走、社はそばで多くの人たちに支えてもらっているような感覚と安心感を覚える。イザナギの光子装甲が眩いばかりの輝きを放ちブースターとスラスターの出力も向上し始める。そして破損したはずの空間折畳航法装置(フォルドアップ・ドライブ)が突如起動、暴走を開始し倒壊が止まらない巨大構造物とイザナギが眩くも淡く穏やかな翠緑の光に包まれる。その数秒後に巨大構造物とイザナギが世界から消えた。その光景を世界中の人々が目撃していた。しかし、その後伊佐木 社の姿を目撃した者はいなかったという。 |
| 11月2日 | (北極)前線で指揮中に戦死したロバート・スタローンに代わってライカン部隊の隊長となったクレア=ディモイゼール、部下を率いてDC163部隊の救出に向かう。生存者の救助だけでなく稲津陽太、檜下順平、八島充嗣といった死亡者の死体回収も行われた。また、身体の殆どが機械だったが為に唯一意識を保っていた中村 神楽の願いによりAIブロックも可能な限り回収された |
| 11月5日 | (学園都市)意識不明だったアリーゼ・ベルトーチカが覚醒。学園都市内での仕事を終わらせた後、戦後処理のためインドに向かった。 |
| 11月13日 | (学園都市・日本)岩槻 翔一、嘉村希、そしてDC163部隊の生き残りが意識不明の重体で学園都市内の医療施設に運び込まれる。また、中枢型の攻撃に身を焼かれながらも重力障壁を発生させる機関を破壊しガオケレナ・グロリアスごと粉砕された藤蔓 葛のコアの欠片が学園都市内の実験施設に収容された。 |
| 11月13日 | (インド)北極の「世界樹」のコアが破壊された影響からか、ヴェーダの統合人格が消滅。全てのヴェーダ個体は自発性・自己認識・自律性が著しく損なわれており、人的被害は数千にも及ぶ。尚A号細胞を用いて脳治療を施された民間人などにはこの症状は見られていない為、A号ゲノムがより深く定着していたことが原因とされる。 |
| 11月15日 | (日本)DC163部隊の生存者全員が一命を取り留めたものの未だ意識が戻らない中、中村 神楽による報告が行われ、中枢部で起こった事全てが報告された。尚、全身義体はオーバーホール中の為、全身義体が開発されるまで使われていた機材に繋いだ状態での報告となった模様 |
| 11月27日 | (学園都市・日本)岩槻 翔一、学園都市内の医療施設で意識が戻る。見舞いに来ていた彼の家族は全員涙ながらに喜んだという。 |
| 12月1日 | (学園都市・日本)意識を取り戻した岩槻 翔一は北極での最終決戦の顛末と伊佐木 社の消失、嘉村希をはじめとしたDC163部隊の生き残りが未だ意識を取り戻さないままであることを知る。社がいなくなった事実と希が意識不明になったことを聞いた翔一は終始暗い表情のままであった。 |
| 12月?日 | (学園都市・日本)DC163部隊の生存者達が次々と意識を回復させる。岩槻 翔一に抱き寄せられながら感情が整理出来ずに泣く嘉村希、勢揃いでお見舞いに来た第二世代ライカン達と某漫画の話題で盛り上がるライカン4名、先に目覚めていた栗栖 紅に泣き付かれるソニア・スタートレイサーといった光景が見られた |
| 12月15日 | (オーストラリア・アフリカ・南アメリカ・南アジア)オーストラリアは、目覚めたソニアからの報告を受け、A号による差し迫った危機は回避されたとし、大きな被害を受けたアフリカ、南アメリカ、南アジア地域に対しての戦力面での支援を復興支援、特に難民保護や教育支援をU.O計画のノウハウを活用し行って行く方向性に切り替えていくと発表した。 |
| 12月20日 | (学園都市・日本)最後に残った秋原 弘文が遂に目を覚ます。この日は丁度日本に滞在していたアリーゼ・ベルトーチカと全身義体のオーバーホールが終わった中村 神楽がお見舞いに来ており、生存が確認出来ているDC163部隊が勢揃いする形となった。また、この場でアリーゼは伊佐木 社の事を諦めないと宣言したという |
| 2021 | 1月?日 | (学園都市・日本)伊佐木 万梨阿、入院。職場に出勤していないことを不審に思った同僚が自宅を訪ねたところ、薬物中毒に陥っていた万梨阿氏を発見、急いで救急車を呼び病院へ搬送する。後日、意識を取り戻した伊佐木 万梨阿に事情聴取を行ったところ、薬物による自殺を図ったことが判明する。伊佐木 万梨阿氏は伊佐木 社の元へ逝きたかったと語る。 |
| 1月7日 | (学園都市・日本)ソニア・スタートレイサーの妹達が訪ねて来る。以降ソニア・スタートレイサーが何かに思い悩む様子が見られる。 |
| 1月?日 | (オーストラリア)オーストラリアは、D.H計画を軍事用から経済発展重視の人材作成に変更。U.O計画受け入れ地域へも派遣され世界の復興に多大な貢献をすることとなる。 |
| 2月1日 | (インド)旧ネパール跡地の再開発がアリーゼ・ベルトーチカ主導によって開始された。A号による酸性雨などの災害によって、故郷を追われ職も失った民衆が多くいたため、そういった人々のための支援も兼ねている。住宅施設の建造と鉱物資源の採掘が主な仕事で、大きく地層が消滅したことで、これまでネパールでは発見されていなかった鉱物も採掘されている。領土問題は南アジア全体で管理するということで一先ずの解決を見ており、ネパール群島も管理者として認められていることで好意的な反応を得ている。 |
| 2月5日 | (学園都市・日本)嘉村希、アリーゼの宣言と翔一をはじめとした周囲の支えもあり少しずつ立ち直り、伊佐木 社生存の可能性を強く信じるようになる。同日、岩槻 翔一、両親から自身の出生について尋ね真実を知る。両親の心配とは裏腹にどこか納得した様子を見せ、感謝の言葉を告げる。実年齢についても教えられたが平然と受け入れた模様。 |
| 2月6日 | (学園都市・日本)岩槻 翔一、嘉村希に自身の真実を話す。それに対し、希はそのことを知っていたこと、それでも翔一の事が好きであることを伝える。翔一は希を抱き寄せ、感謝の言葉と自身の想いを告白する。岩槻 翔一と嘉村希、男女交際スタート。後日、DC163部隊の面々と両名の家族に報告する。尚、ソニアとアリーゼ、コト=ニノチカは告白の瞬間を見れなかったことを悔しがり、アニータは拗ねてセシルとカレンに慰められる一幕があったという。 |
| 2月?日 | (日本)政府内にて戦後のエネルギー問題に備えて莫大なエネルギー貯蔵量が確認された特殊巨大種子の破片を活用する意見が出される。A号再発生の危険性の考慮、戦後の立場を盤石とする為の布石、様々な思惑により賛否が巻き起こり割合はやや否寄りで一旦保留となる。 |
| 2月14日 | (学園都市・日本)栗栖 紅はソニア・スタートレイサーに告白するが、「支えたい人がいるから」と振られる。同日ソニアは日本を発ちオーストラリアへ帰国する。 |
| 2月16日 | (オーストラリア) ソニア・スタートレイサー帰国、オーストラリアは、3体の大型A号討伐に多大な貢献をし世界を滅亡の危機から救ったDC163の一員でもある彼女を"英雄"として迎え入れる。帰国後は、政治経済の重鎮たちに積極的に接触しているようである。 |
| 2月16日 | (学園都市・日本)入院中の伊佐木 万梨阿の元に嘉村希と岩槻 翔一が訪ねてくる。三人は伊佐木 社の思い出を語り合う中、希はアリーゼの宣言を万梨阿に伝え、自身も社の生存の可能性を信じていることを伝える。そのことを聞いた万梨阿は社に会いたいと泣き崩れ、彼女を慰める希も共に泣き出す。翔一は二人の事をそっと見守る。ひとしきり泣いた後、万梨阿氏は翔一と希の距離感について指摘、二人から交際し始めたことを報告され、祝福しつつもからかい始める。その表情は以前より少しだけ明るくなっていた。 |
| 3月?日 | (オーストラリア) ソニア・スタートレイサーは現政権が対A号で行い現在も継続しているD.H計画を非難。翌年7月のオーストラリアの総選挙への影響が注目されている。 |
| 3月14日 | (アメリカ)A号標的への大攻勢の戦力の導入が間に合わなかった第三次ライカン計画にて、生産された58体の三世代ライカンが一斉に脱走。一連の脱走劇には三世代一号個体『トキオ=ジェイホーク』、二号個体『ノラ=ドラゴンレディ』、三号個体『セレスティーヌ=タイガーリリー』が中心となって関わっていた模様である。 |
| 3月15日 | (インド)心神喪失状態に陥ったヴェーダ個体達の処分が決定した。アリーゼ・ベルトーチカが感情を得て以降、事実上放置されていたテトラルキア計画もこれで完全に解散となる。改めて自分の産まれた場所・製法や胎児を、何より心神喪失状態となっているかつての自分を見て、さすがに堪えたのかアリーゼは気を失いかけたようだ。 |
| 4月?日 | (学園都市・H.D・オーストラリア)回収されたDC163部隊の除草兵の修復が決定される。また、ガオケレナ・グロリアスの残骸も学園都市内の実験施設に収容された模様 |
| 5月10日 | (日本)DC163部隊の生き残り、滅草隊に復帰。また、追加人員が補充されることとなる。 |
| 5月20日 | (インド)ヴェーダ個体の処分作業が終了したものの、他国に潜入させていた工作員型ヴェーダ五体が回収できず、行方不明になっていることが判明した。H.D職員が責任から逃れる為、隠蔽しようとしていたものを暴いた形だが、五体中一体は北極戦線に参加しており生死不明。四体はネパール群島に潜入した際にネットワークが切断されそのまま放置していたことが明らかになっている。 |
| 6月?日 | (世界)北極戦線における戦後処理及び機体の回収が完了。投入された戦力の6割が失われ、第2.5世代以下の除草兵が全機ロスト、第一世代ライカン全員の戦死といった被害が確認された。また、戦死者の中には北極戦線に参加して生死不明とされた工作員型ヴェーダが居た事も判明した |
| 7月?日 | (日本)大人気作品タフ・シリーズのアーケードゲーム「TOUGHダーク・ファイト」が発売される。ロケテ時点で指摘されたのにバランスやシステムの不安定さが露呈し人が離れるがリアル・グラフィック、掛け合いや使用技のクオリティに見える熱い原作再現、声優の熱演、等により段々と人気を取り戻す。バランスも極めれば一周回って取れていると言われるほどやり込む人間もいたとされる。 |
| 7月?日 | (中国・USEAN)国内全領域を奪還、急速に復興を成し遂げつつあるUSEANは中国南部地域の軍閥へ経済、教育面の支援について交渉に入った。裏ではU.O計画の受け入れを迫っているようである。 |
| 8月8日 | (オーストリア)人工衛星に付着していた鉱物を解析した結果、強度が凄まじく、尚且つ核物質以上のエネルギーを放出していることがわかった。 |
| 8月?日 | (世界)旧ソ連領に日本・アメリカ・オーストラリアの三国を中心とした偵察部隊が派遣される。その舞台の中には復帰したDC163部隊の姿もあった。偵察部隊は旧ソ連のいたるところで機能停止した状態のA号標的の姿を目撃したという。 |
| 8月?日 | (アメリカ)脱走した第三世代ライカン達、ゲームセンターに居た所を次々と第二世代ライカンによって保護される第三世代ライカン達はアーケードゲーム「TOUGHダーク・ファイト」に釣られていたらしく、再発防止の為研究施設に筐体が置かれる事となった |
| 10月18日 | (ネパール群島)日本・中国の漁師から商品として扱えない魚を買い取り始める。日本海沖では奇形で市場に出せない魚が多く、それらを高値で買い取ってくれるとして地元漁師からはとても好意的に思われているようだ。ネパール群島に赴いた記者の情報によると「A号信仰が盛んだからあまり気にされずに食されている」らしい |
| 11月1日 | (世界)11月1日をA号に勝利した記念日として「人類解放記念日」とすることが決定した。 |
| 2022 | 1月?日 | (学園都市)栗栖 紅、空き時間を使って政治関係の勉強を始める。嘉村希に理由を聞かれると、「政治の道に進むつもりはないけど、いざという時の為に」とだけ答えたとの事 |
| 1月?日 | (アメリカ)民間企業による北極やアメリカ本土で遺棄されたWSの回収業務を政府が国を挙げて奨励。金銭だけでなく医療サービスや民間用品などの交換も行われるとのこと。この際、量産機のパーツが虫食いになっている、撃破されたライカン用WSと回収した機体数が釣り合わないなど不備が報告されている。 |
| 1月20日 | (世界)日本とアメリカ、オーストラリア、インドの間でデザイナーズチャイルドやライカン、ヴェーダ、ソニア関連、そしてDC163部隊に関連する情報を秘匿することが決定。またそれに伴い、デザイナーズチャイルドたちに緊急時以外の超能力使用に制限がかかることとなる。 |
| 1月21日 | (日本)DC163部隊の面々に緊急時以外の超能力使用に制限がかかることが通達される。とはいえ、日常的に超能力を使用することはめったになかったため、デザイナーズチャイルドたちはその決定を受け入れた模様。 |
| 1月25日 | (日本)荒城丈一郎氏、JA上層部に滅草隊解散を提言し、辞表を提出する。しかし、上層部のメンバーからは復興が先だとし、解散も辞表も後回しにされた模様。その夜、荒城丈一郎氏は副官と共にやけ酒に走ったという。 |
| 2月?日 | (日本)東京再開発計画開始。いずれ首都機能を戻すことを前提とした開発が行われるようだ。自衛隊や滅草隊も派遣され、除草兵も駆り出し開発支援を行うこととなる。東京は一度戦場になったこともあり、大いに荒れ果てていたが、再開発に従事する者たちは皆士気が高くやる気に満ち溢れていたようであった。 |
| 3月9日 | (インド)H.DXX-8-Z【シャクティ】のコアが中枢型A号消滅後から出力が増してきていたため解体が決定される。しかし解体したそばから装甲ごと再生するため作業が進まず、挙句にはスタッフの脳波を乱すなど攻撃をしかけてきた。アリーゼ・ベルトーチカが脳波によって無理矢理コントロールすることで治まるものの、解体は危険と判断し封印処置を施すことになった。アリーゼによると殺害しようとしてきた以前とは異なり、アリーゼ自身を取り込む、融合しようとしてきたらしい |
| 4月?日 | (学園都市・日本)藤蔓 葛のコアの欠片がいくつかに分割される。そしてそのうちの2つが門屋幸雄研究主任により無断で使用される。 |
| 4月?日 | (学園都市・日本)門屋幸雄研究主任、分割されたコアの欠片を使用し、新たなデザイナーズチャイルドを生み出す研究を進める(学園都市上層部には無断で) |
| 4月?日 | (アメリカ)アメリカはA号戦で甚大な被害の出た北西部の州とワシントンD.Cの再建に着手する。 |
| 6月1日 | (学園都市・日本)学園都市医療実験施設に上層部並びに公安による緊急査察が入る。査察が進む中、隠し部屋が発見され、内部には人工子宮とその中に浮かぶ四歳児ほどの双子が確認された。施設管理人を拘束、事情聴取を行う。しかし、門屋幸雄氏の姿は見つからなかったという。また、分割された藤蔓 葛のコアの欠片がいくつかなくなっていたそうだ。この事をきっかけに田端 肇理事長はJA上層部に掛け合い、デザイナーズチャイルド誕生実験が永久に停止されることとなる。同時に門屋幸雄氏が指名手配されることとなる。 |
| 6月15日 | (学園都市・日本)6月1日に発見された双子のデザイナーズチャイルドを調べたところ、体内に小さなA号標的のコアと思わしき物体が確認された。分割されたコアの欠片を投与されたのだと推測される。コアの欠片は宿主を侵食することなく安定した状態を保っているのだという。 |
| 6月17日 | (学園都市・日本)伊佐木 万梨阿氏に養子縁組の話が持ち上がる。伊佐木 社を育て上げた功績を鑑みて双子のデザイナーズチャイルドの親にふさわしい人材であると学園都市上層部から判断されたようだ。田端 肇理事長の必死の説得もあり、伊佐木 万梨阿氏は双子の育ての親となることを決める。 |
| 6月22日 | (学園都市・日本)伊佐木 万梨阿氏と双子のデザイナーズチャイルドの養子縁組が完了する。双子のうち、男の子のほうは伊佐木 蓮、女の子の方は伊佐木 梢と名付けられる。 |
| 6月30日 | (日本) 門屋幸雄が逮捕された。容疑者の役職と事の重大さからこの事件は軍法会議が適用されて門屋幸雄は銃殺刑となり、その日の内に刑が執行された。余談だが、門屋幸雄を逮捕した警察官は少女が門屋幸雄の潜伏場所を指差す夢を見たという |
| 7月?日 | (学園都市) 門屋幸雄による一連の事件の再発防止として、藤蔓 葛のコアの欠片とガオケレナ・グロリアスの残骸は全て一箇所に纏めて厳重に管理され、その場所も限られた人物のみに知らされる形となった |
| 7月?日 | (世界)各地でA号標的との戦闘で損壊、遺棄されたWSのパーツで建造されたジャンクWSによる被害が確認されるようになる。 |
| 7月19日 | (日本)復帰して以降、復興支援や旧ソ連領への偵察活動、東京再開発等で忙しかったDC163部隊であったが久しぶりに休暇を与えられることとなり、各々思い思いに休みを楽しんだようだ。休暇中、岩槻 翔一と嘉村希は恋人同士として終日二人きりで過ごしたという。 |
| 7月23日 | (オーストラリア)総選挙の結果オーストラリアで政権交代が発生。オーストラリアは97年のH.D残党襲撃から続く戦時体制が漸く終わることとなる。これ以降、Ａ号戦前からの体勢が新たな世代へと引き継ぎや、新たな国家の樹立等若いリーダーが多数誕生していくことになる |
| 8月3日 | (オーストラリア・USEAN)オーストラリア政府はD.H計画を無期限凍結。また、戦力目的で産み出されたD.H計画対象者に対し、その後の生活のサポートを行うとし実態調査が開始されることとなる。U.O計画については、既に国内インフラが前提として設計されているなどの観点から対象を全国民から任意に変えて継続するとし、USEAN政府もそれに習う予定とのことである。 |
| 9月10日 | (旧ネパール)旧ネパール内に残存していたシュードラ・コンバージョン三機が運び込まれた。戦闘目的ではなく、予想以上の人々が旧ネパールに労働に赴いたため電力の供給が足りず、第四世代機の核動力を電力設備として使うためであった。そのためレッドフィールドシステムズ社によって武装解除され、アリーゼ・ベルトーチカに電力供給機として再設計されている。かつては学園都市を襲った機体が今では人々の生活のために稼働している。 |
| 9月?日 | (世界)国連総会にて旧ソ連領に関する議題が取り上げられる。領内のA号標的を全て回収したものの広大な国土をどう取り扱うかで議論が盛り上がることとなる。旧ソ連領への帰還を望む者たちが僅かにいるが、彼らだけでは国土を管理しきることができないだろうと結論付けられる。今回の総会では決着がつかず、長期的な問題になるだろうと予想される。 |
| 10月?日 | (旧ネパール)大量のレアメタルが採掘される。まだ相当数が埋まっているとされ、南アジアの国々はこぞって権利を主張した。 |
| 11月1日 | (学園都市・日本)人類解放記念日の式典が学園都市で開催された。各国の高官や大企業の役員が出席する中で、日本は人工衛星「たいよう2」の打ち上げを予定していることを発表した。 |
| 11月1日 | (アメリカ)人類開放記念のこの日アメリカは、ライカンの存在を公式に認め、彼らの人権を制限してきたことを謝罪。北極巨大構造物攻略作戦で犠牲となったロバート・スタローン並びに各世代のライカンの名が慰霊碑に刻まれると共に、DC163を回収したクレア=ディモイゼール他ライカン部隊に勲章が送られる。 |
| 11月20日 | (日本)東京再開発が順調に進み、東京都に人が戻り始める。2023年には首都機能を復旧させる予定となっていた。 |
| 11月23日 | (パキスタン)無闇な争いを避ける為、穏健派のパキスタン政治家によって旧ネパールをネパール群島の地方自治体にすることが提案された。元より通信設備が安定しない事から、他国とやり取りできる土地の要請を行っていたネパール群島政府に同調する形である。南アジアの各国穏健派もこれに賛同し、反対派もレアメタルを南アジアには格安で提供することを条件にこれを認めた。 |
| 12月1日 | (学園都市・日本)DC163部隊の生き残りである平賀 司は学園都市内にある墓地まで恋人の墓参りに向かう。墓前に花を供えながらかつて恋人と過ごした日々に思いを馳せる。 |
| 12月2日 | (中国・南アジア)未だワームタイプA号やサイクロプス型による酸性雨と濃霧の影響が色濃く残っている地域があるため、H.Dと学園都市によって開発された強力な中和剤が試験的に導入された。酸性によって土地性に多大な影響を与えていたため作物も育たなくなっており、今回の中和剤によって解決することが期待されている。 |
| 12月?日 | (オーストラリア)D.H計画対象者の追跡調査が終了。戦力としてアフリカ、南米へ派遣されたメンバーの大半がオーストラリアへの帰国ではなく現地に残ることを選択。現地の軍や警察組織に入隊し、街を襲うジャンクWSとの戦いに従事していくことになる。また、彼、彼女等の奮戦により、U.O計画がこれらの国、地域で受け入れられやすい土壌が形成されていくことになる。 |
| 12月25日 | (学園都市)学園都市大クリスマスパーティーが開催。DC163部隊の数名がゲストとして招かれ生徒達は多いに湧いたようだ。今年も恒例の巨大クリスマスケーキが作成されたが、例年とは異なり余ってしまった。 |
| 2023 | 1月?日 | (世界)かつてのヴァディス氏の秘書であり、現在はアリーゼ・ベルトーチカの補佐を勤める人物が持病の悪化により死去。また、日本でも前静岡県知事大須賀 忠茂、元静岡県政策参与諏訪滋頼、病理学者ノーマン・ウェストウッド、下田港漁業組合長土屋 正巳、下田観光協会元会長星谷和光、学園都市内洋食屋『&安堵』店主フェルナンド・安藤・ガルシアといった人物がここ数ヶ月の間に病気や老衰で死亡している。世界各国でもA号標的時代に上層部だった世代が亡くなる時期に差し掛かっており、世代交代が迫っていると人類は認識する事となった |
| 1月?日 | (日本)JA上層部と学園都市上層部の一部メンバーが更迭、逮捕される。門屋幸雄氏と繋がりがあり、彼の私的な行動に協力していたことが判明する。 |
| 1月6日 | 除草兵【ドゥーマバサット】がネパール群島海底基地にてロールアウトされる |
| 1月10日 | (学園都市・日本)伊佐木 蓮、伊佐木 梢の定期検診が行われる。二人の定期健診には医療実験施設所属のドクターに加え、岩槻一郎氏をはじめとしたA号標的研究者チームも立ち会った。心身ともに良好、コアも安定した状態を保っているとの事。岩槻一郎氏は人体とコアが共生関係にあるため安定した状態を保っているのではないかと推測する。また、伊佐木 蓮、伊佐木 梢の経過観察レポートが田端 肇理事長をはじめとした上層部良識派に直接提出される。レポートには定期健診の結果が記載されている他、二人のメンタル面の傾向についても記載がされている。田端 肇理事長はこのレポートを最重要機密とすることを決定する。 |
| 1月15日 | 除草重兵【ベーカベーカ】がネパール群島海底基地・セコラアーマーズ社の共同開発にてロールアウトされる |
| 2月?日 | (日本)友愛平和党党首の蠣崎英次元総理が死去。大半が投獄となった友愛平和党における最後のカリスマと言われた彼の死によって、同党は解党への道を歩む事となった。尚、翌日にケネス・ミニハンNSA長官病死のニュースが流れた事もあり、国民がそれに関心を抱く事はなかった |
| 4月1日 | (学園都市・日本)伊佐木 蓮、伊佐木 梢、学園都市こども園に入園。初日から友達ができた蓮とは対照的に梢の方は伊佐木 万梨阿から離れようとせず泣きじゃくっていた模様。また、伊佐木 社消失から一度は自殺を試みた万梨阿氏であったが双子を育てていく内に笑顔が戻ってきたようであった。 |
| 4月?日 | (南極・ネパール群島)南極天然資源採掘所にて機能停止状態の除草兵型A号標的と小型の特殊巨大種子型の様な物体が発見・発掘される。この小型の特殊巨大種子型の様な物体は小さな種子と呼称され、この"小さな種子"と"機能停止状態の除草兵型A号標的"はネパール群島へ秘密裏に回される事となる。 |
| 5月?日 | (世界)旧ソ連に帰還した国民による首都モスクワを中心に新国家モスクワ連合国が樹立、国連に承認される。しかし、旧ソ連領の大半の地域が空白地帯のままであった。 |
| 6月?日 | (中国・東南アジア)中国南部、東南アジア圏にて仏教の一宗派である『天明宗』の信徒の増加及び活動が活発化。A号標的の動乱による政府の疲弊と混乱に乗じ複数地域の実効支配を続々と果たしている。 |
| 7月?日 | (ネパール群島)南極にて発掘された「小さな種子」が修復中の巨大花のコアの中心部に埋め込まれた。失われて修復不可能な部分の代替として用いた模様 |
| 8月2日 | (インド・オーストラリア)再建されたキャンベラにてインドとオーストラリアは、経済連携協定を締結。アジア地域のさらなる飛躍に協力して取り組んでいくとした。翌日インド側の要人の1人として訪れていたアリーゼはソニアに招かれ手作りの巨大ケーキを振る舞われる等親睦を深めていたようである。 |
| 8月9日 | (学園都市・日本)岩槻 翔一と嘉村希、学園都市に住む家族の元へ帰省する。伊佐木 万梨阿氏の元へ様子を見に行ったところ、蓮と梢に遭遇する。万梨阿氏から藤蔓 葛のコアの欠片やデザイナーズチャイルド関連の出来事を含めた事情を説明され、衝撃を受けた両名であったが万梨阿氏に笑顔が戻ってきたことに関して安堵したようであった。 |
| 8月11日 | (学園都市・日本)岩槻 翔一と嘉村希は二人きりで過ごす中、復興後の将来について話し合う。戦いから離れて平和に過ごすか、このまま戦い続けるか迷う翔一に対し、希は翔一にどこまでも付いていくことを告げ、同時に自分が知らないところで翔一が伊佐木 社のようにいなくなってしまうことへの恐怖も吐露する。そのことを聞いた翔一は復興や情勢がひと段落したら戦いから離れることを決める。 |
| 8月17日 | (モスクワ連合国)モスクワ連合国、国連支援の下、天然ガスの採掘開始。国内の貯蔵量が規定値に達した後に各国に輸出することが決定される。 |
| 10月1日 | (日本)東京都の首都機能復旧が完了する。これにより日本の首都が名古屋から東京に戻されることとなる。同日、岩槻 翔一と嘉村希は復興や情勢が落ち着いたら滅草隊を辞めて平和に過ごすことをDC163部隊の面々に告げる。そのことを聞いた平賀 司は安堵し、二人の選択を祝福したという。 |
| 10月9日 | (学園都市・アメリカ)学園都市内で人工衛星打ち上げに先駆けて各国の企業の重役を招いたパーティが開かれた。日本の宇宙関連技術を披露して出資者・協力者を増やす催しだったが、突如として謎のWF及び六機のWSの襲撃を受ける。海上から長射程のビーム砲によっていくつもの施設が焼かれ重役達も犠牲となった。時を同じくしてアメリカでも同型と思われるWFの襲撃が行われた。日本では藤蔓 葛のコアが奪われ、アメリカではライカンの研究資料が奪われている。 |
| 10月10日 | (学園都市・日本)謎の勢力によるテロにより、日本の学園都市では滅草隊総司令の副官や兵器学の権威である湯島 武宏教授及び天教院 実勝教授が死亡、アメリカでもシャーロット=ブリジンガー陸軍准将や埜田 秀明氏の死亡が確認され、両国共に未だ犠牲者数が判明してないとの事、敵勢力が撤退した方角や門屋幸雄氏の背後関係の捜査から敵勢力はネパール諸島?と判明。重傷の身でそれを知った田端 肇理事長は「奴等を許すな。だが、憎しみで戦うな」と言って良識派の人間を後継者に指名し、容態が急変して息を引き取った |
| 10月10日 | (学園都市・日本)伊佐木 万梨阿氏から学園都市上層部に連絡が入る。伊佐木 蓮と伊佐木 梢の二人が共鳴現象を起こしたこと、その後にあの子を助けてと訴え始めたこと、ネパール群島に何か変なものがあるという趣旨の発言があったことなどが報告される。学園都市上層部は伊佐木 万梨阿氏、伊佐木 蓮、伊佐木 梢の三名を招集し詳しく事情を聴くことにした。 |
| 10月13日 | (日本)学園都市を襲撃した勢力を補足、DC163部隊が派遣され戦闘に突入する。二度目の対人戦となったDC163部隊であったが各隊員の連携により敵WSとそのパイロットを殺さずに鎮圧、襲撃勢力を捕らえることに成功する。藤蔓 葛のコアの欠片を一部ではあるものの奪還に成功する。 |
| 10月26日 | (ネパール群島)藤蔓 葛のコアの欠片の一部がネパール群島海底基地に届けられる。同時刻、巨大花のコアの復元に成功、海底基地の実験ブロックへ移送される。その時、巨大花のコアと藤蔓 葛のコアの欠片が共鳴するかのように光り輝いたとされる。 |
| 11月1日 | (日本)10月の謎の勢力からの襲撃を受け、学園都市とアリーゼ・ベルトーチカの協力の元、第五世代除草兵開発計画がスタートされる。 |
| 11月10日 | (日本)第五世代除草兵開発計画だが予算の問題で量産が難しいと判断される。そのため、予算を抑えた少数生産機としての開発計画に変更される。また、一部の武装に関しては予算と殺傷能力の観点から搭載に制限がかけられることとなる。 |
| 2024 | 1月?日 | (日本)JA上層部より学園都市を含めた一部のA号標的研究チームにある情報が開示される。藤蔓 葛を通したA号標的ネットワークにハッキングを仕掛けたときに入手した情報のうち、A号標的よりも上位の存在がいることを示唆するものであった。JA上層部は情報開示を行った研究チームにこの上位存在について研究するよう命令する。同時に研究チームには守秘義務が課せられることとなる。 |
| 1月?日 | (ネパール群島)巨大花のコア内の小さな種子から芽のような物体が伸びコアと結合した。コアが僅かに稼働の兆候を見せる。その後芽が更に伸びたためコアの修復率の上昇が期待される。 |
| 1月20日 | (ネパール群島)日本・アメリカ共同によるネパール群島極秘偵察作戦が発動、ライカンを含めた極秘偵察部隊が派遣される。彼らの任務はネパール群島の目的を探ること、そして奪われた藤蔓 葛のコアの欠片とライカンの研究資料の奪還もしくは破棄である。 |
| 2月1日 | (インド)H.D職員によって人工衛星「たいよう」に付着していた鉱物と粘性の物質が機械類の開発に利用できる可能性と地球の物質で複製可能であることがアリーゼ・ベルトーチカに報告された。そもそもそんな物質のことなど初めて聞いたアリーゼは人生で初めて叱責したが、「危険がある可能性を考え報告しなかった」「知ったらあんた、自分で調べようとするでしょ」と言われ黙って学園都市に研究成果を共有した。 |
| 2月?日 | (ネパール群島)ネパール群島は、機能停止した除草兵型A号標的に生体ユニット化したヴェーダを一人埋め込んで無人機として再利用する計画を始動。また、藤蔓 葛のコアの欠片と同時に回収したガオケレナ・グロリアスの残骸から得られたデータを元に専用の強化外骨格を開発する事も計画に含まれる事になった |
| 2月25日 | (日本・インド・アメリカ)【シリウスプロジェクト】を全世界に公表。三カ国はテロに屈せず、前に進む強い意志を示した。 |
| 2月26日 | (EU)EU各国は合同でシリウスプロジェクト及びテロリスト討伐への全面協力を表明 |
| 3月1日 | (日本)第五世代除草兵【ジンライ】がロールアウトされる。本機に搭載されている一部武装に関しては搭載、使用に制限がかかることとなる。なお、この直後に日本に来訪していたアリーゼ・ベルトーチカは過労で倒れることとなる。 |
| 3月6日 | (日本)アリーゼ・ベルトーチカが倒れたことを聞きつけたソニア・スタートレイサーが日本へ来訪、アリーゼの入院する病院まで直行する。病室で意識を取り戻したアリーゼを見て安堵したソニア。その後アリーゼに対して説教を始めたという。なお、その光景を見舞いに来た嘉村希、岩槻 翔一、コト=ニノチカ、アニータ、セシルに目撃された模様。 |
| 3月16日 | (日本)DC163部隊にジンライが配備される。まだ、戦いから離れられないことに気を落とす岩槻 翔一であったが嘉村希に慰められる。その光景を目撃していたコト=ニノチカをはじめとしたライカンたちに後日弄られる翔一の姿があったという。 |
| 4月1日 | (学園都市・日本)伊佐木 蓮、伊佐木 梢、学園都市初等部に入学。2023年より共鳴現象の発生率が増えたこともあり、クラス配置に関しては学園都市上層部の意向もあり対処がしやすいよう双子共に同じクラスとなる。また、双子の発言からネパール群島に藤蔓 葛のコアの欠片の他にA号標的のコアがあるのではないかと推測される。 |
| 4月?日 | (日本)アリーゼ・ベルトーチカ、無事に退院し、インドに帰国する。帰国間際にソニア・スタートレイサーと会話する。その際、もっと人に頼るべきだと、自分も支えになるとソニアに言われる。 |
| 4月?日 | (モスクワ連合国)国内の天然ガス貯蔵量が規定値に達したため、世界各国にむけて天然ガスの輸出を開始する。 |
| 5月?日 | (インド)ソニア・スタートレイサーの説教と別れ際の言葉、帰国後に部下から自分で何でもやろうとするなと説教されたことを受け、部下に仕事を割り振るようになるアリーゼ・ベルトーチカ。その結果、以前より仕事の量が減ったものの手持ち無沙汰になる機会が増えてきた模様。 |
| 7月1日 | (中国)東南アジア方面より突如として複数の第四世代WSが中国南部地域に進攻。この襲撃により中国南部の軍閥勢力は壊滅、USEANはこの事態に対し静観及び沈黙を貫いている。また、証言によるとWS間の通信に使用される電波を解析したところ経文を読み上げる複数の声が確認出来たという。 |
| 8月3日 | (インド)旧ネパールに八機のWSと暴徒が奇襲をしかけ、物資を盗もうと画策した。これに対し、出稼ぎの青年と視察に来ていたソニア・スタートレイサーがシュードラ・コンバージョンを起動し応戦。WS群の制圧に成功した。暴徒は守備隊によって鎮圧され物資も人的被害もゼロに収まった。しかしWSを用いた盗賊紛いの犯罪は他にも報告されており、対策を講じる必要性が浮上している。 |
| 8月8日 | (インド)アリーゼ・ベルトーチカが「シリウスプロジェクト」の一環として【自己意識転写機構】を発表した。特殊な環境下でロボットアーム等の作業を円滑に進めるためのシステムであることを解説し、いずれ来る宇宙作業機のコンペに期待が持たれている。 |
| 8月15日 | 除草重兵【カリ・ユガ】がネパール群島海底基地にてロールアウトされる |
| 8月?日 | (旧ネパール)極秘偵察部隊の連絡員より日本・アメリカに報告が入る。ネパール群島のある地区に何らかの通路を発見、そこに人の出入りが確認されたとのことであった。極秘偵察部隊はしばらく監視を続けた後、潜入を試みるようであった。 |
| 9月1日 | (旧ネパール)パキスタンとインドによって防衛が強化されることになり、拘束用の武装が搭載された「ヤジュルマン」と「シローレイカー」の混合部隊が各地の採掘施設で防衛にあたっている。 |
| 9月16日 | (日本)白銀の機体の奇襲を受け、奪還した藤蔓 葛のコアの一部を再び奪取される。この際に試験目的で先行配備されていたジンライ部隊と栗栖 紅/閻魔鼬(ヤマイタチ)が応戦するも全機が大破された。コクピットは無傷で死傷者はいなかったものの、白銀の機体の性能・操縦技能は凄まじかったという。前回の奇襲の経験から藤蔓 葛のコアは機密性の高い土地に隠蔽しており、その分防備が薄くなっていたのをWSの性能でカバーしていたがそれが仇となってしまった。 |
| 9月17日 | (日本)藤蔓 葛のコアの欠片を奪取した白銀の機体を補足、DC163部隊が派遣される。光子収束砲、強結合プラズマ相転移結晶刀、超能力の使用を許可、そして神威弐式まで投入されることとなる。白銀の機体の戦闘力に苦戦するものの互角の状況に持ち込む。しかし、謎のWFの横やりが入ったことで逃走を許す結果となってしまう。一方で秋原 弘文の電気操作能力によるハッキングで白銀の機体がネパール群島のものであることが判明する。 |
| 10月?日 | (日本・オーストラリア)オーストラリア研究機関はJAと合同で分析を続けていた人工衛星「たいよう」に付着していた鉱物と粘性の物質について、太陽系環境下での自然発生は有り得ないとの見解を示す。また、これ迄共生生物と考えられていたA号コアに生息するウイルス状生物の構成物質の精製過程にこの物質が関与している可能性が高いとした。 |
| 11月?日 | (ネパール群島)ネパール群島海底基地にて保管されていた除草兵型A号標的の改造が完了。【ドゥルガー】と名付けられ、無人機として運用される事となった |
| 12月12日 | (E.U・モスクワ連合国)A号標的が宇宙由来である懸念からシリウスプロジェクト実行に先駆けて観測計画プロキオンがE.Uより提唱。パピヨン・ルユの大型A力場利用型電波レーダー「チェルカトーレ」を電波望遠鏡として転用。多数配置したパピヨン・ルユを連動させることにより仮想的に電波望遠鏡として扱うというもので、設置場所には人の生活から出る電磁波の影響の少ないモスクワ連合国を予定。観測データ解析にはイギリス、オーストラリアのAIネットワークを用いて計算リソースを確保するとしている。 |
| 12月?日 | (日本)A号標的研究チームの一員である五月女博は、A号標的が地球外生命体であり、かつて北極圏で見られた謎の発光現象等は上位存在への交信であるという論文を病床の身で書き上げ、自身の後を継いで研究者となった三人の子供に後を託して息を引き取った |
| 2025 | 1月1日 | (日本・インド)ガオケレナの残骸及びシャクティが活性化。タイミングからしてネパール群島に藤蔓 葛のコアが運び込まれていることに呼応していると思われる。 |
| 1月?日 | (学園都市・日本)伊佐木 蓮と伊佐木 梢が不思議な夢を見たり共鳴現象を起こしたりする頻度が増え始める。二人に話を聞いた所、お姉ちゃんが帰ってくる或いは目覚めるとの事。しかし、それが何時の事かは解らないとの事だった |
| 1月20日 | (インド)密かに名前のない墓が建てられた。ヴェーダを悼み、罪悪感に苛まれた人達によって建てられたものである |
| 2月8日 | (日本・アメリカ)極秘偵察部隊の3割が帰還する。彼らの帰還によりネパール群島の目的や黒幕の正体、海底基地の存在、彼らが保有するA号標的のコアや除草兵、第二世代除草重兵の情報が判明することとなる。しかし、藤蔓 葛のコアの欠片、ライカンの研究資料を捜索していたところで発見されてしまい、やむを得ず任務を切り上げ撤退することとなったようだ。残りの7割のメンバーについては撤退時に全員射殺されたとのこと。日本、アメリカはこの情報をEUやオーストラリア、インド、モスクワ連合国に公開、共有する。 |
| 2月9日 | (オーストラリア)ソニア・スタートレイサーは、ネパール群島にD.H計画で産み出された妹(ロストスター)が関わっている事を知る。あの戦い(ネパールの巨大花)に関わった者としても、姉としてもやるせなく、それでも、支えたい人(人並みの生活の中幸せを掴みつつある妹達)を害させない為に自身の手で決着を付けることを静かに決意する。 |
| 2月20日 | (日本)岩槻 翔一、暁・刃からジンライへの機種転換訓練完了(専用機持ちを除いたDC163部隊の面々は全員ジンライへ乗り換えている)。また、岩槻 翔一搭乗予定のジンライがブレードユニット仕様へ改造・調整が完了される。 |
| 2月21日 | (日本)ジンライ(ブレードユニット仕様)が配備される。 |
| 2月22日 | (日本)岩槻 翔一、嘉村希、同棲開始。 |
| 3月?日 | (世界)極秘偵察部隊がネパール群島より持ち帰った情報を元に調査した結果、北極戦線に参加して後に死亡が確認された筈の工作員型ヴェーダ「エク・モート」?が戦死を偽装されてネパール群島に拉致されていた事が発覚。エク・モートのものだとされていた死体は、彼女の僚機のパイロットであったスカーレット・アンダーソンのもので有ることがDNA鑑定により判明。スカーレット・アンダーソンは天涯孤独の身であった為にMIA判定がなされた事を気に掛ける者もおらず、それが発覚の遅れに繋がった模様。尚、同部隊に所属していたジェイソン・マーティンズがネパール群島海底基地にて発見されて銃撃戦の際に射殺されており、彼が工作員として部隊に潜入して前々からエク・モート拉致を実行しようとしていた可能性が高いとの事。その一方で、中国南部に侵攻した第四世代除草兵部隊が天明宗によるものだと判明して彼等が新興宗教系テロリストだと国連に認定され、早急な対応が必要との見方が強まっており、世界は二正面作戦を強いられる事となった |
| 5月1日 | (日本)人工衛星「たいよう2」の打ち上げに成功。テロを警戒して日程は明かされず打ち上げられたため一般人は残念がったようだ。「たいよう」よりも高性能なレーダーやカメラを多数搭載しており、観測機としての活躍が期待される。 |
| 5月?日 | (日本)社の帰還を信じる学園の一派により秘密裏に新型除草兵開発プラン「ミカゲ構想」が立ち上層部により承認される。このプランの裏にはA号の上位者の脅威への対抗策としての側面もあった。 |
| 5月30日 | (世界・学園都市)日本・アメリカ・イギリスの各学園都市にハッキングの形跡を確認。機密部分に接触された形跡こそないものの各学園都市はセキュリティの見直し、レベルの更新・引き上げを行うこととなる。特に日本の学園都市はセキュリティレベルを最大まで引き上げることとなる。 |
| 6月1日 | (学園都市・日本)循環式量子型液体コンピュータが学園都市全体に埋設・稼働開始されることが発表される。それとは別の量子型液体コンピュータが学園都市の機密ブロックに極秘裏に設置されることとなる。伊佐木 蓮、伊佐木 梢を含めたデザイナーズチャイルド等の機密情報を機密ブロックの量子型液体コンピュータに移動する。学園都市全体のネットワークから切り離し、アクセス手段を限定することで機密情報の保護を図ることが目的である。 |
| 6月?日 | (日本)「ミカゲ構想」の一つとしてA号由来の物質による素材修復を機械的に再現する技術「ナノチップ」が提案される。実現の可否は置いて極秘裏に開発開始される。 |
| 6月?日 | (中国)中国及びUSEANの要請を受け、アメリカとオーストラリアが天明宗掃討に乗り出す。アメリカは、DC163部隊に出向中の四人を一時的に帰国させ、第三世代ライカン全員を加えて再編成したライカン部隊と合流させて中国へと送り込んだ。ライカン部隊は潜入工作に秀でたメンバーを天明宗総本山へと偵察に向かわせ、その一人であるカレン・ビヒダスが天明宗教祖ヘンリー・チュンの私室に仕掛けた隠しカメラと盗聴機により、天明宗上層部が中華人民共和国政府残党の集まりでその正体を隠しつつ密かに中国政府へのクーデターと共産主義の復活を企んでいた事を暴き出した。アメリカ及びオーストラリアは、この情報を全世界へと拡散し、天明宗の権威は地に落ちて教団内部は大混乱に陥り、その隙にアメリカ・オーストラリア・USEAN・中国は天明宗全拠点への同時攻撃を行う。内乱状態にあった総本山はライカン部隊によって破壊し尽くされ、第二の拠点であった秘密工廠はソニア・スタートレイサー率いる部隊によって殲滅され、それ以外の拠点も全て失って天明宗は潰滅、中華人民共和国政府残党は全員が死亡した |
| 6月30日 | (世界・学園都市)各学園都市のハッキング元が旧ネパールだと判明する。各学園都市、ICPOにハッカーの確保を依頼する。 |
| 7月2日 | (旧ネパール)ICPOより人員が派遣、各学園都市にハッキングを仕掛けたハッカーを確保する。なお、ハッカーは金で雇われただけだと主張、依頼人については不明とのことだった。 |
| 7月6日 | (旧ネパール)歓楽街や風俗街が普及し資源都市として最盛期を迎える。レアメタルは引き続き発掘されており、最近では石油やガス資源も発見されているようだ。 |
| 7月?日 | (オーストラリア)オーストラリアはH.Dとの共同研究で磁気単極子(磁気モノポール)の精製に成功。陽子崩壊触媒作用を応用し、次世代動力炉としての応用が期待されている。 |
| 8月25日 | (学園都市・日本)学園都市のコンピュータに再度ハッキングを仕掛けられる。6月の対処により機密部分に関しては無事であった模様。ハッキングの形跡から追跡を行うもハッキング元の特定には至らず。学園都市全体のセキュリティを見直す事態となる。 |
| 9月20日 | (日本)試作型ナノチップ1号が完成し試験が行われる。ナノチップを1/3程欠けさせた鉄板(厚さ2mm,縦横10平方cm)に付着させると直ちに修復を開始し20分で元のサイズ程度にした。今後の課題としては修復速度の向上、修復機能に指向性をもたせ形状通りに修復を行わせる事が挙げられた |
| 9月30日 | (学園都市・日本)武装勢力により学園都市が襲撃される。武装勢力の中に白銀の機体や2024年のテロで目撃されたWSやWF、除草兵型A号標的に似た機体の姿が確認される。襲撃前に伊佐木 蓮が何か来ると訴えていたことで学園都市警備部隊の対応が間に合ったものの武装勢力との戦闘能力の差に次々に撃墜されてしまい、学園都市の破壊を許す事態に陥る。学園都市の要請を受け各種武装や超能力の使用許可が下りたジンライ部隊やDC163部隊等が応援に駆け付ける戦闘に入る。WSとWFの撃墜には成功するも白銀の機体や除草兵型に似た機体によって次々に撃墜、専用機持ちと神威弐式も半壊する事態に陥る。その後、と除草兵型に似た機体は伊佐木 蓮と伊佐木 梢の元に向かい二人を攫おうとし、岩槻 翔一が搭乗するジンライが空間折畳航法装置で追いつき妨害に入ろうとする。その直後にジンライの空間折畳航法装置が暴走、2020年の11月1日に全世界で確認された翠緑の光が発生、その中からイザナギが出現する。 |
| 9月30日 | (学園都市・日本)岩槻 翔一が搭乗するジンライは空間折畳航法装置の暴走による消失こそ起こらなかったもののエネルギーを大幅に消費してしまい、機能停止する。一方、状況がつかめない様子のイザナギであったが、白銀の機体と除草兵型に似た機体が攻撃しようとする様子を見て臨戦態勢を取り戦闘開始。光子収束砲や多重光子装甲発生装置内蔵シールドでの攻撃、強結合プラズマ相転移結晶刀やホロニックブレードによる二刀流を披露しつつ敵である二機を追い詰める。除草兵型に似た機体は武装の大半と片腕を破壊、白銀の機体は両腕を切り落とされる。その後、不利を悟ったのか二機とも学園都市から撤退する。戦闘終了後、イザナギの前に来た伊佐木 蓮と伊佐木 梢、ジンライから降りた岩槻 翔一の前に伊佐木 社が姿を見せる。 |
| 10月1日 | (学園都市・日本)武装勢力による襲撃で学園都市が機能停止状態に陥る。以前藤蔓 葛のコアの欠片を奪取した白銀の機体や2023年のテロで確認されたWSとWFの存在から今回襲撃してきた勢力はネパール群島であると断定される。また、今回の襲撃の最中、伊佐木 社の帰還が確認される。伊佐木 万梨阿や嘉村希をはじめとしたDC163部隊の面々は社の生存と帰還を喜んだという。後日、アリーゼ・ベルトーチカ、ソニア・スタートレイサー、アメリカに一時帰国中であったライカンたちに伊佐木 社の帰還が報告された。 |
| 10月3日 | (学園都市)DC163部隊に所属するライカン四名が予定を切り上げて日本に戻り、アリーゼ・ベルトーチカ、ソニア・スタートレイサー両名も予定を変更して来日。精密検査の結果問題無しと診断された伊佐木 社はデザイナーズチャイルド達を含めた女性陣にもみくちゃにされる事になり、美人に成長した彼女達の色香に社はドギマギした模様。最も、社も5年の間に中性的な美女へと成長しており、女性陣の中にも目を奪われる者が何人も居たのだとか。また、社の話によると最終決戦の最後に光に包まれた後、気が付けば学園都市に居たとの事 |
| 10月5日 | (学園都市)伊佐木 社、改めて伊佐木 蓮、伊佐木 梢と対面する。伊佐木 万梨阿から説明された事情と知らないうちに弟と妹ができていたことに驚く。一方、蓮と梢は幾度となく夢の中で社を見ていたこと、声をかけていたことからすぐに懐いた模様。社も懐かれていることやお姉ちゃんになったことに悪い気はしなかったため受け入れることにしたようだ。 |
| 10月5日 | (学園都市)撃墜した機体から回収したデータにより、襲撃してきたネパール群島の機体名称等が判明し、除草兵型に似た機体であるドゥルガーがガオケレナと同様に除草兵型A号標的に強化外骨格を装備させたものだと言うことが明らかになった。また、撃墜したWFベーカベーカからは生体ユニットとして搭載されたヴェーダの死体が発見されており、ドゥルガーの動きもネパール群島に潜入していた工作員型ヴェーダの一人ナスティ・マスターグの戦闘スタイルに近い事から、ネパール群島が心神喪失状態のヴェーダを一部の機体の制御機構にしている事が判明、アリーゼ・ベルトーチカはテトラルキア計画の因縁をこの手で終わらせる事を誓った |
| 10月6日 | (学園都市)伊佐木 社、岩槻 翔一と嘉村希から二人が交際、同棲していることを報告され驚く。しかし、すぐに興味津々に交際に至った経緯の説明やどこまで進んだかといった質問を飛ばし始める。また、ソニアやアリーゼ、ライカン、DC163部隊の女性陣も集まりだし、翔一と希は質問攻めされる羽目に陥る。なお、男性陣は巻き込まれないよう秋原 弘文と平賀 司によって退避させられた模様。最終的に翔一と希は洗いざらい答える羽目になったそうだ。 |
| 12月?日 | (ネパール群島)藤蔓 葛のコアの欠片を巨大花のコアやドゥルガーのコアに埋め込もうと幾度となく試行錯誤が続けられるも、融合しようとするたびに拒絶反応が起きてはじかれるといった事態が続く。自身の思い通りにならない事態に苛立ちを覚えるロストスター。一方、エク・モートはロストスターの障害となるであろうイザナギを次こそは破壊することを人知れず決意する。例え、自機に乗っ取られることになろうとも…… |
| 2026 | 1月1日 | (モスクワ連合国)天然ガス採掘場が襲撃される。採掘場を襲撃した勢力は破壊活動を行った後、すぐさま撤退したという。現場ではWFベーカベーカとWSドゥーマバサット、ドゥルガーの姿が確認されたという。このテロ行為により採掘場で働いていた作業員の多くが命を奪われることとなった。後日、モスクワ連合国は国連からの支援の下、採掘場の復旧に勤しむこととなる。 |
| 1月?日 | (日本)「ナノチップ」開発に進展が報告される。学園都市襲撃時に際して現れた翠色の光に影響を受けたか一部のナノチップ1号同士が結合と分離を繰り返し始め収まる頃には一つの塊を生み出していた。これをナノチップ2号と命名した。研究の結果ナノチップ2号は司令塔的な役割を持ちナノチップの修復効率やそれによる再生時間の向上が確認された。また現時点での課題として修復箇所の破損が発生した場合修復に倍程の時間が掛かってしまうこと、復元された部分の硬度が元よりも低下している等が挙げられる。課題の克服、指向性付与、修復時間短縮に向けて更に研究・開発を進めることとする。 |
| 1月10日 | (ネパール群島)ロストスターは藤蔓 葛のコアの欠片と巨大花コアとの融合を断念、巨大花コアはある仮説に基づき活性化を試みると共に藤蔓 葛コアの別用途への転用を開始する。また、エク・モートへイデア型AIを適用。機体との融合による自我損失を防ぐ手立てを講じる。 |
| 1月?日 | (日本)「ミカゲ構想」の一つとしてナノチップに続いて空間制御技術の応用「歪曲空間により対象を拘束するシステム」の開発が検討される。こちらも成否に関わらず開発が始まる。 |
| 1月15日 | (南米)第二次南米大攻勢の際奥地にて発見された巨大構造物がネパール群島と思われる勢力による襲撃を受け一部が持ち去られる。 |
| 1月?日 | (日本)JA及び自衛隊は第五世代除草兵【カゲミツ】をロールアウト |
| 1月?日 | (世界)安保理事会にてネパール群島への対応策が議論される。もはやテロ活動を繰り返すネパール群島の行動を看過することは不可能となった。 |
| 1月?日 | (学園都市・H.D)伊佐木 社の帰還を切欠に学園都市は伊佐木 蓮と伊佐木 梢の言う「目覚めようとしてるお姉ちゃん」とは藤蔓 葛の事ではないかと判断し、ガオケレナ・グロリアスの外骨格部分を再建造した。また、当の蓮と梢は社が帰還してから数が減っていた共鳴現象が再び増加。その二人から聞いた話を要約すると「急に力が強くなって頭が良くなった友達が、どうコミュニケーション取れば良いのか解らなくなってたので教えていた」といった事らしく、それを聞いたアリーゼはシャクティの起動試験を敢行、シャクティが暴走する事なく試験は成功に終わった |
| 2月?日 | (ネパール群島)ロストスターは、巨大花コアへの巨大構造物構成物質の接続に成功、活性状態の向上とA号力場通信波の発生を確認。3月には予定の活性化状態に達するとの結論に至る。同様の手法を藤蔓 葛のコアの欠片へも適用、結果は同様でありコアの修復が急速に進攻する。 |
| 2月?日 | (世界)ネパール群島への総攻撃案が提案される。 |
| 3月10日 | (ネパール群島)各国合同によるネパール群島攻略作戦が開始される。それを察知したロストスターはカリ・ユガの宇宙への打ち上げを強行。ネパール群島海底基地中央部を突き破るようにカリ・ユガがその姿を表し地響きと共に空中へと飛び立つ。各国艦隊がベーカベーカからの足止めを受け、砲撃に失敗。加速するカリ・ユガへの追撃はDC163へと託される。先行するイザナギとシャクティ(第五世代仕様)に対しドランツェア・アートマンとドゥルガーが強襲、執拗にイザナギを狙うドランツェア・アートマンによりイザナギとシャクティが分断され、ドランツェア・アートマンとイザナギ、ドゥルガーとシャクティ(第五世代仕様)での戦闘となる。戦闘の最中エク・モートは次第に機体へと同化していき反応速度の向上により優位に立とうとするが、人格が薄れたことにより逆に攻撃が単調となってしまいその隙を突かれ敗北。寸前でロストスターの施したイデア型AIにより寸前で人格を取り戻したことで即死は免れたが致命傷を負う。ドゥルガーとシャクティ(第五世代仕様)の戦いは、ロストスターがヴェーダだけでなく、U.O計画側で蓄積された戦闘パターンを織り交ぜてきたことによりアリーゼが不利となるが、追いついてきたソニアの助けを借り戦闘パターン解析で読み勝つことにより撃破している。妨害者を全て排除したDC163?はカリ・ユガの内部への侵入に成功、主動力であるA号コアを大きく損傷させるが、ロストスターは、推力と反物質砲使用に必要な部位以外を切り離すことで大気圏離脱を続行。大気圏離脱に成功し反物質砲を放とうとするロストスターに対しDC163各機の空間折畳航法装置を連動させることで大気圏を離脱したイザナギとジンライ(ソニア)機の攻撃によりロストスターとエク・モートは暴走した反物質砲の光に飲まれることとなる。エネルギーを使い果たした2機は宇宙空間を漂流仕掛けるが、カリ・ユガ残骸から発進した復活した藤蔓 葛の乗るガオケレナ・ヴィシュヌにより救出され地上へと帰還することとなる。 |
| 3月10日 | (ネパール群島)カリ・ユガの撃墜が確認された頃、地上では中村 神楽と嘉村希がベーカベーカをそれぞれ一隻ずつ沈め、岩槻 翔一が崩した敵陣をライカン部隊が突破して海底基地へと侵攻。悪足掻きとばかりに残存するドゥーマバサットが宇宙より帰還する三機を攻撃しようとした所、未来視していた栗栖 紅が先んじてドゥーマバサットを撃墜して攻撃を阻止し、程無くして海底基地の制圧が完了して戦闘は終了した |
| 3月17日 | (ネパール群島)ネパール群島でのDC163の作戦行動が終わり藤蔓 葛の復活に沸く皆の影でアリーゼ・ベルトーチカとソニア・スタートレイサーはお酒を入れながら助けることは出来なかった自分達に関わる計画の産み出した者たちについて互いに思いを吐き出しあった。翌日二人揃ってDC163の有力なスポンサー(H.D)と協力組織(オーストラリア)側の責任者として出席する会議に遅刻しかけることになる |
| 3月20日 | (日本)アリーゼ・ベルトーチカ主催による伊佐木 社、藤蔓 葛帰還を祝うパーティーが開催される。DC163部隊やその親族、伊佐木一家が招待される。皆、思い思いに社と葛の帰還を祝い、盛り上がる。豪勢な料理や複数の特大ケーキが用意されたがそのほとんどが伊佐木 社】と[[藤蔓 葛?によって平らげられた模様。また、密かに藤蔓 葛の監視を命じられたJA職員もパーティーに参加していたようだ。 |
| 4月1日 | (アメリカ)7年前の中枢型の攻撃により大部分、またはその全てが消滅したワシントン州、オレゴン州、アイダホ州、ユダ州、コロラド州、カンザス州、オクラホマ州、アーカンソー州、ミシシッピ州、アラバマ州、フロリダ州の総合的な被害者数、並びに被害領域の確認が終了する。米国政府は国土の消滅、並びに物理的に二つに分断されたアメリカを元に戻す為、消滅した区画上に超大型プラットフォームの建設を公的に発表。続く4月23日より【ニューフロリダプラットフォーム】の建築が開始された。 |
| 6月?日 | (学園都市・日本)学園都市は再建造されたガオケレナ・グロリアスの外骨格部分をベースに、ガオケレナ・ヴィシュヌの大気圏内戦闘用装備グロリアス・アーマーを開発した |
| 7月?日 | (学園都市・日本)循環式量子型液体コンピュータの設置部と洗浄部の小型化に成功する。また機械式のコンピュータより性能が高いことや小型化に成功した点に着目されたことでシリウスプロジェクトに量子型液体コンピュータ関連の技術が採用される。 |
| 8月20日 | (世界)シリウスプロジェクトに基づき建設されていた超大型マスドライバーの内、種子島、ジブラルタルで建造中だったものが完成。宇宙での活動の足がかりとなる軌道基地の建設が始まる。 |
| 10月?日 | (日本)人工衛星「たいよう2」に補給物資が打ち上げられる。その中には探査船もあり、月の調査が開始されることになる。人工衛星「たいよう2」とそのクルーの任務として月のコロニー建設に適した地形の捜索が追加されることとなる。 |
| 12月?日 | (世界)観測計画プロキオンにより構築された電波望遠鏡ネットワークを用い、ガオケレナ・ヴィシュヌに残された情報からA号通信の推定座標を観測、結果、火星-木星間のアステロイドベルトに巨大な衛星を確認、表面が異様に整っており自然に精製されたものではない可能性が指摘された。また、観測後にモスクワ連合国周辺でA号コアが異様に活性化する事態が確認されており、観測は中止、国連にて対応策が協議されることとなる。 |
| 12月?日 | (JA・日本)JA(農協)にて空間消失型障壁・光固定化技術・量子型液体コンピュータを利用し超長距離跳躍航法を行う確率場干渉航法装置(シュレディンガー・ドライブ)が開発される。 |
| 2027 | 1月1日 | (H.D・ネパール群島)シャクティによるドランツェア・アートマン及びエク・モートの救助が行われる。どの国家や組織にも情報が渡らぬように細心の注意を払い救助作業は行われた。これはドランツェア・アートマンのコアがまだ活動していることをシャクティが感じており、不定期にもたらされる信号をシャクティの勘によって捜索したため半年近くの歳月がかかってしまっている。この救助活動はこの世でたった1人残った姉弟を死なせたくない、救いたいというシャクティとアリーゼ・ベルトーチカの我儘で行われているため、この2名とテトラルキア計画に罪悪感を抱えている数名のスタッフしか知らされていない。エク・モートの所業の問題もあるため全員が墓場まで秘密を抱えて生きる覚悟を持って作業に携わっている。 |
| 1月1日 | (H.Dヌブラ研究所)ドランツェア・アートマンのコアは今にも活動が停止しかけており、エク・モートと融合したことで辛うじて生きている状態であった。2人を助けるためシャクティ/アリーゼ・ベルトーチカはマントラを介してドランツェア・アートマンと繋がり、ダメージの肩代わりを行った。結果的に全員が瀕死になりつつも、生存することに成功している。 |
| 1月5日 | (世界)作業用ポッド「コーカソイド」がロールアウト、現在進行中の軌道基地建設計画に採用、導入されることとなる。 |
| 1月7日 | (H.Dヌブラ研究所)エク・モートとアリーゼ・ベルトーチカが意識を取り戻す。エク・モートはマントラ越しにアリーゼのこれまでの慟哭を知り、自分の罪を自覚した。自分が生きることを望んでくれた人達のために陰として働き、少しでも罪を償うことを心に決めている。 |
| 1月?日 | (世界)JA、オーストラリア、USEANが中心となり、ウロボロス計画が始動。軌道基地で「ウロボロス」の超AI兵器のコアとなる量子型液体コンピュータを利用した地球全体をカバー出来るAIクラウドネットワークシステム端末の建造が始まる |
| 1月10日 | (学園都市・日本)モスクワ連合国周辺のA号コア活性化を受けて伊佐木 蓮、伊佐木 梢の両名は医療施設にて検査を受けることとなる。藤蔓 葛も実験施設にてコアの調査が行われる。結果としては3名ともコアに影響はなく問題はないと判断される。一部の研究者たちの間では3名のコアは独自に発展しているのではないかと推察されている。 |
| 1月?日 | (オーストラリア)オーストラリアはJAと共同で民間活用を前提とし、イデア型AIの人体との接続を無線化手術無しでの使用を可能とした第二世代型簡易イデア型AIを開発。手術無しで高度なAI活用の道が拓けたとした。実際は「ウロボロス」での超AI兵器稼働の為の計算リソースを全人類から確保するための布石と見られる。 |
| 1月?日 | (学園都市)政治関係の勉強を続けていた栗栖 紅だが、アリーゼとソニアの政治関係の会話にある程度付いていける位に成長していた事が発覚。スターヴォイドを使いこなせる程に秀でた並列思考能力が、本人の予想や自己評価を上回る成長へと繋がった模様 |
| 1月20日 | (日本)岩槻 翔一、嘉村希、入籍。 |
| 1月30日 | (モスクワ連合国)モスクワ連合国周辺のA号コア回収もしくは破壊のため、日本より滅草隊(DC163部隊含む)が派遣される。世界各国もA号コア回収・破壊を行うために、戦力派遣が予定されている。また、モスクワ連合国内ではA号コア活性化を受け、国民のA号標的に対する恐怖が刺激されることとなり、早急な解決を望む声が増加する。 |
| 2月3日 | (世界) 荒城丈一郎氏の提言により世界各地に残存するA号コア回収・破壊のために世界各地に滅草隊を派遣し年内に解決することが国連総会にて決定される。荒城丈一郎氏はこれを自身の最後の仕事とし、全力を尽くすことを誓う。 |
| 2月6日 | (インド)H.Dが食性A号細胞の研究を学園都市に公表した。この新たに開発した「食性A号細胞」は人体に危険がなく、ビタミン・ミネラル・タンパク質を含む様々な栄養素を一度に摂取できる優れた食材となっている。世界に多く残るA号の残骸を利用でき、さらに長期保存可能かつ軽量であるため宇宙食としても期待できるが倫理的な問題が指摘されている。この食性A号細胞のアイデアはシャクティの切れ端をスナック代わりに食べてたアリーゼ・ベルトーチカとH.D研究員から生まれている。(チーズ味がオススメ) |
| 2月?日 | (学園都市)学園都市にて除草兵【卑弥呼(ヒミコ)】がロールアウト |
| 3月1日 | (モスクワ連合国)モスクワ連合国周辺のA号コアの回収作業完了。滅草隊、並びに多国籍軍、そのまま旧ソ連領空白地帯のA号コアの回収・破壊作業に移行する。 |
| 3月9日 | (インド・学園都市)「食性A号細胞」に関して、美味いことは美味い上に実用性もあることから、一般人に許容されるかの調査次第では日本での量産も視野に入れることになった。アリーゼは自らの会社の1つでスナック菓子「ひとくちA号くん」を発売。(チーズ・チョコ・バーベキュー・カレーのフレーバーがある)一般人への調査で市場販売するなんて頭おかしいのかと学園都市に叱られたり、当商品のゆるキャラ「しゃくてぃくん」に対して「この謎の生き物の正体は…?」と問い合わせがあったが安さ、食べやすさ、画期的などの理由から徐々に消費者を増やしている。 |
| 3月?日 | (学園都市)閻魔鼬(ヤマイタチ)の後継機である除草兵【タケミカヅチ】がロールアウトし、A号コア回収・破壊作業へと投入される。ソニア・スタートレイサーが搭乗する事を想定した新型除草兵開発の為のデータ収集という側面もあり、平和になっても有事の備えを忘れてはいけないという考えが根付いている事を示す形となった |
| 3月?日 | (日本)JAはアメリカ、オーストラリアとの共同研究により磁器単極子による陽子崩壊を利用した、対消滅反応炉の実用化に成功。 |
| 4月4日 | (インド・日本)OC計画が始動される。 |
| 4月5日 | (日本)OC計画の始動を受け現在開発中の量産型第五世代除草兵「ハヤブサ」にOC計画に対応した仕様を急遽追加することが決定する。なお、開発現場に負担がかかることとなったため、現場で働いている者たちはしばらくの間、徹夜が続くことととなった。 |
| 4月?日 | (世界)国連総会にてオーストラリアから、地球防衛兵器の一環としてアステロイドベルトの衛星型巨大構造体への対抗手段として宇宙での運用を前提とした確率場干渉航法装置(シュレディンガー・ドライブ)搭載の第二世代型WFの建造計画及び第五世代WSの宇宙用装備開発及び運用モデルの確立が訴えられ、試験運用艦の建造が承認された。 |
| 5月?日 | (学園都市)改良された植物性バイオコンピュータがシリウスプロジェクトに採用される。 |
| 5月25日 | (日本)日本で量産型第五世代除草兵【ハヤブサ】がロールアウトされる。また、本機はオーストラリアで開発中のアメノトリフネやシリウスプロジェクトに提供されることとなる。 |
| 5月30日 | (世界)軌道基地建設現場で作業用ポッド「コーカソイド」が高く評価されることとなる。この評価を受け、以降の軌道基地建設計画や月面コロニー建設計画に「コーカソイド」を導入することが決定される。 |
| 6月?日 | (世界)旧ソ連領空白地帯におけるA号コアの回収・破壊作業完了。また、アメリカがカナダ・アラスカ・グリーンランド・アイスランドで、EUが北欧及び東欧にて同作業を完了させており、滅草隊及び多国籍軍はアジア全域を次の目標とした |
| 6月10日 | 除草重兵【パレスドラグーン】がUSEANにてロールアウトされる |
| 6月20日 | (オーストラリア)技術試験艦【アメノトリフネ】が完成。オーストラリアに引き渡される。人員損失時のリスクと現地での学習共有を容易にするためソニア・スタートレイサーを艦長としD.H計画対象者と希望者による編成で試験が行われる。(実際には希望者として各国の研究者が多数含まれ予定外のWS用追加装備等も積み込まれていたようである)試験航路は、月軌道までの通常航行の試験の後、火星軌道への確率場干渉航法を行いWSの宇宙装備を試験、観測衛星みらいを設置、地球への確率場干渉航法を行う予定となっている。 |
| 6月21日 | (地球軌道)ソニア・スタートレイサーの指示により、衛星軌道上に放置されていた残骸(カリ・ユガ)?の撤去作業が行われ、一部は予備部品として艦内に回収された。回収された物体の中にはWSと思われるもののちぎれた腕に大事に抱えられた何か(ロストスターAI)が含まれていた。 |
| 7月?日 | (世界)地球衛星軌道上に軌道基地が3基完成する。また、4基目の軌道基地建設開始と共に月面コロニー開発計画が開始されることとなる。 |
| 7月3日 | (火星圏)アメノトリフネは長距離確率場干渉航法に成功、乗員による認識の乱れにより装甲に損傷は見れれたが各部動作問題なし。続いてWSの宇宙活動試験が開始される。開発者であるアギラール・ヴェルデ達に見守られる中ハヤブサが発進、火星圏で初めて活動したWSとなる。その後OCユニット装備での試験が行われ、合体形態での出力向上、及びWSのAMBAC利用による機動性向上のメリットがWF単体運用と比較しても有利に働く、航続距離の増加による戦闘可能時間の延長の利点が改めて示された。 |
| 7月18日 | (火星軌道)ソニア・スタートレイサー及びD.H被験者たちにより残骸から回収されたモノ(ロストスターAI)の復元作業が秘密裏に行われる。ソニアは復元されたロストスターとの交渉しA号を産み出した者への復讐を条件として協力関係を結ぶ。 |
| 7月29日 | (学園都市・日本)回収したA号コアを研究施設に移送するためにDC163部隊の一部メンバーが学園都市に来訪、来訪したメンバーの中にコト=ニノチカの姿があったという。残りのメンバーはアジア内のA号コア回収・破壊作業の継続、もしくは南米、アフリカに派遣されることとなる。 |
| 8月1日 | (アメリカ)コト=ニノチカ、計107回目の告白を受ける。相手はかつて学園都市で告白してきた人物だがコト=ニノチカに会うたびに告白されているようだ。コト=ニノチカは会う度に告白されることに恐怖を感じ「悪魔は地獄へ行きやがれッ」とぶっ飛ばしてしまっている。尚彼は「触れるだけで幸せ」と語っている。 |
| 8月?日 | (世界)アジア全域のA号コア回収・破壊作業が完了。また、南米、アフリカのA号コア回収・破壊作業も順調に進む。また、回収したA号コアを各学園都市に保管し、研究が行われることとなる。 |
| 8月?日 | (学園都市・日本)A号標的との戦いで世界的に男女比のバランスが崩壊している事を受け、女性同士で子供を産み出す技術が確立される。これにより、女性同士での同性婚へのハードルは下がり、DC163部隊やライカン部隊といった若い世代にも話題となった |
| 8月24日 | (世界)南米、アフリカに存在するすべてのA号コア回収・破壊作業が完了、世界から完全にA号標的の脅威が排除されることとなる。南米、アフリカで回収されたA号コアの一部は各学園都市の研究施設に移送される。 |
| 9月?日 | (学園都市・日本)学園都市に滞在中のコト=ニノチカに110回目の告白をしようとした人物がストーカーとして逮捕される |
| 9月7日 | (学園都市・日本)DC163部隊、日本に帰還。研究施設に回収したA号コアを移送した後、一週間休暇となる。学園都市出身組は家族と過ごしたり、先に帰還していたメンバーと飲みに行くなどして休暇を過ごした模様。 |
| 9月9日 | (学園都市・日本)岩槻 翔一と岩槻希、久しぶりの休暇を二人きりで過ごす。その現場を偶然目撃した伊佐木 社によれば以前よりも空気が甘くなっていたとのこと。 |
| 9月10日 | (世界)技術試験艦アメノトリフネは全試験日程を終了し地球へ帰還。運用データは各国に共有され、長距離ワープ航法を搭載した宇宙艦艇ないしWFによる宇宙艦隊の建造が来年の完成を目指し開始される。また、WSの宇宙における運用での課題等も共有され今後に生かされることとなる。 |
| 9月12日 | (オーストラリア)ソニア・スタートレイサーは先日ネパール群島に派兵、MIAとなっていたロスティ・レーン(ロストスター)を自身の副官として登用する。 |
| 9月?日 | (世界)空白地帯であった旧ソ連領は国連の管理下に置かれることとなる。以降旧ソ連領を「ユーラシア国連管理区」と呼称される。また、モスクワ連合国の統治、経済の状況が軌道に乗り始めたため、国連より旧ソ連領の土地の一部がモスクワ連合国の領土となる。尚、モスクワ連合国の現首相は領土が広くなったことについて「管理とか土地開発とか大変なんだぞ」と苦い顔で頭を抱えていたという。 |
| 9月15日 | (日本)A号標的の脅威が完全になくなったと判断されたため、JAにて2028年3月をめどに滅草隊の解散が決定する。それに伴い、滅草隊に所属する者たちの処遇に関する会議や自衛隊へ業務内容の引継ぎが行われることとなる。また、JA、自衛隊、学園都市、護国直属の上層部やDC163部隊の有力スポンサーであるアリーゼ・ベルトーチカの間でデザイナーズチャイルドたちの今後の処遇に関する会議が極秘裏に行われることとなる。 |
| 9月?日 | (日本)滅草隊総司令荒城丈一郎が病気により死去。葬儀には世界各国の軍関係者が訪れ、平和を守り抜く事を誓ったという |
| 10月?日 | (世界)除草兵用シュミレーターを大幅に簡略化して、簡単操作で誰でも除草兵で格好良く戦える3D格闘アーケードゲーム「WSファイターズ」が運営開始。最新鋭機や専用機等の機密に関わる機体が実装されてない代わりに、銃剣付レールライフルを始めとした没武装や奇抜なコンセプトのものまで含めた各国の没機体が実装され、結果として大流行する事に |
| 10月?日 | (日本)アリーゼ・ベルトーチカ、DCC163部隊の面々をシリウスプロジェクトにスカウトする。また、JA、自衛隊、護国直属もDC163部隊の面々にスカウトをかけている模様。 |
| 10月?日 | (学園都市・日本)2028年度より学園都市のカリキュラムに道徳、倫理が必須科目に加えられることとなる。学園都市二代目理事長大林誠いわく「戦争の時代は終わり平和な時代が訪れた。これからは平和な時代に必要なことを子供たちに教えていくべきだ」とのこと。学園都市上層部のメンバーは誰一人反対しなかったという。 |
| 11月?日 | (日本)岩槻 翔一、岩槻希、伊佐木 社、藤蔓 葛、シリウスプロジェクトのスカウトを受ける。秋原 弘文は護国直属、平賀 司は自衛隊に転属することを決める。また、DC163部隊の面々も徐々に進路を決めたようである。 |
| 11月8日 | (国連)常任理事国の間で世界の不穏分子に関する会議が開かれた。現在世界には様々な反政府組織・武装集団(思想を持たない小規模な盗賊、マフィアなど)が存在し、その数は300にも上るとされる。そのどれもが天明宗やネパール群島に比べると吹けば飛ぶような規模である為あまり重要視されてこなかった。しかしライカンを始めとした人造人間を排斥し、純粋人類のみの世界を目指す『人類優性思想』(アメリカ)や、A号信仰に伊佐木 社や藤蔓 葛への神聖視が合わさったカルト集団『灰色の菩提樹』(日本)が規模を増しており、後者はともかく前者は退役軍人や傷痍軍人を抱え込んでいるため、早急且つ隠密的な処理が求められた。 |
| 11月?日 | (学園都市・日本)岩槻 翔一、岩槻希、伊佐木 社、藤蔓 葛、シリウスプロジェクト参加のための研修を学園都市にて受講する。2028年度の参加に向けて現在猛勉強中である。 |
| 11月?日 | (世界)4基目から6基目の軌道基地が完成する。また、月面第一コロニーの建設計画は順調に進んでいる事が学園都市をはじめとした各協力機関に報告される。 |
| 11月?日 | (日本)コト=ニノチカ、アニータ=コルコバード、セシル=マリーローズ、カレン・ビヒダスの四名、DC163部隊解散後はアメリカのライカン部隊へと転属する事を決めた。栗栖 紅はソニア・スタートレイサーを支える立場となる為にオーストラリアに渡る事を検討している模様 |
| 12月?日 | (世界)月面第一コロニー完成。2028年度に稼働開始予定となる。現在は小規模ではあるが今後徐々に増築していく予定である。 |
| 12月?日 | (日本)DC163部隊から護国直属に転属する事を決めた秋原 弘文達は、護国直属における直属の上司になる人物と顔を合わせる事になり、指定された部屋で待機する事に。しかし、部屋に入って来たのはDC163部隊隊長中村 神楽であり、彼女が引き続き自分達の隊長になる事を知った一同は仰天したという |
| 2028 | 1月1日 | (学園都市・日本)伊佐木 社、家族と藤蔓 葛と共に正月をのんびりと過ごす。おせちを葛と共に平らげたり、蓮と梢にお年玉を上げたり、万梨阿とTVを見ながら話し合ったりしたようだ。岩槻 翔一と岩槻希は岩槻一家と嘉村両親と共に正月を過ごす。酔っぱらった嘉村父から孫の催促をされたり、妹の岩槻 玲香からあれこれ質問されたりした模様。 |
| 1月?日 | (日本・朝鮮半島)これまでの激戦によるダメージが蓄積していた神威弐式がほぼ新造レベルに全面改修され、【神威参式】となる。性能試験とばかりに、天明宗から秘密裏に持ち出した第四世代除草兵で武装して朝鮮半島で勢力を伸ばしている旧某国難民系反政府組織「キムチ」討伐へと投入され、それを単機で殲滅し尽くして圧倒的な性能を見せ付けた |
| 1月17日 | (世界)国連主導により宇宙空間における探索と利用の自由、領有の禁止、宇宙平和的利用と外敵からの防衛を定めた「宇宙憲章」が発効、世界各国が批准することとなる。 |
| 1月25日 | (モスクワ連合国)国連並びに日本、アメリカ、イギリス、オーストラリアからの支援の下、モスクワ連合国軍が設立される。同時に第五世代除草兵【ウラルース】がロールアウト、モスクワ連合国陸軍に配備される。 |
| 1月30日 | (世界)国連宇宙軍設立。日本、アメリカ、イギリスをはじめとしたEU各国、オーストラリア、インドが参加する。宇宙空間における各種軍事行動の取り締まりと地球外生命による攻撃からの防衛を目的とする組織とのことだ。 |
| 2月1日 | (月)月面第一コロニー「アポロンコロニー」稼働開始。以降アポロンコロニーを拠点に月面探索、資源開発、モスクワ連合国の電波望遠鏡との連動によるアステロイドベルトの観測、さらなる宇宙進出を行うこととなる。 |
| 2月3日 | (世界)国連宇宙軍、アステロイドベルト探索に向けて動き始める。 |
| 2月9日 | (中国)新型除草重兵【オーバーコート】がロールアウトされる。この機体の開発には各国の名だたる企業が参加しており、「龍インダストリアル」は武装と最終組み立てを担当した。全三機が製造されている。このまま全機が宇宙空間でのテストのためにニューフロリダプラットフォーム】に輸送されることとなる。尚テストの内容は、・旧式動力へのエネルギー供給効率の調査・非合体時の飛行能力テスト・合体時の飛行能力及び戦闘能力テストの3つが既に予定されており、旧式動力に関するテストの為「[[コロンビア?」「オポッサム」「戳(チュオ)」がそれぞれ一機ずつ再生産されている。 |
| 2月10日 | (国連)モスクワ連合国、宇宙憲章に批准、国連宇宙軍への参加を表明する。 |
| 2月11日 | (アメリカ)「オーバーコート」の海上輸送中に襲撃を受ける。襲撃部隊は護衛部隊によって撃破されたものの、「オーバーコート」一機が奪取されてしまう。この際テロリスト集団の1人を尋問した結果、「人類優性思想」による犯行であることが判明した。 |
| 2月12日 | (アメリカ)クレア=ディモイゼールは愛国者である。他国の技術もふんだんに使われたその肉体は謂わば歩く国際問題であるため、プライベートすら制限されていた。しかし現実を卑下することなく、今日まで国に尽くしてきたのである。そんな彼女の趣味はスポーツ観戦であった。そして彼女は約一年前から休暇を申請し、定価の10倍以上の値段でチケットを落札して、12日から16日までの5日間にかけて開催される『SUPER・BATTLE』の会場にビール片手に赴いたのである。しかし仕事用の端末に「緊急招集」の文字とアラームが鳴り響き、彼女は産まれて初めてアメリカを愚弄した。 |
| 2月12日 | (アメリカ)緊急招集を受けサンディエゴ軍港に赴いたクレア=ディモイゼールの前にはアーク級輸送車輌が二輌と新型とは名ばかりの試作品三機を含むWSが五機、そして整備員が忙しなく動いていた。指令書を確認したところ『臨設小隊を指揮し、テロリストグループの目的の調査及び奪取された新型WSの奪還』と記されていた。人員は電子戦人員が5名に整備員が8名、パイロットを含む突入要員が12名…五機のWSを運用しテロリストを相手にするには最低限(なんなら少ない)という「アメリカで手隙の人間を見繕いました」というメンバーで、国籍もバラバラ、なんならJAからの出向人員もいる混成部隊であった。(いつものライカン三人組の項目は読み飛ばした)彼女は誰かの尻拭いをやらされてる感覚を覚えながらも、溜息を噛み殺し受領書にサインをした。手始めに『SUPER・BATTLE』の観戦すらできなくなり不貞腐れるライカン二名と、何故か日本国籍の電子戦人員に求婚されてるコト=ニノチカに指示を飛ばすのだった。カレン・ビヒダスは既にテロ組織の小拠点に単独で潜入していた。もちろん独断だったのでクレアに急いで呼び戻されている。本人は実家(暮らしていた集落)に帰る予定があったから早く終わらせたかったらしい。 |
| 2月12日 | (アメリカ)オーバーコートの信号を頼りにいくつかの拠点を襲撃したところ生物兵器の存在を知る。これは小隊規模では手に負えないと判断したクレアだが却下され、結局独自で動くことに。この際3つの拠点を奇襲し80名を逮捕している。 |
| 2月12日 | 除草兵【CR-9】がCIAにてロールアウトされる |
| 2月13日 | (アメリカ)襲撃した拠点に残された情報から生物兵器の生産施設を割り出し、早期に決着をつける判断をしたクレア=ディモイゼール。現在はオーバーコートのAIが抵抗しているため行動に移されていないが、システムを掌握されればアメリカが危険に晒されるためである。襲撃は順調に進んでいたが突如施設が爆発。自分の手下すら巻き込んでの施設爆破によってクレアの部隊は大打撃を受ける。少人数だったことが幸いし人員の被害は少なかったものの、CR-9が2機(アニータ=コルコバード機、セシル=マリーローズ機)とトリアージ2機が大破しアニータ機を庇ったセシル機の損傷は酷くセシルは背中に大火傷を負った。コト=ニノチカは突入班であったため免れたがニノチカを庇った電子戦要員が重症を負っている。 |
| 2月14日 | (アメリカ)被害が出たことでむしろ結束が強まった臨時小隊は生物兵器生産施設の車両の出入りからオーバーコートの居場所を突き止める。大破したCR-9をニコイチにして実働可能機体を2機にした小隊は輸送車輌に紛し奇襲を仕掛ける。修復した機体にはクレア=ディモイゼールが搭乗した。意趣返しだ言わんばかりにアーク型輸送車輌を一輌爆弾代わりにし敵施設の一部を破壊に成功。しかし敵WS部隊を止められず性能差はあるものの、閉所かつ多勢に無勢で徐々に押されてしまう。しかしその時アナイアレイトやB-X.II、レジスタントといった機体が救援に駆けつける。増援を申請できない現状で、クレアが知り合いの退役軍人達に協力を頼んみ、各々が退職金代わりに保管していた機体で赴いたのだった。人類優性思想のダルタニアンやキャロップス、アデレートといった量産機と技量をもって戦う老兵達の援護によってクレアとコト=ニノチカはオーバーコートに辿りつき、奪還に成功したのだった。 |
| 2月15日 | (アメリカ)作戦開始から5時間が経過し日付が変わった頃、敗北を悟った人類優性思想首領のトレーズは専用にカスタムしたコロンビアでクレア=ディモイゼールとコト=ニノチカの前に立ち塞がる。オーバーコートの奪還をクレアに託したニノチカとトレーズとの戦闘が始まった。トレーズはCR-9の痛覚フィードバックに勘づき、技量差もあって徐々に追い詰める。ニノチカはあえて隙を作り、コクピットが背部にあることを利用して腹部を貫かせることでコロンビアの拘束に成功。最後はライカンとしての能力ではなく、人としての知恵と根性で勝敗が決したのだった。こうしてトレーズの確保とオーバーコートの奪還に成功し、四日間という短い間に起きた戦争は終わりを告げた。 |
| 2月16日 | (アメリカ)事後処理はこんな仕事を振ってきたどこぞの長官に押し付け、重傷者たちの安否を確認したクレア=ディモイゼール。命に別状がないとわかり安堵した彼女に黒い欲望がよぎる…最終戦なら間に合うのでは?、と…仮にも部隊長としてそんな事をするわけにはいかないと首を振る彼女にコト=ニノチカは「行ってください」と告げる。他の部隊員もここは俺達に任せて先に行けと言わんばかりに頷く。クレアは感動のあまりに涙を流しながら身支度を済ませ、速攻でサンディエゴに向かった。『SUPER・BATTLE』最終戦、史上最強の格闘家を決める戦いに、クレア=ディモイゼールはビールを五杯一気飲みしながら会場内で大いに歓声を上げたのだった。カレン・ビヒダスは作戦終了時点で独断で実家に直帰した。 |
| 2月27日 | (学園都市・日本)伊佐木 社、藤蔓 葛、岩槻 翔一、岩槻希、シリウスプロジェクト研修終了。研修終わりの試験を好成績で突破する。2028年4月よりシリウスプロジェクトに参加、約半年の地上勤務を通達される。半年間、実地研修を行い、適性や希望に沿って業務選択を行うとのことである。 |
| 2月28日 | (学園都市・日本)伊佐木 梢、就寝中に何者かの干渉を受け共鳴現象を発生させる。しかし、途中で伊佐木 蓮が共鳴現象に介入し何者かの干渉を拒絶する。目覚めた梢は蓮に夢で誰かが迎えに来ると言っていたこと、共に人々を正しい道に導こうと勧誘されたと告げる。翌日、伊佐木 万梨阿を通じて学園都市上層部に報告され、学園都市の警備が強化されることとなる。 |
| 3月2日 | (学園都市・日本)灰色の菩薩樹、研究施設に保管されているA号コア、伊佐木 蓮、伊佐木 梢を目的に学園都市に襲撃を仕掛ける。灰色の菩薩樹は型落ちとはいえ第四世代除草兵を数十体用意、更にはドランツェア・プロトタイプを所有し、学園都市警備隊を苦戦させる。しかし、学園都市にはイザナギ、ガオケレナ・ヴィシュヌ(グロリアス・アーマー装備)、卑弥呼(ヒミコ)、ジンライ(ブレードユニット仕様)が整備・保管されたままであったこと、その搭乗者である伊佐木 社、藤蔓 葛、岩槻 翔一、岩槻希の四人が学園都市にいたこともあり、学園都市警備隊に加勢。緊急事態と判断し社と翔一が超能力も使用したこともあり、加勢して一時間で灰色の菩薩樹の所有する第四世代除草兵が鎮圧される。その後、蓮と梢を誘拐しようとしていたドランツェア・プロトタイプと梢を守ろうとする中破したハヤブサ(伊佐木 蓮が搭乗)の戦闘にイザナギ、ガオケレナ・ヴィシュヌ(グロリアス・アーマー装備)、卑弥呼(ヒミコ)、ジンライ(ブレードユニット仕様)の四機が介入する。四機の連携により搭乗者を生かしたまま機体を破壊する。戦闘終了後、学園都市警備隊により襲撃してきた灰色の菩薩樹のメンバーが一人残らず確保され、ドランツェア・プロトタイプの搭乗者も拘束されたまた、初戦闘による疲労のためか伊佐木 蓮が倒れてしまい、医療施設に搬送されることとなった。 |
| 3月4日 | (学園都市・日本)ドランツェア・プロトタイプの搭乗者を検査したところ、藤蔓 葛のコアの欠片を埋め込まれたデザイナーズチャイルドの少年であったことが発覚する。また、伊佐木 梢に干渉したのも彼であったという。確保した灰色の菩薩樹のメンバーに尋問をかけたところ、門屋幸雄氏が灰色の菩薩樹と協力関係にあり、彼からデザイナーズチャイルドの少年を受領したとの事だった。彼は灰色の菩薩樹に洗脳教育を施されていたようだ。 |
| 3月?日 | (中央アジア)これまでの戦いで疲弊して国際協調へと舵を切った中央アジア諸国に不満を抱く層が武装勢力等を糾合して宗教系反政府組織「ジハード」を結成、EUとオーストラリアが救援に向かう事になる。ソニア・スタートレイサーの副官となったロスティ・レーンに対抗心を抱く栗栖 紅と、彼女を煽ったロスティ・レーンにより戦場は二人の撃墜数競争の場と化し、たった二人によって蹂躙されて心折れた敵が降伏するという結果となった |
| 3月19日 | (日本)灰色の菩薩樹本拠地にて除草兵型A号標的に似た存在が出現。灰色の菩薩樹本拠地が崩落する。自衛隊と滅草隊が討伐のため緊急出動するも、除草兵型に似た存在に近づいた途端、行動を停止。反転して味方に攻撃し始める。一方、学園都市を襲撃してきた灰色の菩薩樹メンバーに尋問を行っていたところ、ネパール群島からドランツェア・プロトタイプの他に洗脳能力を有する除草兵型A号標的を改造した無人機も共に譲渡されたという証言を得る。証言によると性能が高く洗脳能力を有しているとのことだが制御できなかったとのことだった。その無人機の名をマヌという。 |
| 3月20日 | (日本)マヌがJAを襲撃する。JA倉庫に保管されていたA号コアを取り込み急成長する。また、洗脳範囲が拡大し、さらに多くの人間や自衛隊、滅草隊の戦力を支配下に置く。 |
| 3月22日 | (日本)DC163部隊再集結、急遽かき集められた自衛隊と滅草隊と共に急成長したマヌ討伐のために出撃する。正午ごろにマヌ討伐の為の戦力がマヌと接敵。いまだに成長し続け禍々しい姿となったマヌを目撃することとなる。しかし、洗脳能力によって操られた民間人と味方の対応とプラズマ発生能力、元々の性能の高さと急成長したことによる戦闘能力の高さに苦戦し、更にDC163部隊の半数を洗脳されてしまい、マヌの駒として利用されてしまう。その結果、伊佐木 社と藤蔓 葛を除き同士討ちにより洗脳されたメンバー共々撃墜されてしまい、社と葛も洗脳能力によって操られかける事態に陥る。社がテレパス能力で抗おうとした瞬間、脳波循環金属粒子結晶構造体が輝きだし洗脳能力を相殺、更にテレパス能力の効果範囲が拡大されたことで民間人と味方の洗脳が解除される。また、イザナギの光子装甲が輝き、社は2020年の北極決戦時の感覚を再び感じる。イザナギとガオケレナ・ヴィシュヌ(グロリアス・アーマー装備)はマヌと激戦を繰り広げ、互角に渡り合う。激戦の末、お互いの武装を全て破壊しあい、最終的にガオケレナ・ヴィシュヌ?の自壊をいとわない加速によるタックルによってマヌの体勢を崩し、イザナギの時間停止能力で一気に接近、マヌのコアを空間消失型障壁をまとった貫手で破壊し、決着をつける。戦闘終了後、DC163部隊の生存を確認、メンバー全員学園都市の医療施設に搬送されることとなる。 |
| 3月22日 | (日本)洗脳された民間人と自衛隊、滅草隊の生存者が全員各地の医療施設に搬送される。自衛隊、滅草隊の人員はおろか民間人にまで死傷者が発生していた模様。また、灰色の菩薩樹壊滅まで滅草隊解散が延期されることとなる。 |
| 3月23日 | (日本)多くの死傷者を出し、国内情勢を混乱させる事態を引き起こしたことから灰色の菩薩樹がテロリストとして認定、一斉捜査が開始される。 |
| 3月?日 | (宇宙)オーバーコートの旧式動力へのエネルギー供給効率の調査テストが行われる。実験に使われた三機の除草兵の内、オポッサムこそ問題無かったもののコロンビアはエネルギー供給過多によってオーバーヒートを起こしており、戳(チュオ)に至ってはオーバーヒートにより内部機構の大半が焼け付いた為解体処分となった。第三世代除草兵は小型FRHD動力炉を搭載したオポッサムのような例外を除き、小型核融合炉の出力に耐える設計になって居ないと分析され、第三世代除草兵にオーバーコートを装備させる場合はオーバーコートの出力にリミッターをかける必要があるとの結論に至った模様 |
| 3月25日 | (学園都市・日本)DC163部隊全員の意識が回復。尚、パイロット保護技術の向上もあって北極戦線の時よりも負傷自体は軽く、意識を保っていたパイロットも多かった模様。また、入院時の検査により藤蔓 葛の身体がより人間に近付いており、無性とされてきた身体の性別も女性と言える状態になっている事が判明。葛自身が伊佐木 社よりも女性的な外見に育ってる事もあり、それを知ったDC163部隊女性陣の中には、葛が誰かに恋してるのではと噂する者も居るのだとか |
| 4月1日 | (学園都市・日本)シリウスプロジェクト推進の影響を受け学園都市に新たに宇宙学専攻が設立される。新たな分野の開拓とそれに伴う人材育成のため、最新の施設と設備が導入される。 |
| 4月10日 | (世界)JAより2026年から2027年にかけてのA号コア活性化現象とアステロイドベルトの巨大衛星との関連性に関する研究結果が報告される。これを受けて国連総会にてアメノトリフネを旗艦とするアステロイドベルト調査・攻略艦隊の構想が提案される。 |
| 5月?日 | (世界)シリウスプロジェクト推進機関としてシリウス機関が発足される。 |
| 6月?日 | (日本)灰色の菩薩樹に関わった者全員が検挙され灰色の菩薩樹壊滅。 |
| 6月?日 | (学園都市・日本)「灰色の菩提樹」との戦闘で大破して修復不可能と判断されたベルゼブア・ステラの後継機【コメータ・ノーヴァ】がロールアウトされる。名前を含めて気に入ったソニア・スタートレイサーは、喜びの余りアリーゼ・ベルトーチカを抱き締めたとか |
| 6月?日 | (日本)民間人に超能力の発現が多数確認される。微弱であるが、体内にαクロロフィルの含有が確認されており、デザイナーズチャイルドの超能力と強度の差こそあれ同種のものであることが確認される。 |
| 7月?日 | (H.D・オーストラリア)ドランツェア・アートマン及びドランツェア・プロトタイプの修復が完了。ドランツェア・アートマンはアリーゼ・ベルトーチカの腹心(エク・モート)が、ドランツェア・プロトタイプはロスティ・レーンがそれぞれパイロットとなり、技術試験機として実戦にも投入される模様 |
| 7月?日 | (JA)国内で確認された超能力発現について、専門家会議は、F.V変種の無症状又は軽症状による感染が起こっていた可能性を指摘。F.V変種はイギリスの巨大A号で確認されたものであるが、神威型が媒介した事例がタール砂漠で確認されており、同様の事例が他でも起こり食物連鎖による生物濃縮を感が感染源となり、マヌによる強力な精神干渉波を生命の危機と捉え能力の発現に至った可能性が高いとしている。また、他国でも同様にF.V変種感染による多数の超能力発現素養保持者が存在する可能性を指摘している。 |
| 8月27日 | (日本)滅草隊解散。以降、防衛関連は自衛隊に引き継がれることとなる。また、除草兵並びにA号標的関連の部署はJA内で継続、自衛隊や学園都市、国内の関連企業と連携をとることとなる。その夜、DC163部隊の面々で部隊解散を記念しての飲み会が行われ、部隊として最後の交流が交わされることとなった。 |
| 9月1日 | (日本)岩槻 翔一、岩槻希、シリウス機関での地上勤務が決定する。また、伊佐木 社、藤蔓 葛に関しては勤務先が保留されることとなる。 |
| 9月1日 | (日本)伊佐木 社、藤蔓 葛、国連宇宙軍からアステロイドベルト調査・攻略作戦への協力を要請される。 |
| 10月6日 | (アメリカ・日本・月面コロニー)食性A号細胞の培養プラントが試験的に稼働開始。とはいってもA号を直接食べるわけではなく、この培養した細胞を他の食用植物に適した配分で移植することで成長を促進させるために用いる。既存のA号細胞では危険があるが、食性A号細胞は度重なる品種改良の結果、危険性は排除されている。品種改良中の実験ではジャガイモを対象に使用され、約一月で収穫可能になっている。(安全性に配慮した上の結果であるため現在はもっと早期に収穫が可能) |
| 10月15日 | (世界)H.D、オーストラリアはイギリスの提案により、共同でWSの内装、内部部品の石油代用品への切り替えを開始、これは宇宙探索において石油の調達が行えないことによるWS部品の補給不全を防ぐ為のもので、宇宙での生産が行える。食性A細胞を加工した特殊繊維を採用している。また、この部材は理論上食用可能。同時に液浸化コクピット内の高透明度誘磁性ダイラタンシー流体も飲用可能なものに改良されている。食性A細胞の開発者がWSを食べているという話から着想し開発が提案された。 |
| 10月15日 | (国連)第二世代型除草重兵【グローリーアーク】ロールアウト。国連宇宙軍に配備される。また、旗艦アメノトリフネとグローリーアークで構成された艦隊によるアステロイドベルト調査・攻略作戦開始が2028年の11月後半に決定する。 |
| 10月16日 | (学園都市)伊佐木 社、藤蔓 葛、アステロイドベルト調査・攻略作戦に参加することを決める。伊佐木 万梨阿は作戦参加に反対するものの社に説得され渋々参加を許すことになる。またその際、社と葛に必ず生きて帰ってくることを約束させる。 |
| 11月1日 | (日本)平賀 司、自衛隊から国連宇宙軍に派遣、アステロイドベルト調査・攻略作戦に参加することとなる。 |
| 11月8日 | (日本)スポーツブームが到来。アメリカの格闘技ブームの煽りを受けてのムーブメントである。サッカーワールドカップが開催されることもあり、サッカー界隈が大きな賑わいを見せている。 |
| 11月10日 | (月面・アポロンコロニー)ハヤブサ、パレスドラグーン、オーバーコートを搭載したアメノトリフネ、グローリーアークで構成されたアステロイドベルト調査・攻略艦隊が月面のアポロンコロニーに集結。アステロイドベルト調査・攻略作戦に参加するため、伊佐木 社、藤蔓 葛、ソニア・スタートレイサー、ロスティ・レーン、栗栖 紅、平賀 司がアポロンコロニーに到着する。また、ジンライ、ガオケレナ・ヴィシュヌ(グロリアスアーマー?装備)、コメータ・ノーヴァ、ドランツェア・プロトタイプ、タケミカヅチがアポロンコロニーに搬送、アメノトリフネに搭載されることとなる。 |
| 2029 | 1月?日 | (世界)世界各地に散らばっていた武装勢力や反政府組織の討伐が完了。その際、各国の軍隊が協力する事例が多かった事や、もし次弐世界大戦が勃発したら間違いなく人類が滅亡する事等から、軍隊自体を国連軍に一本化するという構想が出来上がり、国連を元に世界を一つの巨大な連邦国家にする案を唱える知識人も現れるようになった。また、アステロイドベルト攻略作戦の後詰め及び救援の備えとして護国直属やライカン部隊といった各国エリート部隊がアポロンコロニーにて待機する事となった |
| 1月3日 | (月面コロニー・アメリカ)食物性A号細胞によって成長を促進されたジャガイモを用いた料理が職員用食堂に追加される。一応試験的なものだが売れ行きはそこそこのようだ。尚その他の植物に関しては注入する細胞の配分が難しく、安定した収穫が成されていない。(どれも食べれはするが、個体によって栄養素バランスがめちゃくちゃだったり硬すぎだったり育成スピードがバラバラだったり問題がある。)ジャガイモが早期に成功したのは品種改良中のノウハウのおかげだと思われる。 |
| 1月20日 | (月面コロニー)仕事の一環として月面のアポロンコロニーに出張していた岩槻 翔一と岩槻希はアステロイドベルトへ出向していく調査艦隊を見送る。また、学園都市からも宇宙学専攻の学生が教師やシリウス機関職員に引率されアポロンコロニーに来ており、彼らも調査艦隊の出航を見送っていた。 |
| 1月20日 | (世界)調査の長期化及び更なる遠隔地への進出が必要な可能性を考慮し建造されていた移動拠点アトラスが完成。これを以て全戦力の配備が完了。アトラスと調査艦隊とのランデブーは火星軌道上で行うとし、作戦が開始される。 |
| 2月8日 | (火星)調査艦隊、火星圏に到達。火星軌道上でアトラスとアメノトリフネ、グローリーアークのランデヴーを開始、成功する。アメノトリフネ、グローリーアーク、アトラスの保守作業と各種チェック、地球圏への報告が完了次第、アステロイドベルトに向けて出発することとなる。アトラスで休憩中の藤蔓 葛は伊佐木 社に上位存在が自分を含めたA号標的を何のために生み出したのか、A号標的から独立しつつある自分は何なのかという疑問を零す。社は葛にアステロイドベルトに行けば分かるかもしれないということと葛が何なのか答えを出せるよう一緒に考えることを伝え葛を安心させた。 |
| 2月15日 | (火星)調査艦隊がアステロイドベルトに向けて出発、火星を後にする。 |
| 2月18日 | (月面コロニー)食物性A号細胞を用いたトマトの安定化に成功。収穫までの育成期間は23〜30日であるとされる。栄養価・育成期間共に安定しており問題ないのだが、食感だけが微妙に異なっておりちょっとモチっぽいとのこと。 |
| 3月1日 | (アステロイドベルト)艦隊は衛星型A号標的への接近に成功するも、衛星型巨大構造体を守るかのように無数の未確認機動兵器が出現。人類は全艦艇の一斉砲撃で侵攻ルートをこじ開け、ガオケレナ・ヴィシュヌとシャクティの2機で衛星型巨大構造体の中枢に侵入し、他の全機で2機の護衛と侵攻ルートの維持を行う策に出る |
| 3月20日 | (月面コロニー)月面第一コロニー「アポロンコロニー」の増築作業完了。収容人数が増えた他、コロニー内に各種施設や町3つ分の居住スペースが追加される。また、月面調査の結果、資源採掘に適した場所を発見したことで月面に二つ目のコロニー建設が計画される。 |
| 4月1日 | (日本)岩槻 翔一、岩槻希、日本に帰還。再度地上勤務に戻る。 |
| 5月10日 | (アステロイドベルト)アステロイドベルトに存在する衛星型巨大構造物を制圧し、藤蔓 葛によって中枢システムのハック・掌握に成功する。また衛星型巨大構造物の防衛機構も調査艦隊によって全て迎撃されたようだ。 |
| 5月15日 | (アステロイドベルト)突如衛星型巨大構造物が稼働、調査艦隊全艦が開いたワープゲートに飲み込まれる。 |
| 5月16日 | (???)無数の金属の様な質感の巨大な何かが浮かぶ宙域へと転送される。藤蔓 葛と伊佐木 社 ?が交信を試みるも圧倒的な情報量に耐えられず気絶。直後艦隊を取り込もうとする何かへの迎撃を試みるも高重力と空間変動によりまともに迎撃出来ず、各艦は大きな損傷を負う。直ぐ様撤退が決定され機動力の低いアトラスを放棄。アメノトリフネとグローリーアークは反転しワープゲートへ撤退。足止めの為コメータ・ノーヴァとドランツェア・プロトタイプが最後までワープゲート付近での足止めを敢行。最終的にアメノトリフネとグローリースター?の撤退を確認後アトラスの確率場干渉航法装置(シュレディンガー・ドライブ)を暴走させ向こう側のゲート型巨大構造物にダメージを与えることで追撃を阻止する。 |
| 5月20日 | (アステロイドベルト)アメノトリフネと半壊したグローリーアークが衛星型巨大構造物より帰還。直後構造物の転送面が乱れ機能が停止する。 |
| 6月?日 | (全世界)調査艦隊の持ち帰ったデータにより第六世代の開発及び艦の再建が急ピッチで進められる |
| 7月20日 | (学園都市・日本)量子型液体コンピュータの結晶化に成功。現在使用されているどのコンピュータよりも計算処理能力・速度が向上している他、機械に組み込ませることにも成功している。これを第六世代除草兵の制御システムや脳波循環金属粒子結晶構造体と組み合わせられないか学園都市内で検討されている。 |
| 7月30日 | (日本)国連宇宙軍が岩槻 翔一、岩槻希をスカウトしに彼らの自宅へ訪問する。しかし、岩槻希は前日に妊娠が発覚していたため、翔一氏によってスカウトを断られることとなった。 |
| 8月1日 | (日本)本日付で岩槻希はパイロットを引退。それにより卑弥呼(ヒミコ)は機体の寿命が近かった事もあり解体され、搭載されていたAI「ミア」は再利用の為に幾つかのプランが検討される事になる |
| 8月15日 | (日本)岩槻 翔一、平賀 司や秋原 弘文、伊佐木 社からパイロットを引退するよう説得される。特に平賀 司から強く説得された模様。 |
| 8月25日 | (日本)岩槻 翔一、平賀 司や秋原 弘文、伊佐木 社からの強い説得を受けたことや岩槻希ややがて生まれてくる子供と共に生きることを望んだことからパイロットを引退することを表明する。しかし、国連宇宙軍は岩槻希の引退や貴重な超能力持ちかつ優秀なパイロットと認識されていることもあり、諦められていない模様。 |
| 8月?日 | (国連)2030年をめどに未知の宙域への突入を目的とした『銀河中心殴り込み艦隊(仮)』設立が計画される。 |
| 9月1日 | (学園都市・日本)伊佐木 蓮と伊佐木 梢のクラスに蔵前 成哉という少年が編入し、梢に愛の告白をする。編入直後に梢に告白したことで学年全体で「編入初日で告白をかましたトンデモねー転校生」として噂と注目の的となる。なお、梢からは微妙に避けられているうえに蓮からは非常に警戒されている模様。 |
| 9月?日 | (世界)南米とアフリカでいくつかの国が経済成長を遂げるようになる。南米とアフリカから先進国入りする国々が生まれるのではないかという期待と共に国ごとに貧富の格差が大きくなっていくのではないかと不安に思う声が出てくる。 |
| 9月?日 | (月面)アトラスが再建造されグローリーアーク四隻と共に再度アステロイドベルトへ出航する。アステロイドベルトまでの長距離通信を行うために、長距離通信用中継型衛星を火星圏に設置することと衛星型巨大構造物の監視が目的のようだ。 |
| 10月?日 | (世界)調査艦隊の面々や交信を試みた伊佐木 社と藤蔓 葛の証言からワープゲートの向こう側の宙域に存在した、『無数の金属の様な質感の巨大な何か』がA号標的を送り込んだ上位存在なのではないかと推測される。 |
| 10月?日 | (学園都市・日本)伊佐木 社と藤蔓 葛が『無数の金属の様な質感の巨大な何か』との交信を試みた際、圧倒的な情報量に耐えられなかったことを聞いた学園都市上層部は、学園都市内の研究施設に加えH.D、オーストラリアの協力を取り付け、伊佐木 社のテレパス能力や藤蔓 葛の交信能力をサポートするための装備の研究開発を進める。 |
| 10月?日 | (火星)火星圏に長距離通信用中継型衛星が設置される。最初の任務を果たしたアトラス(グローリーアーク四隻とランデヴー済み)はアステロイドベルトに向かう。 |
| 11月?日 | (アステロイドベルト)アトラスがアステロイドベルトの衛星型巨大構造物に到着。監視任務を開始する。 |
| 12月1日 | (国連)アステロイドベルトから地球へ長距離通信による衛星型巨大構造物に関する報告が行われる。現在、衛星型巨大構造物に動きなしとのことだった。アトラスは引き続き、衛星型巨大構造物の監視任務に入る。また、監視任務に加え衛星型巨大構造物の調査・解析任務も追加されることとなる。 |
| 2030 | 1月1日 | (世界)世界各国の同意の元、国連宇宙軍及び世界各国の軍事組織全てを統合した地球唯一にして最強の軍事組織「地球軍」が設立される。尚、日本の護国直属を始めとした各国の特殊な組織も地球軍に組み込まれる事となり、その中でも護国直属やライカン部隊を始めとした精鋭部隊は部隊名としてその名を残す事となった |
| 1月?日 | (世界)艦船に積めるサイズの人工重力発生装置、着床出来ない無重力での出産用の人工子宮、対宇宙線用ナノマシン等、宇宙での生活に備えた新技術が次々と開発される |
| 1月10日 | (アステロイドベルト)月面基地で試作された新兵器、形相崩壊弾の試験が行われる。 |
| 1月10日 | (学園都市・日本・イギリス)日本とイギリス、学園都市の共同でC.F.D.TにH.I.Sとプラズマウイングシステムを追加したI.F.D.T【統合型力場伝送駆動】が発表される。 |
| 1月20日 | (月面コロニー)アステロイドベルトから衛星型巨大構造物を構成している物質のサンプルがアポロンコロニーに送られる。コロニー内の施設で物質のサンプルについて調べたが未知の物質以上の事は分からなかったという。後日、月面から学園都市に物質のサンプルを送り付け、学園都市内の研究施設で研究されることとなる。 |
| 1月20日 | (インド)【シャクティ・ヴェーダンタ】ロールアウト。なお、アリーゼ・ベルトーチカは予想外の進化を遂げた本機に困惑していた模様。 |
| 2月?日 | (アポロンコロニー)銀河殴り込み艦隊の旗艦として第二世代除草重兵【イザナミ】が建造される。進宙式には銀河殴り込み艦隊へ配属が決まっている軍人が参加し、その様子はテレビでも放送された。尚、進宙式に参加した中村 神楽がイザナミに語り掛けるかのように「お互い生き残っちゃったね。気が付けばこんなふうに出世までして……前の私達を知ってる人なんて殆ど残ってないけどさ、これからも頑張ろうね」と呟いてたという噂話が一部で流れたものの、どれだけ尾ヒレが付いたんだと一笑に付されていつの間にか忘れ去られた |
| 2月9日 | (学園都市・日本)岩槻 玲香、就職活動のため、学園都市の外に向かう機会が増える。その結果、岩槻一郎と岩槻アリシアは二人きりで過ごす時間が多くなる。父と母について岩槻 玲香曰く「何年たってもラブラブ」とのこと。 |
| 3月9日 | (日本)JAは、H.D(アリーゼ、マスク)とオーストラリア(ロスティ)の協力によりナノチップとナノメタルを組み合わせA号コア機能の部分的な再現に成功。これまでA号コア系技術を用いたWSの専売特許だった重力制御、質量操作を通常動力型WSへの採用の道を拓いた。 |
| 3月12日 | (月面)月面第二コロニー「コペルニクス」完成。4月よりコロニーを稼働し、資源採掘を行う予定とのことだ。 |
| 4月?日 | (月面)月面第二コロニー「コペルニクス」稼働開始。レゴリスやヘリウム3、アルミニウムやチタン等の資源採掘が開始される。 |
| 4月?日 | (日本)岩槻希と岩槻 翔一の実子が誕生。男の子で岩槻一希と名付けられる。出産中、翔一はずっと希の事を心配しておろおろしており、無事に子供が誕生したときは誰よりも安堵していたとの事。また岩槻一家と嘉村両親も付き添っていた。 |
| 4月16日 | (日本)アステロイドベルトから持ち込まれたサンプルが、空間へ干渉可能なエネルギーの結晶なのではないかとの研究結果が出される。 |
| 5月25日 | (国連)世界初の第六世代除草兵【エゴリウス】ロールアウト。銀河殴り込み艦隊と地球軍の一部精鋭に配備されることとなる。またアキシオンキャノンの使用については制限がかけられ、許可が必要となる。 |
| 5月26日 | (国連)一部のエースパイロット用に各種ヴォイドやブレードユニット、硬化ナノメタル配合レーザーヒートハンドといったエゴリウスのカスタム装備が用意される。また、伊佐木 社や中村 神楽等、一部のパイロットは本人との相性やAI自体の戦闘経験から以前使っていた機体のAIを搭載する事になった |
| 6月?日 | (国連)ウロボロス計画において殴り込み艦隊が敗北したときに備え第六世代の超能力増幅装置の搭載及び空間把握能力の強化とそれに伴う演算能力の上昇を最大限に活かすため、人機融合による思考操作に加え、搭乗者へみ搭乗時に限り空間認識能力及び超能力の疑似的な付与又は増幅を目的とした新型インターフェース及び機体制御システムの開発が始まる。ライカン計画、テトラルキア計画、U.O計画、無人艦隊計画、デザイナーズチャイルド研究の第一人者が招聘され研究開発が進められる |
| 7月?日 | (日本)伊佐木 社搭乗予定のエゴリウスが改造され、脳波循環金属粒子結晶構造体と量子型液体コンピュータ結晶化技術を組み合わせた「思考演算処理補助システム」が搭載された第六世代除草兵【イザナギ弐型】がロールアウトする。 |
| 7月20日 | (月面)アトラスに次ぐ第二の移動拠点ポラリスが完成する。 |
| 8月?日 | (アステロイドベルト)衛星型巨大構造物のワープゲートの再起動及び制御に成功。再び「無数の金属の様な質感の巨大なな何か」がいる宙域へのワープが可能となる。 |
| 8月14日 | (地球圏)ウロボロス計画の技術利用により、AIでの観測代用技術が開発され地球圏での大規模転移交通網の整備が計画される。 |
| 8月?日 | (国連)ウロボロス計画において人機合一型拡張機構、縮退剣の開発に成功。 |
| 8月?日 | (世界)アリーゼ・ベルトーチカ、周囲の反対を押し切り銀河殴り込み艦隊による未知の宙域攻略に参加する。また、マスク氏も攻略作戦に参加する模様。それを聞いた伊佐木 社やソニア・スタートレイサーは呆れかえっていたとの事。 |
| 9月1日 | (日本)伊佐木 社、藤蔓 葛、秋原 弘文、平賀 司、栗栖 紅、家族や友人たちに見送られながら未知の宙域攻略作戦参加のために月面コロニーへ向かう。岩槻 翔?一と岩槻希も彼らの生還を信じて見送ったという。同日、国連により銀河殴り込み艦隊による未知の宙域攻略作戦が発動される。 |
| 9月10日 | (月面)月面に銀河殴り込み艦隊による未知の宙域攻略作戦参加のためにエースや軍人、様々な人員が集結する。 |
| 9月20日 | (月面)イザナミ、アメノトリフネ、グローリーアーク100隻を搭載したポラリスは月面からアステロイドベルトへ移動開始。 |
| 9月29日 | (世界)銀河殴り込み艦隊出発の前日、機体の最終確認中のエゴリウス中村 神楽機とイザナミに搭載されたAI「ミア」、そしてAI間大規模統合戦術クラウドネットワークシステムの間で幾つかのテキストデータによるやり取りがあった、その報告を受けた、かつてディプロートに搭載されていたAI「エレクトラ」をコアにAI間大規模統合戦術クラウドネットワークシステムを創り上げた老技術者は穏やかに微笑むと「そのままにしておきなさい」とだけ告げ、数日後、眠るように息を引き取ったという |
| 9月30日 | (アステロイドベルト)衛星型巨大構造物のワープゲートを再起動し、銀河殴り込み艦隊、再度未知の宙域へ向かう。 |
| 10月2日 | (未知の宙域)銀河殴り込み艦隊、未知の宙域に到着すると同時に「無数の金属の様な質感の巨大な何か」と接敵、戦闘が開始される。同時に伊佐木 社が搭乗するイザナギ弐型が巨大な何かに対しテレパス能力による交信を試みる。最終的には「無数の金属の様な質感の巨大な何か」の撃破に成功、また、伊佐木 社によって巨大な何かの母星と思われる惑星の座標を入手した他、そこにケイ素生命体が存在するなど様々な情報を獲得するに至る。この時、伊佐木 社は巨大な何かから資源を求める思念を感じ取っている。その後、銀河殴り込み艦隊は巨大な何かの母星へ進軍する。 |
| 11月1日 | (アステロイドベルト)アステロイドベルトにて重力異常が発生、殴り込み艦隊との通信が取れなくなる |
| 11月3日 | (未知の宙域)銀河殴り込み艦隊は戦闘を繰り返しながらケイ素生命体が存在する惑星を目指す。一方で伊佐木 社のテレパス能力で巨大な何かから読み取った情報をもとにケイ素生命体に関する情報を研究を行う。現状ではケイ素生命体がA号標的の上位存在に当たる知的生命体であること、何らかの理由で資源を求めている事等が推測されている。銀河殴り込み艦隊はケイ素生命体との対話の可能性について考慮し始める。 |
| 11月5日 | (アステロイドベルト)衛星型巨大構造物が多数出現、各々がリンクし巨大なゲートが開き巨大なケイ素生命体と思われるものが出現。アステロイドベルトに設置されていた衛星群が飲み込まれ次いで火星が取り込まれる。 |
| 11月20日 | (火星→地球間)火星を取り込んだケイ素生命体が地球への移動を開始、地球への到達は12月中と予想。殴り込み艦隊との連絡は回復せず国連軍は艦隊は全滅したものと想定。月軌道に全軌道基地を集中地球圏の残存戦力がかき集められる。ニューフロリダプラットフォームや月面アポロン基地からも砲撃準備が進められ防衛ラインの構築が急がれる。 |
| 11月30日 | (未知の宙域)銀河殴り込み艦隊、巨大な何かから読み取った座標に到達。ケイ素生命体の存在する惑星を発見する。 |
| 12月10日 | (月軌道)月軌道の防衛ラインの構築が完了。最新鋭機であるエゴリウスは大半が殴り込み艦隊へ配備されており、外付けで反物質砲を装備したハヤブサが主力として配備された。 |
| 12月10日 | (未知の宙域)ケイ素生命体から攻撃を仕掛けられ、戦闘が開始される。伊佐木 社がテレパス能力でケイ素生命体との交信を試みる中、ケイ素生命体が人類を知的生命体と認識していないことが判明する。 |
| 12月13日 | (月軌道)ケイ素生命体と思われるものの先鋒が防衛ラインへ到達、戦闘が開始される。当初はアポロンやニューフロリダプラットフォームからの超長距離砲撃による援護もあり第一波を何とか凌ぐものの損害は深いものとなった。 |
| 12月14日 | (日本)もろもろの手続きを済ませ、岩槻 翔一、除草兵パイロットとして一時復帰、地球圏最終防衛ラインに配置される。岩槻希も一時復帰を望んだが翔一や両親に「子供には親が必要だ」と説得され諦めることとなる。代わりに必ず生きて帰ってくることを翔一と約束する |
| 12月14日 | (未知の宙域)ケイ素生命体が藤蔓 葛やシャクティ・ヴェーダンタの存在を感知し、葛とシャクティ・ヴェーダンタに干渉する。その結果、藤蔓 葛は行動不能となり、シャクティ・ヴェーダンタも機能停止することとなる。この時、藤蔓 葛とシャクティ・ヴェーダンタに搭乗するアリーゼ・ベルトーチカを退避させるためにグローリーアーク1隻とエゴリウス複数機が奮闘する。彼らの奮闘の結果、無事にポラリスまで葛とアリーゼを退避させることに成功。アリーゼは無事であったが、葛は意識不明のままとなる |
| 12月15日 | (月軌道)ケイ素生命体と思われるものの本隊が地球圏に到達。物量に耐えきれず各所で防衛ラインが突破され始める |
| 12月15日 | (地球圏防衛最終ライン)急ピッチで製造されたエゴリウスが地球圏防衛最終ラインに配備される。また、パイロットとして一時復帰した岩槻 翔一氏はブレードユニット(強結合プラズマ相転移結晶刀4本、ホロニックブレード4本を搭載)とホロニックブレード2本を追加装備したエゴリウスに搭乗することとなる。 |
| 12月18日 | (地球圏防衛最終ライン)複数の防衛ラインを突破してきたケイ素生命体の一部が最終防衛ラインに近づくもエゴリウス部隊によって撃破される。この時、エゴリウスの超能力増幅装置により超能力が強化された岩槻 翔一氏が活躍したとされる。 |
| 12月18日 | (地球圏最終防衛ライン)ケイ素生命体の一部を撃破した岩槻 翔一、エゴリウスから最終防衛ラインに配備されたウロボロスへ機種変更を打診される。機械に取り込まれる可能性を説明されながらも地球にいる妻である岩槻希、希との間に生まれた岩槻 一希?をはじめとした自身の家族を守るために、そして銀河殴り込み艦隊として参加した友人や仲間の帰還を信じてウロボロスに搭乗することを決意する。 |
| 12月19日 | (地球圏最終防衛ライン)地球圏防衛最終ラインにケイ素生命体の本隊が到達する。エゴリウス部隊や岩槻 翔一が搭乗するウロボロスが迎撃に当たり、ニューフロリダプラットフォームや月面アポロン基地からの支援攻撃が開始される。 |
| 12月20日 | (未知の宙域)ケイ素生命体との激戦が続き、徐々に戦力が削られていく銀河殴り込み艦隊。この日までにすでにグローリーアークが50隻も撃沈され、パイロットをはじめとした人員も戦いの中で戦死していく。戦いに決着をつけるべく、伊佐木 社、秋原 弘文、平賀 司、ソニア・スタートレイサー、栗栖 紅、中村 神楽を乗せたイザナミをケイ素生命体の惑星に突撃させることが決定される。また、ソニアからアリーゼ・ベルトーチカにアメノトリフネ艦長の役割が引き継がれることとなる。 |
| 12月20日 | (地球圏最終防衛ライン)地球、月面アポロンコロニーの双方からパレスドラグーン、オーバーコートを装備したハヤブサ部隊、追加製造・派遣されたエゴリウス部隊、200を超える多数のグローリーアークが遅れて地球圏最終防衛ラインに到着、地球防衛戦に参加する。これで完全に地球の最大戦力が集まることとなり防衛戦に失敗すれば人類滅亡が確定する状況となる。しかし、現場の兵士たちや作戦指揮を執る高官たちの士気は高く、諦める者は誰一人としていなかったという。 |
| 12月21日 | (地球圏最終防衛ライン)最終防衛ラインでの戦闘が激化、アポロン基地やニューフロリダプラットフォームへも攻撃が到達するようになり消耗が激しさを増す。また、ケイ素生命体側から謎の思念波のようなものが放射されるのが度々確認されるが地球圏側で読み解く術は無く人類が生き残る為の戦いが続く。 |
| 12月21日 | (未知の宙域)アメノトリフネ、グローリーアーク艦隊、ポラリスが宇宙にいるケイ素生命体を引き付けるべく囮になる。その間にイザナミはケイ素生命体のいる惑星へ突入する。激戦の中でグローリーアーク艦隊がその数を減らし、アメノトリフネ、ポラリスも損傷を免れなくなっていく。 |
| 12月21日 | (地球圏最終防衛ライン)ケイ素生命体群本体の中核を成す超大型個体が強引に最終防衛ラインを突破し地球衛星軌道上へ進出。降下を阻止するため翔一はウロボロスのリミッター解除を決断する |
| 12月21日 | (学園都市・日本)避難していた伊佐木 蓮、伊佐木 梢、蔵前 成哉がケイ素生命体の思念波を受け、共鳴現象を起こす。不安を覚える伊佐木 万梨阿と蔵前夫婦であったが、梢から零れた「分かってよ……」という独り言に疑問を覚える。 |
| 12月21日 | (地球圏最終防衛ライン)リミッターを解除したウロボロスは超大型個体に追いつき激戦を繰り広げる。最終防衛ラインでは徐々に追い詰められていきながらも多くの者たちが奮戦、激闘を繰り広げる。また防衛ラインを突破させないために自爆を敢行する者まで現れ始める。ニューフロリダプラットホーム?から支援法撃が止むことはなく、砲身が焼け落ちればすぐさま工兵や整備兵が駆り出され修理が行われることとなる始末であった。 |
| 12月21日 | (ケイ素生命体の惑星・未知の宙域)ケイ素生命体のいる惑星に突入した伊佐木 社はケイ素生命体と対話を試みる。その間、イザナミ、ソニア・スタートレイサー、栗栖 紅、秋原 弘文、平賀 司、中村 神楽は社の防衛を行い激戦を繰り広げる。対話の果てにケイ素生命体に人類という知的生命体の存在を認知させ、同時にこれまでA号標的という存在と戦いを繰り広げてきたこととその歴史の一部、A号標的のボスがケイ素生命体ではないかと人類が考えている事を伝えることに成功する。そのことを知ったケイ素生命体は銀河殴り込み艦隊への攻撃を止める。攻撃が止まったことを受け、銀河殴り込み艦隊も戦闘を中止していく。ポラリスとアメノトリフネは中破、グローリーアーク艦隊は残り8隻、ケイ素生命体の惑星へ突入したイザナミは大破という状態であったものの全滅を免れることとなった。また、ケイ素生命体は社ひいては人類との対話の継続を求めたという。 |
| 12月21日 | (地球)超大型個体の降下阻止の為自身の全力を奮うウロボロスは、何時の間にか眼前の超大型個体が静止している事を確認する。そして、それが自身に何かの思念波を中継してきている事に気が付く。それは、遠く旅立った友軍(殴り込み艦隊)のものであり、ウロボロスは何故か懐かしさを感じたものの作戦が達成された事実をただ認識する。基地への帰投を行おうとするウロボロスに対しまた別の思念波が伝達される。それは、彼の無事を願う希と一希(彼の愛する妻と子供)で守ると誓った自身の願いを思い出した時、ウロボロスは翔一へと戻っていた。その変化を見届けた超大型個体は、ゆっくりと地球衛星軌道上から離脱。残存したケイ素生命体もそれに続き、ケイ素生命体は地球圏から離脱していった。 |
| 12月21日 | (地球圏最終防衛ライン)ケイ素生命体が地球から離脱していく様子を確認。月面で作戦指揮を執っていた月面アポロンコロニー司令官は地球防衛戦の終了と成功を告げる。多くの者たちは歓喜するよりも前に困惑の感情を強く覚え、ケイ素生命体の離脱をただ見届けるのみであったという。ケイ素生命体の離脱確認後、ウロボロスは地球、日本の学園都市に降下する。 |
| 12月21日 | (学園都市・日本)ウロボロス、日本の学園都市に降下する。降下した地点は岩槻 翔一の家族が避難していた建造物(学園都市高等部)のグラウンドであった。岩槻希や岩槻 一希?、翔一と希の家族の無事を確認したウロボロスは機能を停止し、コクピットブロックを排出する。コクピットブロックから出た翔一は希と一希の元へ帰還し、希も泣きながら笑顔で迎え入れたという。 |
| 12月21日 | (ケイ素生命体の惑星・未知の宙域)珪素生命体の攻撃が停止していくのを確認したアリーゼ・ベルトーチカは、最終防衛ラインとしてアメノトリフネの直掩を任されていたライカン部隊を突入部隊の救出へと向かわせる。ライカン部隊は疲労や機体のダメージを物ともせずに急行し、突入部隊の除草兵全てを救助してイザナミへ収容、そのまま撤退するイザナミの護衛を努めた。ライカン部隊の救助が迅速だった上に救助の指示も早かった事もありパイロット全員が生存、機体がエアー漏れを起こしていた秋原 弘文も後遺症は見られなかった |
| 12月21日 | (未知の宙域)戦闘が終了し、イザナミに収容された機体からパイロットの救出作業が行われた。整備士に言われて漸く自機がエアー漏れしていた事に気付いて愕然としたまま医務室に搬送される宏文、機能停止して暗闇と化したコクピットから助け出された事で泣き出してソニアに介抱されても泣き止まない紅、推機関が駄目になったた機体から降りて冷静になり「自分と宏文と紅が戦力外と化して尚、四肢が全損しても残存する射撃武装とヴォイドだけで社を守り抜いたソニアと、唯一残った両腕のレーザーヒートハンドだけで最後まで前衛を努めた神楽」を思い返して呆然とする司、ソニア共々ギリギリ戦える状態だったので部隊を代表して通信でライカン部隊に感謝を伝える神楽、そして社は、その様子を見て微笑むとゆっくりと機体から降りたのだった |
| 12月22日 | (未知の宙域)銀河殴り込み艦隊はケイ素生命体との対話を継続することを決定する。また、ケイ素生命体との対話を報告するべく、アメノトリフネとグローリーアーク4隻がケイ素生命体と共に地球へ向かうこととなる。また、政治的な影響力の強いアリーゼ・ベルトーチカが正式にアメノトリフネの艦長に就任することとなり、一足先に地球に帰還することが決定する。また人類の言葉を知らないケイ素生命体は藤蔓 葛を操ることで人類とのコミュニケーションをとることを選択する。そのため、藤蔓 葛も地球へ帰還することとなる。この事に伊佐木 社は不満を覚え、早く人類の言葉を理解するようケイ素生命体に求め、彼らも努力することを社に伝えたという。 |
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